3/9〜3/15のSANFRECCE Diary


<08.3.15> 明日はホーム開幕戦を愛媛と戦います。
 昨年は選手の大幅入れ換えが響いて序盤は苦しんだ愛媛ですが、天皇杯では浦和、横浜FCを破って準々決勝に進出しました。そして今季は森脇や近藤らレンタル組を返却して再び選手を入れ替えましたが、しかし加入した選手の半数は完全移籍。腰を落ち着けたチーム作りが実ったか、開幕戦では熊本を落ち着いた戦い方で下しています。
1H ○2-1 熊本  【愛】田中、青野、【熊】高橋
 今季の戦い方も昨年を踏襲して、ボールをつなぎながら相手の隙を探し、サイド攻撃でチャンスを作って点を取る、と言う感じ。昨年はFWの軸が決まらず苦労していましたが、今年は長身の若林が入ったことでターゲットができています。先制点は若林に当てたボールを青野が拾い、右サイドを突破した赤井が折り返して田中が押し込んだ、と言うこのチームらしい形でのもの。明日の試合でも、同じようなパターンを狙ってくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、前節出場停止だった李が戻ってきます。と言うことで、予想布陣は次の通り。
        木寺

    槙野 ストヤノフ 盛田

      青山 森崎浩

李               服部
        高萩

    佐藤寿     平繁

SUB:下田、ダバツ、戸田、ユキッチ、久保
 中国新聞や携帯サイトによるとユキッチと久保の状態が上がってきているとのこと。特に久保はペトロヴィッチ監督が「いよいよ状態が上がってきた」と語っていて、本人も笑顔で「大丈夫」と言っていたそうです。前節は佐藤寿、平繁のツートップが結果を出したためすぐに先発、と言う事はないでしょうか、途中出場の可能性はかなり高いはず。明日は久保竜彦の紫のユニフォーム姿を久々に見ることができそうです。
<08.3.14> 先週発売された「紫熊倶楽部」4月号(Vol.122)を紹介します。表紙とトップ記事は、もちろんゼロックス・スーパーカップの優勝。カップを囲んだ集合写真やゴールで喜ぶ選手たち、ロイヤルボックスで手を上げる選手たちなどの写真とともに、3/1の試合の詳細をレポートしています。またホームテレビの望月ディレクターと私のコラムも、スーパーカップを取り上げたものになっています。
 インタビュー記事は2本で、モノクロページは高柳一誠選手。昨年オフにこのままでいいのか、それとも環境を変えるべきなのかを悩んだ経緯から、今年のキャンプではどのように考えてプレーしているか、等について語っています。そしてもう1本は、「君は、久保を、見たか。紫熊倶楽部、6年ぶりの久保竜彦インタビュー」と題して、6年ぶりにチームに戻ってきた久保選手を取り上げています。昨年の苦しいリハビリからシーズンオフの解雇、トライアウト、広島との契約。彼がどのような思いでサッカーに取り組んでいたのか、またサンフレッチェをどう見ていたのか。更にキャンプからスーパーカップに向けての調整と爆発。久保選手の言葉を中心にドキュメンタリーをも含めた記事は、トータル8ページと読みごたえたっぷりのものとなっています。
 その他の記事は、ペトロヴィッチ監督のキャンプ総括記者会見の全文があって、金広督子さんの「新2年生」と石井百恵さんの「ディレクターのお仕事」が続きます。またカラーページには、2月のカレンダーと全選手の顔写真と最新情報も掲載されています。
 サンフレッチェ・オフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は350円。サンフレッチェクラブ会員の方は、V-POINTとホームゲーム会場では270円で購入できます。また定期購読の場合もサンフレッチェクラブ会員割引があります。詳しくは紫熊倶楽部ホームページを御覧下さい。
