1/13〜1/19のSANFRECCE Diary


<08.1.19> 今朝の中国新聞によると李漢宰選手が昨日契約更改交渉を行い、現状維持の年俸1,500万円で合意しました。これで契約更改の情報が無いのは戸田選手だけとなりましたが、もともと2年契約を結んでいるため他からのオファーさえ無ければ今年もサンフレッチェでプレーするのは確実。従って、これで移籍する駒野、吉弘以外の24選手(レンタル中の前田、西河を含む)の残留が決まった事になります。
 なお、同じく中国新聞によると「新外国人FWは必ず獲得する」(織田強化部長)とのこと。更にオファーを出している久保については「本人からの返事待ち」とのことなので、早ければ来週早々にも今季の陣容が固まりそうです。
<08.1.17> Jリーグは昨日、今シーズンの各クラブ開幕戦の日程を発表し、サンフレッチェはアウェイの草津戦から今年の戦いを始めることになりました。発表されたJ2の日程は次の通り。
【第1節】(休:福岡)
3/8(土)
湘南×仙台(平塚)
愛媛×熊本(ニンスタ)
鳥栖×山形(ベアスタ)

3/9(日)
水戸×C大阪(笠松)
草津×広島(群馬陸)
甲府×岐阜(小瀬)
徳島×横浜FC(鳴門大塚)

【第2節】(休:鳥栖、甲府、徳島のどれか。鳥栖の噂あり)
3/15(土)
C大阪×山形(長居)
熊本×草津(熊本)

3/16(日)
横浜FC×湘南(ニッパ球)
岐阜×仙台(長良川)
広島×愛媛(広島ビ)
福岡×水戸(レベスタ)

