2/3〜2/9のSANFRECCE Diary


<08.2.9> 携帯サイトや中国新聞、J's GOAL等のレポートによると、一昨日の2試合目の相手、クロアチア1部リーグのオシエクは、背の高さとフィジカル、足元の確かな技術、当たりの強さ、そして全員で守り、攻める組織力などなかなかの強敵だったそうです。それに対してサンフは主力を何人も欠いて戦ったわけですが、しかしボランチに入った高柳と森崎浩の頑張りで互角の戦いに持ち込んだ模様。両サイド、特に服部からの攻撃から何度もチャンスを作り、右ストッパーに入った森脇も相手の身体の強さとスピードに負けずに堂々と対抗していたそうです。後半17分に強烈なミドルシュートを叩き込まれて先制点を許したものの、ここから全員が心を合わせて反撃。26分のストヤノフのパスからの李の飛び出しとシュート、30分の槙野のオーバーラップからのシュートなどで相手ゴールを脅かし、ついに32分、李のクロスをDFラインの裏で受けた佐藤寿が見事なゴールを決めて同点に追いつきました。そしてその後も平繁、服部らがチャンスを作り、終了間際にも森脇のパスから平繁が決定的な場面を作ったとのこと。試合後にペトロヴィッチ監督は「五輪を想定すれば、今日の中盤になることも十分にありえる。そう言う意味ではいいシミュレーションになった」と語っていますが、それも含めて色々と収穫の多い試合だったようです。
 一方、ポザナンに0-5で完敗した1試合目ですが、こちらも若手の活躍が光っていたとのこと。清水、大崎の突破や岡本の展開、不老の運動量は、身体の大きな相手に対しても通用していたようです。後半は疲れから運動量が落ちて失点を重ねてしまいましたが、この経験は若手選手の糧になるのではないでしょうか。また久保ですが、ペトロヴィッチ監督によると「実戦感覚を取り戻すためにプレッシャーの少ないチームでやってもらった」とのこと。彼らしいダイナミックなプレーはまだ見せていないものの、一つ一つのプレーを確かめながら、徐々にコンディションを上げているそうです。
 なお、オフィシャルホームページによると昨日はフィジカルトレーニングとゲーム形式のトレーニングの2部練習を行ったとのこと。ユース出身の新人3人(横竹、内田、篠原)が合流した他、戸田が全体練習に合流。青山もランニングを開始するなど徐々にメンバーが揃ってきている様子です。
<08.2.8> トルコキャンプ5日目の昨日は練習試合を2試合行い、サテライトは0-5、トップは1-1と言う結果でした。まずポーランドのポザナンとのゲームのメンバーは、GK:佐藤昭、DF:橋内、森保(→佐藤一45分)、ダバツ、MF:清水、遊佐、岡本、宮原、大崎、不老、FW:久保。選手不足のためユースのみならずコーチ(森保一コーチと佐藤一樹ユースコーチ)まで引っ張り出して戦った模様です。一方、クロアチアのオシエク戦のメンバーは、GK:木寺(→下田45分)、DF:森脇、ストヤノフ、槙野、MF:李、高柳、森崎浩、服部、桑田、FW:佐藤寿、平繁。得点は後半32分に佐藤寿でした。
<08.2.7> オフィシャルホームページによると、トルコキャンプ4日目の昨日は11時から1時間40分のトレーニングを行い、午後はホテル内でのジムやスパでのリカバリーを行いました。そして今日は、ポーランドリーグ3位のPOZNANとクロアチアリーグ5位のOSIEKと2試合のトレーニングマッチが予定されています。
 なお、昨日は怪我人のうち戸田が練習に復帰したそうです。まだ別メニュー調整だったものの、約1時間走った後、足の状態を確認していたとのこと。今日の試合で出場できるかどうかは分かりませんが、経験豊富な彼のことですから心配は無いでしょう。一方一昨日の試合では久保が90分間プレーしましたが、これは本人も「出るとは思っていなかった」(中国新聞)ことなのだとのこと。佐藤寿とのコンビからチャンスを作ったり強引にDFを抜き去るプレーも見せていたそうで、まずは順調に調整が進んでいるようです。
<08.2.6> トルコキャンプ3日目の昨日、サンフレッチェは今年最初のトレーニングマッチを行い、1試合目は0-4、2試合目は0-1で敗れました。
 1試合目のオドラ(ポーランド)戦のメンバーは、GK:佐藤昭、DF:橋内、槙野、ダバツ、MF:清水、遊佐、岡本、桑田、宮原、FW:佐藤寿、久保。2試合目のスラバン・ブラチスラバ(スロバキア)戦のメンバーは、GK:木寺、DF:森脇、ストヤノフ、宮本、MF:李、高柳、服部、森崎浩、不老、FW:平繁、大崎。ペトロヴィッチ監督によると「何人かの選手が抜け、更にコンディション的にも厳しい状況の試合であったが90分間走って戦うことはできていた」のだそうで、レギュラー組とサブ組にチームを分けるとレベル差が大きくなり過ぎるため均等に分けて戦った、とのこと。それらの状況を考えれば、ここで敗戦を悲観することは無さそうです。
