7/13〜7/19のSANFRECCE Diary


<08.7.19> 「ホットニュース」によると、ストヤノフ、平繁、高萩は出場が難しいとのことで遠征には参加していない模様です。また李は出場できるものの「膝の裏に問題を抱えている」とのこと。先発が予想される桑田や高柳らとどのように併用するか、がポイントとなりそうです。一方のセレッソは古橋がメンバー入りしてきそうだとのこと。「サンフレから3とれ」と言うキャンペーンを展開して今日の試合に臨むセレッソとの戦いは、非常に厳しいものとなるのではないでしょうか。
 今日の試合会場は長居スタジアムで、午後6時キックオフ。テレビ放送はスカパーch182で生中継が予定されています。今日は都合によりブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は携帯サイトの速報などをどうぞ。
<08.7.18> 明日はアウェイでC大阪と対戦します。
 調子の波のあるC大阪ですが、このところ復調の気配。山形、仙台と上位相手に勝ち点を稼ぎ、再び2位に浮上してきました。前回のサンフレッチェとの対戦以降の成績は次の通り。
7A ●1-4 広島  【C】OG、【広】高萩、佐藤寿2、森脇
8H ○1-0 熊本  【C】ジェルマーノ
9A △1-1 横浜FC 【C】小松、【横】根占
10A ○4-1 愛媛  【C】小松、アレー、ジェルマーノ、香川、【愛】横山
11H ○1-0 徳島  【C】小松
13A ○3-1 草津  【C】小松2、ジェルマーノ、【草】山崎
14H ○2-0 湘南  【C】ジェルマーノ、小松
15H ○2-1 福岡  【C】ジェルマーノ、OG、【福】柳楽
16A ○5-0 岐阜  【C】ジェルマーノ2、カレカ、古橋2
17H ○2-0 愛媛  【C】古橋、カレカ
18H ●1-2 水戸  【C】小松、【水】赤星、荒田
19A ●0-2 徳島  【徳】ドゥンビア
20H △3-3 甲府  【C】OG、香川、羽田、【甲】前田、石原、美尾
21A ○1-0 福岡  【C】ジェルマーノ
22H ●1-2 草津  【C】小松、【草】島田、田中
23A ●2-3 熊本  【C】小松、森島康、【熊】木島2、山内
24H ●0-1 鳥栖  【鳥】栗山
25A ○2-0 山形  【C】乾、小松
26A △0-0 仙台
 香川の代表招集やジェルマーノ、古橋の怪我などで主力がそろわず苦戦していたセレッソでしたが、乾の獲得が流れを変えた、と言う感じ。完全にチームのエースとなった小松のワントップの下に香川、浜田、乾を並べた布陣は、相手チームに脅威を与えています。前節もスコアレスドローに終わったものの、仙台のDFラインにプレッシャーをかけ続けて何度も決定機を作りました。また守備面では前々節から前田が復帰。名古屋からレンタルで獲得した青山隼とともに、2試合連続完封に貢献しています。選手の質の高さでは、リーグ屈指のC大阪。前回の対戦では熟成度の違いを見せつけて圧勝しましたが、明日はそうはいかない、と思っておいたほうが良いでしょう。
 対するサンフレッチェですが、怪我人続出の状況は今週も変わらないどころか更に悪化している様子。携帯サイトと中国新聞によるとストヤノフはまだ別メニューが続いており、平繁も練習に戻れません。また前節左膝裏を痛めた李は、昨日から練習に合流したものの途中で切り上げ、高萩も右太もも裏を傷めて別メニューとなっています。と言うことで、明日のメンバー予想は次のとおり。
        佐藤昭

    槙野  森崎和  盛田

      青山 森崎浩

桑田              服部
   高柳        柏木

        佐藤寿

SUB:原、結城、岡本、清水、久保
 誰が出場するにしろ、ピッチ上では11人対11人。出ている選手がどこまで走るか、そしてどれだけ力を合わせて戦えるか、が重要です。一刻も早くJ1昇格を決めるために大事なことは、ライバルを直接対決で叩くこと。明日はその絶好の機会と考えて、全力で戦って欲しいと思います。
<08.7.17> 先日、Jリーグはリーグ戦後半のキックオフ時間を含めた日程を発表しました。それによると、サンフレッチェの次節以降の日程は次の通り。

開催日

kick off

対戦相手

競技場

27

719()

