8/10〜8/16のSANFRECCE Diary


<08.8.16> 中国新聞とホットニュースによると、累積警告による出場停止と左脇腹痛で7/6の熊本戦以来欠場していたストヤノフの8試合ぶりの復帰は間違いなさそう。槙野の出場停止を受けて練習では5通りのフォーメーションを試していたそうですが、ホットニュースによると「いずれの形も帯に短し襷に長し」なのだそうで、どの形で行くかは監督の判断となりそう。前回の対戦ではサンフレッチェが相手オウンゴール(実質的には高萩のゴール)と佐藤寿のゴールで快勝しましたが、今日は難しい試合になりそうです。
 今日の試合会場は小瀬スポーツ公園陸上競技場で、午後6時半キックオフ。テレビ放送はスカパーch174で生中継が予定されています。今日も私はスタジアムに行きますので、ブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報などをご覧ください。
<08.8.15> J2リーグ戦は明日から第3クール。サンフレッチェは甲府とのアウェイゲームを戦います。
 スタートダッシュに失敗した第1クールからなかなか勝ち点が伸びなかった第2クール。順位も11位前後に停滞して昇格も絶望か、と思われた甲府ですが、新外国人の獲得以降上向きになってきて、3位鳥栖との勝ち点差は10。残り14試合に逆転昇格を賭けています。
19H ●0-2 広島  【広】OG、佐藤寿
20A △3-3 C大阪 【甲】前田、石原、美尾、【C】OG、香川、羽田
21H ○1-0 山形  【甲】林
23H ●0-4 湘南  【湘】阿部、田村、リンコン2
24A ○2-0 福岡  【甲】藤田、神崎
25A △0-0 横浜FC
26H ○3-1 熊本  【甲】マラニョン、秋本、久野、【熊】小森田
27H ○2-0 水戸  【甲】林、大西
28A ●1-2 鳥栖  【甲】マラニョン、【鳥】藤田2
29H △2-2 仙台  【甲】サーレス、マラニョン、【仙】梁、中島
30A ○3-1 徳島  【甲】秋本、羽地2、【徳】アンドレジーニョ
 初出場の試合でいきなりゴールを決めたマラニョンは、4試合の出場で3ゴール。またサーレスも仙台戦で初ゴールを決めています。それまで1試合平均得点が1点に満たなかった甲府は、彼ら2人が加入して以降は5試合で11点を取るなど得点力が倍増。前回の対戦時とは全く別のチームになった、と言って良いでしょう。前節は出場停止だったマラニョンは休養十分で明日の試合に臨むはず。広島にとっては厳しい相手が待っている、と言えます。
 サンフレッチェですが、前節イエローカードを受けた槙野が出場停止となります。ただその一方で、いよいよストヤノフがいよいよ復帰しそう。携帯サイトによると今週の練習ではビブス組で練習し、回復をアピールしていたそうです。メンバーですが、槙野の欠場をカバーするために「2つのシステムを試した」(携帯サイト)とのこと。前回は勝ったとは言え苦手の小瀬、そして外国人対策も考えると、守備重視の布陣で行くのではないか、と予想します。
        佐藤昭

