9/7〜9/13のSANFRECCE Diary


<08.9.13> 明日は2位との直接対決。アウェイで山形と対戦します。
 第27節に2位に浮上した山形は、その後7試合負けなしで来ています。前回の広島との対戦以降の成績は次の通り。
23H ○2-1 広島  【山】長谷川2、【広】ストヤノフ
24A ●1-2 岐阜  【山】秋葉、【岐】片桐2
25H ●0-2 C大阪 【C】乾、小松
26A ●1-2 水戸  【山】小原、【水】荒田、眞行寺
27A ○2-1 徳島  【山】北村、レオナルド、【徳】石田
28H ○1-0 草津  【山】長谷川
30H ○3-0 愛媛  【山】宮沢、長谷川2
31A ○1-0 仙台  【山】豊田
32H △1-1 甲府  【山】OG、【甲】木村
33A ○4-1 横浜FC 【山】豊田、レオナルド、宮崎、長谷川、【横】アンデルソン
34A △0-0 草津
 広島戦後に3連敗して2位争いの混戦に巻き込まれそうになった山形でしたが、徳島、草津との苦しい試合に競り勝つと、休みを挟んで迎えた愛媛戦で本来のプレッシングサッカーを思い出して快勝。仙台との「東北ダービー」も豊田のゴールで制して、3位との差を広げ抜け出しつつあります。これまで何度もチャンスがありながら、なかなか勝ち取れなかったJ1昇格と言う果実。それを目の前にした山形の選手、サポーターのモティベーションはこれ以上ないぐらい高まっているのではないでしょうか。
 対する広島ですが、次節は李が累積警告で出場停止の一方で、代表のバーレーン戦に出場した佐藤寿が戻ってきています。今週の練習では右サイドで楽山、高柳を起用し、中盤もいろいろな組み合わせを試していると言うペトロヴィッチ監督。誰をどのポジションで起用するのか、非常に難しい判断をしなければなりません。と言うことで私も予想は全く立たないのですが、調子の良い選手を11人並べる、と言う意味でこんな布陣はどうでしょう?
        佐藤昭