1800

セレッソ大阪

大阪長居スタジアム

28

727()

1800

横浜FC

ニッパツ三ツ沢球技場

29

8 3()

1800

サガン鳥栖

広島ビッグアーチ

30

810()

1900

ベガルタ仙台

ユアテックスタジアム

31

816()

1830

ヴァンフォーレ甲府

山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場

32

823()

1800

アビスパ福岡

広島ビッグアーチ

33

830()

1800

水戸ホーリーホック

笠松運動公園陸上競技場

34

9 7()

1800

FC岐阜

広島ビッグアーチ

35

914()

1600

モンテディオ山形

NDソフトスタジアム山形

36

920()

1900

横浜FC

ニッパツ三ツ沢球技場

37

9 23(火・祝)

1800

愛媛FC

広島ビッグアーチ

38

928()

1300

セレッソ大阪

大阪長居スタジアム

39

10 4()

1400

湘南ベルマーレ

広島ビッグアーチ

40

1018()

 

 

 

41

10 25()

1400

サガン鳥栖

広島ビッグアーチ

42

119()

1330

ベガルタ仙台

宮城スタジアム

43

11 22()

1400

ザスパ草津

広島ビッグアーチ

44

1130()

1300

ロアッソ熊本

熊本県民総合運動公園陸上競技場

45

12 6()

1200

徳島ヴォルティス

広島ビッグアーチ


<08.7.16> すっかり忘れていたのですが、プリンスリーグU-18中国は7/12に全日程を終了し、サンフレッチェユースは6連覇を逃しました。4チームで行われたセカンドラウンド1部上位の結果は次の通り。
【第1節】(6/28)
作陽    2-1 広島ユース
広島皆実  4-0 境

