7/6〜7/12のSANFRECCE Diary


<08.7.12> ホットニュースと中国新聞によると、ストヤノフは今節も出場を回避する模様ですが、その一方で前節途中出場した柏木の調子が上がっているとのこと。昨日の練習でも「前線を幅広く走り、ドリブルからテクニカルな右足シュートを決め」ていたそうで、今日は先発から行くことになりそうです。疲れがたまっている他の選手に比べて体力的に問題もなく、今日の試合の鍵を握ることになるのではないでしょうか。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後6時キックオフ。U-10による「サンフレッチェカップ」が1時半から、4種による「フォリアチャレンジ」が4時から予定されています。メイン側おまつり広場では、「フェイスペイント」と「ALL FOR J1メッセージ記入コーナー」が3時から。「広島法務局人権擁護啓蒙ブース」と「広島国際アニメーションフェスティバルブース」も同じく3時から行われます。また「キリンビールドラフトカー」が2時から6時に設置されます。更に「マサコアタフラスタジオ」によるフラダンス披露が、3時、4時、5時からそれぞれ30分間予定さています。サンフレッチェクラブ会員限定のプレゼントは、盛田選手のプレミアム選手カードを先着3,000名様に。試合会場限定グルメは、岐阜県特産の「五平餅」を300食限定300円で提供します。その他にも「スタジアムFM」や「携帯サイト企画」などもありますので、FMラジオや携帯電話をご持参ください。
 テレビ放送ですが、スカパーch186で生放送が予定されています。今日もブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<08.7.11> 厳しい夏場の連戦は明日が第3ラウンド。ホームに岐阜を迎えます。
 今季J2に初昇格した岐阜ですが、第一クール終盤の危機を乗り越えて粘り強い戦いで9位前後をキープしています。前回の広島との対戦以降の成績は次の通り。
6H △1-1 広島  【岐】菅、【広】槙野
7A ○5-1 福岡  【岐】片桐2、高木、梅田2、【福】中村
8H ●2-3 横浜FC 【岐】片山、吉村、【横】OG、八田、アンデルソン
9A ●2-4 湘南  【岐】川島、OG、【湘】石原、原、アジエル、加藤
10A ○3-1 水戸  【岐】森山、片山2、【水】荒田
11H ●0-3 愛媛  【愛】赤井、宮原、江後
12H ●0-1 鳥栖  【鳥】藤田
13A ○2-0 熊本  【岐】梅田、片桐
14H ●0-1 草津  【草】高田
16H ●0-5 C大阪 【C】ジェルマーノ2、カレカ、古橋2
17H △1-1 甲府  【岐】菊池、【甲】羽地
18A △0-0 愛媛
19H △0-0 熊本
20A ○1-0 横浜FC 【岐】久永
21A △1-1 草津  【岐】片山、【草】高田
22H ●0-1 福岡  【福】久永
23A ○1-0 徳島  【岐】小島
24H ○2-1 山形  【岐】片桐2、【山】秋葉
 シーズン開幕当初は積極的なサッカーで旋風を巻き起こしたものの、第8節あたりからは疲れと主力の離脱から失点がかさみ、なかなか勝てない試合が続きました。そこで松永監督は第二クールから現実路線を選択。リトリートディフェンスからのカウンターサッカーに切り替えて、着実に勝ち点を積み重ねるようになってきました。そして第24節には2位山形に真っ向から立ち向かい、終盤の点の取り合いを制して3ヶ月半ぶりにホームで勝利を挙げました。水曜日は試合がなく、明日は中5日での試合。休養十分で、そして連勝の勢いを持って、広島に乗り込んできます。
 対するサンフレッチェは前節、運動量が上がらない中苦しみながらも勝ち点3を取りました。中2日が続くということで疲れがたまっている選手を休ませたいところですが、怪我人が多い状況を考えればそれもなかなか難しいところ。メンバーの入れ替えがあるとすれば、ストヤノフが復帰できるかどうかではないでしょうか。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        佐藤昭