    結城 ストヤノフ 槙野

      青山 森崎和

高萩               服部
    柏木     森崎浩

        佐藤寿

SUB:中林、高柳、楽山、桑田、久保
 第1クールの対戦では引いて守る山形のゴールをこじ開け、1-0での辛勝。逆に第2クールでは早い時間に先制点を挙げながら、山形の切り替えの速さにやられて逆転負けを喫しています。相手のモティベーションが高いのは確かですが、J1昇格を目の前にしていると言う意味ではこちらも同じ。勝ちたいと言う気持ちで負けない方、ベンチも含めてチーム一丸となって戦ったチームが、昇格に向けて一歩前進することになるのではないでしょうか。
<08.9.12> 中国新聞と携帯サイトによると、怪我のため長期離脱していた森脇とユキッチが全体練習に復帰しました。水曜日から復帰した森脇は昨日はサテライトチームのCBとしてフルメニューをこなし、「楽しいと思えるのはボール回しの時だけ。あとは付いて行くのが精いっぱい」と言いながらも笑顔だったとのことです。J1復帰の瞬間に間に合うように、と厳しいリハビリに耐えてきた彼ですが「焦って無理はしたくない」とも語っており、試合出場はもう少し先になるのではないか、と思われます。また、右アキレス腱周囲炎でクロアチアに帰国して治療し8/22に戻ってきていたユキッチは、昨日からようやく全体練習に合流。サテライトの左MFとしてプレーしCKも蹴るなど、元気なプレーを見せて日本語で「大丈夫」と言っていたそうです。一方、先週の練習で右膝に違和感を感じてチーム練習から離脱した盛田はその後も回復していないらしく、今後2週間状態を確認しながら別メニュー調整することになるようです。
<08.9.11> 9/28(日)に行われるC大阪戦の応援バスツアーの募集が9/7から始まっています。9/28の朝5時45分に広島西飛行場、6時15分に広島駅新幹線口を出発して1時からの試合を観戦し、夜8時に広島駅、8時半に広島西飛行場に戻ってくる、と言うスケジュールで、バス代、チケット代を含めて大人11,000円、小中高生10,300円。サンフレッチェクラブ会員はいつものようにそれぞれ2,000円引きとなっています。募集は来週月曜日の15日まで。お申し込み、お問い合わせはデオデオ旅行社(082-240-3447、10:00-19:00受付)までどうぞ。
 なお、サポーターグループのINFSURSUSもそれぞれ応援ツアーを企画しています。INFSはチケット別で一般が5,000円、学生以下が3,000円で募集は40名。URSUSはやはりチケット別でお一人様5,500円。申し込み締切はどちらも9/23のホームゲーム愛媛戦終了までとなっています。お申し込み、お問い合わせなどはそれぞれのリンク先をご覧ください。
<08.9.10> 先日サンフレッチェクラブ会員に配布された「サンフレッチェアシストマガジン Assist」2008年秋号を紹介します。まず特集は「J1復帰へのラストスパート」と言うタイトルで、佐藤寿人、森崎和幸、ストヤノフの3人のインタビュー記事が掲載されています。これに続くスペシャル企画は、「サンフレッチェなんでもランキング」。選手の互選で「リフティングテク」「足の速さ」などの身体系や「大食い」「結婚するなら」「生まれ変わるなら」などのお笑い系までいろいろなベスト3を選んでいます。観戦ガイドとグッズ紹介を挟んで、「あの頃、僕は」で登場するのは盛田剛平選手。サッカーのために名古屋から桐蔭学園に入学した高校時代から始まって、1年生の時から出場機会をつかんで活躍した駒沢大時代、浦和でスタートしたプロとしてのキャリアと試練の日々、そしてサンフレッチェでのDF転向など、サッカー選手としての歴史を振り返っています。
 続く「NEW FACE」では千葉から移籍した結城、楽山とユースから昇格した岡本、鳥栖から移籍の中林を紹介。「出張!ストレッチロープマンがゆく」では安田女子大ラクロス部を訪問しています。紫熊倶楽部の中野編集長による「アウェイ見聞録」は8/10の仙台戦で、「利休」の牛タンを絶賛しています。
 「サポーター突撃取材!」は青山敏弘選手。新しいホームタウンになりつつある横川のお店を紹介する「横川をぶらり」では、柏木、岡本の2人が「名陶カフェ チアス」を訪問。「サンフレッチェ一問一答」では李、丸谷、服部、横谷、清水、森脇の6人が質問に答えています。大人気の連載「盛田ラーメン道」は、今後のアウェイラーメン情報として仙台、山形、横浜、大阪、熊本のお勧め店を1件ずつ紹介。「Sanfrecce Family Report」ではスクールからユースまでの下部組織を取り上げています。そして最終ページのアンカーコラム「ココロヲヒトツニ」では、下部組織のGKコーチを務める阿江孝一氏が登場しています。更に巻頭ではマツダとのタイアップ記事で佐藤寿人選手が出ています。
 「Assist」は定価350円。ホームゲーム会場やV-POINTなどで発売中です。(たぶん広島県内大手書店やゆめてらすでも売ってます。)
<08.9.9> 昨日サテライトリーグの大分戦が行われ、サンフレッチェは0-1で敗れました。この日のメンバーは、GK:中林、DF:橋内、横竹、内田(→宗近45分)、楽山(→早瀬76分)、丸谷、高柳(→川森84分)、遊佐、清水、浅田、FW:久保(→岡本56分)。大分のメンバーは今のところ不明で、得点は前半5分に清武でした。
<08.9.9> 日曜日に高円宮杯U-18のグループリーグ初戦を戦ったサンフレッチェユースは、桐光学園に1-2で敗れ苦しいスタートとなりました。メンバーは、GK:原、DF:宮本将、沖田、佐伯、宮本徹、MF:板倉、宮原(→浅田82分)、茶島(→植木76分)、大崎、FW:不老、玉田(→川森56分)。前半43分と後半2分にいずれも瀬沼に決められて2点を追う展開になり、後半8分に佐伯のゴールで追い上げたものの次のゴールが生まれず逃げ切られました。ボール支配率は高かったものの前線の力が足りずに決めきれなかった、と言う試合だったようです。グループFのもう一つの試合はFC東京U-18がG大阪ユースを2-1で下し、桐光学園とともに首位に並びました。なお、中国地域代表の他のチームですが、作陽はC大阪U-18に3-1で勝ったものの広島皆実は流経大柏に2-4で敗れました。
<08.9.8> 昨日ホームで行われた第34節岐阜戦は、J2記録に並びクラブ新記録となる7得点で大勝。J1昇格に向けて一歩前進しました。
 代表で遠征している佐藤寿と怪我の盛田が欠場で、前節から2人を入れ替えて次のメンバーで戦いました。
        佐藤昭

