4/13〜4/19のSANFRECCE Diary


<08.4.19> 明日はJ2リーグ戦第8節甲府戦をホームで戦います。
 昨年J1から降格した甲府は大木監督から安間監督に交代しましたが、ショートパスを繋いで相手を崩そうと言う戦術は変えずに再昇格を狙っています。しかしここまで7試合を戦って、勝ち点はわずかに7。なかなか思うように行かずに苦しんでいます。
1H △1-1 岐阜  【甲】羽地、【岐】小島
2H △0-0 徳島
3A ●0-1 水戸  【水】荒田
4H △2-2 福岡  【甲】ジョジマール、大西、【福】大久保、タレイ
5A △0-0 山形
6H ○3-2 C大阪 【甲】宇留野、ジョジマール2、【C】ジェルマーノ、カレカ
7A ●0-1 湘南  【湘】石原
 ボールは支配できても引いて守る相手を崩せない、と言う試合が続いていて、総得点はJ2で2番目に少ない6。シーズン前に茂原と須藤を失った影響が出ている、と言って良いでしょう。ただ、前からしっかりとプレスをかけてくると言うサッカースタイルは健在で、失点も1試合平均1点に抑えています。サンフレッチェとしてはうまくプレスをかいくぐってDFラインの裏にボールを送って攻めたいところですが、果たして狙い通りに行くかどうか。甲府は広島にとって、戦いにくい相手の一つ、と言って良さそうです。
 サンフレッチェのメンバーですが、前節途中交代した盛田が怪我で2ヶ月はプレーできません。今週の練習では森脇のストッパーを練習していたそうなので、前節機能した1トップ2シャドウを踏襲して次の布陣で戦うものと思われます。
        木寺