    槙野 ストヤノフ 盛田

      青山 森崎和

李               服部
     高萩    森崎浩

        佐藤寿

SUB:原、結城、高柳、柏木、久保
 明日はこれまで以上に苦しい試合となる可能性がありますが、J1昇格のためには落として良い試合は1つもありません。先発メンバーだけでなく控え選手の実績もJ2屈指のものがあるわけですから、自分たちの力と仲間を信じて、目の前の困難を乗り越えて欲しいと思います。
<08.7.10> 昨日松山で行われた第25節愛媛戦は、高萩、佐藤寿の2ゴールを守って3試合ぶりに勝利しました。
 盛田が久々に先発した一方でストヤノフは左脇腹痛で出場を回避。3バックは今季初めての組み合わせで戦いました。
        佐藤昭

    槙野  森崎和  盛田

      青山 森崎浩(→柏木69分)

李               服部
   高柳(→結城63分) 高萩

        佐藤寿(→久保83分)

SUB:原、桑田
 対する愛媛は、GK:多田、DF:高杉、金守、南、三上、MF:赤井(→笹垣83分)、キム、横谷、江後、FW:田中(→横山60分)、大木(→三木80分)、と言う「元広島ツートップ」を組んで来ました。DFラインを引き気味にした広島に対して愛媛は前からボールを取りに来て、ファーストシュートは3分に大木が放ちましたが、しかし先制点は広島でした。CKのクリアボールを拾ってつなぎ、森崎浩が左足で中に入るクロス。これを槙野がつないで最後は高萩が右足で地面に叩きつけ、大きく跳ね上がったボールが愛媛のゴールネットを揺らしました。
 これで落ち着くことができた広島は、ボールをつないで、あるいはロングボールで佐藤寿を走らせて追加点を狙って行きます。逆に愛媛は田中や横谷、キムがミドルシュートを打ってきますが、佐藤昭を中心にしっかりと守ります。そして32分、青山のロングフィードでDFラインの裏に抜けた佐藤寿が、上手な身体の使い方でマイボールにすると右足でボレーシュート。このボールはGKの頭の上を越えてゴールネットに飛び込み、早い時間帯での追加点を奪うことができました。
 この後の時間帯はパスミスなどから逆襲を食らい、愛媛に押し込まれることもありましたがゴール前に強固なブロックを作って凌ぎ、2点リードを保って前半を折り返しました。
 後半に入って最初にペースを握ったのは広島。5分には服部のクロスに高萩が頭で合わせ、5分にはロングボールを佐藤寿がボレーで狙いましたが惜しくもオフサイド。その後も波状攻撃を見せて愛媛を押し込みます。しかし14分、単純なクロスを佐藤昭がキャッチミス。こぼれを拾った江後の強烈なシュートは槙野がぎりぎりでクリアします。16分には江後の突破から横山のシュートやCKからの大木のシュートが広島を襲い、その後も江後や横谷の両サイドの突破から何度もピンチを迎えます。ペトロヴィッチ監督は中盤の運動量を上げるために18分に結城、24分に柏木を投入。