8/24〜8/30のSANFRECCE Diary


<08.8.30> ホットニュースによると、前節出場停止だった森崎浩と青山が先発に復帰し、高柳はベンチからのスタートとなる模様です。また疲れが出ていて腰痛も抱えている、と言う高萩は遠征に参加していないとのことで、久保も佐藤寿のいない次節に備えて遠征から外れていると言う噂です。厳しいポジション争いを勝ち抜いてピッチに立つ11人がどんなプレーを見せてくれるのか、今日の水戸戦に注目したいと思います。
 今日の試合会場は笠松運動公園陸上競技場で午後6時キックオフ。イベントやアクセスについては、水戸の公式サイトをご覧ください。テレビはスカパーch181で生放送があります。私は今日は現地で応援しますので、ブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトなどをご覧ください。
<08.8.29> 明日は第33節水戸戦がアウェイで行われます。
 水戸は現在12位で、前回の広島との対戦以降の戦績は次の通り。
21H ●1-2 広島  【水】中村、平繁
22A ●0-1 横浜FC 【横】難波
23H ●3-4 仙台  【水】荒田、村松、大和田、【仙】梁2、田村、平瀬
24A ○1-0 湘南  【水】荒田
25A ○3-1 熊本  【水】堀2、荒田、【熊】小森田
26H ○2-1 山形  【水】荒田、眞行寺、【山】小原
27A ●0-2 甲府  【甲】林、大西
28H ●2-3 福岡  【水】荒田、鈴木良、【福】大久保2、久藤
29A ○1-0 岐阜  【水】荒田
30H △2-2 草津  【水】荒田、平松、【草】後藤、山崎
31A ●1-2 C大阪 【水】赤星、【C】乾、小松
32A △2-2 愛媛  【水】赤星2、【愛】内村、赤井
 前節の水戸は「前半は今年最悪の試合」と木山監督が振り返るほどの出来でしたが、後半から盛り返して赤星の2ゴールで追いつきました。そして終了間際の愛媛の猛攻を凌ぎ、PKもGK本間がストップして勝ち点1をもぎ取っています。開幕から一度も2桁台の順位から抜け出せていない水戸ですが、粘り強さは特筆すべきもの。サンフレッチェも過去の2試合は第1クールは2人の退場、第2クールは木寺の負傷と言うアクシデントもあって、どちらも苦しい戦いを強いられています。順位やこれまでの流れを見れば広島の優位は動かない、と言いたいところですが、相手を甘く見て戦えば痛い目に遭うのは間違いないと思われます。
 対するサンフレッチェは前節出場停止だった森崎浩、青山が戻ってきます。ただ、福岡戦では森崎和、高柳のボランチ2人が大活躍。またトップ下の柏木、高萩もそれぞれ持ち味をおおいに発揮して、勝利に貢献しています。従って4つしかない中盤のポジションを6人の候補者でどう埋めるか、が最大のポイントとなります。
        佐藤昭

