6/15〜6/21のSANFRECCE Diary


<08.6.21> 中国新聞とホットニュースによると、今日の試合は柏木、高萩、森崎浩が前線に並ぶ3トップ気味の布陣になる可能性が高そうです。前節は終了間際に追いつかれて連勝がストップしたことや水戸には第一クールで勝てなかったこと、そしてエース・佐藤寿が不在で戦うことなどを考えると、今日は絶対に勝ちたい試合。先発選手の力だけでなく、途中から出てくる選手がどこまで頑張るか、が勝敗を分けるのではないでしょうか。
 今日の試合会場は笠松運動公園陸上競技場で、午後1時キックオフ。テレビ中継はスカパーch182で生放送の予定です。今日もブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報等を御覧下さい。
<08.6.20> 明日は第21節水戸戦がアウェイで行われます。
 水戸のここまでの成績は5勝4分け9敗。勝ち点19で13位の成績です。前回の広島との対戦以降の結果は次の通り。
4A △2-2 広島  【水】西野、赤星、【広】久保、森脇
5H △2-2 横浜FC 【水】堀、大和田、【横】アンデルソン、三浦淳
7H △2-2 熊本  【水】荒田、西野、【熊】河端、中山
8A ●0-2 徳島  【徳】六車、ドゥンビア
9A △3-3 仙台  【水】荒田、西野2、【仙】梁、平瀬2
10H ●1-3 岐阜  【水】荒田、【岐】森山、片山2
11A ●0-3 鳥栖  【鳥】高橋、高地、石田
12H ●0-2 湘南  【湘】阿部、坂本
13A ●1-3 山形  【水】菊岡、【山】根本、レオナルド、宮崎
14H ○1-0 愛媛  【水】平松
15A ●1-2 草津  【水】OG、【草】松下2
17H ○1-0 徳島  【水】堀
18A ○2-1 C大阪 【水】赤星、荒田、【C】小松
19H ○2-1 鳥栖  【水】OG、西野、【鳥】レオナルド
20A ●0-2 愛媛  【愛】三木、南
 昨年までの守備的なサッカーから一転して攻撃的なサッカーを目指してチーム作りを進めている今シーズン。第一クールはバランスポイントを見つけることができず最下位に沈んでいましたが、第二クールの初戦となる徳島戦で最後の最後に点を奪って勝利を挙げると、その勢いでC大阪、鳥栖を連破して5年ぶりの3連勝を遂げました。前節は愛媛に敗れたものの、相手は前節お休みだった、と言う条件の違いが影響したもの。次節はホームに戻って首位チームを迎えると言うことで、3連勝中と同様の高いモティベーションで向かってくるに違いありません。
 対するサンフレッチェは前節終了間際に追いつかれて、連勝が6でストップしてしまいました。また全試合で先発出場してチームを引っ張ってきた佐藤寿が代表に招集されたため明日は不在。また甲府戦で怪我をした森脇も、まだ練習には復帰できていません。と言うことでメンバーがどうなるか難しいところですが、私は次のように予想します。
        木寺

