9/14〜9/20のSANFRECCE Diary


<08.9.20> 中国新聞とホットニュースによると、出場停止明けの李が復帰する一方で先発から外れるのは高萩になる模様。ペトロヴィッチ監督は「横浜FCの後は、中2日で愛媛戦がある。そのことを考慮して、メンバーは決めないといけない」と語っているので、次節に向けて一部の選手を温存する、と言う形になるのではないか、と思われます。
 今日の試合会場はニッパツ三ツ沢球技場で、午後7時キックオフ。台風13号による天候悪化が心配されますが、横浜FCのプレスリリースによると昨日の段階では「レギュレーション通り開催をする予定」だそうです。ただし交通機関の乱れなどによっては試合開催が延期される可能性もあり、最終決定は今日の正午になるとのこと。試合開催の可否については横浜FCオフィシャルページオフィシャルモバイルサイトを御覧下さい。
 テレビ放送ですが、スカパーch182で生中継。今日は出張中のためブログでの速報はできません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報などを御覧下さい。
<08.9.19> 明日は第36節横浜FC戦がアウェイで行われます。
 シーズン当初は上位争いに絡んでいた横浜FCですが、第一クールの広島戦後の3連敗以降調子が上がらず10位前後に低迷しています。
28H ●1-2 広島  【横】池元、【広】青山、久保
29A ○2-1 C大阪 【横】池元2、【C】小松
30A △1-1 熊本  【横】山田、【熊】高橋
31H △1-1 草津  【横】アンデルソン、【草】高田
33H ●1-4 山形  【横】アンデルソン、【山】豊田、レオナルド、宮崎、長谷川
34A ○2-1 徳島  【横】根占、難波、【徳】ソウザ
35A ●0-1 湘南  【湘】トゥット
 前回の対戦では暑さのためもあって全体的に広島の選手の動きが重く、逆に横浜FCの粘り強さに苦戦しました。そして相手のミスを突いた青山のゴールで先制したものの2分後に追いつかれ、その後投入した久保のゴールで何とか逃げ切った、と言う試合でした。既に昇格の望みは断たれつつあるある横浜FCですが、首位に一泡吹かせようとモティベーションを上げてくるであろうことは明白。相手を侮ることなく戦いに臨む必要があるでしょう。
 対するサンフレッチェですが、前節出場停止だった李が戻ってきます。となると、一人余る中盤をどうするか、が問題です。
        佐藤昭

