1/1〜1/5のSANFRECCE Diary


<08.1.5> プレスリリースによると、明日広島広域公園陸上競技場で行われる開場15周年1年前イベント「広島ビッグアーチ感謝祭」に槙野、平繁両選手が参加します。このイベントは明日の12時半〜3時半開催で、両選手が参加するのは「新春ふれあいマラソン」。ビッグアーチ内をスタートとゴールにして、公園内のコースを走ります。距離は3種類で、1kmの「にこにこファミリーコース」は幼児以上のファミリー、2kmの「ゆったりコース」と4.2195kmの「チャレンジ10分の1マラソン」は小学生以上で走ることが好きな元気な方が対象となっています。参加料は1人500円で事前申し込みは終わっていますが、参加者を追加募集しているそうですので、参加希望の方は広島市スポーツ協会(082-848-8484)までお問い合わせ下さい。その他「ビッグアーチ バザー&産直市場」「ピッチ開放&ニュースポーツ体験」は申し込み不要で参加できるそうです。
<08.1.4> 昨日行われた高校選手権の3回戦。広島県代表の広島皆実と岡山県代表の作陽の対戦はPK戦にもつれ込む熱戦となりましたが、皆実が3-0で勝って2年連続でベスト8進出を決めました。中国新聞の記事によると試合は作陽ペースだったようで、後半18分には2度至近距離からシュートされたもののGK増田がスーパーセーブ。後半36分のあわやオウンゴールと言うシーンでも右手一本で弾き出すなど、守備の頑張りが目立っていたそうです。そして迎えたPK戦では作陽のボールは1本も枠に飛ばず、1人が外しただけの皆実が準々決勝進出の権利を得ました。また山口県代表の高川学園は埼玉栄に逆転勝ち。(詳しくは安藤さんのブログ等をどうぞ。)初出場校に押し込まれながらも、粘り強い戦い方で勝利しました。
 準々決勝は広島皆実、高川学園ともにさいたま市駒場スタジアム。津工業×広島皆実は1/5の12時10分、遠野×高川学園は14時10分キックオフです。(今回は日本サッカー協会のサイトの情報なので間違いないでしょう。^_^;)
<08.1.3> 中国新聞によると青山敏弘選手が600万円増の年俸1,500万円で合意したことが分かった、とのことです。一方移籍のオファーが来ている駒野、柏木、吉弘の3選手は天皇杯後も去就を明らかにすることはなかった、とのこと。駒野、柏木はゼロックス・スーパーカップへの出場の意欲を語っているため残留の可能性が高そうですが、決めるためには自分の意志だけでなく代理人や家族の意向も関係があるのかも知れません。
<08.1.3> 高校選手権の2回戦が昨日行われ、広島県代表の皆実は帝京を2-0で下して3回戦に進出しました。スポナビの記事安藤さんのブログ等によると、4-4-2の布陣を引いた皆実は3-5-2の帝京に対して中盤で有利に戦ったそうで、前半25分にはCKのこぼれを加藤が押し込んで先制。後半8分には再びCKから今度は松岡が頭で決めて試合を有利に進めました。逆に帝京は選手交代や布陣の変更などで反撃を試みたものの効果的な攻撃を構築できず、皆実の「完勝」とも言える試合だったようです。
 また昨年準優勝の岡山県代表の作陽も青森山田との激しい戦いを制し、2-1で勝ちました。3回戦は皆実×作陽の「中国対決」で、今日の12時10分キックオフ。会場は駒沢陸上競技場です。
<08.1.3> 毎年恒例の池袋西武での「サンフレッチェ広島選手トークショー&サイン会」が、明日の午後4時から行われます。イルムス館2Fの特設会場(西武ギャラリー)に下田崇、森崎浩司、佐藤寿人の3選手が来場して、トークショーとサイン会、ゲーム大会を行います。参加費は無料でどなたでもご覧になれますが、着席とサイン会参加のためには整理券が必要です。当日の午前10時から会場にて先着100名様に配付しますので、ご希望の方はお早めにどうぞ。
<08.1.2> 日本サッカーの年初の恒例行事、天皇杯決勝。「サンフレッチェ」となってから4度目、前身の東洋工業とマツダSC時代を含めると13度目の挑戦となった広島はJリーグ王者の鹿島アントラーズと対戦し、0-2で敗れまたもや「銀メダル」に終わりました。
 ペトロヴィッチ監督は出場停止の柏木に代えて高萩を起用。G大阪戦と同じく森崎兄弟をドイスボランチに据えて、次の布陣で決勝に臨みました。
        下田

     槙野 ストヤノフ 盛田

     森崎和  森崎浩
駒野              服部
        高萩(→高柳83分)

     佐藤寿  平繁(→李77分)