    結城 ストヤノフ 槙野

      青山 森崎和(→久保73分)

李(→楽山75分)         服部
    柏木     森崎浩
    (→高柳75分)
        高萩

SUB:中林、桑田
 対する岐阜のメンバーは、GK:水谷、DF:菊池、小峯(→吉村61分)、川島、菅、MF:奈須、嶋田(→大友74分)、薮田、梅田、FW:小島(→高木72分)、片山。立ち上がりは岐阜が前から積極的に来て、ファーストシュートは薮田が放ちます。しかし地力に勝る広島がすぐにペースを取り返すと、2分には槙野がドリブルからシュートしましたがわずかに外れます。18分には結城の惜しいシュートで得たCKから、柏木が倒されてPKを得ます。しかし柏木が思いきり力んで蹴ったボールは大きく上に外れ、先制点のチャンスを逃してしまいました。
 しかしこれで雰囲気が悪くなるか、と思えばさにあらず。広島がどんどんボールを動かして、相手の守備を崩そうとします。24分には森崎浩とのワンツーから青山がシュートを放ったものの枠外。27分には森崎浩、柏木と続けざまにシュートし、28分にはストヤノフのロングボールを受けた服部が狙います。そして31分、槙野のドリブル突破から得たCKで、1本目は槙野のヘッドがGKにセーブされたものの2本目を小峯がオウンゴールし、ようやく広島が先制しました。
 岐阜は時折カウンターからチャンスを作り、40分には流れるようなパス回しを見せて奈須が危ないシュートを放ちます。しかしパス回しならば広島がやはり上。44分、森崎浩がクサビのパスを入れてペナルティエリア内のスペースに走ると、これを受けた高萩がタメを作ってスルーパス。森崎浩はワンタッチでシュートを決めて、2点リードで前半を折り返しました。
 後半、いきなり広島が3点目を奪います。右からのクロスをDFが弾き返したもののこれが柏木の前へ。ダイレクトで叩いたボールが高萩に当たり、これがGKの逆を突く形になってネットに突き刺さります。続いて11分には左サイドからの李のFKがDF菊池の膝に当たってオウンゴール。更に14分にはスローインから高萩がドリブルで持ち込みDFを引きつけて逆サイドへのパス。これを受けた李がワントラップして冷静に蹴り込み、今季初ゴールとなる5点目を決めました。
 何とか意地を見せたい岐阜は、19分に小島のクロスを片山が頭で押し込んで1点を返します。しかしその1分後に柏木から服部にボールに渡ると、低いクロスを高萩が押し込んでリードを再び5点差に広げます。乱打戦の様相となった試合はその後、槙野、嶋田、槙野、久保、高萩とお互いに決定機を作ります。(特に久保のヘディングは圧巻で、楽山のクロスがDFに当たって軌道が大きく変わったにも関わらず空中で止まって?シュートした、というものだった。)そして後半ロスタイム。広島のCKを防いだGK水谷がスローで味方に投げたボールを、青山がダイレクトでループシュート。横浜FC戦とほとんど同じゴールで7点目を奪い、乱戦に幕を引きました。
 佐藤寿の欠場でFW登録の選手がいない「0トップ」とし、またDFラインも第23節以来久々の組み合わせとなったサンフでしたが、その影響をほとんど感じさせない見事なサッカーを展開しました。そのポイントとなったのは、2試合ぶりの出場となった高萩。「苦手」と言うDFを背負ったプレーを厭わずに最前線で身体を張り、得意の飛び出しやドリブル、そしてアイディアに溢れたパスで攻撃の中心となりました。2得点2アシストのうち1点は柏木のものと言って良いものでしたが、それでも彼の活躍の価値が減ずるものではありません。世界的に「0トップ」として有名なのはイタリア・セリエAのローマで、彼らの戦術は強靭なフィジカルを持つトッティがCF役をしているからこそ成り立つシステム、と言われていますが、この日の高萩の働きもそれに匹敵する?ものだった、と言えるかも。佐藤寿が戻れば前のシステムに戻すだろうとは思いますが、今後に向けて貴重なオプションを手に入れた、と言うことはできそうです。
 ところでJ1昇格争いと優勝争いの行方ですが、今節は広島が勝った一方で2位山形、3位湘南、4位鳥栖がいずれも引き分け。それぞれとの勝ち点差が2ずつ広がりました。この結果、最速で昇格が決まるのは9/20の横浜FC戦、優勝決定は9/23の愛媛戦と以前のままとなっています。次節は昇格に向けて盛り上がっている山形に乗り込んでの試合となりますが、この勢いのままに勝ち点3を取って、昇格に「王手」をかけて欲しいものです。