    森脇 ストヤノフ 槙野

      青山 森崎浩

李               服部
     柏木    高萩

        佐藤寿

SUB:下田、戸田、高柳、平繁、久保
 C大阪戦の後半には素晴らしいサッカーを見せたサンフレッチェですが、続けることができなければ意味がない、と言えます。相手に動きの量と質で負けないこと。そして90分間集中を切らさないこと。これをしっかりやり切ることができれば、結果は自ずから付いてくるのではないでしょうか。
<08.4.19> 日本サッカー協会は昨日U-23代表候補を発表し、広島からは青山敏、柏木、槙野が選ばれました。今回選ばれたのは、次の26人。
【GK】山本海(清水)、松井(磐田)、西川(大分)、林(流経大)
【DF】小林(柏)、田中裕(横浜FM)、細貝(浦和)、青山直(清水)、
    槙野(広島)、吉田(名古屋)
【MF】本田拓、枝村(清水)、谷口、菊池(川崎F)、中村(福岡)、
    梶山(FC東京)、中山(京都)、青山敏、柏木(広島)、
    上田(磐田)、梅崎(浦和)
【FW】平山(FC東京)、李(柏)、萬代、山崎(磐田)、岡崎(清水)
 アンゴラ戦の代表からはACLに出場する鹿島勢(伊野波、興梠)とフル代表候補に選出された長友(FC東京)、香川(C大阪)、怪我の豊田(山形)、そして佐藤(札幌)、森重(大分)が外れ、山本海、松井、西川、小林、槙野、吉田、枝村、谷口、菊池、中村、中山、柏木、平山、萬代、山崎が久々に、あるいは初めて招集されました。このメンバーは4/21〜23にトーレニング合宿を行い、5月中旬からのトゥーロン国際大会に向けて選考を行うものと思われます。
<08.4.18> 先週末発売の紫熊倶楽部5月号(Vol.123)のトップ記事は、ストヤノフ選手のインタビューです。ブルガリア代表としてW杯予選や欧州選手権にも出場経験のある彼が、なぜJ2降格後いち早くチーム残留を断言したか。彼の広島に対する思いやチームメイトについての考え、そしてシーズンオフから今シーズンのリーグ戦でのプレーなど、色々な側面からストヤノフの人間性に迫っています。
 これに続くのは「短期連載・ルーキーNOW」で、第1回はユースから昇格した篠原聖選手。ユースに入って「俺って、遅れている」と感じた彼がどのように転機を迎え、そして成長してきたか。プロ生活を「楽しい」と表現できるまでに至った現在までを綴っています。二つ目の連載「スタッフにとってのALL FOR J1」には企画部長代理の森脇豊一郎さんが登場して、ファン、サポーターをどのように満足させ、そして観客動員を上げて行くかと言う仕事の中身について語っています。更にもう一つの連載「サンフレッチェ広島、コーチのお仕事」では、普及部長の山出コーチが登場し、サンフレッチェ広島ジュニア、スクールで学ぶ小6生を対象にしたスプリングキャンプを紹介しています。
 マッチレポートは、J2開幕からの草津戦、愛媛戦、湘南戦、水戸戦、岐阜戦。外部ライターによるコラムは、金広督子さんは「プリンスリーグ開幕」、tssの石井百恵アナウンサーは「勝てる雰囲気を作ること」、広島ホームテレビの望月ディレクターは「サンフレッチェ、もうひとつの戦い」、そして私は「大切なことを、忘れてないか」と言うタイトルで書いています。
 READER'S AREAを挟んで、後ろのカラーページを使った特集記事は槙野選手インタビュー。J2降格が決まった試合から天皇杯、キャンプ、ゼロックススーパーカップ、そして水戸戦まで。常に強い意志を持って戦ってきた槙野選手の魅力を描いています。そして最終ページでは、「私たちはサンフレッチェのサポーターです」で神奈川県に在住する市河さんのご家族を紹介しています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。サンフレッチェクラブ会員は、V-POINTとホームゲーム会場限定で280円で購入できます。また広島県内の大手書店と東京・新宿の「広島ゆめてらす」、池袋の「ジュンク堂」でも購入可能です。それ以外の地域にお住まいの方は、通信販売か定期購読でどうぞ。
<08.4.17> オフィシャルホームページの情報によると、徳島戦のアウェイ応援バスツアーの募集が始まっています。4/29(火・祝)の6時15分に広島西飛行場、6時45分に広島駅新幹線口に集合し、午後1時からの徳島戦を観戦した後、8時に広島駅、8時半に広島西飛行場に戻ってくる、と言うスケジュール。料金はチケット代込みで大人8,100円、小中高生7,100円で、サンフレッチェクラブ会員はいつものように2,000円引きとなっています。募集人数は先着140名で、4台のバスのうち1台はサンフレッチェラッピングバスになるとのこと。お申し込み、お問い合わせはデオデオ旅行社「サンフレッチェ広島 徳島ヴォルティス戦応援バスツアー」係(082-240-3447)までどうぞ。〆切は4/20(日)です。
