8/12〜8/18のSANFRECCE Diary


<07.8.18> 中国新聞と携帯サイトの情報によると、出場停止の柏木に代わって起用されそうなのは桑田。ナビスコ杯の鹿島戦で見せてくれたようなアグレッシブなプレーで、チームを活性化させて欲しいと思います。また昨日Jリーグへの登録を完了したストヤノフは、少なくともベンチ入りはさせるようで、コンディション次第ではいきなり先発と言う可能性もありそうです。一方ウェズレイは鹿島戦で痛めた足首の状態が悪いらしく、出場はやや微妙だとのこと。いずれにしろ先発の11人だけでなく、ベンチの選手も含めた総力戦で戦うことになりそうです。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後6時キックオフ。試合前イベントとしてU-10とU-11による「サンフレッチェカップ」が午後1時から補助競技場で、4種による「フォリアチャレンジ」が4時からビッグアーチで行われます。選手サイン会は5時20分からメイン側3Fコンコースで、3時半から500名様に抽選券を配付します。またメイン側のおまつり広場では「キックターゲット&キックスピード」「フェイスペイント」「夏ダッシュワゴンセール」「広島信用金庫ブース」等のイベントが行われますのでご参加下さい。先着プレゼントは良和ハウス提供のうちわを1,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定のプレミアム選手カードプレゼントは木寺選手です。場内販売の限定メニューとしては、大分から点を取ると言う意味を込めて大分名物の「とり天」を限定300食販売します。更にメインとバックの総合案内所で新潟県中越沖地震の義援金も集めていますので、ぜひご協力下さい。
 テレビ中継はスカパーで生放送があります。私もブログで速報しますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、そちらをチェックして下さい。
<07.8.18> 日本サッカー協会は昨日五輪最終予選のベトナム戦に臨むU-22日本代表を発表し、広島からは青山敏、柏木が選ばれました。
【GK】林(流経大)、松井(磐田)、山本海(清水)
【DF】伊野波(FC東京)、水本(千葉)、細貝(浦和)、
    青山直(清水)、安田(G大阪)、内田(鹿島)
【MF】本田拓(法政大)、水野(千葉)、梶山(FC東京)、
    青山敏、柏木(広島)、家長(G大阪)、本田圭(名古屋)
【FW】平山(FC東京)、李(柏)、岡崎(清水)
 2次予選のシリア戦のメンバーから西川(大分)、菅沼(柏)、増田(鹿島)、上田、カレン(磐田)が外れ、2次予選マレーシア戦のメンバーの中からは山本海、松井、細貝、本田拓、岡崎が残りました。またU-20代表から林、安田、内田、柏木が「昇格」したと言う形になっています。このメンバーは明日から合宿入りし、22日の試合に備えることになります。
<07.8.17> 中2日の連戦の最後は、ホームに大分トリニータを迎えます。
 今年の大分はエジミウソン、トゥーリオの離脱が響いたか序盤から調子が上がらず、一時は降格圏内の17位に沈むなど低迷しています。
14H △2-2 鹿島  【分】高橋2、【鹿】興梠、岩政
15A ○3-1 神戸  【分】高橋2、梅崎、【神】レアンドロ
16H ●0-1 千葉  【千】山岸
17A ●0-2 甲府  【甲】石原、久野
18H ●0-3 横浜FM 【横FM】河合、中澤、山瀬功
19A ○2-1 FC東京 【分】高松、高橋、【東】福西
20H ●3-4 清水  【分】高松、藤田、金崎、【清】フェルナンジーニョ2、市川、矢島
 6月の梅崎の復帰と前田の補強で調子を取り戻したか、に見えましたが第16節から3連敗。7月の中断期間中にはエジミウソンが復帰した他、ホベルト、鈴木慎吾を補強し、更なる立て直しを図っています。そして再開直後のFC東京戦は今季初の逆転勝利を収め、前節も前半11分と34分に得点して早々に2点のリードを奪いましたが、しかし集中力の欠如から逆転を許し終盤の追い上げも及ばず敗れています。ただ内容は良かったらしくシャムスカ監督は「これからもっと良くなると感じた」とコメントするなど、チームの立て直しに手応えを感じている様子。5月のアウェイゲームではミスジャッジも味方して広島が勝ちましたが、あの時とはチームも状況も変わっている、と考えておいた方が良いでしょう。
 対するサンフレッチェはナビスコ杯での勝利はあったものの、リーグ戦では6月以降の勝利は無く5連敗。内容が良くても点が取れず、ちょっとしたミスや不運から失点すると言う感じで悪循環に陥ってしまっています。ただ、名古屋戦も柏戦も打たれたシュートを9本に抑えるなど中盤から後ろの守備は機能しており、組織が崩されているわけではありません。むしろ9試合ぶりに無得点に終わった攻撃陣をどう立て直すか。特に柏木不在の状況をどう乗り切るか、が明日のポイントになるのではないでしょうか。
        下田