SUB:木寺、吉弘、李、遊佐
 対する鹿島は不動のメンバーで、GK:曽ケ端、DF:内田、岩政、大岩、新井場、MF:野沢(→ダニーロ80分)、本山、青木、小笠原、FW:田代(→柳沢89分)、マルキーニョス(→中後86分)。序盤は低い位置にブロックを作って守りを固める広島に対して、鹿島は小笠原が中盤を縦横に動いてゲームを作ります。そんな中最初にチャンスを作ったのは広島で、前半7分森崎和のボールを受けた佐藤寿がクロス。高萩の折り返しを平繁が左足で狙いましたが枠を外れます。逆にその1分後、マルキーニョスのワンタッチパスで抜け出した内田が角度のないところからシュート。ボールはニアサイドを予想した下田の逆を突き、ファーサイドのネットに突き刺さりました。
 早い時間帯でのリードで落ち着いた鹿島は、中盤の速いプレッシャーで広島の攻撃を寸断します。サンフは16分にFKから槙野がヘディングで、30分にはCKからのこぼれを高萩が狙いましたが枠を外れます。鹿島は何度も小笠原のFKなどから広島ゴール前にボールを送り込んできますが、DFが高い集中力ではね返します。前半は鹿島が運動量と集中力で勝り、広島は攻撃の糸口を見出せないままに折り返す事になりました。
 状況を打開するため、サンフは森崎浩を高目の位置に上げて攻めの姿勢を強めます。逆に鹿島はややブロックを下げて、ゴール前を固めてきます。3分には駒野のクロスに平繁がフリーで合わせたものの、微妙にタイミングが合わず枠外に外れます。逆に9分にはFKからマルキーニョスが頭で狙いましたが下田が横っ飛びでクリア。17分にはマルキーニョスのドリブルから田代がシュートしましたが、これも下田がスーパーセーブで凌ぎます。サンフは16分に森崎浩のサイドチェンジを起点に高萩がシュートしましたが枠外。18分には森崎浩が強烈なミドルシュートを放ちましたが、曽ケ端の好セーブに阻まれます。李、高柳を投入して中盤の運動量を上げて追撃しようとする広島。鹿島もダニーロ、中後、柳沢を次々と入れて逃げ切りを図ります。終盤には槙野と盛田を上げっぱなしにして、ロングボールを放り込んで最後の攻撃を仕掛けます。しかし逆に後半48分、鹿島の右サイドからするすると抜け出した柳沢が広島ゴール前を横切るパス。ここに走り込んできたダニーロが強烈な一発を叩き込んで、鹿島は決定的な2点目を奪って勝利を確定しました。
 リーグ戦終盤から通算で11連勝している王者・鹿島に対する16位の広島。結果としてはその順位通りの順当なものとなってしまったわけですが、しかし内容的にはそれほどの差はなかったと言って良いと思います。本来のレギュラーに代わって起用された平繁や高萩らは初めての大舞台と言うことで緊張は隠せませんでしたが、しかし試合の中でしっかりと修正して「自分らしさ」を見せてくれました。また他の選手も早い時間帯に先制を許すと言う苦しい展開だったにも関わらず、落ち着きを失うことなく終了間際までゲームを壊さずに戦い抜きました。シーズン中には点を取られるとばたついて次々と失点したり、あるいは同点を狙って攻めて逆襲を食らったりとバランスを崩してしまうことが多かったのですが、それがなかったことはチームの成長の結果である、と言って良いでしょう。J2降格という悲劇を経験し、しかしその中でもしっかりと天皇杯に目標を切り替えて勝ち抜いてきた事は、決してフロックではなかった、と言うことを示しました。鹿島が完成度の高いチームで、なおかつ良く広島を研究してきたからこそこのような結果になったわけで、それについて悲観する必要はないでしょう。サンフレッチェが本来の力を発揮すれば、チャンピオンとの差もそれほど大きなものではないということが確認できただけでも、この試合の意味はあったのではないかと思います。
 この敗戦によりサンフレッチェには、またもやタイトルが取れなかったと言う事実と、そして今年はJ2で戦わなければならないと言う現実が残りました。今年はこのチームでJ1の舞台で戦えないのは残念だ、と言う気持ちは否定できません。ただ見方を変えるとするならば、今年のサンフレッチェはJ2では鹿島のような立場になるわけです。勝つのが当然、優勝して当たり前と言う立場で、長丁場の戦いを勝ち抜かなければならないのです。相手を侮ることなくしっかりと研究して弱点を突くこと。ピッチ上の11人全員が心を一つにして守備に集中し、ここぞという時に一気に得点を奪いに行くこと。相手がどう出ようとも、落ち着いてゲームをコントロールすること。そして途中出場した選手も自分の役割を全うすること。「格下」相手にどのようなサッカーをすれば勝つことができるのか。優勝するためには何が必要なのかを、昨日の鹿島とオリヴェイラ監督から学ばなければなりません。2008年は敗戦からの出発となってしまいましたが、しかしここから何を学び、どう今後に生かしていくかが、最も重要なのではないでしょうか。

日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

<08.1.1> サンフレッチェサポーターの皆様、明けましておめでとうございます。今年もサンフレッチェ広島とSANFRECCE Diaryをよろしくお願いします。
 さて、今日は天皇杯決勝。ホットニュースや中国新聞等の報道によると、昨日は横浜市内で1時間半の最終調整をしました。この中で柏木の代役として起用されていたのは高萩。ペトロヴィッチ監督も「陽介の代わりに出る選手の候補の中でいちばん攻撃的なのが、高萩洋次郎だ。私たちは明日、攻撃的なサッカーをするつもりだからね」と語っています。トーナメントの決勝と言うと1点を争うタイトなゲームになる事が多いものですが、ペトロヴィッチ監督は守りを固めるつもりは無い様子。サンフレッチェらしい激しいサッカーで、Jリーグチャンピオンに挑むことになります。
 今日の試合会場は国立霞ケ丘競技場で、午後2時キックオフ。NHK総合テレビとラジオ第一放送で生中継が予定されており、またNHKーBS1では夜10時10分から録画放送があります。優勝すれば、94年のサントリーシリーズ優勝以来のタイトル獲得となるこの試合。私も京都から参戦します。
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