その柏木のキープとドリブルで流れを引き戻します。28分には柏木がドリブル突破から右足でシュートしたものの枠外。33分にもDFラインの裏でボールをもらってシュートしましたがまたもや枠外に外れます。広島は最後の切り札として久保を投入。44分にはその久保が抜け出し、GKとDFを引きつけて走り込んできた柏木にパスを出しましたがDFに当たってわずかに外れます。残念ながら追加点こそ奪えなかったものの最後は冷静にボールキープして時間を使い、2点リードを保ったままで逃げ切りました。
 この試合の内容、と言う点から言えば、決して褒められたものではなかったかもしれません。少なくともボールの回り方や運動量、決定機の数で言えば熊本戦の方が上だったと思いますし、引きすぎて相手にスペースを与えてボールを回され、更に両サイド(特に愛媛の左サイド)に頻繁に突破を許してピンチを招いたことは、大きな反省点です。5月以降は結果が悪いときでも試合自体は支配することが多かったことを考えれば、この試合はここ数ヶ月の中では最も内容が悪かった、と言っても良いかもしれません。
 しかしだからと言って、この試合について批判すべきではない、と思います。なぜなら山形戦、熊本戦の後のこの試合で最も重要なことは、勝ち点3をとると言うことだったからです。相手は12位とは言え調子を上げてきており、ホームでは7試合連続で負けなし、しかも休みがこちらより1日多いと言う日程。苦戦する要因はいくらでもあったわけです。しかもこちらはこのところバランスを崩して失点するシーンが増えており、ちょっとしたことで失点して敗戦する、と言う可能性も少なくはなかった、と思います。そんな中でサンフレッチェが選んだ戦い方は、守備とバランス重視という戦い方でした。攻め急ぎすぎてボールを悪い形で失って、失点しないようにしよう、と言う方針でした。すなわち、キーワードは「我慢」。シーズン当初の原点に戻って、確実に勝ち点を奪っていこう、と言うやり方だったのではないかと思います。
 サンフレッチェにとってこのところの夏場は「鬼門」となっています。それまでどんなに良い戦いをしていても、夏場、あるいはその後の秋口に調子を落としてしまう、と言うのがここ数年の定番になっているからです。今年、J1復帰を至上命題としているチームにとって、夏場や秋以降に不調に陥る、と言うことは絶対に避けなければなりません。少々内容が悪くても、結果を残すことが何よりも重要なのです。そう言う意味でこの愛媛戦は、サンフレッチェにとって重要なターニングポイントとなる試合でした。どんなに苦しい状況でも、多少内容が悪くても、結果を出すということが求められる試合。そう言うゲームできっちりと2点を取って勝ったことは、何よりも重要な結果だった、と言えるのではないでしょうか。この愛媛戦は、J1復帰のために絶対に落とせない試合。苦しい中でもそのミッションを完遂した選手と監督・スタッフをまずは讃えるべきだ、と私は思います。

