5/11〜5/17のSANFRECCE Diary


<08.5.17> ホットニュースと中国新聞によると、今日の鳥栖戦は「2シャドウ」に高萩が入りそう。2試合ぶりの先発で、鳥栖の堅いDFラインを突破する動きが期待されます。また前節怪我で途中交代したストヤノフは特に大きな問題は無かったようで、元気に今週の練習に参加していたとのこと。ストヤノフにマンマークを付けると言う相手の作戦も、逆手に取る準備ができているそうです。今日の相手の鳥栖は、全員が良く走って速いプレッシャーをかけてくるのが持ち味のチーム。このプレスをどのようにかいくぐってボールを前に運ぶか、がポイントになりそうです。
 今日の試合会場はベストアメニティスタジアム(鳥栖スタジアム)で午後1時キックオフ。スカパーはch183で生放送の予定です。例によってブログでの速報をしますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<08.5.16> 明日はJ2リーグ第14節の鳥栖戦がアウェイで行われます。
 開幕2連勝と好調なスタートを切った鳥栖はその後も何とか踏ん張って、勝ち点を21稼いで5位に付けています。
1H ○1-0 山形  【鳥】飯尾
3H ○1-0 C大阪 【鳥】谷口
4A △0-0 横浜FC
5H △1-1 熊本  【鳥】金、【熊】高橋
6A ○2-1 愛媛  【鳥】柴小屋、谷口、【愛】星野
7H △1-1 草津  【鳥】藤田、【草】後藤
8A ●0-2 福岡  【福】田中、宮本
9H ○2-1 徳島  【鳥】高地、藤田、【徳】石田
10A ●0-3 仙台  【仙】平瀬、岡山、関口
11H ○3-0 水戸  【鳥】高橋、高地、石田
12A ○1-0 岐阜  【鳥】藤田
13A ●1-2 湘南  【鳥】金、【湘】アジエル、阿部
 12試合での総得点は13と攻撃力がやや心もとない鳥栖ですが、それを補っているのが堅い守備。岸野監督は昨年リーグワーストを記録した守備陣を整備して、1試合平均失点0.92と言う結果を残してきています。前節はアジエルに対してマンマークを付けると言う奇策が当たらず敗戦を喫しましたが、しかし本来はピッチ全体でプレスをかけてくるチーム。明日の試合は連戦の疲れもとれたと言うことで、本来のアグレッシブな戦いを挑んでくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、今週は篠原以外の怪我人の情報はないので、前節と同じか小さな修正で臨むものと思われます。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
        木寺