    結城 ストヤノフ 盛田

      青山 森崎和

李                服部
   森崎浩       高萩

        佐藤寿

SUB:原、高柳、柏木、桑田、久保
 前節引き分けたサンフレッチェにとって、次は必ず勝たなければならない試合。昇格に向けて再加速するためにも、勝ち点3を取って広島に戻ってきて欲しい、と思います。
<08.8.15> 日本サッカー協会は昨日「キリンチャレンジ2008」の日本代表を発表し、広島からは佐藤寿人選手が選ばれました。
【GK】川口(磐田)、楢崎(名古屋)
【DF】中澤(横浜FM)、高木和(清水)、闘莉王、阿部(浦和)、
    駒野(磐田)
【MF】中村憲(川崎F)、鈴木(浦和)、山瀬功(横浜FM)、青木(鹿島)、
    今野(FC東京)、小野(ボーフム)、長谷部(ヴォルフスブルグ)
【FW】玉田(名古屋)、大黒(東京V)、佐藤寿(広島)、田中達(浦和)、
    大久保嘉(神戸)
 W杯予選バーレーン戦のメンバーからは川島、井川、寺田(川崎F)、安田理、遠藤(G大阪)、内田(鹿島)、中村俊(セルティック)、松井(サンテティエンヌ)、本田(VVV)、巻(千葉)、矢野(新潟)が外れ、阿部、小野、大黒、田中達、大久保嘉が復帰。また青木が初めて代表に選出されています。このメンバーは今週末のリーグ戦終了後に集合して、8/20のウルグアイ戦に備えることになるものと思われます。
<08.8.14> 日本サッカー協会は一昨日SBSカップに参加するU-19代表を発表し、広島からは岡本が選ばれました。
【GK】権田(FC東京)、大谷(浦和)
【DF】薗田(川崎F)、佐々木(神奈川大)、村松(Honda FC)、
    金井(横浜FM)、岡本(広島)
【MF】下田(FC東京)、鈴木惇(福岡)、廣瀬(山形)、青木(大宮)、
    山本康(磐田)、益山(千葉)、菊池(湘南ユース)
【FW】遠藤(水戸)、白谷(C大阪)、川又(新潟)、大迫(鹿児島城西高)
 6月末に行われたトレーニングキャンプのメンバーから吉田智(熊本)、鈴木大(新潟)、柿谷(C大阪)、吉田豊(甲府)、水沼(横浜FM)、押谷(磐田)、瀬沼(桐光学園高)が外れ、佐々木、益山、菊池が新たに選ばれています。SBSカップは8/23開幕で、U-19代表はU-19オーストラリア代表、U-19アルゼンチン代表、静岡ユースと対戦します。
<08.8.13> 先週発売の紫熊倶楽部9月号(Vol.127)の表紙は李漢宰選手。そして最初の記事はペトロヴィッチ監督のインタビューです。昨年の降格決定から天皇杯、キャンプ、そしてJ2での戦い。怪我人続出などの難しい状況の中でどのようにチーム作りを進めているか述べています。チームとして何を目指しているか。選手をどのように育てようとしているか。またどのような戦術で戦おうとしているのか。森脇選手や久保選手への評価などを交えながら、今後に向けての展望を詳しく語っています。
 続いて「スタッフにとってのALL FOR J1」では、事業本部営業部課長の山西博文さんが登場しています。J2降格と言う難しい現実の中で、どのようにスポンサーからの協力を得てきたか。現役時代はマツダで活躍し、一級審判員としてJリーグでも笛を吹いている彼がどのような仕事をしているのか。その真摯な姿勢には本当に頭が下がります。