速報ブログ 前半 後半
日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

<08.7.9> ホットニュースと中国新聞によると、ストヤノフは左脇腹の肉離れで今日の試合の出場を回避。前節に続いて森崎和がリベロを務めることになります。一方盛田は16試合ぶりの先発出場の可能性が濃厚で、森崎浩と高萩の怪我の状態もそれほど悪くはないとのこと。また柏木も身体の状態は悪くないようで、遠征には連れて行くそうです。怪我人続出で苦しいサンフレッチェですが、しかしこれは今に始まったことではなくシーズン当初から続いていること。それでも首位を走っているのは、代わりに出ている選手がきっちりと責任を果たしているからだ、と思います。今日の試合は過密日程との戦いでもありますが、何としてでも勝ち点3を取ってきて欲しいと思います。
 今日の試合会場は松山市のニンジニアスタジアムで、午後7時キックオフ。テレビ放送はスカパーch183で生放送です。ブログでの速報は帰宅が間に合えばしますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<08.7.9> プレスリリースによると、下田崇選手は昨日広島県内の病院で左膝軟骨損傷の手術を行い、全治3ヶ月と診断されました。木寺に続いての手術と言うことで、サンフレッチェは7月〜9月はトップチームのGKが1人だけ、と言う危機的な状況で戦わなければなりません。
 それにしても、下田が膝を痛めたのは開幕前のこと。その後ずっと公式戦には出場せず、4ヶ月もの間リハビリを続けていたわけです。そこで今更になって手術する、とはいったいどういうことでしょう?1ヶ月遅れで手術した森脇の件や怪我人が続出している件を含め、メディカルの見込みの甘さと対応の悪さが目に付きます。いくら監督が良い戦術を考え良い指導をしても、選手が怪我でプレーできなければどうにもなりません。クラブにはこれ以上事態が悪化しないように早急に対処して欲しいし、特にGKに関しては他のチームからの補強を進めて欲しいと思います。
<08.7.8> 明日は「しまなみダービー」第2戦、愛媛とのアウェイゲームを戦います。
 前回の対戦以降の愛媛FCの成績は次の通り。
2A ●0-3 広島  【広】高萩2、佐藤寿
3A ○3-0 徳島  【愛】赤井、若林、田中
4H ●1-2 草津  【愛】若林、【草】藤井、氏原
5A ●0-2 福岡  【福】大久保、グリフィス
6H ●1-2 鳥栖  【愛】星野、【鳥】柴小屋、谷口
8H △1-1 仙台  【愛】内村、【仙】梁
9A ●0-1 甲府  【甲】ジョジマール
10H ●1-4 C大阪 【愛】横山、【C】小松、アレー、ジェルマーノ、香川
11A ○3-0 岐阜  【愛】赤井、宮原、江後
12H △0-0 山形
13A ●0-1 横浜FC 【横】アンデルソン
14A ●0-1 水戸  【水】平松
15H △1-1 湘南  【愛】江後、【湘】原
16H ○2-1 甲府  【愛】田中、横山、【甲】大西
17A ●0-2 C大阪 【C】古橋、カレカ
18H △0-0 岐阜
20H ○2-0 水戸  【愛】三木、南
21H △2-2 横浜FC 【愛】大木、金守、【横】アンデルソン、エリゼウ
22A ●1-2 鳥栖  【愛】南、【鳥】高地、藤田
23H △1-1 福岡  【愛】金守、【福】ハーフナー
24A ○1-0 仙台  【愛】田中
 ここまでなかなか波に乗ることができず12位前後をうろうろしていた愛媛ですが、前節は苦手のアウェイで上位仙台相手に素晴らしいサッカーを展開。特に後半は中盤を支配して何度も相手ゴール前に迫り見事な勝利を収めました。そしてその原動力となったのは、6試合ぶりの先発となったFW田中俊也。決勝点となったゴール以外にも、胸トラップからの反転シュートなど何度か仙台ゴールを脅かしています。この田中以外にも大木、河原と元広島の選手がいる愛媛に対し、愛媛で活躍していた高萩、佐藤昭がプレーする広島と言うことで、熊本戦以上にプライドを賭けた戦いになることは間違いない、と思われます。
 対するサンフレッチェですが、前節は後半に同点に追いつかれて勝ち点2を失いました。ただ、ストヤノフの出場停止や怪我人の続出があったことを考えれば、勝ち点を取っただけでも良くやった、と言えるかも知れません。明日のメンバーですが、ストヤノフの出場停止が明けるものの肋骨のあたりを痛めているとのことで、出場できるかどうか微妙です。ただ、前節途中出場した盛田が今度は先発でも行けそうだとのことなので、DFラインをどう構成するかがポイントとなります。
        佐藤昭

    槙野  森崎和  盛田

      青山  高柳

李               服部
     高萩   森崎浩

        佐藤寿

SUB:原、結城、岡本、桑田、久保
 前節は連敗こそ避けることができたものの、2試合続けて勝ちがなかったのは第4節・第6節の連続引き分け以来のこと。2試合で勝ち点を1しか取れなかったのは今季初めてと言うことになります。2位以下が足踏みしているため首位の座は安泰に見えますが、だからと言って油断は大敵です。明日の試合は絶対に勝って、胸を張って広島に戻ってきて欲しいと思います。
<08.7.8> プレスリリースによると、甲府戦で負傷して回復を待っていた森脇選手ですが、結局「右膝外側半月板断裂」と言うことで昨日広島県内の病院で手術を受けました。診断は全治2ヶ月と言うことで、復帰は早くても9月になるものと思われます。
<08.7.7> 昨日ホームで行われた第24節熊本戦は、一度は逆転したものの終盤に追いつかれて引き分け。貴重な勝ち点2を失いました。
 前節累積4枚目のイエローカードを受けたストヤノフが出場停止。また平繁も怪我でベンチに入らず、次のメンバーで戦いに臨みました。
        佐藤昭