   森崎和  戸田  槙野

        青山
駒野              服部
   高柳       森崎浩

    ウェズレイ 佐藤寿

SUB:木寺、ストヤノフ、吉弘、高萩、李、桑田、平繁
 負けて自信を失う、と言う悪循環を断ち切るための一番の薬は勝利です。ここで流れを変えることが出来れば、ペトロヴィッチ監督が言うように連敗を連勝に変えることもできるはず。連戦と移動で疲れが溜まっているかも知れませんが、何とか自分たちの力で困難を打開して欲しいと思います。
<07.8.16> 昨日アウェイで行われた第20節柏戦は、決定機に決め切れずにミスから失点と言う「おなじみのパターン」に陥り、0-2で敗れて5連敗となってしまいました。
 前節から中2日と言うこともあり、ペトロヴィッチ監督は名古屋戦と同じメンバーで戦いをスタートさせました。
        下田

   森崎和  戸田  槙野

        青山
駒野              服部
   柏木       森崎浩

    ウェズレイ 佐藤寿
    (→平繁85分)

SUB:木寺、吉弘、高萩、高柳、李、桑田
 対する柏のメンバーは、GK:南、DF:古賀、大谷、小林祐、蔵川、MF:菅沼、永井(→アルセウ89分)、山根、太田、FW:フランサ(→北嶋89分)、李(→佐藤由72分)。最初の決定機は広島で、7分、森崎浩のスルーパスから服部がクロス。これに佐藤寿がドンピシャで合わせましたが南に弾き出されます。13分の永井のFKは下田が弾き、21分には青山の強烈なミドルがゴールマウスを襲ったもののGKがキャッチ。22分にはフランサのパスから太田がクロスを入れましたが下田が何とか止めます。27分にはウェズレイの展開から駒野がドリブル突破し左足で狙いましたが、枠外に外れます。31分に太田がドリブルでしかけてシュートしましたが下田の正面。38分森崎和のミドルは枠外。40分にはウェズレイの縦パスから佐藤寿がシュートしましたがGKがキャッチ。42分にも縦パスを受けたウェズレイが反転してシュートしましたが枠を捉える事が出来ません。逆に44分、ワンツーから森崎和が裏を取られ、菅沼に足を掛けたとしてPKを取られて先制点を与えてしまいます。それに対してロスタイムに柏木のスルーパスが佐藤寿に通り、決定的なシュートを放ちましたが南の好セーブに止められます。前半は流れをつかみながらも得点を奪えず、またもやちょっとした事から失点すると言うパターンで終わりました。
 後半も最初に形を作ったのは広島で、1分に駒野、柏木、佐藤寿のコンビで崩し、FKから槙野が飛び込みましたがファウルを取られます。また6分には森崎浩のドリブルからのパスは佐藤寿にわずかに合わず、9分の柏木の決定的なシュートは南にキャッチされます。そんな中で11分、青山のパスミスを拾われフランサから太田へ展開され、そのまま持ち込まれて痛恨の2失点目を喫してしまいました。そしてその後は攻めながらも柏の守備を崩すことができず、1点を返すこともかなわぬままに終了のホイッスルを聞くことになりました。
 試合後にペトロヴィッチ監督は「内容は悪くない。5-0で勝ってもおかしくはなかった」と強気の姿勢を崩さなかったそうですが、しかしリーグ戦で5連敗を喫したと言うことは重い現実として残ります。昨日は横浜FCを下した甲府以外の下位チームが揃って敗れたため順位は変わりませんでしたが、このまま勝ち点を伸ばすことが出来なければ残留争いに巻き込まれてしまうのは間違いありません。ちょっとしたミスで失点しチャンスに決めることが出来ない、と言うのは運もないのは確かですが、しかしそれ以上に無くしているのは選手の自信と確信でしょう。微妙なずれや不運が悪い結果をもたらし、それゆえプレーの思い切りが失われて更に悪い結果を呼び込んでしまう、と言う悪循環。良いチームが崩れて行く典型的なパターンにはまっているのではないか、と思われます。次節は柏木が出場停止。何かを大きく変えなければならない時期が、来ているのではないでしょうか?