速報ブログ 前半 後半
日刊スポーツスコア
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー
Jリーグ公式サイトプレビュー&レポート

<08.9.7> ホットニュースと中国新聞によると、盛田が昨日のウォーミングアップ中に右膝を痛めたそうで今日の出場は微妙、とのこと。代わりに結城が先発することになるようです。また佐藤寿が不在の穴は高萩のワントップ気味の布陣で戦うことになりそう。前節のメンバーから2人が入れ替わった状態でどれだけいつものサッカーが貫けるか、が今日のゲームの鍵になるのではないでしょうか。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後6時キックオフ。試合前イベントとして1時半から「サンフレッチェカップ(U-9)」と「ちゅーピーサッカースタジアム」、4時から「フォリアチャレンジ」が行われます。またメイン側おまつり広場では2時から「フリースタイル(リフティング)披露」、3時から「フェイスペイント」、2時から「ALL FOR J1メッセージ記入コーナー」、5時から場内大型映像では「ALL FOR J1コーナー 広島経済大学ダンス部 DANCE RAZZLEによるHIP HOPヨサコイ2008年“響”披露」が行われます。先着プレゼントはアイフル提供によるティッシュを10,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定の先着プレゼントは、ユキッチ選手のプレミアム選手カードを3,000名様となっています。また試合会場限定グルメは、岐阜県から取り寄せた飛騨牛を使用したメンチカツをカレーにトッピングした「メンチカツカレー」を600円で提供します。売り切れが予想されますので、食べたい方はお早めにどうぞ。
 テレビ放送はスカパーch182で生中継が予定されています。久々にブログでの速報も行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、そちらをチェックしてください。
<08.9.7> 日本代表は昨日(日本時間の今日早朝)W杯最終予選の初戦を戦い、3-2で辛勝しました。日本代表のメンバーは、GK:楢崎、DF:中澤、闘莉王、阿部、内田、MF:中村俊、遠藤、松井(→中村憲70分)、長谷部(→今野85分)、FW:玉田(→佐藤寿78分)、田中達。序盤からボールを支配した日本は前半18分に中村俊がFKを直接決めて先制すると、44分には遠藤がPKを決めて有利に試合を進めました。また後半40分には中村憲が左足で思い切ってミドルシュート。これがDFに当たってコースが変わり、ゴールネットに突き刺さりました。しかしその2分後、バーレーンの右からのクロスがバイタルエリアを横切って逆サイドのサルマン・イサに通って1点目を失い、43分には闘莉王のバックパスが楢崎の逆を突いて1点差に迫られます。勢いに乗るバーレーンはその後も攻め込み危ないシーンが続きましたが楢崎を中心に何とか守り、1点差で逃げ切りました。
 この日の日本は暑さとピッチの悪さに苦しみながらも、だいたい思い通りのサッカーができていたと思います。特にバーレーンはホームだったにも関わらずあまり前から積極的に来ることは無く、日本はパス回しに苦労することもそれほどなく試合を進めることができました。また得点を奪う時間帯も理想的で、3-0まで行ったところまでは完璧、と言っても良いでしょう。しかし後半42分、バーレーンの何でもないクロスに触ることができずあっさりと失点してしまったところから雰囲気が一変。闘莉王のオウンゴールは集中力の欠如と言うよりも、流れを失ってしまった試合の恐ろしさと言うべきものでした。何が起きるか分からない、と言うのがサッカーでありW杯予選だと言うならば、この試合はまさにそんな感じ。アウェイで勝ち点3を奪ったことよりも、今後に向けての教訓を得たことが一番の収穫だった、と言えるかも知れません。
 なお広島から選ばれた佐藤寿ですが、後半33分からの10分あまりのプレーでした。最初はチームのイケイケムードに乗って何度か相手ゴール前でボールを持ってチャンスに絡みましたが、途中からは相手の流れに飲み込まれないように必死で守備で貢献した、と言う感じでした。ゴールで勝利に貢献することはできませんでしたが、前線からDFライン近くまで走り回ったことはチームを助けることになったのではないでしょうか。
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