6/3〜6/9のSANFRECCE Diary


<07.6.9> 昨日サンフレッチェは練習試合を2試合行い、吉備国際大と対戦したサテライトは5-0で、愛媛FCと対戦したトップは3-1でそれぞれ勝ちました。
 まず10時45分からのサテライトのメンバーは、GK:木寺(→河野45分)、DF:中尾、吉弘、槙野(→篠原45分)、MF:橋内、遊佐、入船、高萩、内田(→横竹66分)、FW:横竹(→中野45分)、趙。(篠原、内田、横竹、中野はユース所属。)得点は横竹が32分に趙のシュートのこぼれ球を押し込み、56分に内田が30mものロングシュートを決めました。また72分には入船のクロスを横竹が、その6分後には同じく入船のクロスを今度は中野が頭で決めています。そして最後は82分、横竹がハットトリックとなる5点目を決めて、全てユースの選手が得点しました。広島アスリート記者のJackyさんのブログAnother HAによると、スコア的には快勝だったものの、終始押し気味の内容だったわりにはミスが多く、また全体的に身体も重かったようだった、とのこと。中盤を支配すべく走り回っていた高萩も「全然ダメでした。ミスも多いし、球際にもしっかりいけてないし」と反省しきりだったそうです。また携帯サイトのレポートによると、前半45分は最悪に近い内容だったそうで、個人としてのチャレンジが見られたのは橋内ぐらいのものだったそうです。しかし後半に入り、入船が高いポジションを取ってそこにボールを集めるようになると広島のサッカーが生まれ変わった、とのこと。高萩が起点となって何度もチャンスを量産したそうで、ユース組の活躍とともになかなか面白い後半だった、とのことです。まだまだミスが多いことからトップに絡んでくる選手は「高萩、槙野、吉弘以外には」いないだろう、とのことですが、それにしても選手個々は徐々に成長しつつあるようです。
 一方、今週はJ2の試合がお休みの愛媛FCを迎えて13時から行った2試合目は、足に張りを感じていたウェズレイと風邪の森崎和、代表で疲れのたまっている駒野と柏木を休ませ、GK:下田、DF:高柳(→内田75分)、戸田、盛田、MF:李(→篠原82分)、青山、服部、桑田(→槙野54分)、森崎浩、FW:佐藤寿、平繁(→中野69分)、と言うメンバーでした。詳しくはこちらもAnother HAのレポートを見て頂けると良いのですが、試合は序盤から完全な広島ペースで、愛媛担当記者が「全然相手になっていない」と嘆くほどだったとのこと。先制点は5分で、相手のパスミスを奪った佐藤寿がクロスを入れ、中央で待ちかまえていた平繁がきっちりと決めました。また2点目は15分で、佐藤寿からのパスを青山がワンタッチで桑田へ。これが見事に通って2点目をゲットしました。しかし24分に単純な縦パスから田中にDFラインの裏に抜け出され、高柳が倒して与えたPKを田中自身に決められて1点差になると、その後はミスが増えて愛媛に押し返されたそうです。しかし前半終了間際に佐藤寿の折り返しを森崎浩が決めて突き放しました。後半はAnother HAでは「疲れが出たのか身体が重そうだった」とのことですが、携帯サイトによると「ほぼ一方的な展開。内容だけで言えば、前半よりもいい感じ」だったそうです。ラストパスやシュートの精度の問題でネットを揺らすことこそできませんでしたが、手応えを感じることのできる試合だったとのことです。
 ところでこの日、先発で右ストッパーに入ったのは高柳。今後代表招集や怪我、出場停止などで選手が欠ける事態に備えての事だった模様で、「MFとDFのボールの奪い方の違いに戸惑いながらも、ほぼ安定したプレーを見せた」そうです。また右WBに入った李も良いプレーを見せていたようで(とは言え、ペトロヴィッチ監督は「彼が継続していいプレーを続けられるようになるにはまだ時間がかかる」と言っていますが)、他のチームに比べて1週間遅れとなる来週のリーグ再開に向けて、そして7月のナビスコ杯準々決勝に向けて、準備は着々と進んでいると言って良いのではないでしょうか。
<07.6.8> 第17節神戸戦のアウェイ応援バスツアーの案内が、オフィシャルホームページに出ています。日程は6/23(土)の11時45分に広島西飛行場、12時15分に広島駅新幹線口に集合し、午後7時からの神戸戦を応援。試合終了後にスタジアムを出発して、深夜2時に広島駅、2時半に広島西飛行場に戻ってくる、と言うスケジュールです。料金は、貸し切りバス代、チケット代、旅行保険代金を含んで大人7,500円、小中学生6,000円。サンフレッチェクラブ会員はそれぞれ2,000円引きとなります。募集期間は明日から6/17(日)まで。お申し込み、お問い合わせはデオデオ旅行社「サンフレッチェ広島アウェイ・ヴィッセル神戸戦バスツアー」係(tel. 082-240-3447、受付は10時〜19時)へどうぞ。