日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

<07.8.15> 中国新聞とホットニュースによると、今日のメンバーは前節と同じになりそうです。名古屋戦は敗れたとは言え内容的にそれほど悪かったわけではなく、修正すると言っても微調整で済むはず。結果が出ないためにややネガティブな雰囲気もあったようですが、昨日の練習後には戸田、森崎和、森崎浩、槙野、柏木、佐藤寿が集まって、現在の状態についての考え方を交換して前向きな話になったそうです。連戦と長距離移動のため厳しい試合になる事は間違いないところですが、今年は試合前に不利が予想される試合の方が良い結果が出ていることが多いような気もするので、今日こそ勝ち点3を取ってくれるのではないでしょうか。
 今日の試合会場は柏サッカー場で、午後7時キックオフ。テレビ中継はスカパーch181で生放送が予定されています。私は都合でリアルタイムでは見れないので、今日の速報はありません。スタジアムに行けない、あるいはテレビで見れない方は、tssの携帯サイトの速報をご覧ください。
<07.8.15> 日本サッカー協会は昨日カメルーン戦に向けての日本代表を発表し、広島からは駒野が選ばれました。今回発表されたのは次の12人。
【GK】川口(磐田)、楢崎(名古屋)
【DF】中澤(横浜FM)、加地(G大阪)、闘莉王(浦和)、駒野(広島)
【MF】橋本、遠藤(G大阪)、中村憲(川崎F)、鈴木、阿部(浦和)、
    今野(FC東京)
 アジア杯の代表から中村俊と高原が外れ、闘莉王が復帰しています。また他にも選ばれていない選手はいますが、それは同じ日に行われる五輪予選のメンバーを外したと言うことと、そもそも全体の半分程度しか発表していないから。残りの何人か(おそらく6〜10人)は週末のリーグ戦が終わってから発表されることになるようです。
<07.8.14> 明日はアウェイでJリーグ第20節柏戦が行われます。
 開幕から好調に勝ち点を積み重ねて第11節まで3位をキープしていた柏ですが、さすがに昇格組にとって長く上位をキープするのは難しかったようで第12節以降は1勝3分け4敗。順位も9位まで下がってしまいました。6月以降の結果は次の通り。
14H △0-0 大宮
15A △0-0 川崎F
16H ●0-1 鹿島  【鹿】マルキーニョス
17A ○4-2 横浜FC 【柏】李2、佐藤、ドゥンビア、【横FC】山田、難波
18H ●1-3 清水  【柏】ドゥンビア、【清】岡崎2、藤本
19A △1-1 浦和  【柏】古賀、【浦】闘莉王
 なかなか勝ち切れない試合が続いている柏ですが、しかしチームとしての形が崩れたわけではなく暑さの中でも「走るサッカー」を貫いています。前節浦和戦もフルコートでプレスをかけつづけて浦和のテクニシャン達を自由にさせず、先制点を許したもののセットプレーから追いついて引き分けに持ち込んでいます。前節はアウェイだったとは言え隣県からの移動だったこと、また土曜日開催で1日休みが多かったこと等、広島に比べて有利な点も持っています。この酷暑の中の連戦中に戦う相手としては、非常に厄介だと言わざるをえないでしょう。
 対するサンフレッチェですが、前節は敗れたものの不運が災いしたと言う側面が強く、内容は決して悪くはありませんでした。特にリーグ戦初先発だった槙野はセットプレーでヨンセンに振り切られて得点を許すと言う「失態」をおかしたものの、その他の場面ではほぼ破綻なく守ることができました。次節からはストヤノフが出場可能になる上に、来週ぐらいには盛田も戻ってきます。ここがレギュラー取りのチャンスと言うことで、前節以上に気合いが入っているのではないでしょうか。
        下田

