8/17〜8/23のSANFRECCE Diary


<08.8.23> ホットニュースと中国新聞によると、森崎和とボランチを組むのは高柳。7試合ぶりの先発と言うことで、「いつもどおりの自分を出したい。積極的なプレーを意識したい...とにかく球際を厳しくいって、負けない気持ちでいきたい」と意気込みを語っていたそうです。またペトロヴィッチ監督は「右サイドは楽山の調子も上がっているが、まだ不安はある。ハンジェも疲れがあるので、どちらを起用するか最後まで考えたい。ハンジェだけでなく、洋次郎や陽介も疲れが見える。また盛田も同様だ」と語っています。先発メンバーの頑張りが必要なのはもちろんですが、途中交代で出る選手のプレーが勝敗を分けることになるのではないでしょうか。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後6時キックオフ。「安芸高田市スポンサードゲーム」と言うことで、次のイベントが予定されています。まず午後1時頃からU-10とU-11による「サンフレッチェカップ」を補助競技場と第二球技場で行います。4時からは4種による「フォリアチャレンジ」をビッグアーチで。「選手サイン会」は森崎浩司、青山敏弘両選手で、3時半からメイン側おまつり広場で先着500名様に抽選券を配付します。またおまつり広場では「はしご車、ミニ消防車、工作車」や「サンバチーム披露」「ゲーフラを作ろう!ブース」「夏ダッシュワゴンセール(テント内全品半額)」「フェイスペイント」「スカパーブース」「ALL FOR J1メッセージ記入コーナー」「安芸高田市ブース(特産品コーナー)」などのイベントが予定されています。また場内の賑わいイベント広場では「キックターゲット・キックスピード」も行われます。更に選手入場時には毛利甲冑武者が登場します。
 先着プレゼントは「オリジナルうちわ」を10,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定のプレゼントは、久保竜彦選手の「プレミアム選手カード」を3,000名様に。また抽選で5名様に久保選手のサイン入りの「チーム集合写真」をプレゼントします。対戦相手の福岡に因んだ試合会場限定グルメは、とんこつラーメンを700円で提供します。限定200食となっていますので欲しい方はお早めにどうぞ。また今日は夏休みと言うことで、横川駅からの直行バスの小学生料金が無料になります。更に大学生、専門学校姓の方は学生証提示で全席当日券が20%offになります。今日の広島県地方は天気があまり良くないのですが、徐々に回復に向かうとのこと。ぜひご家族やお友達とお誘い合わせの上ご来場ください。
 テレビ放送はスカパーch184で生中継が予定されています。ブログでの速報はできたらやりますが、出張中のためちょっと無理かも知れません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報などをご覧ください。
<08.8.23> 以前紹介したALL FOR HIROSHIMAプロジェクトでは、「広島市民球場を残そう」と言う署名活動を今日のホームゲームで行います。時間は午後3時から6時で、場所は正面おまつり広場付近とバックスタンド入り口付近。署名をしてくれる方だけでなくお手伝いをしてくれる「サポーター」も募集していますので、協力していただける方は2時45分までにビッグアーチ正面の階段下にお越しください。
<08.8.22> 明日は夏休み最後のホームゲームとして福岡戦が行われます。
 リトバルスキー監督を解任して篠田監督が就任した福岡は、監督交代が功を奏してその後無敗で8位に上がってきています。前回の対戦以降の結果は次の通り。
20A △1-1 広島  【福】田中、【広】高萩
21H ●0-1 C大阪 【C】ジェルマーノ
22A ○1-0 岐阜  【福】久永
23A △1-1 愛媛  【福】ハーフナー、【愛】金守
24H ●0-2 甲府  【甲】藤田、神崎
25A ○2-1 草津  【福】ハーフナー、中島、【草】後藤
26H ○2-1 徳島  【福】久藤、大久保、【徳】倉貫
27H ○3-2 横浜FC 【福】久藤、田中、大久保、【横】池元2
28A ○3-2 水戸  【福】大久保2、久藤、【水】荒田、鈴木良
29H △2-2 湘南  【福】ハーフナー2、【湘】菊池、加藤
31H △2-2 熊本  【福】布部、田中、【熊】高橋2
 監督交代によって変わったのは、攻撃の活性化。それまでの24試合の総得点が27だったのが、監督交代後は5試合で12点を取っています。これは両サイドに久藤、タレイを配したことで高い位置で起点ができるようになり、またハーフナー+大久保(黒部)のツートップに球が収まるようになった結果だ、と言えます。守備の組織が未整備なため勝ちきれない試合も多いのですが、しかし選手の気持ちが前向きになって「戦える」チームになったのは確かでしょう。昇格に向けてもう1つも勝ち点を落とせない、と思っているのは間違いなく、明日も必勝の気持ちで乗り込んでくるものと思われます。
 対するサンフレッチェは仙台戦の引き分けに続いて甲府戦も落とし、第23節山形戦、第24節熊本戦以来の2試合連続勝ち無しと言う状況になっています。その上、累積警告のために森崎浩と青山が出場停止。明日は苦しいメンバー構成での戦いを余儀なくされます。
        佐藤昭