    結城 ストヤノフ 槙野

     森崎和  森崎浩

李                服部
    柏木      高萩

        佐藤寿

SUB:中林、楽山、青山、高柳、久保
 良く分からないので前節右サイドだった青山と李を入れ替えただけ、と言う布陣を予想しますが、果たしてどうなるか。携帯サイトによると昨日の練習では森崎和がストッパーをやっていたそうですが、まさか今更そんな起用はしないと思うのですが...ともかく誰が外れることになったとしても、腐ることなくチームのための頑張って欲しい、と思います。
<08.9.18> Jリーグは一昨日、アジアサッカー連盟加盟国選手の選手登録枠(アジア枠)の創設を発表しました。これはJリーグのゲームレベルの向上、アジア地域における新たな事業性開拓などを狙ったもので、現行の外国籍選手の在籍・出場枠(3人)に加え、新たに1名のAFC加盟国の選手を出場できるようにする、と言うもの。これまではC契約や20歳未満の外国籍選手を2名保有できましたが、このうち1名を「アジア枠」とすれば他の外国籍選手3人とともに出場できることになります。なお、プレスリリースによると「JFA基本規程69条に該当する選手については外国籍扱いとならないため、上記表には含めず」となっていますが、これはいわゆる「在日枠」の選手のこと。李漢宰選手のように日本で生まれて日本で教育を受けた選手については1名に限り保有、出場とも可能となっていますが、今回のアジア枠はこれとは別枠と言うことになります。韓国人選手を初めてプロを経ずに獲得したり(盧廷潤)、外国人選手をオーストラリア人で固めたり(ポポヴィッチ、フォックス、ヴィドマー等)とアジアの選手の獲得では先陣を切ってきたサンフレッチェ。もしかすると来季に向けて、何らかの動きがあるかも知れません。
<08.9.17> 先週発売の「紫熊倶楽部」10月号(Vol.128)を紹介します。
 トップ記事は服部公太選手のインタビュー。「頭が真っ白になった」と言う昨年12月10日の契約更改交渉の時の話から始まって、天皇杯からシーズンオフ、キャンプ、ゼロックススーパーカップ。久保竜彦との「再会」や、柏木のゴールを導いた福岡戦でのアシスト。連続試合出場を200試合以上に延ばして更に更新中の「鉄人」の今を描いています。
 「短期連載・ルーキーNOW」の第4回は清水航平選手。高校の先輩、橋内選手を追ってプロ入りした彼がどのような思いで練習に取り組んでいるのかなど、今の状況と思いを語っています。「スタッフにとってのALL FOR J1」は、ホームタウン推進部の生駒由美さん。広島銀行バスケットボールチームのプレーヤーだった彼女が、サンフレッチェとどう関わって来たか、について書いています。また「コーチのお仕事」ではジュニアユース監督の島卓視氏を紹介しています。
 マッチレポートは、仙台戦、甲府戦、福岡戦、水戸戦、岐阜戦。外部ライターによるコラムは、金広督子さんが「高円宮杯に向けて」、石井百恵アナウンサーは「J1への道を照らすもの」、望月ディレクターは「いよいよJ1昇格へカウントダウン」、そして私は「J1復帰のその後は」と言うタイトルで書いています。
 「READER'S AREA」を挟んで、後ろの特集記事は柏木選手のインタビューです。左足アキレス腱周囲炎、左恥骨筋断裂と2回の怪我に見舞われ、なかなか調子が上がらず、不安に呵まれた日々。半分諦めていた、と言う北京五輪の代表から漏れたものの、その直後のC大阪戦で「俺的には最高のゴール」と言えるゴールを奪い、日本代表候補にも選ばれるなど、昨年以上の激動の中にいる2008年の柏木陽介の現在を綴っています。そして最終ページに登場するのは、スカパーのサンフレッチェ広島中継ディレクターを務める西尾浩二さん。昨年の入れ替え戦の中継を担当していた彼は、「その瞬間は何の感情もなかった」そうです。しかし、試合後にスタッフとともにビールを飲んでいたときに込み上げてきた空しさ。その経験があったからこそ、今年も担当を続けているのだそうです。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン・紫熊倶楽部は定価350円。ホームゲーム会場とV-POINTの他、広島県内大手書店、新宿の「広島ゆめてらす」、池袋の「ジュンク堂」、e-VPOINTなどで購入できます。また定期購読のお申し込みは紫熊倶楽部オフィシャルサイトからどうぞ。
<08.9.16> 昨日サテライトが富士常葉大学と練習試合を行い、4-1で勝ちました。メンバーは珍しくユース抜きで、GK:中林、DF:橋内、横竹、内田、MF:楽山、高柳、丸谷、遊佐、清水、桑田、FW:ユキッチ(→久保45分)。得点は6分にユキッチ、41分に遊佐、後半24分に内田、28分に桑田でした。
<08.9.16> 昨日高円宮杯の1次ラウンド第3日が行われ、サンフレッチェユースはG大阪ユースに0-2で敗れグループ最下位に終わりました。メンバーは、GK:原、DF:宮本将、佐伯、MF:沖田、宮原(→中山81分)、浅田、茶島、宮本徹(→玉田78分)、FW:板倉、不老、川森(→宗近HT)。得点は14分と44分に宇佐美。グループリーグのもう一つの試合はFC東京U-18が2-0で桐光学園を下して1位となり、2位のG大阪ユースとともに勝ち抜きを決めています。なお他の中国地域代表ですが、作陽は札幌ユースに1-2で敗れたものの2位でグループリーグを突破し、決勝トーナメント1回戦ではグループE1位の野洲と対戦します。また広島皆実は柏U-18に4-1で勝ってグループ3位となりましたが、得失点差でわずかに及ばずトーナメント進出を逃しました。
<08.9.15> 昨日アウェイで行われた第35節山形戦は4ゴールで快勝し、2位との勝ち点差を19に広げました。
 日本代表のため前節欠場した佐藤寿が先発に復帰。また出場停止の李に代えて青山を右サイドで起用して、次の布陣でスタートしました。
        佐藤昭

    結城 ストヤノフ 槙野

     森崎和  森崎浩

青山               服部
    柏木      高萩(→高柳77分)
    (→桑田87分)
        佐藤寿(→久保85分)

