11/2〜11/8のSANFRECCE Diary


<08.11.8> 明日は第42節仙台戦がアウェイで行われます。
 現在3位の仙台は2位山形との差が3で4位湘南との差は6。6年ぶりのJ1昇格が見えてきました。前回の広島戦以来の戦績は次の通り。
30H △1-1 広島  【仙】菅井、【広】佐藤寿
31H ●0-1 山形  【山】豊田
32A △1-1 徳島  【仙】関口、【徳】アンドレジーニョ
34H ○3-0 福岡  【仙】梁、ナジソン、千葉
35A ○4-0 熊本  【仙】ナジソン、平瀬2、斉藤
36H ○1-0 岐阜  【仙】梁
37A ○2-1 湘南  【仙】梁、菅井、【湘】加藤
38H ●2-3 水戸  【仙】梁、ナジソン、【水】赤星、荒田2
39A △1-1 甲府  【仙】梁、【甲】サーレス
40H ○1-0 愛媛  【仙】平瀬
41A ○4-3 C大阪 【仙】中島2、関口、中原、【C】カイオ2、ジウトン
 第26節から7試合勝ちがなく、順位も6位にまで落ちていた仙台でしたが、夏の終わり(第33節)に休みが入ってリフレッシュできたのかその後4連勝。水戸戦では終了間際に追いつかれたものの甲府との苦しいゲームを引き分けに持ち込み、愛媛にも勝って3位に浮上しました。そして迎えた前節C大阪戦では、中島のファインゴールで先制したもののその後立て続けに3点を奪われ万事休したか、に見えました。しかし後半からトリプルボランチに変更して香川と乾へのプレスを強め、次々と得点を奪って逆転勝ちを収めました。シーズン前には有力な昇格候補と言われたC大阪に止めを刺し、昇格に向けて大きく前進する勝利でチームの盛り上がりは最高潮。明日は宮城スタジアムに2万人以上のサポーターを集めて、首位広島を迎え撃とうとしています。
 対するサンフレッチェは先週天皇杯4回戦で東京Vを下し、今季最後の目標に向けて一歩前進しました。次の重要な試合は来週の川崎F戦と言うことで、明日は多少のメンバーの入れ替えをして臨むことになりそうです。
        佐藤昭