 作陽や観音、皆実など他のチームのレベルアップと岡本のトップ昇格で、プリンスリーグ中国で優勝を逃すなど厳し戦いが続くユースが、今後高円宮杯に向けてどのようにチーム作りを進めているのか。森山監督の話を交えながら、「SIGMA REPORT」ではユースの現状をレポートしています。
 「Match Report」は5連勝した愛媛戦、岐阜戦、C大阪戦、横浜FC戦、鳥栖戦。金広督子さんによる「ユースをよろしく!」では今年の3年生を取り上げています。またtssの石井百恵さんの「大好き!サンフレッチェ」では、北京五輪代表から漏れた青山、柏木両選手について。広島ホームテレビの望月ディレクターは「広島から南アフリカへ」と言うタイトルで、北京五輪や岡田ジャパンについて書いています。更に私はいつもとは趣を変えて、三ツ沢競技場での観戦記を書いています。
 「READER'S AREA」を経て、後ろのページの特集は李漢宰選手のインタビュー。「もともとサイドができた選手ではない」と語る彼がどのような思いでプレーしているのか。ストヤノフや佐藤寿とのコンビネーションや森脇、楽山らライバルの存在。ここまで出場停止の開幕戦を除く全試合に先発出場しながら、どのように自分とチームのために戦っているかなど、いろいろな思いを語っています。そして最終ページの「私たちはサンフレッチェのサポーターです」では、広告看板などを扱う「みやなか工芸」の宮中ひとみ社長を取り上げています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。ホームゲーム会場やV-POINT、広島県内の大手書店の他、新宿の「広島ゆめてらす」と池袋の「ジュンク堂」などで発売中です。それ以外の地域にお住まいの方は、紫熊倶楽部ホームページから通信販売か定期購読でどうぞ。
<08.8.12> サンフレッチェは昨日、サガン鳥栖からGK中林洋次(ひろつぐ)選手を獲得した、と発表しました。中林は神奈川県出身の22歳。横浜FMのジュニアユースから市立船橋高を経て2005年に鳥栖入りし、その年と昨年それぞれ2試合ずつの出場経験があります。しかし今季はこれまで、トップはもちろんサテライトでも試合出場もベンチ入りもありませんでした。サンフレッチェとして本当に戦力になるかどうかは微妙ですが、3人のGKのうち2人が長期離脱中でサブにユースの原を入れざるをえない状況で、その原も夏休みが終われば学校優先でトップチームに帯同するのは難しい、とのこと。従ってチームとしては待望の選手補強ということになります。中林選手には「GK王国・広島」でしっかりと鍛えて、緊急事態に備えて欲しいと思います。
<08.8.12> 「広島国際ユース」は昨日第2日目を行い、サンフレッチェユースは広島県高校選抜に1-0で勝ちました。またもう一方の試合はチーバスがフローニンゲンに2-0で勝ちました。
<08.8.11> 昨日ユアテックスタジアムで行われた第30節仙台戦は、佐藤寿の今季16点目のゴールで先制したものの追いつかれ、引き分けに終わりました。
 広島の先発は前節までと同じ。楽山を移籍後初めてベンチに入れて、次の布陣でスタートしました。
        佐藤昭