<08.3.13> 徳山大とのトレーニングマッチですが、携帯サイトによると「試合感覚を維持するために組んだ試合」(ペトロヴィッチ監督)で、相手とのレベル差はありつつも「自分たちがやろうとしたことをそれぞれが自覚してできた、と言う意味ではいい試合内容だった」そうです。得点シーンはいずれも素晴らしいもので、サイドチェンジやショートパスとロングパスのコンビネーション、更に後ろからの攻撃参加など良い動きが随所に見られたとのこと。また後半途中から数的不利を作ったことにより押し込まれるシーンも増えたものの、そこはユースの選手も含めて粘り強く戦ったことも収穫だったようです。更に個々の選手で言うと、久保の存在感、ユキッチの運動量と正確なキック、李のクロスの精度など、さすがのレベルの高さを見せていたそうです。
 草津戦は相手にボールを支配される時間帯もあり、相手FWの質が高ければやられていたのではないか、と言うシーンもありました。勝ったとは言えまだまだチームとしての課題が残っている、と言わざるを得ない内容で、盛田は「この、どこか間延びしたような空気に、悪い意味で慣れてはいけない。しっかりと集中してやり抜かないと」と振り返っています。そのような雰囲気を変えるにはどうしたら良いか。それはチーム内に競争が起きて、試合に出ていても気が抜けない、と言う状況を作る事だと思います。もともとレギュラー候補だった李と下田だけでなく、久保、ユキッチ、戸田らはいずれも高い能力を秘める選手です。彼らに加えて森崎和や柏木が戻ってきて激しいポジション争いを繰りひろげるようになれば、「どこか間延びしたような空気」はいっぺんに払拭されるのではないでしょうか。そういう意味でこの徳山大戦は、出場していなかった選手にとっても良い刺激になったに違いありません。
<08.3.12> 昨日サテライトが徳山大とトレーニングマッチを行い、4-0で勝ちました。メンバーは、GK:下田、DF:橋内、戸田、篠原、MF:李(→森保71分)、遊佐、横竹(→浅田45分)、ダバツ、清水、FW:久保(→横竹57分)、ユキッチ(退場78分)。得点は9分と23分にユキッチ、55分に李、77分に横竹。ユキッチの退場はレッドカードではなく、単に後の選手を補充しなかっただけの模様です。
<08.3.11> 昨日日本サッカー協会はサニックス杯に出場するU-16日本代表を発表し、サンフレッチェユースからは岡本洵選手が選ばれました。
【GK】キローラン(東京VJrユース)、三浦(町田JFCJrユース)
【DF】杉野(東海学園高)、岡本拓(浦和Jrユース)、湯本(ジュビロ沼津)、畑本(浦和ユース)、
    渡辺(大分U-15)、山田(G大阪Jrユース)
【MF】後藤(ヴェルディ小山)、岡本洵(広島ユース)、田代(清水Jrユース)、駒井(京都U-15)、
    水野、大森(G大阪Jrユース)、横内(FC ASA FUTURO)、鈴木(ヤマハジュビロ磐田)、
    堀米(甲府Jrユース)
【FW】坂田(大津高)、土居(鹿島Jrユース)、山嵜(柏U-15)、杉本(C大阪U-15)、
    宮市(シルフィードJrユース)

<08.3.10> 昨日行われたJ2リーグ開幕戦の草津戦は、青山、平繁のゴールで勝ち好スタートを切りました。
 李が出場停止と言うことで右サイドに森脇。また怪我から復帰したばかりの盛田をストッパーに入れて、広島は次の布陣で戦いました。
        木寺

    槙野 ストヤノフ 盛田

      青山 森崎浩

森脇(→ダバツ89分)       服部
        高萩

    佐藤寿     平繁(→久保82分)