    槙野 ストヤノフ 盛田

      高柳 森崎和

李               服部
    柏木      高萩

        佐藤寿

SUB:中林、結城、楽山、桑田、久保
 2位との勝ち点差は12でまだ余裕があるように見えますが、こちらが負け続ければ4試合で追いつかれてしまう差でしかない、と言うことを忘れてはなりません。ペトロヴィッチ監督がいつも言っているように、チームが崩れ始めると早いもの。明日は絶対に勝ち点3を取って、悪い流れを止めて昇格に向けて再加速して欲しい、と思います。
<08.8.21> 携帯サイトによると、一昨日から福岡戦に向けての練習を開始したサンフレッチェは昨日はスペースを狭めた11対12のトレーニングで汗を流しました。疲れのため前日の練習を回避した盛田と青山も復帰。またリハビリを続けていた橋内も実戦練習に参加していたそうです。その中で目立っていたのは、代表招集のため不在だった佐藤寿の代わりにワントップに入った久保だった、とのこと。特に服部の浮き球のパスを強引に身体を入れてマイボールにし、飛び出してきた中林の鼻先をそらせるようなループシュートを決めたプレーは圧巻だったそうです。ここまで好調と不調の波が会った久保でしたが、ようやくコンディションが上がってきたと言うことなのかも知れません。また前節出場停止だった槙野も元気にトップチームでプレーして、「まずは勝つ。お客さんに面白いと思ってもらう。無失点です。で、得点も…」と「槙野節も全開」だった(中国新聞)とのこと。次節は青山、森崎浩が出場停止となりますが、彼らがポジションを失う危機感を持つような練習をして、それを試合の結果に出して欲しい、と思います。
<08.8.20> プレスリリースによると、神戸との練習試合で負傷した岡本知剛選手が一昨日広島市内の病院で検査を受け、「右膝内側側副靭帯損傷」で全治2ヶ月と診断されました。これによりU-19代表として参加を予定していたSBSカップは出場できなくなり、更に11/1からサウジアラビアで開催されるAFC U-19選手権への出場も微妙となりました。
<08.8.19> 9/7開幕の高円宮杯U-18の組み合わせが発表されていて、サンフレッチェ広島ユースは関西地域代表のG大阪ユースと関東地域代表のFC東京U-18、桐光学園とともにグループFとなりました。試合日程と会場は次の通り。
9/7( 11:00) 広島ユース×桐光学園(西が丘サッカー場)
9/13(13:20) 広島ユース×FC東京U-18(西が丘サッカー場)
9/15(11:00) 広島ユース×G大阪ユース(藤枝総合公園サッカー場)
 トーナメントに進出できるのは各組2位以内と3位の上位4チーム。従って、おそらく勝ち点5ぐらいが目安になるのではないかと思われます。また他の中国地域代表ですが、作陽高はC大阪ユース、札幌U-18、仙台ユースと同じグループC、広島皆実高は静岡学園高、柏U-18、流経大柏高と同じグループDで戦います。
<08.8.18> 昨日神戸と練習試合を行い、0-3で敗れました。広島のメンバーは、GK:原(→中林35分)、DF:結城、横竹、槙野、MF:楽山、岡本(→丸谷15分)、高柳、遊佐、清水、桑田、FW:大崎。対する神戸は、GK:榎本、DF:飯尾、河本(→高島62分)、柳川、豊満、MF:岸田、三原、米本(→伊藤74分)、曽我部、FW:松橋(→三澤80分)、馬場(→上谷74分)。得点は後半2分に松橋、25分に三原、27分に馬場でした。
<08.8.17> 昨日の第31節甲府戦は久々の無得点で0-2で敗れました。
 ストヤノフが1ヶ月半ぶりに復帰した一方で槙野が出場停止で、次の布陣でスタートしました。
        佐藤昭