 なお携帯サイトによるとこの怪我人続出の状況は、ペトロヴィッチ監督が「このままでは昇格できない」と嘆くほどのもの。中でもグロインペイン症候群の森崎和は深刻で、長期離脱の可能性もあるようです。また下田は昨年から引きずっているものですが、こちらはそう長くはかからないとのこと。また、長旅の疲れから足に張りが出てしまった戸田、練習中の怪我の高萩と盛田、オフのハードなトレーニングの疲れが出たと言う青山、昨年のハードスケジュールの疲れによるアキレス腱の痛みが出ている柏木は、数日中に復帰できそうだとのことです。そんな中、この試合ではユースの選手が多く起用されたわけですが、その中で特に岡本の動きが目立っていたそうで、FKのフェイントからのシュートや2列目からの飛び出しなど何度かチャンスに絡んでいたそうです。またルーキー清水も慣れない右サイドながら試合開始早々にビッグチャンスを作るなど到着したばかりとは思えない元気なプレーを見せていたようです。
<08.2.5> 一昨日トルコ・アンタルヤに到着したサンフレッチェのトップ、ユースの選手たち26人は3日はナイター練習で1時間半汗を流し、昨日は午前、午後の2部練習を行いました。中国新聞によると「武者修行」の色が濃かった昨年とは違って徹底的に鍛え上げる、とのこと。攻撃のバリエーションを豊富にするとともに、代表で選手が欠けることを想定して若手の育成にも力を注ぐ、とのことです。今日は早速午後からポーランドとスロバキアのチームとトレーニングマッチを行う予定です。
<08.2.4> ツェーゲン金沢は昨日、中尾真那選手の獲得を発表しました。京都府出身の中尾は2005年に広島入り。タッチラインからファーサイドまで届くロングスローに代表される身体能力が特徴で、U-20代表に選ばれたこともあります。またルーキーイヤーの天皇杯水戸戦で、プロとして初出場を果たしています。しかし怪我が多くリハビリに時間を多く費やした上に、自信を持ってプレーすることができなかったらしく広島で大成することはできずに終わり、昨年末にゼロ査定を受けていました。金沢は石川県からJリーグを目指しているチームで、昨年は北信越リーグで4位に終わっています。しかし天皇杯では1回戦で延長の末ロッソ熊本を破り、2回戦ではFC刈谷を下して3回戦に進出。水戸には敗れたものの接戦を演じるなど上を狙う力を付けてきています。今年の目標は北信越リーグ優勝、そしてJFL昇格。そのための切り札として、木村達朗選手とともに頑張って欲しいものです。
<08.2.3> サンフレッチェアシストマガジンAssistの2007-2008冬号が出ています。まず巻頭の特集は「僕たちの2007、そして2008」と題して、3人のインタビューが掲載されています。最初に登場しているのは久保允誉会長で、「J1で優勝できるチーム、その夢を果たすために」。J2降格を自分の責任とした上で、監督の留任や新社長招聘、フロント改革など、次々と打ってきた施策とクラブに対する思いを語っています。2番目に登場しているのは李漢宰選手で、「魂を、見せつけろ!」。なかなか出場機会が得られない中で気持ちを切らさないようにしながら練習してきたこと、リーグ最終戦や入れ換え戦で出場したこと。そしてチームが降格してしまったこと。その悔しさと今年に賭ける思いを語っています。3人目は平繁龍一選手の「時代を切り拓け!」。今まで「プレッシャーを感じたことが無い」と言う若武者が、プロ1年目を振り返るとともに2年目に向けての決意を語っています。
 これに続く「Sanfrecce Family Report」では、3つの下部組織(ユース、ジュニアユース、ジュニア)の監督インタビューと昨年の公式戦の全成績、そしてトップに昇格した3選手を紹介しています。また「ふれあいサッカーフェスティバル」や「出張!ストレッチロープマンがゆく」ではクラブの選手・スタッフと地域との触れ合いを紹介しています。
 「サポーター突撃取材!」は槙野智章選手。「盛田ラーメン道」を挟んで、石井百恵アナと佐藤寿人選手が対談しています。また服部選手のインタビュー記事では、サッカー漬けだった少年時代からプロ入りに至る経過などを振り返っています。
 「挑戦状をたたきつけろ!」と言う記事には桑田慎一朗選手が登場。「サンフレッチェ一問一答」では佐藤寿人選手、杉浦大輔通訳、高柳一誠選手がサポーターの質問に答えています。また「僕の行きつけ」では吉弘充志選手と高萩洋次郎選手がケーキ屋さんを紹介しています。そして巻末のコラムは、トップ主務を務める坂田康彰さんです。
 年3回発行の「Assist」は定価350円。サンフレッチェクラブ会員には無料で配布されるほか、V-POINTなどで購入可能(なはず)です。
<08.2.3> サンフレッチェの選手、監督など42人が昨日、トルコ・アンタルヤへ向けて出発しました。平繁、遊佐、清水、丸谷の4名はJリーグ新人研修のため出発が2日遅れ、横竹、内田、篠原は学校行事のため2/8に出発するとのこと。ダバツら怪我人も多いことから、ユースから原、岡本ら6人が参加しているそうです。
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