    結城 ストヤノフ 槙野

      青山 森崎和

李               服部
    森崎浩    高萩

        平繁

SUB:佐藤昭、盛田、柏木、ユキッチ、久保
 中国新聞によると昨日の練習では森崎浩、柏木、高萩のMF3人が前線に並ぶ「0トップ」とも言うべき布陣を試していた、とのこと。これ以外にも久保やユキッチのワントップや、ツートップにしてくる可能性もあります。ここのところ3-6-1が機能していた、と言うことを優先するか、あるいは選手の調子を優先するか。ペトロヴィッチ監督の采配とともに選手の応用力が問われることになりそうです。
<08.6.19> 先週発売の紫熊倶楽部7月号(Vol.125)を紹介します。
 巻頭のカラーページは、森崎和幸選手のインタビューです。「降格は、監督だけの責任ではない。もし監督だけに責任を押し付けるのなら、僕も考えます」と言うJ2降格直後の言葉がどのような意味だったのか。「サッカーをやめないといけない」とまで思い詰めた時期もあった彼の監督に対する思いやクラブに対する思い、そして今年に入ってからの手術とリハビリ、更にはシーズンに入ってからのチームとの関わりなど、12/8からここまでの激動の半年間の心の動きを追っています。
 これに続くのは「短期連載・ルーキーNOW」の第2回で、丸谷選手が取り上げられています。また、連載「スタッフにとってのALL FOR J1」には、ゼロックス優勝グッズやドラゴングッズ、似顔絵ガチャガチャなど次々とグッズ企画を進めている商品開発担当主任の石川浅香さんが登場。連載「コーチのお仕事」では、広島と岩国でジュニアユースを指導している塩崎コーチと門田コーチが登場して、普及活動の楽しさと難しさを語っています。
 マッチレポートは、仙台戦、福岡戦、鳥栖戦、横浜FC戦、草津戦、湘南戦。金広督子さんのコラムは「プリンスリーグ セカンドラウンドに向けて」、石井百恵さんのコラムは「同期生の存在感」、望月英男さんは「真剣勝負の国際舞台が選手を育てる」、そして私は「3つの不安材料」と言うタイトルで書いています。
 「READER'S AREA」と「ビッグアーチを美しく!クリーン・サポーター運動に参加しよう」と言う記事を挟んで、後のカラーページは森脇良太選手のインタビュー。「アタマが真っ白になった」と言う愛媛への期限付き移籍から、気持ちを切り替えて愛媛で戦った2年間。広島への復帰が決まった時には駒野、あるいは李とのポジション争いを覚悟してきたものの、待っていたのはストッパーとしての起用でした。最初は戸惑いながらも、そして試合で失敗してしまっても、持ち前の明るさと強い気持ちで戦い続ける彼の「現在」を描いています。
 そして最終ページの「私たちはサンフレッチェのサポーターです」では、ビッグアーチ正面に時々登場する巨大な怪獣を製作した三共ディスプレイの孝野孝男さんが、サンフレッチェに対する思いを語っています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン紫熊倶楽部は定価350円。V-POINTとホームゲーム会場の他、広島県内の大手書店、新宿の広島ゆめてらす、池袋のジュンク堂などで発売中です。
<08.6.18> プレスリリースによると、今年2回目の「サポーターズカンファレンス」の参加者募集が始まっています。日程は7/20(日)の午後1時半からで、場所は広島国際会議場ヒマワリ。募集人数は500人で、応募時点でサンフレッチェクラブ会員か年間指定席を購入していることが条件です。参加を希望される方は官製はがきに郵便番号、住所、氏名(フリガナ)、年齢、電話番号、会員番号、ご意見、ご質問などを記入して、「〒733-0036 広島市西区観音新町4-10-2 広島西飛行場ターミナルビル1F サンフレッチェ広島サポーターズカンファレンス事務局」までお送り下さい。〆切は7/8(火)必着です。
<08.6.17> 日本サッカー協会は昨日W杯3次予選バーレーン戦に向けての日本代表を発表し、広島からは佐藤寿人選手が選出されました。
【GK】川口(磐田)、楢崎(名古屋)、川島(川崎F)
【DF】寺田、井川(川崎F)、中澤(横浜FM)、高木和(清水)、闘莉王(浦和)、
    駒野(磐田)、安田(G大阪)、内田(鹿島)
【MF】中村俊(セルティック)、遠藤(G大阪)、中村憲(川崎F)、
    松井(サンティエンヌ)、鈴木(浦和)、山瀬功(横浜FM)、今野(FC東京)、
    長谷部(ヴォルフスブルグ)、本田(VVV)
【FW】玉田(名古屋)、巻(千葉)、佐藤寿(広島)、大久保(神戸)、
    矢野(新潟)
 タイ戦までのメンバーから長友と香川が抜けて、本田と佐藤寿が追加招集された形になっています。またオマーン戦でレッドカードを受けた大久保はバーレーン戦も出場停止になる可能性があるため、その場合はメンバーから外れることになります。
 J's GOALによると佐藤寿人選手は「チームがリーグ戦を闘っている時期に代表に呼ばれたわけで、気持ちは複雑」とコメント。しかし注目度の低いJ2で闘う自分が代表で頑張れば広島も注目される、と言うことで、「広島と言うチームも代表していると言う誇りを持ってやっていきたい」と述べています。土曜日に行われる水戸戦は彼抜きで戦うことになりますが、ぜひしっかりと勝って、彼の気持ちに応えたいものです。
<08.6.17> 昨日吉田サッカー公園でアビスパ福岡と練習試合を行い、2-2で引き分けました。広島のメンバーは、GK:佐藤昭、DF:横竹、橋内、盛田(→丸谷45分)、MF:清水、桑田(→遊佐45分)、岡本、内田、平繁、ユキッチ、FW:久保。携帯サイトによると、立ち上がりから広島がボールを支配し、特に右サイドの清水が相手の左を担当したハーフナーにドリブルで仕掛けてチャンスを作ったそうです。そして19分、平繁が右サイドをドリブルで崩してクロス。このボールを久保がかかとで落とし、そこに飛び込んだ桑田が決めて先制点を奪いました。しかし27分、クロスに盛田と佐藤昭がお見合いをしてしまい、こぼれを城後にループで決められ同点。後半は桑田が下がったことで中盤のバランスが取れなくなり、相手のペースとなってしまったそうです。そして後半25分、左サイドを破った中島のクロスを本田にフリーで叩き込まれてリードを許してしまいました。ところが勝ち越しを許した広島はそこから反撃。岡本、ユキッチらのシュートで相手を脅かし、ついに43分、久保のスルーパスを受けた遊佐がペナルティエリア内で倒されてPKをゲットし、これをユキッチが冷静に決めて同点で試合を締めました。
<08.6.16> 昨日ビッグアーチで行われた第20節福岡戦は、高萩のゴールで先制したものの終了間際に追いつかれ、連勝は6でストップしました。
 青山がU-23代表から戻ってきた一方で前節怪我をした森脇は欠場で、ペトロヴィッチ監督は次の布陣で臨みました。
        木寺