   森崎和 ストヤノフ 盛田

      青山 森崎浩

李(→結城50分)        服部
    柏木      高萩(→楽山65分)
    (→久保66分)
        佐藤寿

SUB:原、桑田
 対する甲府は、GK:桜井、DF:秋本、山本英、杉山、輪湖(→御厨67分)、MF:石原、藤田、林(→木村79分)、FW:大西、サーレス(→羽地75分)、マラニョン、と言うメンバーでした。高い位置からプレスをかけてくる甲府に対して広島の攻撃陣はやや戸惑い気味。パスがうまくつながらず、ストヤノフのロングボールが多い展開となります。逆に甲府はマラニョン、サーレスにボールを集め、彼らのポストプレーから攻撃を構築します。18分には石原のスルーパスで抜け出したマラニョンが決定的なクロス。その直後には李のクロスを青山がヘッドで狙ったものの枠外に外れます。そして21分、右からのCKのボールがニアに入り込んだ林に合って、広島は先制点を許してしまいました。
 その後も甲府の出足の速さに押されぎみの広島。27分には石原とのワンツーで抜け出した藤田にシュートされ、31分にも輪湖のクロスに合わせたサーレスのヘッドは枠外に外れます。逆に33分には佐藤寿の飛び出しから李がフリーでシュートを打ったものの、ボールはGKの足に当たってしまいます。43分にはマラニョンに抜け出されて危険なシュートを打たれましたが枠外。前半は甲府のペースのままで折り返すことになりました。
 後半に入ってもペースは甲府で、2分にはCKのこぼれを秋本に狙われます。流れを変えようとペトロヴィッチ監督は李に代えて結城を投入し、森崎和をボランチに、高萩を右サイドに出します。しかしその布陣が落ち着く前にパスミスを狙われ、最後は杉山に叩き込まれて2点差となってしまいました。
 その後は何とか点を取ろうと楽山、久保を投入して広島が攻勢に出ます。そして32分には服部のクロスをファーで久保が落とし、走り込んだ楽山が押し込みましたがわずかにオフサイド。42分にも久保の落としに青山が飛び込みゴールネットを揺らしましたが、ハンドを取られて取り消されます。更にロスタイムにもストヤノフのクロスに久保が頭で合わせ、DFがクリアしたボールをゴールキックと判定されるなどジャッジにも恵まれないまま、得点を奪うことができずに試合終了のホイッスルとなりました。
 J's GOALによると「内容的には今期ワースト3、スコア的にはワースト」と広島担当記者が言っていたそうですが、私の感想も同じです。この日のサンフレッチェは全体的に動きが悪く、また局面、局面での判断も悪くミスばかりと言っても良い内容でした。その要因の一つは甲府の高い位置からのプレッシャー。決してフルコートで厳しく来たと言うわけではなかったと思うのですが、それでも他のJ2のチームに比べて強いプレスをかけられて、落ち着いたプレーができなかったものと思われます。ではなぜプレスに慌ててしまったかと言えば、やはりこれまでとは布陣を変えたこと関係がない、とは思えません。本来のストヤノフは足元の技術が高くパスも正確で少々のプレスに動じる選手ではないのですが、やはり久々の試合と言うことで周りが見えていなかったのか慌てて蹴ってしまう、と言うシーンが目立ちました。また森崎和がリベロではなくストッパーにいたと言うことで近くにボールを預けるところが見つからず、パスをつなげなかったと言う面もあったはずです。監督は後半早々に森崎和をボランチに入れるシフトチェンジを行いましたが、やはり「森崎和がセンターにいない弊害」を感じたからに違いありません。昨年から今年にかけての経験から森崎和がボランチにいるかいないかでチームの戦い方が大きく変わる、と言うのは分かっていたはずなのに、なぜ最初からそのような戦い方をしなかったのか。たぶん、結城にさほどの信頼を置いていない(実際、この試合でもスピードに振り切られるシーンが目立っていたらしい〜ゴール裏から見ていると反対サイドだったので良く分からなかったのですが)から森崎和を右ストッパーに使わざるをえなかったのだろうと思いますが、それでもそのへんの優先順位の立て方に問題があったのではないでしょうか。先週の練習では5つの布陣を試したそうですが、そのへんの指揮官の考え方の揺らぎがチームとしての戦い方の揺らぎにつながっていたのではないか。そう考えると、この試合は負けるべくして負けた、と言わざるをえないように思います。
 ただその一方で、収穫もありました。それは途中から入った久保と楽山のプレーです。久保は相変わらずの高さを見せて何度もチャンスに絡んでいましたし、楽山も得意のドリブル突破だけでなく球離れの良さも見せ、また頻繁にゴール前に顔を出していました。後半32分にゴールネットを揺らしたシーンは惜しくもオフサイドを取られましたが、この2人の見事なコンビネーションで作ったチャンスでした。今後厳しい試合が続けば終盤の切り札の存在が重要になってきますし、それだけでなく先発メンバー争いにも絡んでくる可能性もあります。彼ら2人の存在がチームのレベルアップに役に立つに違いありません。
 ともあれ次は夏休み最後のホームゲーム、福岡戦です。連敗が許されないのはもちろんのこと、3試合連続勝ち星無しと言うのは何としても避けたいところです。次節は青山と森崎浩が出場停止となりますが、この困難を乗り越えるためこの1週間しっかりと準備して欲しい、と思います。

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