   森崎和  戸田  槙野

        青山
駒野              服部
   柏木       森崎浩

    ウェズレイ 佐藤寿

SUB:木寺、吉弘、高萩、高柳、李、桑田、平繁
 暑い中の連戦と言うことで体力的にはかなり厳しくなることが予想されますが、そう言う時こそチーム全体で意識を一つにして行く時は行く、引く時は引くと言う戦いをしなければならないはず。勝ちたい、と言う気持ちを前面に出して、運を呼び込むような戦いをして欲しいと思います。
<07.8.14> 昨日サンフレッチェは、11時から第一球技場の会議室でストヤノフの入団記者会見を行いました。その中でストヤノフは「広島に決めた一番の理由は」と言う問いに対して「ペトロヴィッチ監督です。彼とは通訳を介さずに同じ言葉でコミュニケーションできますし、何よりも非常にいいコーチですから」と答えています。契約を解除された後も千葉で自主的にトレーニングをしていたそうですが、しかし「10〜15日ほどのブランクがあったので正直コンディションはまだまだです」とのこと。「大分戦に向けてハードトレーニングをしていきたい」と言って、会見後すぐに吉田サッカー公園に移動して初練習に汗を流しました。そしてサテライトのミニゲームに参加して得意の攻撃参加を披露したそうで、ドリブル突破からループシュートを決めるなど実力の片りんを見せつけたそうです。失点の多さとDFの選手の駒不足が「弱点」と言える今のサンフレッチェにとってはこれ以上ない補強となるだけでなく、これでDFから中盤にポジションを移す選手が出てきたりしてチーム全体としての競争も激しくなるはず。彼の加入によりチーム力アップになることは、間違いないと言えそうです。
<07.8.13> 昨日、ビッグアーチに12,595人を集めて行われたJリーグ第19節名古屋戦は、不運なジャッジもあり3失点。逆に攻撃は何度か良い形を作ったもののセットプレーからの1点に終わり、1-3で敗れました。
 怪我でリタイア中の盛田のポジションに槙野を起用し、サンフレッチェは次の形で戦いました。
        下田