    結城 ストヤノフ 槙野

      青山 森崎和

李(→柏木45分)        服部
    森崎浩    高萩(→桑田85分)

        佐藤寿(→久保77分)

SUB:佐藤昭、ユキッチ
 一方の福岡のメンバーは、GK:神山、DF:宮本、山形、布部(→黒部81分)、柳楽、MF:久藤、田中、中村、久永(→中島84分)、鈴木惇(→タレイ72分)、FW:大久保。佐藤寿、高萩、森崎浩にマンマークを付けてくると言う極端に守備的な戦術をとってきた福岡に対して、広島が序盤からボールを支配します。そして前半14分には槙野がドリブルから強烈なミドルを放ちましたが、神山がわずかに触ってポストに弾かれ、25分には服部の突破からのクロスに佐藤寿が合わせたものの、これもポストに嫌われます。42分には再び槙野が強烈なミドルを放ったもののわずかに枠外。サンフは何度か決定的なチャンスを作ったものの、なかなか得点になりません。前半はじりじりとした展開のまま、スコアレスで折り返しました。
 後半に入るとペトロヴィッチ監督は、李に代えて柏木を投入。服部を左SBに下げ、4バックの形にして打開しようとします。しかしこれを予想していた福岡も即座に対応し、山形を柏木に付けて抑え込みます。両チームとも中盤〜DFラインでの激しい潰し合いが続きましたが、しかし均衡が破れたのは後半32分の事でした。相手のパスミスを拾った高萩がどのままドリブルで攻め上がり、DFをかわして中央からシュート。これが神山の横を抜いてゴールネットを揺らし、広島は待望の先制点を奪うことが出来ました。
 その後、ツートップに変更してリスクをかけて同点を狙ってくる福岡。広島は久保にボールを当てて、そのボールを繋いで2点目を狙おうとします。そして時間はロスタイムに入ろうとする時間帯に、ゴールキックのボールのこぼれが田中に入ってしまいます。田中は振り向きざまに思い切ってロングシュート。これが見事なドライブとなって木寺の頭の上を越えて、同点ゴールとなってしまいました。そしてその後も福岡ペースのままでタイムアップ。サンフレッチェは痛恨の失点で、終了間際に勝ち点2を失いました。
 この試合のポイントは、マンマークで広島の攻撃を封じてくる福岡の守備をどう崩すか、と言うことでした。それに対してサンフはやや苦しんだものの、高萩の素晴らしいゴールでリードを奪ったところまでは予定通り、とも言うべき展開でした。しかし問題はその後。4バックから通常の3バックに戻して逃げ切る作戦に出たものの、意図通りには行きませんでした。もちろん、田中のシュートはそれ自体が素晴らしいもので、次も決めろと言われても簡単にできるようなものでは無いと思います。しかし終了間際の進め方が悪く、ボールをつないで時間を消費し、相手の焦りを誘うと言う戦い方ができなかったのが失点の遠因だった、と言えるでしょう。湘南戦に続いてのホームゲームでの「失態」から学ぶことが、今のサンフレッチェには一番必要な事なのではないでしょうか。