 また、同様のツアーはサポーターグループのURSUSも企画しています。こちらは朝の7時半に広島西飛行場、8時に広島駅新幹線口を出発して、昼過ぎに神戸について試合まで観光を楽しむ、と言うスケジュール。戻ってくる時刻はオフィシャルと同じで、参加費用はチケット別で社会人5,000円、大学生4,500円、高校生以下4,000円となっています。詳しくはURUSUS2002.netをご覧ください。
 一方、関東のサポーターは6/30のアウェイ新潟戦の応援ツアーを企画しています。こちらは行きはバス、帰りは新幹線利用のツアーで、夜の10時28分には東京駅に戻ってきます。料金はチケット代別で大人13,600円、小人10,200円。JRとの関係で締め切りの6/15(金)までに15名以上集まらないとプランの変更を余儀なくされるそうですので、行きたい方はお早めに。詳しい内容とお申し込み、お問い合わせはSANFRECCE Supporter's Blogからどうぞ。
<07.6.7> 書くのを忘れていたのですが、ウクライナで行われるバニコフ国際ユース大会2007に参加するU-16日本代表に、サンフレッチェユースの森保翔平選手(森保一氏の長男)が選ばれています。今回遠征に参加している選手は次の17人。
【GK】嘉味田(神戸ユース)、金谷(G大阪ユース)
【DF】角田(FC東京U-18)、岡(横浜FMユース)、千葉(仙台ユース)、
    中村(千葉ユース)、岩本(大分U-18)、森保(広島ユース)
【MF】酒井(新潟ユース)、菊地(湘南ユース)、井上(京都U-18)、
    中田(横浜FMユース)、扇原(C大阪U-18)
【FW】原口(浦和ユース)、古田(札幌ユース)、牛奥(甲府ユース)、
    木村(神戸ユース)
 当初招集されていた選手の中からGK大森(広島ユース)とMF葛城(青森山田高)が怪我のため辞退。金谷と寺岡(神戸ユース)が代わりに招集されましたが、寺岡も怪我のため途中離脱しています。大会は明日からで、金曜日にウクライナ、土曜日にセルビア、月曜日にアメリカと対戦し、火曜日の順位決定戦を戦って帰国することになります。
<07.6.6> 昨日キリンカップの日本対コロンビアが行われ、0-0で引き分けて日本が3年ぶりに優勝を飾りました。この日のオシム監督は「欧州組」全員を先発起用して、GK:川口、DF:駒野、中田(→今野45分)、中澤、阿部、MF:遠藤(→巻80分)、中村俊(→藤本88分)、鈴木、中村憲、稲本(→羽生45分)、FW:高原(→播戸89分)、と言うメンバーでした。私はあまりちゃんと見ていなかったのですが、前半はコロンビアにボールを回されなかなかボールが取れなかったようです。攻めの点でもスペースへの走り込みが少なく足元へのパスが多くなり、なかなか相手の守備を崩すことができませんでした。またミスからボールを奪われてオシム監督も頭を抱えるシーンもありました。シュートチャンスはあったものの崩した、と言えるシーンはほとんどなく、やや苦しい展開の前半だったと思います。しかし後半、羽生と今野を投入したことによりチームは蘇ります。羽生はピッチ全面を動いてボールを追い回し、また相手DFラインの裏に飛び出すなど攻撃にダイナミズムを与えます。一方今野もしっかりとした守備から機を見た攻め上がりで、チームを活性化させます。決定機でのシュートの精度がなく得点は奪えませんでしたが、逆に相手にチャンスを与えることはほとんどなく、収穫の多い後半の戦いでした。
 サンフレッチェの選手ですが、佐藤寿は出場機会がなかった一方で駒野は先発フル出場しました。昨日は相手に押し込まれるシーンが多かったと言うことであまり見せ場は多くなかったのですが、それでも何度も右サイドの深い位置に侵入してチャンスに絡みました。逆に守備面では相手の左サイドに押し込まれるシーンが多かったのですが、重心の低いディフェンスでしっかりと対応していたと思います。モンテネグロ戦のような派手な活躍こそ無かったものの、オシム監督の起用に答えるプレーだったと言えるのではないでしょうか。
<07.6.6> 一昨日行われたトゥーロン国際の第3戦でU-21コートジボアール代表と対戦したU-20日本代表は0-1で敗れ、準決勝進出を逃しました。この日の日本のメンバーは、GK:林、DF:安田、福元、槙野、内田、MF:梅崎、青山(→香川64分)、柏木、田中(→ハーフナー73分)、FW:河原(→青木63分)、森島。引き分けでも準決勝進出の可能性の高い日本はやや慎重な戦い方を選択した模様で、前半は内容もあまり良くなかったようです。サイドを使って攻めろ、と指示された後半は、吉田監督によると「タイトにチェックすることが多くセカンドボールを拾えなかった。蹴られて間延びして、最終的に我慢できなかった」と言うことだったそうで、残念な敗戦となってしまいました。ただ今大会は、あくまでU-20W杯に向けての準備が優先。ここで1年上の年代の相手と対戦し、多くのメンバーを起用するなどして経験を積んだことはきっと今後に生きるはずです。このチームでずっと主力だった柏木と槙野はもちろん平繁もまずまずのプレーを見せた、と言うことらしいので、3人ともカナダ行きの切符を与えられるのは間違いないのではないでしょうか。