   森崎和  戸田  槙野
   (→李72分)(→平繁84分)
        青山
駒野              服部
   柏木       森崎浩

    ウェズレイ 佐藤寿

SUB:木寺、吉弘、高萩、高柳、桑田
 対する名古屋は、GK:楢崎、DF:大森、米山、阿部、MF:中村(→杉本63分)、金(吉村81分)、藤田、山口、本田、FW:ヨンセン、津田(→吉田85分)、と言うメンバーでした。お互いに3-5-2で「がっぷり四つ」と言う感じの両チームは攻撃のスタイルも似た感じ。お互いにパスをつないで相手を崩そうとしますが、どちらも守備の集中が高くなかなかシュートまで行けない展開が続きます。広島のファーストシュートは15分で、スローインからのボールをウェズレイが右足で狙いましたが枠外。17分には柏木がドリブルでペナルティエリア内に持ち込みウェズレイを狙ってラストパスを出しましたがDFにカットされます。名古屋も本田や阿部がミドルシュートを狙ってきますが可能性の低いシュートで、このまま前半を終えるかと思えた35分、名古屋が左サイドの深い位置でFKのチャンスを得ます。そして本田の鋭いボールに槙野のマークを振り切ったヨンセンが飛び込み、名古屋が先制点を奪いました。
 サンフレッチェの同点ゴールもセットプレーからで、前半42分、右からのCKのボールを蹴るのは森崎浩。中央に送られたボールに槙野が頭を合わせると、このボールが更に米山に当たってゴールに吸い込まれます。記録上はオウンゴールでしたがほぼ槙野の得点と言ってもいい形で、サンフは早い時間に同点に追いつきます。更に45分にもCKのボールに槙野が飛び込みますが、ヨンセンに引っ張られて倒れたにも関わらずノーファウル。サンフは勝ち越しのチャンスを逃しました。
 後半最初に決定的なチャンスを作ったのはサンフで、3分にウェズレイが強烈なミドルシュートを放ちましたが楢崎が横っ飛びでセーブします。また8分には柏木が相手ボールを奪ってドリブルで突進し、深い位置からクロスを入れましたがウェズレイのヘディングはクリアされます。流れを変えたい名古屋は中村に替えて怪我上がりの杉本を投入。そしてその2分後にこの試合を決定づけるシーンが訪れます。後半20分、本田のパスでフリーになった山口が中を見てクロス。ヨンセンに身体を寄せた森崎和が相手を倒し、PKを取られます。ヨンセンが蹴ったボールに下田は触ったもののゴールマウスから弾き出すことはかなわず、名古屋がリードを奪うことになりました。
 何とか追いつきたいサンフは、前掛りになって攻めます。27分にはスローインのボールを受けたウェズレイが強烈なシュートを放ちましたが楢崎がスーパーセーブ。28分には李がCKのこぼれをダイレクトで叩きましたが枠外に外れます。31分には駒野のスルーパスに佐藤寿が合わせてシュートしましたが、ポストを叩いたボールは無情にも外に弾かれます。またそのすぐ後、カウンターを止めた山口にイエローカードが出ます。素早いリスタートから森崎浩が相手ペナルティエリア内に持ち込もうとしたところ、再び山口が後ろから倒します。こちらもイエローもののファウルでしたが、しかし主審の奥谷さんはどういう基準かこちらにはカードを出しません。37分には李が右サイドから攻撃参加して攻め立てるもののシュートまで行けず。ペトロヴィッチ監督は足が攣った戸田に代えて平繁を入れ、駒野、槙野を後ろに残して全員攻撃に出ます。しかし43分、広島左サイドの競り合いから抜け出した杉本がそのまま持ち込みシュート。これも駒野が後ろから押されて倒されているため微妙なシーンでしたが、ジャッジは最後まで広島に味方せず、と言う感じの失点シーンでした。
 この試合、サンフレッチェがやりたいサッカーを完全に出来ていたか、と言うとそれは微妙だと思います。前半は得点シーン以外のチャンスはと言えば柏木がドリブル突破を試みたシーンぐらい。後半は何度かチャンスを作り楢崎やポストに阻まれたりしたものの、相手を崩したシーンは多くはありませんでした。両サイドからの攻め上がりが少なくクロスも正確性を欠いたこと。相手ゴール前にボールを入れても人数が少なくDFの壁を破ることが出来なかったこと。こちらが主導権を取って攻め込み先手を取る戦いが出来なかったことが、不運を呼び込み失点に繋がった、と言わざるをえないように思います。攻めにかかった時、守りに入る時にピッチ上の11人が共通理解の元に有機的に動くことがあまりできていなかったこと、それゆえ1点しか奪えなかったことが、敗因だと言わざるをえないように思います。
 しかしだからと言ってこの試合が1-3の敗戦に終わった、と言うことが正当な結果だと言えるかと言うと、それも違うと思うのです。守備の組織が崩されたと言えるのはPKにつながった山口のクロスのシーンぐらい。最後の杉本のゴールはチームが前掛りになっていたことと同時にファウルが流された(ついでにオフサイドを取ってもらえなかった)事から始まった微妙なものでした。その得点シーン以外に名古屋の決定機はほとんどなく、守備はしっかりできていたと言って良いでしょう。また全体的なシュート数も名古屋を上回っており、全体としては決して悪い内容ではありませんでした。ジャッジの不公平もサッカーのうちで、長い目で見れば平均化されるとは良く言われることですが、昨日の試合はたまたま「悪い目」が出た試合と言うこと。ここはスパッと諦めて、切り替えるしかないのではないでしょうか。
 これで5月以来勝ち星なく4連敗となってしまいましたが、怖いのはチームが確信を失ってバラバラになってしまうことです。中2日で柏戦、更に中2日で大分戦と続く真夏の連戦。下を向いている暇はありません。