【第2節】(7/5)
広島皆実  5-0 作陽
広島ユース 4-0 境

【第3節】(7/12)
広島皆実  3-1 広島ユース
作陽    3-1 境
 最初の作陽戦のメンバーは、GK:大森、DF:不老、元田、宮本将、宮原、MF:宮本徹(→宗近)、茶島、中山(→森保→山崎)、FW:大崎、川森(→沖田)、浅田。前半にCKから先制点を許し、後半早々に不老のゴールで追いついたものの混戦から勝ち越しを許したそうです。そしてその後は決定機をGKにセーブされるなど得点できず、そのまま敗れました。
 続く境戦のメンバーは、GK:大森、DF:沖田(→宮本徹)、宗近、宮本将、宮原、MF:茶島、佐伯、浅田(→中山)、FW:大崎、川森(→松林)、不老(→玉田)。前半終了間際に大崎が角度のないところから突き刺して先制すると、その後不老に玉田の2点で快勝しました。
 第3節の広島皆実戦は、GK:大森、DF:浅田、佐伯、宗近、森保、MF:宮本徹(→沖田)、板倉(→川森)、宮原、FW:不老、松林(→中山→玉田)、大崎、と言うメンバー。前半終了間際にシュートがDFに当たって不運なゴールを奪われると、後半に入ってロングボールからあっさり失点。FKから佐伯のヘッドで1点差に迫ったものの、その後突き放され敗れました。この結果今年の優勝は広島皆実。作陽が2位に入り、サンフレッチェユースは2003年にプリンスリーグが始まって以来最悪の成績に終わりました。
 3位になったユースは高円宮杯の出場権を獲得。中国で勝てなかった屈辱は、全国大会で晴らすしかありません。
<08.7.15> 日本サッカー協会は昨日北京五輪代表を発表し、サンフレッチェからは誰も選ばれませんでした。今回選出されたのは次の18人。
【GK】山本海(清水)、西川(大分)
【DF】水本(京都)、森重(大分)、安田(G大阪)、内田(鹿島)、
    吉田(名古屋)、長友(FC東京)
【MF】本田拓(清水)、谷口(川崎F)、梶山(FC東京)、本田圭(VVV)、
    細貝(浦和)、香川(C大阪)
【FW】豊田(山形)、李(柏)、岡崎(清水)、森本(カターニャ)
 今月行われた合宿のメンバーから外れたのは、体調不良でオーバーエイジでの選出を辞退した遠藤(G大阪)の他、青山直(清水)、梅崎(浦和)、興梠(鹿島)。逆に合宿メンバー以外から入ったのは長友、香川。6月12日のカメルーン戦のメンバーの中では、他に伊野波(鹿島)、田中裕(横浜FM)、水野(セルティック)、青山敏(広島)、上田(岩田)、エスクデロ(浦和)が「落選」したことになります。
 メンバーに誰を選ぶか、と言うことは監督の専決事項なのであまりいろいろと言いたくは無いのですが、それにしてもチームの軸を頻繁に変えるやり方はどうか、と思います。例えば、五輪最終予選の最後のベトナム戦、サウジアラビア戦を戦ったメンバーは次の通り。
【GK】山本海(清水)、西川(大分)、林(流経大)
【DF】伊野波(FC東京)、水本(千葉)、小林祐(柏)、細貝(浦和)、
    青山直(清水)、安田(G大阪)、内田(鹿島)
【MF】本田拓(法政大)、水野(千葉)、青山敏、柏木(広島)、
    上田(磐田)、本田圭(名古屋)、梅崎(大分)
【FW】平山(FC東京)、カレン(磐田)、李(柏)、岡崎(清水)、
    興梠(鹿島)
 予選ではこの他に家長(G大阪)、森島康(C大阪)らが活躍し、北京五輪の出場権を獲得したわけです。この中では特に伊野波、青山直、水野、平山らはチーム立ち上げ時からの中心メンバーだったわけで、彼らの頑張りで五輪予選を突破できたと言っても言い過ぎではありません。もちろん、五輪本番は予選突破の「ご褒美」ではなく勝つために行くわけで、予選で活躍したから選ばれなければならない、とは言わないのですが、それにしてもチームの軸となっていた選手をこれほど切って本大会に行く、と言う例は聞いたことがありません。反町監督は昨日の記者会見で「ひとつはハート。マインドですね...サッカーに対する情熱、日の丸に対する誇り、あとはメンタリティですね。日本らしい最後まであきらめない粘り強いそうした気持ち、ひたむきさ」を鍵に選んだと言っていますが、では日本の誇りをかけて予選を突破した選手たちにその「ハート」や「ひたむきさ」が無かったのか。記者会見の言葉自体、選ばれなかった選手に対してかなり失礼な言い回しだと思いますが、それ以上に選考結果との不整合が理解できません。またクラブではレギュラーとは言えない岡崎や豊田、怪我から復帰したばかりの長友を選んだことを見ても、Jリーグでの活躍の度合いを基準にしたとも思えず、何がこのチームの基本なのかさっぱり分からない選考結果はファンの一人として納得できない、と言わざるを得ません。
 同じことはサンフレッチェの選手についても言えます。例えば青山敏弘は、このチームがU-21代表として立ち上がった2年前から、何度も落とされながらその度に這い上がってチームの一員として戦ってきました。特に最後のサウジアラビア戦では試合中に骨折しながら、「魂のクリア」で勝利に貢献しました。怪我、と言えば最初に選ばれたU-21代表中国遠征の時もそうで、試合中に捻挫して涙の途中退場をしています。クラブへの思いを封印しつつ、その上怪我で大事な時に試合に出れない、と言う犠牲を負いながら青いユニフォームのために戦ってきた青山を、なんの挨拶も無しに(実際、サウジ戦後にはお見舞いも無かったらしい)外した監督に「ハート」を語る資格があるのでしょうか?また柏木についても同じことを思います。昨年U-20W杯で活躍して戻ってきた柏木を、反町監督は切り札として起用しました。そして柏木はボロボロになりながらもピッチ上を走り回り、勝利に貢献していました。確かに今季は度重なる怪我で出遅れていて、コンディション面を考えれば選びにくかったのは確かかも知れません。しかし結局「新聞辞令」だけで結局候補にも呼ばずに切った、と言うやり方には、釈然としないものを感じます。大事なときにチームの主力を抜かれなくて済んだ、と言うのは助かったのは事実ですが、だからと言って選考結果が理解できるかどうかは別。日本のサッカーファンの一人として、「我々の代表」が北京でぶざまな試合だけはしないで欲しい、と祈らずにはいられません。
<08.7.14> 昨日サテライトのリーグ戦が益田市の島根県立サッカー場で行われ、鳥栖と0-0で引き分けました。広島のメンバーは、GK:原、DF:結城、岡本、浅田、MF:遊佐(退場45分)、高柳、桑田、大崎、清水、丸谷、FW:久保(→森保55分)。対する鳥栖は今のところ不明。試合は立ち上がりから動きが重く、特に遊佐が警告2枚で退場してからは圧倒的に攻められたものの何とか耐えて引き分けに持ち込んだ、と言うことだったようです。
<08.7.13> 昨日ビッグアーチで行われた岐阜戦は4-0で圧勝。2位との勝ち点差を今季最大の13に広げました。
 柏木が徳島戦以来4試合ぶりに先発に復帰し、次のメンバーで戦いました。
        佐藤昭