SUB:下田、戸田、ユキッチ
 対する草津はJ初出場の北がゴールマウスの前に立って、GK:北、DF:崔、喜多、藤井、田中(→佐田84分)、MF:島田、桜田(→後藤75分)、熊林(→鳥居塚61分)、秋葉忠、FW:高田、氏原、と言うメンバーでした。いつものようにDFラインからボールをつないで攻めの形を作ろうとするサンフに対して、草津は前からプレスをかけてボールを奪いに来ようとします。しかし徐々にDFラインが下がり、結果的にはゴール前を固める形になります。間延びした中盤を突いて行こうとするサンフ。しかし高い位置でのタメが作れず、またパスが相手に引っかかったりしてなかなか決定的な形を作れません。そんな中、唯一仕掛ける姿勢を見せたのが平繁。1分に角度のないところからオープニングシュートを放ったのを始めとして、相手のDFラインを脅かします。逆に草津は島田を起点に攻撃を構築。11分には超ロングシュートで広島ゴールを狙い、16分には島田のボールに喜多が合わせます。また22分には島田のスルーパスで飛び出した高田が思い切ってシュートしましたがサイドネット。サンフはストヤノフを中心にDFラインが集中していたものの、なかなかペースをつかめません。しかし前半もロスタイムに入ろうとする時間帯で、服部、高萩とつないだボールを平繁が強引に持ち込みシュート。GKが弾いたところに飛び込んだ青山が押し込み、サンフは1点リードで前半を折り返すことが出来ました。
 後半も最初にチャンスをつかんだのは広島で、森脇のクロスをペナルティエリア内で受けた佐藤寿が、GKもかわしてシュートしましたがDFに当たってしまいます。また9分には相手のクリアミスから高萩がフリーになったもののシュートではなくパスを選択して逸機。16分には高萩がロングシュートを狙いましたが枠外に外れます。そして26分、青山のサイドチェンジを受けた服部が落ち着いてクロス。高萩、佐藤寿がDFを引きつけたことでフリーになった平繁が頭で押し込み、待望の追加点を奪いました。
 その後草津は、選手を入れ替えながら打開しようとします。31分には鳥居塚。35分に島田。39分にも鳥居塚。草津がボールを支配して広島ゴールに迫ります。しかし43分にストヤノフの攻め上がりからのシュートがバーを叩くと、その直後に鳥居塚が肘打ちで退場します。そしてロスタイムには久保が右足ながら鋭いロングシュートを見せたものの、両チームとも得点は無くタイムアップ。結果的にはサンフが力の差を見せつけて、開幕戦勝利を飾りました。
 先週は2冠王者との厳しい戦いを制したサンフでしたが、J2での戦いはやはり勝手が違ったようで、なかなか難しい試合となりました。特に難しかったのは、相手のDFラインが下がってゴール前のスペースを消してきたこと。植木監督のコメントによるとこれは意図したことではなく佐藤寿の飛び出しを警戒しすぎたためだったようですが、そのためコンビネーションで崩そうとしてもパスが相手に引っかかる、と言うシーンが多かったように思います。また中盤に空いたスペースを有効に使えず、相手のパス回しを止められない場面があったのも反省材料となりました。初戦の緊張、特に負けられない戦いが始まったと言うことで慎重になっていたのは分かりますが、盛田が語っているように「この、どこか間延びしたような空気に、悪い意味で慣れてはいけない。しっかりと集中してやり抜かないと」(携帯サイトによる)と言う言葉通りだ、と言って良いのではないでしょうか。
 ただ、そうは言っても着々と勝ちを積み重ねなければならない今年の初戦で、きっちりと勝ち点3を取ったのは高く評価して良いでしょう。昇格争いのライバルと目される甲府は引き分けたものの、C大阪、湘南、横浜FC、鳥栖、愛媛が勝ったJ2開幕戦。ペトロヴィッチ監督も言うように、残る41試合をどう戦うかが重要なのです。

速報ブログ 前半 後半
日刊スポーツスコア
中国新聞戦評 J's GOALゲームサマリー

<08.3.9> 中国新聞とホットニュースによると、高熱のため6日の練習を休んだ服部は7日には軽くランニングをこなし、昨日は実戦練習にも参加するなど回復してきたとのこと。今日の試合は問題なく出場できそうです。また左足首痛で1ヶ月以上別メニューが続いていた盛田も3日から練習に復帰していて、コンディションが上がってきている模様です。誰が出場するにしても、監督が言うように相手に走り負けないように戦い抜いて欲しい、と思います。
 今日の試合会場は前橋市の群馬県立敷島公園県営陸上競技場で、午後1時キックオフ。テレビ放送はスカパーch183とe2byスカパーch803で生中継が予定されています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをごらん下さい。
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