 また、サポーターグループのURSUSもバスツアーを企画しています。こちらはチケット代別でお一人様5,000円で、〆切はオフィシャルと同じ4/20となっています。日程、お申し込み方法など詳しくはursus2002.netまでどうぞ。
<08.4.16> プレスリリースによると、C大阪戦で相手選手と接触して途中交代した盛田選手は、右膝内側側副靭帯損傷で全治2ヶ月と診断されました。盛田は左足首痛でトルコキャンプと宮崎キャンプは別メニューでしたが、開幕戦で復帰すると6試合全てに先発してチームを支えてきました。中国新聞によるとペトロヴィッチ監督は「体調も上がってきたところで残念。チームにとっても本人にとっても痛い」と苦渋の表情だったとのことです。当面は森脇、ストヤノフ、槙野の3バックで戦うことになると思われますが、問題はこの3人に何かあった時。本来であれば戸田かダバツを起用したいところですが、2人ともコンディションが上がらずなかなか難しいものがあるようです。今季は第1クールが終わったあたりで補強を検討する、と言う方針でしたが、その前にDFの補強を考えなければならないかも知れません。
<08.4.16> 中国新聞によるとサンフレッチェは一昨日広島市内のホテルで株主総会を開き、昨年度決算を承認しました。経常利益は5,500万円弱で、3期ぶりの単年度黒字になったとのこと。記事によると「駒野らの移籍金収入(約2億8,000万円)や天皇杯で準優勝した賞金(5,000万円)などがプラス要素となり、売上高は前年度比で3億5,900万円増」とされていますが、高額の移籍金の場合は分割で支払われるのが通例なので、必ずしもそればかりが黒字の要因、とは言えないでしょう。昨シーズンの1試合平均入場者数が若干ながら増え(11,180人→11,423人)、入場料収入がアップした事も大きかったのではないでしょうか。今シーズンはJ2と言うことで入場者数の減少が予想され、Jリーグからの分配金も減ることが確実なので、経営的には苦しくなるものと思われます。入場者を増やすように努力するのは当然として、それ以上に重要なことは、監督交代や緊急補強等の突然の出費が必要にならないことかも知れません。
<08.4.15> 昨日サテライトがJFLのファジアーノ岡山とトレーニングマッチを行い、3-1で勝ちました。広島のメンバーは、GK:下田(→佐藤昭45分)、DF:篠原、戸田、ダバツ、MF:清水、森崎和、高柳(→横竹56分)、遊佐、ユキッチ(→丸谷64分)、FW:平繁、久保。対する岡山は、GK:滝、DF:尾崎、木村(→金光68分)、大島、丸谷明、MF:関口(→永禮45分)、金光(→三原45分)、玉林(→藤定45分)、掛谷(→山口45分)、FW:武田(→岩田45分)、朝比奈。(岡山も控え中心のメンバーです。)得点は33分に平繁、41分にユキッチ、61分に平繁、73分に朝比奈でした。
 携帯サイトの情報によると、立ち上がりは岡山の勢いに押されて強烈なシュートを下田がキャッチ、と言うシーンもあったそうです。しかし途中から森崎和を中心にしたパスワークが冴え、両サイドにユキッチ、高柳が絡んだ攻撃で相手を揺さぶります。33分には清水からのパスを受けた平繁が強引に突破して先制点をゲット。41分にはユキッチが左から単独で持ち込んで、トゥキックで決めました。後半も立ち上がりは岡山に攻め込まれたものの徐々に久保にボールが収まりはじめ、16分には久保の突破からのクロスを平繁が身体ごと押し込んでリードを3点に広げました。しかしその後高柳とユキッチが下がり、森崎和に疲れが見えてくると岡山に決定的なシーンを作られてしまったそうで、28分に右サイドの裏を突かれて混戦から押し込まれてしまいました。試合後にペトロヴィッチ監督は「今日は特にテンポのいいサッカーができたとは言い難い」と辛口の評価を下しましたが、森崎和については「気になるのは彼の健康状態だけ。他のことは心配しなくても良いでしょう」と語っています。復帰を焦らず徐々にコンディションを上げて行って、連戦となる5月以降の試合出場を目指すことになるようです。
<08.4.14> 昨日ビッグアーチで行われたC大阪戦は佐藤寿の2ゴールなどで4-1で快勝し、首位をがっちりとキープしました。
 前節出場停止だったストヤノフと高萩が復帰。また疲れのたまっている平繁を休ませて、次の布陣で戦いました。
        木寺