日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

<07.8.13> サンフレッチェは昨日、イリアン・ストヤノフの完全移籍での獲得を発表しました。プレスリリースには載っていませんが、ニッカンスポーツによると契約期間は来年の1月1日までだとのことです。
<07.8.12> 中国新聞の記事によると、森崎和は昨日の練習には参加して普通にプレーしていたとのこと。携帯サイトによるとペトロヴィッチ監督は「彼には疲労が蓄積している...明日の午前中のトレーニングを見た後、彼と話をした上で決めたい」と語っています。また槙野については「成長してくれていると思う。若いから波はあるだろうが...彼をサポートし、信じて行くだけだ」と言っていて、今日のDFラインは、森崎和、戸田、槙野の組み合わせになるのはほぼ間違いない、と思われます。槙野はビルドアップには不安があるかも知れませんが、人に対する強さは既にJ1のレベルに達していることは浦和戦を見ても分かります。今日はヨンセンをしっかりと抑えて、勝利に貢献して欲しいと思います。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後6時キックオフ。試合前イベントとしてU-9による「サンフレッチェカップ」が1時から補助競技場で、4種による「フォリアチャレンジ」が4時からビッグアーチで行われます。「選手サイン会」は5時20分よりメイン側3Fコンコースで、3時半からおまつり広場で500名様に抽選券を配付します。「選手とハイタッチ」の抽選券も同じ場所、同じ時間に500名様に配付します。また「キックターゲット&キックスピード」と「バルーンアート」は4時からそれぞれイベント広場と3Fコンコースにて。「フェイスペイント」は2時〜6時におまつり広場で行われます。2時からおまつり広場特設テントで行われる「サンフレッチェ広島メモラビリアカード」の販売イベントでは、2パック以上のご購入に対して「選手寄せ書きサイン入り試合球」などが当たる抽選に参加できます。更に広島法務局「人権擁護啓発ブース」では、3時からオリジナルうちわを3,000本配付します。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントの「プレミアム選手カード」は槙野選手を3,000名様に。ハーフタイムには槙野選手のサイン入りチーム集合写真を抽選で5名様にプレゼントします。
 テレビはスカパーch183で生放送が予定されています。例によってブログで速報しますので、スタジアムに行けない、もしくはテレビを見れない方はそちらをご覧ください。
<07.8.12> 中国新聞によるとサンフレッチェは元千葉のDFイリアン・ストヤノフの獲得で合意し、今日にも契約を結ぶことになりました。ストヤノフは元ブルガリア代表で、一昨年レフスキ・ソフィアから千葉に加入。鋭い読みを生かした冷静な守備で最終ラインを統率し、千葉の上位進出とナビスコ杯連覇に貢献しました。またボールを奪うとそのままドリブルで攻め上がるのも特徴で、05年のシーズンには1ゴール5アシストを決めるなどの活躍が評価されJリーグのベスト11にも選出されています。ペトロヴィッチ監督のサッカーと同系統のオシムサッカーを熟知していると言うことで、サンフレッチェとしては大きな戦力補強になるのは間違いありません。
 なお千葉を退団するに至る経過ですが、昨年アマル・オシム監督が就任してからそのやり方に対する不満が蓄積していたようで、3月ぐらいから対立の火種があった、とのこと。それでも第8節までは全試合に出場していましたが、その後は怪我もあってベンチ入りもできない試合が5試合続いています。そして6/9の第14節に復帰したもののその試合に敗れると、その数日後にマスコミに対して「アマルはフットボールを理解していない」など監督批判を展開。その後フロントがストヤノフに謝罪を要求したもののこれを拒否し、代理人とともに移籍先を探したものの見つからず7/23付けで契約を解除され、ブルガリアに一時帰国していました。中国新聞によると8月に入ってからストヤノフ側から広島に話を持ちかけてきたそうで、こちらとしては「渡りに船」というところだったのではないでしょうか。ストヤノフは早ければ今日にも来日して契約を結ぶ模様で、Jリーグへの登録の手続きや練習でのパフォーマンス次第では18日の大分戦からの出場もありえそう。前節までリーグ最多失点だったサンフレッチェにとっては、一番欲しかった選手の加入になる、と言えそうです。
<07.8.12> 昨日広島国際ユースの第2日目が行われ、サンフレッチェユースは広島県高校選抜と2-2で引き分けました。代表招集で原、岡本、大崎、森保を欠き、また横竹と内田も不在(トップの練習に呼ばれた?)でこの日のメンバーは、GK:兼田、DF:山根、佐藤、宮本、大西、MF:佐伯、宮原、篠原、FW:板倉、中野、不老。途中からネット中継で見ていたのですが、広島県選抜の出来がなかなか良く、ゲーム内容としてはほぼ互角。そんな中で先制点は広島県選抜で、左山のパスを高橋?が決めました。1点をリードされたと言うことで後半立ち上がりからユースが攻勢をかけ、佐藤のスルーパスで抜け出した中野が強烈なシュートを打ったもののポストを叩く、と言うシーンもありました。そしてその直後にセットプレーからのこぼれ球を宮原が押し込んで同点に追いつきます。しかしその1分後、広島県選抜は左山が単独で抜け出してゴールし突き放します。これに対してユースは選手交代で流れをつかむと、板倉がドリブル突破からゴールを決めて再び同点。その後は両チームともにチャンスを作るものの決め切れず、2-2のままで前後半70分を終えました。
 なお、初戦のグルノーブル戦はユースの攻撃が爆発して5-0で勝っています。また広島県選抜もサンパウロを2-1で下しているので、ユースと広島県選抜が1勝1分けで並びました。一方グルノーブル×サンパウロは引き分けだったそうで、この両チームは1分け1敗で最終戦に臨むことになります。
SANFRECCE Diaryトップページに戻る