    森脇 ストヤノフ 槙野

      青山 森崎和

李               服部
    森崎浩     高萩

        佐藤寿

SUB:下田、高柳、ユキッチ、平繁、久保
 甲府が編み出した「ストヤノフにマンマークを付ける」と言う広島対策を森崎和のクレバーなプレーで乗り切ったサンフレッチェ。鳥栖はおそらく、また別の作戦を考えてくるかも知れません。それをどう打ち破って行くかと言う事は、監督采配だけでなくピッチ上の選手たちの自主的な判断が重要になってきます。そしてその前提となるのが、相手に気持ちと走る量で負けないこと。逆にそれがきっちりとできるならば、相手がどんな対策を立ててきても問題は無い、と思います。明日も勝ち点3を積み重ねて首位をキープして、笑って青山をフランスに送り出したいものです。
<08.5.16> 日本サッカー協会は昨日トゥーロン国際大会に参加するU-23日本代表を発表し、広島からは青山敏弘選手が選ばれました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】山本海(清水)、西川(大分)、林(流経大)
【DF】中村(福岡)、伊野波(鹿島)、水本(G大阪)、田中裕(横浜FM)、
    青山直(清水)、森重(大分)、吉田(名古屋)
【MF】本田拓(清水)、谷口(川崎F)、水野(セルティック)、梶山(FC東京)、
    青山敏(広島)、上田(磐田)、細貝、梅崎(浦和)、本田圭(VVVヘンロ)
【FW】李(柏)、岡崎(清水)、森本(カターニャ)、エスクデロ(浦和)
 先月行われた合宿のメンバーから松井、萬代、山崎(磐田)、小林(柏)、槙野、柏木(広島)、枝村(清水)、菊池(川崎F)、中山(京都)、平山(FC東京)が外れ、伊野波、水本、森重、水野、本田圭、森本が復帰。またエスクデロが初めて選出されています。今回は欧州組が久々に合流することもあって大きくメンバーを入れ替えていますが、五輪本番ではここにオーバーエイジが入ってくるほか、A代表に選出されている内田、安田理、長友、香川らも入ってくるはず。「サバイバル」と言えば聞こえはいいのですが、選ばれたメンバーにとってはなかなか厳しい遠征になりそうです。
<08.5.15> 先週発売の「紫熊倶楽部」6月号(Vol.124)を紹介します。表紙は森崎浩司、青山敏弘両選手で、インタビュー記事もこの2人。前のカラーページでは「自分との戦い」と言うタイトルで森崎浩司選手が登場しています。昨年シーズン末の「J2降格」の衝撃。2002年に続く2度目の結果を、最初彼は自分の中で受け入れることができなかった、と言います。そして「今回の降格は自分に責任がある」と言う思いから、また天皇杯での素晴らしいサッカーから、「もう、広島以外でプレーすることは考えない」と決意したそうです。しかしキャンプ以降、主力選手が揃わずなかなか思うようなプレーができないジレンマ。プレッシャーと戦いながら、チームメイトと競争しながら、チームを引っ張って行こうとする思いを語っています。一方の青山選手のインタビュー記事は、昨年の契約更改時に見せた涙から。怪我のため降格が決まった瞬間にピッチに立てていなかった悔しさや、その後のリハビリ、そしてJ2での戦い。プロ入りした時からの憧れの選手だった、と言う森崎和幸選手とのドイスボランチを組んでチームを引っ張る彼の現在を見つめています。
 連載「コーチのお仕事」は、おとなのサッカー教室を担当する重富コーチ。連載「スタッフにとってのALL FOR J1」ではオフィシャルホームページやe-VPOINT、携帯サイトを担当する企画部の木村佳樹さんを紹介しています。またホームゲームでの貴重な足となっている横川駅からのシャトルバスの体験レポートも掲載されています。
 マッチレポートはC大阪戦、甲府戦、熊本戦、徳島戦、山形戦。外部ライターによるコラムは今回も4本で、金広督子さんは「今年の新入生」と言うタイトルでユースの1年生を紹介。石井百恵アナは「本当の成功への道しるべは」と言うタイトルでチームと代表との関係について綴っています。望月ディレクターは「ピッチを真上から見る男」として森崎和幸選手について。私は「不安を吹き飛ばせ!」と言う題で書いています。
 そして最終ページの「私たちはサンフレッチェのサポーターです」では、たまたま行ったファン感謝デーで「人生が変わった」と言う西区の永井さんご一家を紹介しています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円で、ホームゲーム会場とV-POINTの他、広島県内の大手書店で販売中です。また東京では新宿の「広島ゆめてらす」と池袋の「ジュンク堂」で購入可能です。その他の地域にお住まいの方は、定期購読か通信販売でどうぞ。
<08.5.14> サンフレッチェは昨日、篠原聖選手が左脚ハムストリング肉離れで全治4週間と診断された、と発表しました。これは一昨日のG大阪との練習試合で痛めたもので、昨日広島市内の病院で検査して明らかになった、とのこと。篠原は今年加入した新人選手の中では最も評価が高く、DF陣に万一の事があった時にはメンバー入りの可能性もあった(かも知れない)だけに残念な怪我だ、と言えるでしょう。
<08.5.13> 昨日サテライトがG大阪と練習試合を行い、0-3で敗れました。メンバーは、GK:下田(→佐藤昭60分)、DF:戸田、橋内、篠原(→宮本)、MF:ユキッチ(→丸谷75分)、桑田、横竹、遊佐(→不老45分)、清水、FW:平繁、久保。中盤が不安定でなかなかチャンスが作れず、見せ場の少ない試合だった模様です。
<08.5.12> 昨日アウェイで行われたJ2リーグ第13節福岡戦は、森崎浩の2ゴールと森脇のゴールで3-0で勝ち、首位を守りました。
 前節先発を外れた森崎浩が復帰して、次の布陣で戦いに臨みました。
        木寺

    森脇 ストヤノフ 槙野
       (→高萩71分)
      青山 森崎和

李               服部
    森崎浩     高柳
    (→平繁89分)
        佐藤寿(→ユキッチ89分)