    槙野  森崎和  盛田

      青山 森崎浩

李(→結城73分)        服部(→楽山77分)
   柏木        高萩

        佐藤寿(→桑田69分)

SUB:原、久保
 対する仙台は新外国人ナジソンを初めて起用して、GK:林、DF:一柳、田村、菅井、岡山、MF:千葉、梁、冨田(→永井65分)、斉藤(→飛弾82分)、FW:中島、ナジソン(→平瀬77分)、と言うメンバーでした。試合は立ち上がりから広島ペース。DFラインでのゆっくりしたパス回しからチャンスを窺います。3分には佐藤寿が梁からボールを奪い、柏木のパスから服部がシュートしたものの枠外。10分には高萩の素晴らしいスルーパスから李が抜け出してCKを取り、19分にも高萩のスルーパスから服部がチャンスを作ります。33分にはカウンターから高萩のヒールパスを李がシュートしましたが林にセーブされ、41分の青山のミドルは枠外。42分にも柏木のドリブルから佐藤寿に合わせますがヘディングは力なく林にキャッチされ、更に45分の柏木の素晴らしいシュートも林に弾かれます。仙台はナジソンが今一つフィットしていない感じ。時折カウンターを仕掛けてくるものの、DFと佐藤昭が落ち着いて対処します。前半は引いて守る仙台の守備を崩しきることができず、スコアレスで折り返しました。
 後半、最初にビッグチャンスを作ったのは仙台で、2分にナジソンのパスから田村がフリーでシュートしましたが佐藤昭がキャッチします。逆に5分、李のクロスをファーで佐藤寿が落とし、ゴール正面でフリーになった柏木がシュートしたものの枠外。11分にはCKのボールに槙野が頭で合わせましたがうまく当たらず外れます。14分には高萩のパスを受けた李がペナルティエリア内からループシュートを狙いましたがバーを舐めるように外れて行きます。しかし16分、広島の攻撃がようやく結実します。左から右、そして左と大きくボールを動かして相手守備陣を混乱させると、服部のクロスを中央で受けた柏木が佐藤寿へ。マークを外してフリーになっていた佐藤寿が難なく蹴り込み、ようやく先制点を奪うことができました。
 その後も広島がペースを握り続け、何度も仙台ゴールに迫ります。後半24分、腰に不安を抱える佐藤寿に代えて桑田を投入しましたが、しかしその采配は結果的には裏目に出ます。交代直後の仙台の右からのCKをいったんはクリアしたものの、再びクロスを入れられナジソンがヘディングシュート。これは佐藤昭が横っ飛びで防ぎましたが、こぼれ球を菅井に蹴り込まれて同点に追いつかれてしまいました。
 これで一気にヒートアップする仙台のサポーター。この声援に押されるように、仙台がギアを上げて広島ゴールに迫ります。サンフも後半26分に李がゴール前数メートルからシュートを放ちましたが枠をとらえることができず、42分にも森崎浩がペナルティエリアのやや外からシュートしましたが林の素晴らしい反応に弾き出されてしまいます。結局両チームとも奮闘するGKの壁を突き破ることができず、追加点を奪えないままに終了のホイッスルを聞くことになりました。
 「今回は特別なやり方」(手倉森監督)で広島に向かってきた仙台でしたが、しかしサンフレッチェはこれをものともせず普段通りのサッカーができていた、と思います。前後半とも何度もパスワークで相手を崩し、決定的なシュートを放ちました。しかしその前に立ちはだかったのが、元広島のGK林。彼の素晴らしい反応と存在感が、仙台の守りのリズムを作ったのだと思われます。また守備では未知の選手だったナジソンの動きによく対応し、抑え込むことに成功していましたし、相手のキープレーヤー梁も自由にさせませんでした。そして終盤の異様な雰囲気でも冷静さを失わずに追加点を奪われなかったことも、チーム全体の成長を表していたと言えるでしょう。引き分けという結果は決して満足できるものではありませんが、昇格争いのライバルとの間を詰めさせない、と言うのも重要なこと。第一クールと似たような流れになったにも関わらず勝ち点1をしっかりと取ったことは、長いシーズンを考えれば悪くない結果だったと言えます。
 しかしその一方で、2点目が奪えず勝ちきれなかったのはやはり不満が残ります。その大きな理由は、選手交代によってむしろ流れを失ってしまったこと。リードした状況で腰に不安のある佐藤寿に代えて桑田を入れたのは分かるのですが、しかしその直後に同点に追いつかれてしまったのは不運でした。また同様に故障を抱える両サイドを交代せざるをえなくなり、戦術的な交代ができなくなってしまったのも残念でした。いずれにせよ、この試合で勝ち点を1だけ積み重ねた、と言うのが良くも悪くも現実です。試合後に森崎和が語っているように、「引き分けの後の試合は重要。ここで悪い結果になればどういう状況になるか分からない。甲府戦で勝ち点3を取ってこそ、この日の引き分けが生きる」のです。今年のリーグ戦も2/3が終了し、次節からは第三クールに入ります。ここで勢いを落とすことなくしっかりと戦って、昇格に向けてラストスパートをかけて欲しいと思います。

日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー
Jリーグ公式サイトプレビュー&レポート

<08.8.10> ホットニュースによると、「イリアンは、まだ難しい。練習には参加しているが、まだ痛みをひきずっているようだ」(ペトロヴィッチ監督)と言うことで、今日の試合出場はなさそう。また楽山は遠征に参加していると言う噂ですが、「攻撃力では光るものを持っている。ただ、守備の局面でどういうプレーになるのか、そこはもう少し練習で見てみたい」とのことなので、起用するとしても終盤に点が欲しいときの切り札、と言う扱いになりそうです。
 今日の試合会場はユアテックスタジアム仙台で、午後7時キックオフ。ビジター自由席は50席のみ当日販売されるそうですので、チケットを持たずに現地に行く方はお早めにどうぞ。またテレビ放送はスカパーch183で生放送が予定されています。私は今日は現地に行くのでブログでの速報はできません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報などをご覧ください。
<08.8.10> 昨日開幕した広島国際ユースで、サンフレッチェユースはチーバスに1-2で敗れました。またフローニンゲンと対戦した広島県高校選抜も0-3で敗れました。
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