    槙野  森崎和  盛田

      青山 森崎浩(→桑田80分)

李               服部
   高萩(→高柳52分) 柏木

        佐藤寿(→久保80分)

SUB:原、結城
 対する岐阜は、GK:日野、DF:深津、菊池(→小峯51分)、川島、菅、MF:北村、高木、佐藤聡(→相川63分)、梅田、FW:片桐、小島(→片山77分)、と言うメンバーでした。立ち上がりはやや受け身になった広島に対して、岐阜が積極的にボールを回して攻めてきます。そして0分には片桐、3分には梅田がシュート。また小島や片桐のクロスで広島ゴールに迫ります。しかし徐々にボールが回り出すと広島ペースになってきます。8分には大きなパス交換から青山の後ろからのボールを受けた高萩が、反転すると思い切ってミドルを打ったもののわずかに上。20分にも素早いパス交換から最後は高萩が頭で狙ったもののわずかに外れます。更に24分にはCKに盛田がフリーで合わせたもののDFに当たってしまい、31分には素早い攻撃から柏木がシュートまで持っていきます。逆に36分、FKのこぼれ球を深津?にシュートされましたが佐藤昭が横っ飛びでセーブします。そして42分、左からのCKに頭で合わせた槙野のボールはGKにクリアされましたが、走り込んできた盛田が左足で叩きつけるようにしてゴールネットに流し込み待望の先制点を挙げました。
 更に45分、佐藤寿のチェイシングで相手のボールを奪うと、青山のスルーパスで抜け出した高萩がGKの鼻先でマイナスのパス。ここに走り込んでいた柏木が丁寧にゴールネットに蹴り込み、2点リードで前半を折り返しました。
 後半に入ってもいきなりチャンスを作ったのは広島で、0分にスルーとダイレクトパスを組み合わせて相手ゴールに迫り、佐藤寿がシュートしましたが残念ながらオフサイドを取られます。しかし3分、服部のクロスは佐藤寿には合わなかったものの、DFに当たったボールに素早く反応した佐藤寿がそのままゴールネットに突き刺し、3試合連続ゴールでリードを広げました。
 その後選手を入れ替えて流れを変えようとする岐阜。中盤での激しいボールの奪い合いが続きますが、しかしサンフレッチェの選手は疲れも見せずに戦います。そして16分、シュートのこぼれを狙って走り込んだ服部が川島に倒されてPKを得ます。蹴るのは、草津戦で「気持ちが入りすぎて」サッカーを始めてから初めてPKを外してしまった、と言う森崎浩。今回もGKに読まれていたもののスピードに乗ったボールがゴールネットに突き刺さり、決定的な4点目をゲットしました。
 その後もボール支配は広島。久保、桑田を投入して落ち着いてゲームをコントロールします。岐阜は何とか攻め込もうとするものの、終盤のシュートは36分の相川のシュートぐらい。広島が首位の力を存分に見せつけて、岐阜に対して初勝利を挙げました。
 この試合、立ち上がりは岐阜の運動量に押し込まれて、前回の対戦同様の流れになりそうになりました。しかしサンフレッチェはしっかりと動いてスペースを作り、大きくタッチ数の少ないパスでボールを動かしてが流れを取り戻しました。過密日程と蒸し暑さで体力的には苦しい状況だったと思われるのにも関わらず、先に足が止まったのは岐阜の方。選手個々の技術の高さと組織力で、つけ入る隙を与えませんでした。山形戦で敗戦を喫して迎えた中2日の3連戦。体力的に厳しい状況が続く中で、最後の試合で最も良い内容の試合を見せてくれました。これはひとえに選手たちの頑張りと、そして精神面をマネージメントした監督の力だと思います。「正念場」とも言える3試合を勝ち点7で凌いだサンフレッチェ。これで油断することなく、ここから続く上位相手の連戦に向かって欲しいと思います。

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