    槙野 ストヤノフ 盛田(→森脇33分)

      青山 森崎浩
      (→高柳70分)
李               服部
     柏木    高萩
     (→ユキッチ87分)
        佐藤寿

SUB:下田、久保
 対するセレッソは、GK:相澤、DF:中山(→藤本77分)、前田、羽田、丹羽、MF:酒本(→白谷57分)、アレー、ジェルマーノ、香川、FW:カレカ、柿谷(→森島康57分)、と言うメンバーでした。立ち上がりはセレッソのペース。ファーストシュートを柿谷が打ったのを手始めに、ボールを繋いで攻め込んできます。6分にはクロスがそのままゴール前まで流れてきて木寺が横っ飛びで弾き、香川が、カレカがドリブル突破を狙ってきます。サンフは序盤の攻勢を凌ぐと、7分の青山のミドルシュートから反撃を開始。17分には森崎浩のミドル、続くCKのチャンスでは盛田のヘッドで相手ゴールを脅かします。そして22分、こぼれ球を拾った森崎浩がドリブルで持ち上がって相手を引きつけて横へのパス。これを高萩がダイレクトで叩き込んで、広島が先制点を奪いました。
 これで勢いに乗ったサンフでしたが、しかし32分にカレカと競り合った盛田が担架で外に出て、森脇との交代となってしまいます。そして左ストッパーに回った槙野が、39分に酒本のヘッドでの落しをクリアミス。このボールが木寺の逆を突いてしまい、痛恨のオウンゴールで同点に追いつかれてしまいます。そしてこの後はカウンターから何度かチャンスを作ったものの、ほとんどの時間帯はボールを回すセレッソを低い位置で受け止めてはね返す、と言う展開。前半はあまり良いとは言えない内容に終始して、同点で折り返すことになりました。
 こんな流れを一変させたのは、後半早々のプレーでした。高萩が相手ボールをカットするとパス交換から左サイドに展開し、服部が余裕を持ってクロス。DFの視野の外から飛び込んだ佐藤寿が頭で決めて、早々にリードを奪うことに成功しました。そしてそれ以降はサンフレッチェがボールを良く繋ぎ、何度もセレッソゴールに迫ります。14分には左タッチライン際からの李のFKを森脇が頭で決めて3点目。30分には柏木のドリブルから服部が相手ゴール前でフリー。切り返して右足で打ったシュートはGKに防がれたものの、こぼれを佐藤寿が押し込んで4点目を奪います。その後も槙野、柏木、ユキッチらが決定的なシュートを放つなど相手を押し込み続け、逆にカウンターになった場面でもDFラインが冷静に対処してゴール前への侵入を許しません。結局最後はセレッソも集中が切れたと言う感じで、サンフレッチェが勝利を収めました。
 この試合のサンフレッチェは、前半と後半では全く別の顔を見せた、と思います。前半はワントップ気味に来た相手に対応し切れず、薄くなった中盤を使われてボールを回されてしまいました。相手に高い位置からプレスをかけられるとズルズルと下がる、と言う悪癖も出て、まるで岐阜戦の後半を見ているような感じでした。失点は槙野のミスからでしたが、しかしあれだけ押し込まれれば事故が起きるのも必然、と言うところ。むしろ逆に良く先制点を奪う事ができた、と言う感じだったと思います。
 ところが後半のサンフレッチェは、今季最高とも言える素晴らしいサッカーを見せてくれました。ショートパスをつないで相手を翻弄し、スペースに走り込んだ味方にパスし、あるいは逆サイドへの展開で相手の守備陣を振り回して、どんどんチャンスを作りました。試合後にセレッソの選手達から「精度の高さとか全ての面で広島の方が上だったし、完敗でした」(香川)「広島のサッカーは、メリハリがはっきりしていました。守備の時はみんなで守備をする。前の選手5人が守備をする場面もあった。ボールをとった時のカウンターが、すごくしっかりしていた」(前田)と広島を称える言葉が出ていたことからも、その内容の良さが分かるというものです。本来サンフレッチェが持っているポテンシャルを存分に発揮することができたからこそ、このような結果になったのだと思います。
 ではなぜ、後半から流れを変える事が出来たのか。それは佐藤寿人選手によれば、ハーフタイムに「浩司が『失点して空気が悪くなったから、そこを変えていこう』と僕に言ってくれて、そこでみんなが自然に『仕切り直そう』という感じに」なったからなのだそうです。またオウンゴールした槙野は「やってしまった時は、もう帰ろうかと思いました。交代させて欲しい、と思っていました。でもその時、みんなが笑顔で声をかけてくれたんです。『まだ同点だから』と言う言葉をもらって、気持ちが落ち着きました」(携帯サイトによる)と語っているように、選手同士で励ましあって自ら立て直すことができたのが、後半の好内容につながったのだと思います。
 サッカーにおいて監督の役割が大きいのは当然ですが、しかし試合中にできる事は限られています。刻々と変化する状況に対応して行くべきなのは選手たち。ピッチ上の11人が自ら考え、心を一つにして対応することが求められています。今年のサンフレッチェは「我慢」をキーワードに安全策を第一として戦っていましたが、しかしだからと言って消極的になってしまってはいけません。戦う気持ちを前面に出して、苦しい状況を乗り越えて行かなければならないのです。そう言う意味で、この日の勝利は自分たち自身でつかみ取ったものだと言えます。この勝ちには、単なる勝ち点3以上の意味がある、と言っても良いかも知れません。

速報ブログ 前半 後半
日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

<08.4.13> ホットニュースと中国新聞によると、今日はやはり「1トップ2シャドウ」の布陣でスタートすることになりそうです。昨年、ウェズレイが欠場した横浜FM戦で試してそこそこ機能した(結果は引き分け)やり方で、選手たちからも「中盤に厚みが出るのでやりやすい」(森崎浩)「ボールは良く回っていた」(青山)と概ね好評だったとのこと。今季初めての同時先発となる高萩、柏木は、しっかりと走って自分たちの役割を果たして欲しい、と思います。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後4時キックオフ。U-9とU-11による「サンフレッチェカップ」が11時半から補助競技場と第二球技場で、午後2時から「フォリアチャレンジ」がビッグアーチで行われます。「フェイスペイント」は1時からメインスタンド側おまつり広場で、「スカパー!キャンペーンブース」「キックターゲット・キックスピード」「ALL FOR J1 PV撮影ブース」はそれぞれ場内で行われます。また、フレッシャーズ大集合企画の事前募集で当選された方々による「ALL FOR J1シュートゲーム」「選手とハイタッチ」「選手エスコートキッズ、フェアプレーフラッグベアラー」も行われます。先着プレゼントは「しまねカードガイドブック」を3,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントのプレミアムカードは下田崇選手です。更に携帯サイト会員限定のプレゼント企画やスタジアムFM、試合会場限定グルメ(今回は「東西お好み対決」)なども予定されています。なおシャトルバスですが、アルパークからのものは3月いっぱいで終了して横川駅からのものだけになっていますので、ご利用の方はご注意下さい。
 テレビ中継ですが、スカパーch181で生放送が予定されています。今日もブログで速報しますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
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