    結城  森崎和  槙野
    (→盛田72分)
      青山  高柳

李               服部
     高萩   森崎浩(→久保75分)

        佐藤寿

SUB:原、岡本、桑田
 対する熊本は、GK:小林、DF:市村、河端、上村、矢野、MF:吉井、山口、山本、松岡(→喜名56分)、FW:高橋(→有村89分)、木島(→中山70分)、と言うメンバーでした。試合は立ち上がりから広島ペース。1分に李のクロスに佐藤寿が頭で合わせたのを手始めに、8分、11分にもロングボールに佐藤寿が反応してシュートまで持ち込みます。21分には佐藤寿が高柳とのワンツーでペナルティエリアの中に入り込んでクロス。これを森崎浩がボレーで狙いましたがわずかにヒットせず枠外。24分には佐藤寿が、森崎浩がいずれも決定的なヘディングシュートを放ちましたが、決めることができません。圧倒的な広島ペースの中で推移した前半でしたが、しかし先制点を奪ったのは熊本でした。27分、DFラインでボールをキープする森崎和は出しどころが無くそのまま持ち上がろうとしましたが、そこで木島に奪われ高橋とのワンツーからGKの前へ。必死でスライディングする青山はわずかに及ばず、ゴールを割られてしまいました。
 しかし35分、広島は人数をかけた攻撃で同点に追いつきます。槙野の突破からフリーになった服部がファーサイドへのクロス。李のヘディングシュートはGKに防がれたものの、ゴール前に詰めていた佐藤寿が反転して蹴り込み今シーズン11ゴール目をゲットしました。そしてその後も広島ペースは続き、佐藤寿のバイシクルシュートや高萩、青山のシュートなどで熊本ゴールを脅かします。熊本もサイドからのクロスで得点を狙うもののDFの冷静な対応で決定機を与えず、同点のままで前半を折り返しました。
 後半早々に結城が高橋をペナルティエリアの中で引っ張ったものの見逃してもらい、逆にこちらがPKをもらったのは後半9分。河端に倒された佐藤寿が自ら蹴って決めて、待望の勝ち越し点を奪います。そして19分には森崎浩の素晴らしいロングパスで抜け出した高萩がGKと1対1になりましたが、しかしシュートをGKにぶつけて突き放すことはできず。逆に22分、攻め上がったところでボールを奪われ、左サイドからの山本のクロスを山口に決められ同点。その後広島は盛田、久保を投入して攻勢を強め、28分の槙野のクロスや35分の李のシュート、36分の槙野のクロス、そして41分の服部のシュートなど何度も決定機を作りました。が、最後は引き分け狙いに来た熊本の牙城を崩すことはできず、ホームゲームを勝利で飾ることはできませんでした。
 この試合のポイントの一つは、広島が数多かったチャンスを決めきれなかった、と言うことにあると思います。実際ペトロヴィッチ監督は、「チャンスを作っているのに、ゴールできない。それ以外のところでは、悪くない試合だった」と語っていますし、佐藤寿人選手は「勝てなかったのは、僕ら攻撃陣の責任です」と振り返っています。池谷監督が試合後に語っていたように、熊本は「前半からボールを動かされ、中盤から最終ラインを含めてパニックになっていた」わけで、もう一押しさえあれば内容の差そのままの点差で終わっていたかも知れない。取るべきところで点を取らなければ痛いしっぺ返しを食らう、と言うのは「サッカーの法則」なわけで、まさにその通りになった、と言わざるをえません。シュートの精度とシュートを打つ決断力をもっともっと上げて行かなければ、今後も苦しい戦いを強いられるのは間違いありません。
 また「パニックになっていた」熊本の選手の気持ちを、早い段階で切れさせることができなかったのも問題でした。例えば、早い時間帯に与えてしまった先制点。これで相手は「行ける」と感じ、我慢していればチャンスは来る、と言う気持ちになったことでしょう。また不正確な放り込みや大きく枠を外すシュートもそうです。せっかく相手のゴール前に攻め込んでも、ボールが味方のいるところに飛ばなかったり、ゴールの枠を捉えなかったらノーチャンスです。首位なら首位らしく、90分間を上手に使い、じわじわと相手を追いつめるような戦い方をしなければなりません。
 本来の力の差が大きくても、そう簡単に下位チームに勝てなくなるのがJ2の厳しさの一つです。それは何度も戦ううちにお互いの戦い方が分かってくる、と言う側面もあるし、気持ちのちょっとした差が結果に出てしまう、と言う側面もあります。また過密日程と長距離移動が続くことで、選手が疲労したり怪我をしたり、と言う事も増えてきます。しかしそれは、サンフレッチェだけの問題ではありません。実際上位を争うチームは、ことごとく同じように苦しんでいるのです。そこで最後に効いてくるのは何かと言えば、やはり最後まで戦う気持ち、勝つために100%以上を発揮する、と言う決意なのだと思います。熊本が見せた、最後まで諦めない気持ち。J2のクラブならどこでも見せるそのような戦い方を上回らなければ、また同じような事を繰り返すことになるのではないでしょうか。