    森脇 ストヤノフ 槙野

      青山 森崎和

李                楽山
    高萩     森崎浩

        佐藤寿

SUB:中林、結城、高柳、桑田、清水
 今週の練習では疲れがたまっている森崎和、服部、柏木が別メニューからスタートしたそうですが、携帯サイトによると森崎和は「疲れた中でもやるのがプロ」という気持ちを監督に伝え、昨日の練習からは主力組に戻っています。明日はどんなメンバーで戦うかは流動的ですが、ただこれまでリーグ戦で勝ったことのない仙台が相手と言うことで勝ちたい試合であることは事実。仙台まで遠征する広島サポのためにも昇格争いを繰り広げる他のチームのためにも、全力で勝利を目指して欲しいと思います。
<08.11.7> 日本サッカー協会は昨日キリンチャレンジ杯とW杯予選カタール戦に臨む日本代表を発表し、広島からは佐藤寿が選ばれました。今回選ばれたのは次の25人。
【GK】川口(磐田)、楢崎(名古屋)、川島(川崎F)
【DF】寺田(川崎F)、中澤(横浜FM)、闘莉王、阿部(浦和)、
    駒野(磐田)、長友(FC東京)、安田理(G大阪)、
    内田(鹿島)
【MF】中村俊(セルティック)、橋本、遠藤(G大阪)、
    中村憲(川崎F)、松井(サンテティエンヌ)、今野(FC東京)、
    長谷部(ヴォルフスブルグ)、香川(C大阪)
【FW】玉田(名古屋)、巻(千葉)、佐藤寿(広島)、岡崎(清水)、
    大久保嘉(神戸)、田中達(浦和)
 11/12のACL決勝に出場するG大阪の選手は11/14から、また海外組はカタールで合流する予定で、それ以外の選手は今週末のリーグ戦終了後に集合して11/13のシリア戦を戦った後カタールに遠征することになります。従って今回選ばれた選手は11/15前後に行われる天皇杯5回戦には出場できません。
<08.11.6> サンフレッチェは来シーズンから「ピッチレベル芝かぶりシート」の導入を検討しているそうですが、11/22(土)に行われる草津戦でそのモニターを実施します。このシートが設置されるのは、メインスタンド側ホーム寄りのコーナーフラッグの後ろ。ピッチから遠く離れたスタンドでは味わえない臨場感を体験できるほか、ウォーミングアップ前の選手と一緒の集合写真撮影もあります。ただし、飲食物の持ち込みや試合中の写真、ビデオ撮影は不可。応援フラッグや鳴り物等の応援機材の持ち込みができない、ハイヒールやスパイクの入場は不可、試合途中での退出もできない、等の制限があります。体験希望の方はメール、はがき、FAXに(1)参加人数、(2)希望者全員の氏名、年齢、性別、(3)代表者の郵便番号、住所、電話番号を明記の上、「〒733-0036 広島市西区観音新町4−10−2 広島西飛行場ターミナルビル1F 株式会社サンフレッチェ広島 『芝かぶりシートモニター募集係』」(メール:shibakaburi@sanfrecce.co.jp, FAX:082-233-3251)までお送り下さい。〆切は11/12(水)で、当選者の方のみに11/17までにご連絡します。
<08.11.5> サウジアラビアで開催中のAFC U-19選手権に参加しているU-19日本代表はグループリーグの3試合を戦い、イエメンに5-0、イランに4-2、サウジアラビアに1-1の結果でグループリーグ1位で準々決勝進出を決めました。
 まずイエメン戦のメンバーは、GK:権田、DF:鎌田、金井、村松、岡本(→原口75分)、MF:青木、水沼、山本、柿谷(→永井24分)、鈴木惇、FW:宮澤(→河野63分)。得点は前半12分に水沼、32分に永井、後半7分に山本、8分に水沼、10分に鈴木惇でした。
 続くイラン戦のメンバーは、GK:権田、DF:鎌田、金井、村松、岡本、MF:青木、香川(→鈴木惇82分)、水沼、山本(→木暮86分)、FW:宮澤(→遠藤93分)、永井。得点は前半1分に宮澤、7分に永井、20分にハジ、26分にムサビ、33分に永井。更に永井は後半32分にもゴールを決めています。
 3試合目のサウジアラビア戦は大きくメンバーを入れ替えて、GK:松本、DF:鎌田(→大野92分)、村松、薗田、吉田、MF:香川、水沼、下田(→河野81分)、鈴木惇、木暮、FW:遠藤(→宮澤66分)。後半12分にサウジにロングスローから先制点を奪われたものの、20分に香川のドリブル突破から水沼が決めてそのまま1-1で引き分けました。
 日本の準々決勝の相手はB組2位の韓国。11/8(土)の16:15(現地時間)キックオフです。
<08.11.4> 昨日サテライトがVファーレン長崎とトレーニングマッチを行い、1-0で勝ちました。メンバーは、GK:中林、DF:結城、橋内、横竹、MF:楽山、高柳(→丸谷72分)、丸谷(→内田45分)、遊佐、桑田、清水、FW:久保。得点は24分に清水でした。
<08.11.4> 昨日Jユース杯の第3節C大阪戦が行われ、0-2で敗れました。広島のメンバーは、GK:原、DF:宮本、佐伯、宗近、MF:森保(→川森→植木)、茶島、大崎、浅田、板倉、宮原(→安武)、FW:不老。前半はスコアレスで折り返しましたが、後半2点を奪われその後の追い上げも及ばなかった、とのことです。この結果広島は勝点6のままですがC大阪が勝点4。また愛媛に勝った神戸も勝点を4に伸ばして広島を追っています。
<08.11.3> 昨日西が丘で行われた天皇杯4回戦は東京Vを1-0で破りました。
 サンフレッチェは現状のベストメンバーと言うことで、次の布陣で戦いました。
        佐藤昭

    森脇 ストヤノフ 槙野(→高萩63分)

      青山  森崎和
      (→高柳79分)
李                服部
    柏木     森崎浩(→楽山82分)