    槙野 ストヤノフ 盛田

      青山 森崎和

李               服部
    柏木     森崎浩

        佐藤寿

SUB:原、高柳、楽山、桑田、久保
 携帯サイトによるとペトロヴィッチ監督は福岡戦での高柳を高く評価しつつも、青山について「シーズンを通じてコンスタントにいいプレーを続けて勝利に貢献している。水戸戦は先発に戻すことを考えている」と語っているので、彼の先発復帰は間違いなさそう。また中国新聞によると、昨日の練習では柏木と森崎浩がトップ下を務めていた、とのことで、それぞれ良い動きを見せていたそうです。高萩の疲れがかなりたまっていると言うことも考えると、森崎兄弟+青山、柏木と言う先発では今季初めての組み合わせ(途中からだと山形戦の後半29分以降がそうだった)でスタートする事になりそうです。苦手の夏を大崩れせずに何とか乗り越えたサンフレッチェですが、むしろ大変なのは夏の疲れが出てくるここからの戦い。2位以下に大差をつけて独走状態となっていると言う事は忘れて、全力で勝ちに行って欲しいと思います。
<08.8.28> 携帯サイトによると、前日疲労を考慮して別メニューだった盛田、森崎和、高萩、李、服部が元気に練習に復帰して、昨日から水戸戦に向けての本格的な準備を始めたそうです。当初は雰囲気が悪かった、と言う先週の練習とは違って今週の選手たちの表情は明るく、動きも良かった、とのこと。福岡戦を好内容で勝てて、チームとしての自信を取り戻したのではないでしょうか。なお水戸戦では森崎浩、青山が戻ってくるため中盤の構成をどうするか、が注目されますが、ペトロヴィッチ監督は「(佐藤寿が欠場する)岐阜戦までの2試合をセットで考える」と語っています。次節は疲れなどを考慮して、ここまでずっと出ている選手を休ませる、と言う事もあるかも知れません。
<08.8.27> 中国新聞と携帯サイトの情報によると、左足アキレス腱痛により7/21に帰国していたユキッチが先週金曜日に戻ってきたそうで、昨日から練習に復帰しました。今週は別メニューでコンディション調整をしたあと、できれば来週からチーム練習に復帰したい、とのこと。今後は佐藤寿の代表招集による欠場も予想されるだけに、貴重な戦力が戻ってきたと言えそうです。また昨日は内田がチーム練習に合流し、森脇の別メニュー調整も熱が入ってきているそうです。その一方で原がユースに戻ることになり、今月はずっとトップでの練習に参加していた大崎もユースに専念する、とのこと。今後彼らは高円宮杯でのタイトル獲得を目指すことになります。
<08.8.26> 日本サッカー協会は昨日W杯最終予選バーレーン戦に向けての日本代表を発表し、広島からは佐藤寿人選手が選ばれました。今回選出されたのは次の20人。
【GK】川口(磐田)、楢崎(名古屋)、西川(大分)
【DF】中澤(横浜FM)、高木和(清水)、闘莉王、阿部(浦和)、
    駒野(磐田)、長友(FC東京)
【MF】中村俊(セルティック)、稲本(フランクフルト)、遠藤(G大阪)、
    中村憲(川崎F)、松井(サンテティエンヌ)、今野(FC東京)、
    長谷部(ヴォルフスブルグ)
【FW】玉田(名古屋)、巻(千葉)、佐藤寿(広島)、田中達(浦和)
 先日のウルグアイ戦のメンバーからは鈴木(浦和)、山瀬功(横浜FM)、青木(鹿島)、小野(ボーフム)、大黒(東京V)、大久保嘉(神戸)が外れ、西川、長友、中村俊、稲本、遠藤、松井、巻が復帰しています。岡田監督によるとJリーグ組はまず国内で合宿して9/2にバーレーン入りするそうで、欧州組はそこで合流するとのこと。J1は水・木に試合があるため30日から国内合宿が始まるとのことですが、佐藤寿は水戸戦の後に合流するのではないかと思われます。一方バーレーン戦は9/6のアウェイゲームなので、9/7の岐阜戦の欠場は確定的です。
<08.8.25> 昨日サテライトリーグの愛媛FC戦が行われ、2-3で敗れました。サンフレッチェのメンバーは、GK:原、DF:橋内(→宗近45分)、結城、浅田、MF:楽山、丸谷、桑田、遊佐、清水、大崎、FW:久保(→茶島73分)。愛媛は、GK:川北(→河原64分)、DF:関根、星野、伊藤、松下、MF:キム、井上(→岡本77分)、神丸(→深水22分)、福岡(→野本16分→持留68分)、FW:三木、若林。得点は前半26分に若林、44分に結城。後半10分に松下、11分に楽山、そして14分に愛媛に与えたオウンゴールが決勝点となりました。
<08.8.24> 昨日の第32節福岡戦はユース出身者4人のゴールで4-0で完勝。勝ち点を68に伸ばしました。
 森崎浩、青山が累積で出場停止ということで、久々に高柳を先発起用して次の布陣で戦いました。
        佐藤昭