日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

<08.6.15> 今日はJ2リーグ戦第20節。ホームでアビスパ福岡との対戦です。
 第一クールが終わった時点での順位は下から2番目の14位。リトバルスキー監督の解任も必至か、と思われていた福岡ですが、意外にも監督の留任が決まるとそこから3連勝。順位も9位に上がってきています。
13H ●0-3 広島  【広】森崎浩2、森脇
14A ●1-2 横浜FC 【福】大久保、【横】アンデルソン、池元
15A ●1-2 C大阪 【福】柳楽、【C】ジェルマーノ、OG
16H ○2-0 仙台  【福】田中、大久保
17A ○3-1 鳥栖  【福】タレイ2、長野、【鳥】谷口
18A ○2-1 熊本  【福】中村、タレイ、【熊】中山
19H ●0-3 山形  【山】長谷川、佐藤健、宮崎
 チームが変わった一番の原因は戦術の変更で、4枚のDFのうち3人を相手のアタッカーにマンマークで付け、布部を後に余らせると言う布陣で戦っています。この結果、第15節まで1試合当たり平均2失点していたのが第16節以降は激減。前節こそ好調・山形の圧力に屈したものの、チーム全体に粘り強さが出てきています。前回の対戦では福岡の不調に付け込んだ形で完勝することができたわけですが、今回は同じようには行かない、と思っておいた方が良いのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェは前節、甲府の激しいサッカーに押されながらも何とか耐えて、連勝を6に伸ばしました。そこで新戦力・結城が90分間プレーし、怪我で欠場していた柏木、桑田が復帰すると言う収穫がありましたが、しかしその一方で森脇が接触プレーで膝を痛めて途中交代。重傷でなかったのが救いですが、しかし今節の出場は難しそうです。ただ、U-23代表に招集されていた青山が数分間の出場だけで戻ってきたので、今日の出場は問題ないものと思われます。と言うことで、予想メンバーは次の通り。
        木寺

    結城 ストヤノフ 槙野

      青山 森崎和

李               服部
    森崎浩    高萩

        佐藤寿

SUB:佐藤昭、桑田、柏木、平繁、久保
 中国新聞などによると昨日の練習ではワントップの下に高萩、柏木、森崎浩を並べ、槙野を右SBに出した4バックを試していたとのこと。ペトロヴィッチ監督は「この形を最初からにするか、途中からかはまだ決めていない」と語っていますが、誰が出るにしろどういう布陣で戦うにしろ、重要なのは相手に気持ちで負けないことです。11人が心を合わせて戦って、ライバル・福岡を蹴落として欲しいと思います。
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