        佐藤寿

SUB:中林、結城、桑田、清水
 対する東京Vは、GK:高木、DF:福田(→船越89分)、那須、富澤、服部年、MF:福西、菅原、柴崎(→和田HT)、ディエゴ(退場44分)、FW:平本、飯尾(→廣山71分)。怪我の土屋が欠場しGKを入れ替えた以外はベストメンバーでした。立ち上がりからボール支配は広島。ショートパスが小気味よく繋がり、東京Vはずるずると下がってゴール前を固めるしかなくなります。しかし高さも経験もある福西や菅原がゴール前に張り付き、粘り強い対応で広島の攻撃を防ぎます。20分には森崎浩のスルーパスで抜け出した佐藤寿がシュート体勢に入ったもののDFがブロック。26分には森崎和のスルーパスを森崎浩が横に出し、フリーで受けた佐藤寿が持ち替えたところを飛び込んできたDFに潰されます。40分には小気味よいパス交換から最後は佐藤寿がボレーシュートを放ったものの枠外。圧倒的に攻め込みながらも相手ゴール前での手数が多く打ち切れないシーンが続きます。逆に守備面ではタイトな守備でディエゴ、平本らに自由に持たせず、ほとんど危険なシーンのないままに推移します。そして前半ロスタイム、ストヤノフが持ち上がろうとするところをディエゴが後ろからのチャージで倒します。怒りの表情で食ってかかるストヤノフ。それで切れたディエゴが、分厚い胸板をストヤノフにぶつけて倒します。目の前で見ていた家本主審は当然のことながらレッドカード、そして挑発したストヤノフにもイエローカード。一気に波乱含みの展開となって、前半を折り返すことになりました。
 一人少なくなった東京Vは、全員が引いて守ってカウンター狙いに徹します。これに対してサンフレッチェはミドルシュートで相手の守備を引きはがそうとします。後半5分には森崎浩、13分にはストヤノフ、15分には森崎和。16分には槙野が惜しいシュートを放ちましたが、その直後に足を攣らせて崩れ落ちてしまいます。交代で入った高萩はシャドウの位置に入り森崎和がDFラインに下がりましたが、しかし相手が一人少ない事もあって自在に上がって攻めに参加します。そしてその後も森崎浩が、青山が、森脇がミドルシュートを連発しますが、枠を外したりGKの好セーブがあったりしてなかなか得点を奪うことができません。逆に東京Vも広島のミスパスを拾って何度か危険なカウンターを仕掛け、またセットプレーから広島ゴールに迫ります。序盤から運動量が多かったためか、広島は青山、森崎浩が足を攣らせて交代し、最後は高柳と李のドイスボランチとし、右サイドからの楽山の突破での打開を狙います。そして38分には楽山が抜け出してシュートを放ったものの高木が素晴らしい反応でセーブ。40分には楽山のスルーパスで高萩が抜け出しましたがシュートまで行けません。41分には服部のクロスに高萩が飛び込んだものの、これも高木のスーパーセーブに弾かれます。そして後半45分が過ぎてロスタイム4分が表示された直後、ストヤノフの展開のボールを受けた楽山が仕掛けて低いクロスを送ります。ここに飛び出していたのは高柳。「飛び込んだ時に目が合って、(ボールを)『ちょうだい、ちょうだい』って。それを見ていてくれた」と言う絶妙のコンビネーションでシュートを捻じ込み、ようやく待望の先制点。そしてその後船越を入れて力任せに攻めてきた東京Vの攻撃をはね返して、そのまま広島が勝利の凱歌をあげました。
 携帯サイトによると試合後の記者席は「広島が勝つのが当然」と言う雰囲気だったとのこと。試合を観戦していたオシム前日本代表監督も「広島のような『人もボールも動くサッカー』が勝利したと言うことは、日本のサッカー界にとってはいいことだと思う...若い選手を使って強いチームを作り、厳しい戦いを経験して行けば更に成長するだろう」と語っていたそうです。中国新聞に書かれていたように「走って振り回しても、最後は体を寄せられこじ開けられない。J2では体験できない個の力」を感じたのは確かですが、しかしどんなチームでも引いて守りに専念すれば失点は防げるもの。広島が攻めても攻めても点を取れなかったからと言って、「やはりJ1は強い」と思う必要はないと思います。むしろ残留争いに巻き込まれているとは言えここまで勝点36取っている(因みに昨年の広島は勝点32だった)相手を90分間を通して圧倒し、最後はきっちり勝ちきった事については自信を持って良いのではないでしょうか。来季J1で戦うことが決まっているサンフレッチェにとっては、この天皇杯は重要な試金石。一つでも多くのチームと戦って今年どこまで成長しているかを確認して、来季に向けての課題を見つけて欲しい、と思います。

中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー
日本サッカー協会天皇杯公式サイト

<08.11.1> 中国新聞とホットニュースによると、移動日となった昨日は飛行機が2時間遅れ、埼玉県内で行われた前日練習は40分程度で終わったそうです。ただ、選手たちは疲労も見せずに明るい雰囲気だった、とのこと。ナビスコ杯での大分の優勝をテレビで観て気持ちも盛り上がっているそうで、森崎和は「地方のチームでもできると示した。タイトルを目指すスタートが東京V戦」と語っていたそうです。なお、久保は「足首に問題を抱えているため大事を取らせたい」とのことで今日はベンチ入りもない模様。前線のメンバーの組み合わせなど最後まで考えて、「現時点でのベストチームで臨む」(ペトロヴィッチ監督)ことになりそうです。
 今日の試合会場は国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場で午後1時キックオフ。東京Vのホームゲーム、と言う扱いになりますが、メインスタンドから見て左側がサンフレッチェ側になるとのこと。サンフレッチェサポーターはCゲートからの入場となりますのでご注意下さい。またテレビ放送ですが、今回は生放送、録画放送ともにありません。映像は11/3の21:10(NHK BS1)と11/4の1:45(NHK総合)からの「天皇杯サッカー4回戦ダイジェスト」で御覧下さい。
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