【第3節】
3/20(木)
仙台×福岡(ユアスタ)
山形×岐阜(NDスタ)
 サンフレッチェのホーム開幕戦は3/16(日)の愛媛FC戦で、「しまなみダービー」からスタートすることになります。
<08.1.16> サンフレッチェは昨日、駒野友一選手のジュビロ磐田への完全移籍を発表しました。推定年俸は5,200万円(だったはず。ソース不明)で移籍金は約3億円。記者会見によると天皇杯決勝で鹿島に敗れて「優勝したい」と言う気持ちが高まったとのこと。7日に磐田と交渉して、「人もボールも動くサッカースタイルが広島と似ている。フロントの熱い誘いもあった」ことが決断の要因となった、とのことです。ユースから育った広島への思いや感謝、J2に降格させてしまった責任は感じつつも、「やはりJ1の高いレベルでやり続けたい、優勝したいとの思いが強くなった」ことが、移籍を決めた原因となったようです。
 和歌山県出身の駒野はサンフレッチェユースから2000年にトップ昇格し、8年間通算でJ1のリーグ戦168試合、J2のリーグ戦23試合に出場しました。その間には大怪我やエコノミークラス症候群など様々な困難に見舞われたもののこれらを乗り越え、サンフレッチェを代表する選手としてチームを支え続けてきました。また各年代別代表にはほぼ切れ目無く選ばれ続けて、01年のワールドユースアルゼンチン大会、04年のアテネ五輪、06年のW杯ドイツ大会など様々な国際大会にも出場しています。まさに広島が作った「最高傑作」とも言える選手で、ここで一言、二言ではとても語り尽くせるものではありません。サンフレッチェはここでかけがえのない宝を失うことになるわけですが、しかしそれもサッカーの、そしてJ2降格と言う現実です。この移籍を恨むのではなく、駒野自身が最後まで悩んだこと、そして莫大な移籍金を残してくれたことに感謝すべきなのかも知れません。
<08.1.16> 中国新聞の記事によると、サンフレッチェは元日本代表FWの久保竜彦選手に昨日、正式に獲得を申し入れたそうです。久保は昨年末に横浜FCとの契約を打ち切られて移籍リスト入り。昨日の第2回目のJリーグ合同トライアウトにも参加して、「軽快な動きで復調ぶりをアピールした」(日刊スポーツ)のだそうです。サンフレッチェはFWが重要な補強ポイントだということで久保とは「年明けから接触していた」(織田強化部長)とのこと。久保自身が希望していると言われる関東のクラブからのオファーが無ければ、6年ぶりの広島復帰が決まるのではないでしょうか?
<08.1.15> プレスリリースによると、「宮崎キャンプ激励応援バスツアー」が今年も行われます。2/22(金)の午後9時15分に福山駅、9時45分に新尾道駅、10時45分に広島駅、11時45分に新岩国駅を出発し、翌日宮崎シーガイアでキャンプを見学。日曜日の午前中まで滞在して、午後9時〜11時15分の間に出発駅に戻ってくる、と言うスケジュールです。キャンプ地では練習を(たぶん練習試合も)見学できるほか、監督・選手らとの交流食事会も予定されています。料金は広島・岩国発着が22,800円から、福山・尾道発着が23,800円からで、6〜11歳の小人は2,000円引き、3〜5歳の幼児は10,000円となっています。募集人数は30名様限定で、定員に達し次第締切となります。お申し込みは今日から2/8(金)までとなっていますので、ご希望の方はお早めにどうぞ。お申し込み、お問い合わせは「ひろでん中国新聞旅行『サンフレッチェ広島宮崎キャンプ激励応援ツアー』係」(tel:082-512-1000/fax:082-512-1001)までどうぞ。
 なお、昨年企画された「トルコキャンプ激励ツアー」は今年はなさそうです。
<08.1.14> 先週末発売の「紫熊倶楽部」2月号(Vol.120)の表紙は、天皇杯決勝の広島側ゴール裏。青空をバックに紫色に染まった風景となっています。
 最初の記事は下田選手のインタビューで、「甘さをぬぐえ」と言うタイトル。まずは昨年のシーズンを振り返りながら、何が悪かったのか、何が降格に至った原因なのかを考えています。そして下田選手自身が考える「広島への責任」について。J2を勝ち抜くために何が必要か、について語っています。
 これに続くのもインタビュー記事で、久保会長が「私の責任」と語った真意と「監督続投」の真意、そして今後に向けての考え方を率直に語っています。また、その次には本谷新社長の就任記者会見の様子が詳しく掲載されています。クラブが「J2降格」と言う事態をどのように受け止めているのか、そしてどのように巻き返して行くのか、と言う点について、ぜひ多くの人に読んで頂きたい記事です。
 「マッチレポート」は天皇杯の磐田戦、FC東京戦、G大阪戦、鹿島戦。外部ライターによるコラムは、金広督子さんの「卒業する3年生へ」、石井百恵さんの「2008年の原動力になるもの」、望月英男さんの「胸を張れ、天皇杯準優勝」、そして私の「勝つ。ただそれだけを目標に」の4本です。
 後ろの特集記事は「SIGMACLUB Document 天皇杯・その決勝へのロード」と言うことで、J2降格が決まった直後の12/12から契約更改交渉、天皇杯の試合、本谷新社長の就任などを経て元日に至るサンフレッチェの1ヶ月を時系列で振り返っています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。V-POINTと広島県内主要書店の他、新宿の「広島ゆめてらす」と池袋の「ジュンク堂」で発売中です。それ以外の地域にお住まいの方は、通信販売か定期購読で。お申し込み、お問い合わせは紫熊倶楽部ホームページからどうぞ。
<08.1.13> 中国新聞によると昨日久保会長と駒野が約1時間話しあったものの説得は不調に終わり、慰留を断念しました。今後はクラブ間で完全移籍に向けての交渉を進めるとのことです。
 日本代表の駒野を失う、と言うことはサンフレッチェにとって非常に痛いことは間違いないのですが、しかし彼自身の年齢や今後のキャリアを考えれば仕方がない、とも言えるでしょう。サポーターとしては残念なのですが、しかし嘆いていても仕方がない。むしろ移籍金として獲得する約3億円の資金をどう使うかと言うことと、空いたポジションをどう埋めるかと言うことに注目すべきだと思います。今でこそ日本屈指のサイドアタッカーとなった駒野ですが、しかし彼だって最初から完成品だったわけではない。むしろプロ入りしてすぐは沢田の影に隠れた存在だったし、積極性が足りない、など課題を指摘されてもいたものです。また怪我や病気などで試合に出れない期間もあったののの、そこを乗り越え成長して来たからこそ今の彼があるのです。チームも選手も、常に成長し続けなければ停滞してしまうわけで、そこには痛みも伴うのは仕方のないところ。いずれは「ポスト駒野」を考えなければならないのですから、むしろ怪我や海外移籍でポジションに穴を開けるのではなく、莫大な移籍金を残して行ってくれる事に感謝すべきなのかも知れません。駒野の移籍で空いた右サイドは李や高柳、森脇らで争うことになると思われますが、彼らにとってこれは大きなチャンス。激しいポジション争いで成長して、新しいサンフレッチェを作るきっかけにして欲しいと思います。
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