SUB:下田、久保
 対する福岡は従来の3バックから4バックに変更して、GK:神山、DF:宮本、山形、柳楽、MF:タレイ(→ハーフナー75分)、城後(→布部58分)、中村、久永、鈴木(→田中45分)、FW:黒部、大久保、と言うメンバーでした。最初にシュートを放ったのは広島で、1分に森崎浩のパスを佐藤寿がミドルシュート。7分にはロングパスをGKと競り合いながらマイボールにした佐藤寿のパスを高柳がシュートしましたがDFに当たります。更に8分には森崎和のロングパスを佐藤寿がワンタッチでループ状のシュート。GKを越えたものの惜しくもバーに弾かれます。福岡もサイドからのクロスで反撃を試み、11分には久永のクロスを大久保が頭で逸らしましたが木寺が素晴らしいセービングを見せます。その後もボールを繋いで相手を崩そうとする広島に対して、福岡は両サイドからのクロスを大久保、黒部の頭に合わせてきます。攻め込みながらもなかなか崩せなかった広島ですが、29分にようやくゴールをこじ開けます。DFラインでボールを持った森崎和がするするとドリブルで上がって高い位置からスルーパス。ペナルティエリア内で受けた佐藤寿のパスに走り込んだ森崎浩が右足で叩き込んで、待望の先制点を奪うことができました。
 前半はその後も広島ペースで、30分には佐藤寿がミドルシュートを放ったものの神山が横っ飛びでキャッチ。42分には李の右からのクロスに森崎浩が頭で合わせましたがシュートは枠を外れます。更にロスタイムには森脇がドリブルで数人をかわして左足でシュート。ボールは神山の手の先を抜けてゴールに向かったものの、惜しくもポストに弾かれます。前半は最少得点差ながら、広島が圧倒的に優勢のままで終わりました。
 ところが後半になると流れが一変します。福岡の前からの圧力が強くなり、うまくボールを繋げなくなります。2分にはFKのボールがGKとDFラインの間でルーズになりましたが何とかクリア。4分には田中のミドルを木寺が横っ飛びでキャッチします。9分にも大久保が放った決定的なシュートを木寺がスーパーセーブ。12分、13分にも続けざまにピンチを迎えます。サンフの反撃は17分、森脇のミドルがGKを抜きましたがバーに弾かれます。そして27分、李の右からのCKは槙野とDFが絡んでゴール前にこぼれます。そしてここに走り込んでいたのが、ここまでポストに嫌われ続けていた森脇。倒れ込みながら右足を叩きつけたボールはゴールネットに突き刺さり、広島サポーターの前で槇野の誕生日を祝うパフォーマンスで喜びあいました。
 この後福岡は、ハーフナーを前線に入れてロングボールの放り込みを徹底してきます。サンフはゴール前をしっかり固めると、度々カウンターから福岡陣内に攻め入ります。そして35分、森崎浩が倒されて相手ゴール前でのFKのチャンスを得ます。森崎浩の左足からのボールはバーに弾かれたものの、拾った高萩がヒールで服部へ。服部は股抜きでペナルティエリア内に侵入してマイナスのパスを送ると、走り込んだ森崎浩が強烈なシュートを突き刺して、サンフは決定的な3点目を奪いました。その後両チームとも何度もゴール前でのシーンを作ったもののシュートミス等で点は入らずそのままタイムアップ。サンフは堂々の試合展開で福岡を寄り切りました。
 この試合のポイントを挙げるとすれば、後半の30分までの時間帯でしょう。福岡の前からのプレスに思うようにボールを繋げなくなり、組み立ての部分でのパスミスを連発。運動量も落ちて、なかなか攻撃の形が作れませんでした。また相手のサイドからの攻撃に対応できずにゴール前まで迫られ、何度も決定的なシュートを打たれました。木寺の好セーブが無ければ、そのまま同点から逆転される、と言う可能性もあったのではないか、と思われます。その上、削られて何度も倒れ込んでいたストヤノフの交代。テレビで見ていて、後はひたすら耐えるしかないのではないか、と思われました。しかしそこで飛び出したのが、森脇のゴールでした。盛田の離脱以降6試合連続で先発しながら、なかなか良いところを見せる事ができなかった森脇。前節は敗戦の責任を1人で背負い込んだような顔で、涙を流していたそうです。しかしこの日はまずは守備で奮闘し、高さのあるツートップと堂々と渡り合いました。そしてボールを持つと積極的に仕掛けて、この日チームで2番目に多い3本のシュートを放ちました。試合後のヒーローインタビューは2得点の森崎浩でしたが、彼にも負けないほどこの日の森脇の貢献度は高かった、と言って良いでしょう。水戸戦では試合を引き分けに持ち込む重要なゴールを挙げた森脇ですが、昨日はそれ以上の働きをした、と言って良いかも知れません。
 前節2敗目を喫し、連敗だけは絶対に避けなければならないと言うことで臨んだこの試合。福岡の不調に助けられたとは言え、勝利を引き寄せることができたのは選手全員が気持ちで相手に負けなかったから、だと思います。首位をキープしたサンフの後を勝ち点2差で湘南が追い、その後には僅差で仙台、C大阪、鳥栖らが続くという混戦のJ2リーグ戦。勝ち抜くために必要なのは、この日のようなチーム全員で戦う気持ちだと思います。奢ることなく、落ち込むことなく、自信を持って戦えば、きっとその先には歓喜が待っているはずです。

速報ブログ 前半 後半
日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

<08.5.11> 今日の福岡戦ですが、中国新聞の予想は「1トップ2シャドウ」なのに対して、ホットニュースは「2トップ」。練習ではどちらも試していたらしく、ペトロヴィッチ監督は「2つのポジションはまだ決めていません」と語っています。相手はこれまでの4バックから選手の要望を入れて3バックに変更して来る、とのことですが、重要なのはシステムではなく「しっかりと走って、そして球際で戦うこと」(ペトロヴィッチ監督)。悪い状況から何とか抜け出したい、と言う高いモティベーションで戦いを挑んでくる相手に気持ちで負けないことが、この試合の最重要ポイントとなりそうです。
 今日の会場はレベルファイブスタジアム(以前の博多の森球技場)で、午後1時キックオフ。テレビ放送はスカパーch183とNHK福岡放送局で生中継が予定されています。WEBLOGでの速報も行う予定ですので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
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