SUB:中林、楽山
 対する山形は、GK:清水、DF:宮本、レオナルド、石井、石川、MF:北村、秋葉(→宮崎67分)、佐藤(→渡辺71分)、宮沢、FW:馬場(→豊田58分)、長谷川、と言うメンバーでした。立ち上がりから試合の流れをつかんだのは広島。DFラインから落ち着いてボールを回し、森崎和のゲームメイクで相手を崩そうとします。最初のビッグチャンスは前半11分で、槙野がドリブルで中に入り込み右足で強烈なシュートを放ったもののバーを直撃。13分にも高萩の守備からボールを奪い、パスをつないで最後は高萩がシュートしましたが枠外に外れます。逆に山形も右サイドを起点に何度か攻め込んできますが、DFラインがしっかりと対応してシュートを許しません。23分には槙野のスパイクが脱げるアクシデントがあったものの、集中を切らさず守り最後は佐藤昭ががっちりと抑えます。そして33分、高萩のスルーパスでDFラインの裏に抜け出した佐藤寿が強引に突破してシュート。ポストに当たったボールは内側に跳ね返ってゴールネットを揺らし、広島が先制点を奪いました。そしてその後も広島がボールを支配しペースを保ったままで前半を折り返しました。
 後半に入ると、山形がしっかりと修正して攻めの圧力を強めてきます。そして6分には北村からのクロスを長谷川が決定的なヘディングシュートを放ったものの佐藤昭が横っ飛びで好セーブ。こぼれが長谷川の足元に落ちたものの、DFが必死で寄せてシュートミスを誘います。広島は広く空いた相手のDFラインの裏を狙って攻撃を仕掛け、特にストヤノフからのロングボールが何度も服部に通ってビッグチャンスとなります。そして13分、服部のドリブルから得たCKのチャンスで、最初の結城のヘッドはGKのスーパーセーブに阻まれたものの続くCKで高萩が押し込み、ようやく追加点を奪うことができました。
 続いて19分、左サイドから攻め上がった槙野が服部とのワンツーで抜け出して中に切れ込んで右足でシュート。これが強烈な弾道で山形のゴールネットに突き刺さって3点目を奪います。更に31分には高萩のクサビのパスから佐藤寿がワンタッチで落とし、フリーになった森崎浩が落ち着いて決めて決定的な4点目となりました。
 その後山形も北村のシュートや豊田のヘッドなどで1点を取りに来ましたが厳しい守備で得点を許さず、逆に42分のストヤノフのミドルや43分の久保らしい強引なシュート、そしてロスタイムの高柳の決定的なシュートなどで最後まで点を取りに行く姿勢を崩さず、堂々の「横綱相撲」で山形を寄り切りました。
 ここまで3試合で15得点だったサンフレッチェがまたもや爆発した、と言う試合だったわけですが、このような結果になったのはその勢いとともに気持ちで上回ったから、と言う要因も大きいのではないでしょうか。この試合の全体を通じて、球際での競り合いで常に勝っていたのは広島。相手がボールを持っても1人目に続いて2人目、3人目と連動して取り囲んでボールを奪い、すぐにボールを展開して攻めに転じていました。後半の立ち上がりの時間帯だけは相手に攻め込まれるシーンがありましたが、危なかったと言えるのはその時間帯だけ。そこを佐藤昭の好セーブで凌ぐと、試合を通じてほぼ完全に支配しました。デビュー戦以来の右WBに入った青山も、素晴らしいポジショニングと運動量で石川に仕事をさせず、また何度かチャンスに絡みました。目標とするJ1復帰が近づいていること。チーム内のポジション争いが厳しいこと。そして何と言っても勝てていること。それによって全てが好循環となり、相手を圧倒できているのだと思います。今節は湘南が勝ったため昇格決定は次々節以降となりましたが、今は他のチームの動向よりも自分がどうか、ということでしょう。むしろ李が出場停止から戻って来るということで、次節はポジション争いがますます厳しくなりそう。一瞬たりとも気を抜くことなく、天皇杯も含めたシーズン終了まで突っ走って欲しいと思います。

日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー
Jリーグ公式サイトプレビュー&レポート

<08.9.14> ホットニュースと携帯サイトによると、昨日の練習では右サイドに青山を入れてテスト。ペトロヴィッチ監督も「運動量もあるし、いい印象を受けた」と語っていたそうです。青山は「右サイドは公式戦初出場の試合(2004年4月29日のナビスコ杯横浜FM戦)以来。初ゴールは決めたけれど、いやな思い出ばかりです」と言いつつも、「第2クールの山形戦は自分のせいで負けたと思っています。チームのために、できることは精いっぱいやりたい」と切り替えている様子。山形の左サイドは石川、宮沢のコンビで攻撃の起点となるだけに、青山と右ストッパーに入る結城の頑張りが試合の鍵となりそうです。
 今日の試合会場はNDソフトスタジアムで、午後4時キックオフ。今日は「敬老の日優待デー じいちゃん・ばあちゃんと一緒にモンテさいぐべ」と言う企画が行われます。テレビ放送はスカパーch182で生中継。私は現地に行く予定なので、ブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は携帯サイトの速報などをどうぞ。
<08.9.14> 昨日高円宮杯の1次ラウンド2日目が各地で行われ、サンフレッチェユースはFC東京U-18と2-2で引き分けました。メンバーは、GK:原、DF:宮本将、佐伯、MF:沖田、宮原(→松林78分)、茶島、宮本徹、FW:板倉、不老、大崎、川森(→浅田70分)。前半2分にFC東京に先制点を許し、15分にCKから宮本将が右足でシュートを決めて追いついたものの、22分にセットプレーから勝ち越しを許しました。そしてその後も攻め込まれたものの、後半40分に大崎がドリブルからシュートを決めて何とか引き分けに持ち込みました。グループFのもう一つの試合はG大阪ユースが4-0で桐光学園を下して初勝利。首位FC東京をG大阪ユースと桐光学園が勝ち点3で追うと言う展開になっています。広島が勝ち抜くためには明日のG大阪戦に勝つことが絶対条件で、その場合にはFC東京と桐光学園の結果次第で2位か3位かが決まります。(因みに3位になるのはFC東京が1点差負け、広島が1点差勝ちをして、その上総得点で負けた場合のみのはず。)
 なお中国地域代表の他のチームですが、作陽は仙台ユースに2-1で勝って勝ち点を6とし勝ち抜きを決めましたが、広島皆実は静岡学園に1-3で敗れて2連敗。トーナメント進出は絶望的となりました。
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