    槙野 ストヤノフ 盛田

      高柳 森崎和

李(→楽山80分)        服部
    柏木      高萩(→久保84分)
    (→桑田74分)
        佐藤寿

SUB:原、結城
 対する福岡のメンバーは、GK:神山、DF:宮本、山形、柳楽、中島、MF:布部(→ハーフナー56分)、久藤、タレイ(→中払45分)、中村、FW:田中(→黒部74分)、大久保。福岡ボールで始まった前半でしたが、試合は序盤から広島ペース。2分の高柳のシュートを手始めとして、何度も福岡ゴールに迫ります。そして10分、CKはいったんは跳ね返されたものの服部のクロスを槙野が頭で叩き込み、広島が先制点を奪いました。
 その後もペースはサンフレッチェ。16分にFKのボールを柳楽にヘディングシュートを許しましたが、前半の危ないシーンはそれぐらい。ボールを動かし選手も動いて、福岡の中盤を蹂躙します。19分には槙野がミドルを打ったもののGK正面。34分には柏木のボールに高萩が頭で合わせましたがボールは枠をとらえず、37分には高柳のスルーパスで抜けた服部のクロスに柏木が走り込んだものの神山が左手一本で弾きます。39分には李がループシュートを狙いましたがわずかにバーの上に外れ、42分にも柏木がドリブルで持ち上がって相手を引きつけ、クロスに佐藤寿が頭で合わせましたが枠を外れます。しかし43分、李が奪ったボールを逆サイドに振ると、服部もタッチラインぎりぎりでスライディングしてボールを前に送ります。そのボールは福岡のDFとGKがクリアするかに見えましたが連係ミス。諦めずに走っていた柏木の足元にこぼれてそのままゴールに収め、ラッキーな形で追加点を奪うことができました。
 後半に入って、福岡の篠田監督はタレイに代えて中払を投入して流れを変えようとします。福岡は高い位置から広島守備陣にプレッシャーをかけ、攻めの糸口を探します。そして7分にはワンタッチパスでDFラインの裏に抜けた大久保にフリーでシュートを許します。しかしその直後の8分、次々と連続攻撃を仕掛けると、柏木が突破して左の深い位置からクロス。これをファーサイドに走り込んだ高萩が易々と押し込み、決定的な3点目を奪いました。
 リードが広がるばかりと言うことで篠田監督はハーフナー、黒部を投入し、ゴール前の高さで点を奪いに来ます。しかしサンフはDF陣が相手FWをがっちりとマークして自由を奪い、シュートを許しません。21分には柏木が右足でシュートしたものの目の前のDFに当たってしまい、24分にはカウンターから李がロングクロスを入れたものの佐藤寿の前で山形が頭に当ててクリア。32分にはスローインから服部が切れ込んでシュートしましたが、GKが何とか足に当ててセーブします。サンフは途中交代で入った桑田、楽山、久保が次々と相手守備陣を脅かします。そして42分、右サイドのスローインからつないだボールを森崎和が思い切って左足でミドルシュート。このボールが神山の手を弾いてゴールに転がり込み、夏休み最後のホームゲームを締めくくりました。
 この試合前の広島は、今季何度目かの危機にあった、と思います。仙台戦の引き分けに続く甲府戦の敗戦。これまでチームを支えてきた森崎浩、青山の欠場。うまくいかない状況に苛ついて他人のせいにする選手が出てきたりして、チームがばらばらになってしまう、と言う可能性もあったと思います。しかしその心配は杞憂に終わりました。サンフレッチェの選手たちは試合開始直後から自分たちのサッカーをやりきって、福岡に付け入る隙を与えませんでした。もちろん、福岡の自滅の側面はあるでしょう。2点目、4点目は明らかに守備のミス絡みでしたし、1点目と3点目はゴール前でのマークが曖昧でした。他のチームが相手だったら、こんなに大差のつく試合にはなっていなかったかも知れません。しかし、そのような流れを導いたのは広島の選手たち自身だった、と言うことも忘れてはならないと思います。序盤からボールを動かし、次々と後ろから選手がわき出てくるような攻撃を受けて、福岡の選手の身体も頭も疲れがたまっていた。だからこそ判断が遅くなり、プレーもはっきりしなくなってミスを犯したのです。また2点目は李と服部が球際で粘ってボールをつなぎ、ボールが出る前からスタートを切っていた柏木が諦めずに走っていたからこそ相手のミスを呼んだわけで、決して棚ぼたで得た得点ではありませんでした。それらの点も含めてこの試合はサンフレッチェの完勝だった、と言って良いでしょう。
 この試合を終えてもし一つだけ心配があるとすれば、森崎浩と青山が戻ってきたときにどのようにメンバーを構成するか、と言うことかも知れません。前節はチームにフィットしていなかったストヤノフの完全復活。このところベンチ入りすらなかった高柳の奮闘。途中交代で出た3人も持ち味を発揮して、チームを大いに活性化させました。これらの中から先発とベンチ入りの権利を得るのは誰になるのか。1ゴール1アシストと大活躍した柏木ですらポジションが約束されていない、と言う「しんどいポジション争いが始まる」ことになるのは、多分間違いないのではないでしょうか。

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