<07.6.5> 日本サッカー協会は昨日U-18代表候補合宿のメンバーを発表しましたが、今回は広島からは誰も選ばれませんでした。
【GK】松本(順天堂大)、権田(FC東京)、大谷(浦和ユース)、木下(G大阪ユース)
【DF】吉田、樋口(川崎FU-18)、堀田(柏U-18)、須崎(磐田ユース)、
    大野(新潟ユース)、雨森(京都U-18)、山村(国見高)、林(大分U-18)
【MF】加藤、渡部雄(市船橋高)、渡部大(大宮ユース)、井上翔(東福岡高)、
    井上裕(大分U-18)、東矢(国見高)、山本(磐田ユース)、石神(藤枝東高)
【FW】清水(東海大五高)、上谷(神戸ユース)、丸谷(境高)、白石(国見高)、
    渡辺(大宮ユース)、押谷(磐田ユース)
 5月にドイツ遠征に行ったメンバーで残っているのは権田、山村、林、渡部雄、渡部大、井上裕、丸谷の7人。大谷、堀田、山本は1月のオーストラリア遠征のメンバーでしたが、その他はほとんどが新たに招集された選手ではないかと思います。この年代別代表には、これまで広島ユースからは兼田、内田、佐藤、横竹、中野が選ばれたことがありますが、今のところはレギュラーを取るには至っていない、と言うところかも。ただこのチームが固まるまではまだまだ時間がかかりそうですし、可能性のある選手達はまずは自分のチームでレベルアップすること、特にトップ昇格を勝ち取ることが先決なのではないかと思われます。
<07.6.4> 昨日サンフレッチェは、吉田サッカー公園で福岡のサテライトとトレーニングマッチを行い、前半18分にウェズレイがPKで先制したものの、後半5分と14分のハファエルの2ゴールで逆転を許し1-2で敗れました。。サンフレッチェのメンバーは、GK:下田(→木寺45分)、DF:森崎和(→橋内45分)、戸田、盛田、MF:李、青山、服部、高萩、森崎浩、FW:ウェズレイ、桑田。フル代表に佐藤寿と駒野、U-20代表に柏木、槙野、平繁を招集されている中で行われたこのゲームは、言わばナビスコ杯準々決勝のシミュレーション。上野、前田の移籍で駒不足となったFWに誰を起用するかが最大のポイントとなるわけですが、昨日はここに入った桑田が「存在感を見せた」(中国新聞)のだそうです。身体を張ったボールキープなどで「持ち味である味方の攻撃を引き出す動きができていた」とのことで、後半29分にはループシュートをバーに当てたり、後半39分にはペナルティエリア内から高萩に決定的なパスを出すなどチャンスに絡みました。決定機に決め切れなかったことが敗戦の原因ともなったわけですが、そこは今後の成長を待つしかないでしょう。久々に攻撃的MFの位置に入ってまずまずのプレーをした(らしい?)高萩とともに、ナビスコ杯勝ち抜きのためのポイントになりそうです。なお、試合全体は厳しい練習が続いていたためか動きが重かった、とのこと。またチャンスを作りながらも決め切れずにズルズルと行ってしまったと言うパターンは、まるで横浜FC戦のようだったそうです。練習試合は負けても何の問題もないとは言うものの、少々残念な結果だったと言えるのではないでしょうか。
<07.6.3> 昨日トゥーロン国際の第2戦が行われ、U-20日本代表はU-21フランス代表に1-5で敗れました。「組み合わせを試す」と吉田監督が明言した通り、この日のメンバーはドイツ戦に出場しなかった選手が中心で、GK:武田、DF:槙野(→内田64分)、福元、柳川、太田、MF:藤田、森重、香川、平繁(→河原72分)、FW:青木(→梅崎67分)、ハーフナー、と言うメンバーでした。試合は18分に先制点を許したものの44分(40分ハーフなので後半4分)にハーフナーのゴールで追いつきました。しかし後半17分に勝ち越しを許すと、その後失点を繰り返して大敗となってしまいました。これでフランスは2連勝で準決勝進出が決定。日本が勝ち点3で追い、ドイツとコートジボアールが勝ち点1となっています。次の試合で日本が勝てばグループリーグ突破が決まり、引き分ければフランス対ドイツの結果次第、と言うことになります。
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