速報ブログ 前半 後半
日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

<08.7.6> ホットニュースと中国新聞によると、平繁も腰の痛みを訴えて別メニューとなったとのこと。またストヤノフ、内田もどこかを痛めたらしく、怪我人はついに10人に達しました。また高萩と森崎浩も先発で出れそうではあるものの、爆弾を抱えた状態で無理はさせられない様子。今日は先発のメンバーだけでなく、途中交代で出てくる選手の活躍が鍵になりそうです。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後6時キックオフ。「サンフレッチェ広島七夕まつり」として、様々なイベントが予定されています。まずは1時半からはU-11による「サンフレッチェカップ」が、4時からは4種による「フォリアチャレンジ」が行われます。選手サイン会は5時20分からで、今日は清水、丸谷両選手。3時半から先着500名様に抽選券を配付します。「バルーンアート」は4時からメインスタンド3Fコンコースで、「フェイスペイント」は3時からメイン側おまつり広場で。「熊本県観光PRブース」と「ALL FOR J1メッセージ記入コーナー」も設置されます。2時からの「七夕ブース」(メイン側おまつり広場)では短冊に願いを込めたり、縁日が開催されたりします。更に「浴衣美人・甚平美男を探せ!」として浴衣、甚平でご来場の方を場内大型映像に映し、その中で3名様に選手サイン入りTシャツをプレゼントするそうです。
 サンフレッチェクラブ会員限定のプレミアム選手カードは木寺選手。試合会場限定グルメは、七夕に因んで笹だんごを200円で提供します。その他、携帯サイト企画やスタジアムFMも予定されていますので、携帯とFMラジオをご持参下さい。またテレビ放送はスカパーch183で生放送。ブログでの速報もやる予定ですので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、そちらをどうぞ。
<08.7.6> 日本サッカー協会は先日「国際ユースサッカーIN新潟」に参加するU-17代表を発表し、サンフレッチェユースからは大森、大崎が選ばれました。
【GK】川浪(柏U-18)、大森(広島ユース)
【DF】酒井(新潟ユース)、原(桐蔭学園高)、阿部(FC東京U-18)、大和田(川崎FU-18)、
    扇原(C大阪U-18)、高橋(東京Vユース)
【MF】神田(秋田商高)、大崎(広島ユース)、菊池(湘南ユース)、加藤(三菱養和ユース)、
    古田(札幌U-18)、茨田(柏U-18)
【FW】指宿(柏U-18)、原口(浦和ユース)、永井(C大阪U-18)、吉原(福岡U-18)
 この年代の目標は2011年に行われるU-20W杯で、今回はU-17イラク代表、U-17新潟選抜、U^17コスタリカ代表と対戦します。
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