1/18〜1/24のSANFRECCE Diary


<09.1.24> プレスリリースによると、今季の背番号が次のように決まりました。
1 下田 崇    12 【サポーター】 23 遊佐克美    34△中林洋次
2 ストヤノフ   13 【欠番】    24 森脇良太    35○中島浩司
3□西河翔吾    14◎ミキッチ    25 高柳一誠    36◎原裕太郎
4 【欠番】    15 高萩洋次郎   26 橋内優也    39 久保竜彦
5 槙野智章    16 李 漢宰    27 清水航平
6 青山敏弘    17 服部公太    28 丸谷拓也
7 森崎浩司    18 平繁龍一    29 内田健太
8 森崎和幸    19 盛田剛平    30 篠原 聖
9 ユキッチ    20 桑田慎一朗   31 佐藤昭大
10 柏木陽介    21 【欠番】    32 岡本知剛
11 佐藤寿人    22 横竹 翔    33○楽山孝志

◎は新加入、○は完全移籍、△は期限付き移籍、□は復帰
 昨年は発表時点では3、9、13が欠番でしたが、今年は13番とダバツが付けていた4番、それに木寺の21番が欠番となっています。昨年はその後加入が決まったユキッチ、結城が欠番を埋めたので、今年もそのような可能性があるのかも知れません。その他の選手はレンタルだった楽山、中林を含めて同じ背番号で、「出世」したのは西河(2006年は22、徳島では6)だけ。昨年と同じ選手、同じ戦術でJ1に挑戦する、と言う事なのかも知れません。
(なおここに背番号の変遷をまとめてあります。)
<09.1.23> 中国新聞と携帯サイトによると、サンフレッチェは昨日から全体練習を開始し、今季に向けてのスタートを切りました。吉田サッカー公園には北朝鮮代表合宿参加中の李と体調不良の森崎浩を除く31人が集合。左膝のリハビリ中の下田と右膝に違和感のある森脇が別メニューでしたが、他の選手は元気に練習を行っていたそうです。ペトロヴィッチ監督はお得意の「ブラボー!」連発で上機嫌だったそうで「去年のスタートよりもいい始動ができた」と語っていたとのこと。今月中は広島で体力的なベースを作るトレーニングを行い、1/31にトルコに向けて出発して実戦を通してチームのレベルアップを図ることになります。
<09.1.22> サンフレッチェは昨日広島市内のホテルでミキッチ、中島、原の新入団会見と新体制の発表を行いました。
 最初に本谷社長が選手紹介の前に今季のチームスローガンを披露。新加入選手3人以外に西河の復帰と楽山の完全移籍、中林のレンタル延長で今季を戦う体制が固まった、と説明しました。そして今季、来季の2年間の目標として「タイトルの獲得とACL出場権獲得」を掲げ、「リーグ中断までに今の戦力を分析して途中どうするかを考えて行くことになる」としつつも「若い選手の底上げ」を第一の課題として挙げました。
 続いて織田強化部長が3選手の特徴を説明しました。まずミキッチについては「非常にスピードがあり運動量も豊富で、アグレッシブなスタイルの攻撃的選手」で、10月下旬にクロアチアで視察したそうです。そしてUEFAカップの試合後にホテルで会って日本への興味などを確認し、帰国後社長や監督と協議して正式なオファーを出し、ディナモ・ザグレブや本人と交渉した結果合意した、と経緯を説明しました。中島はリベロのサブとして期待する選手で、千葉と契約しないと言う情報が入った直後にコンタクトしたとのこと。本人も「ぜひ広島でやりたい」と返事したそうで、獲得はすんなりと決まった模様です。最後に原については昨年の試合でトップ帯同した経験があることを説明して、下田、佐藤昭、中林と切磋琢磨して成長して欲しい、と期待を述べました。
 ミキッチは広島に移籍してきた理由として「ディナモ・ザグレブではある程度のところまで行き着いたと言う実感があった。そこで新しい環境で更に上を目指したい考えた」と説明しました。また昨年練習試合で対戦した広島に対しては「素晴らしくオーガナイズされたチームで、美しいパスを使った攻撃的なサッカーを見せていました」と印象を語り、ペトロヴィッチ監督の存在が移籍を決断した理由の一つだ、と語りました。背番号は「私にとってのラッキーナンバー。常にこの番号を付けていました」と言う14番。「スピードとそれを生かした1対1の仕掛け」を持ち味に「90分、熱い気持ちで戦いたい」と決意を表明しました。
 続いて中島選手が「広島のサッカーは見ていて楽しくなる。そのチームで一緒にサッカーができると思うと本当に楽しみ」と心境を語りました。そして自分のセールスポイントを「FW以外ならどこでもできるし、経験もある」と説明。リベロとボランチとどちらでもやりやすいが、攻撃が好きなので前の方でもプレーしたい、と語りました。
 最後にユースから昇格した原は、冒頭で「小さい頃からの夢だったプロサッカー選手になることができ、嬉しく思います」と喜びを語りました。そしてセールスポイントとして「GKとして守るだけでなく、後ろからの組み立てや攻撃の起点となるキック」であるとし、目標として槙野選手を挙げて会場の笑いを誘いました。
 中国新聞によると普及部の高野コーチがトップに昇格したのと同時に通訳の杉浦大輔氏もコーチ兼任になった、とのこと。これまでも練習に加わったり選手の相談に乗ったりしていたそうなので、今度からは正式な立場で関わることになります。大学卒業後に単身ドイツに渡り、ドイツ4部リーグのチームでプレーした経験なども生かしながら、モウリーニョを目指して頑張って欲しいと思います。
<09.1.21> サンフレッチェは昨日、鳥栖からレンタル中のGK中林洋次選手の期限延長を発表しました。中国新聞によるとこれでこのオフの補強は終了し、昨年の開幕より4人多い33人でスタートすることになります。織田強化部長は「100%ではないが最低限の補強はできた」と語っているそうですが、100%ではないと言うのはたぶん太田獲得がならなかったことと前田が完全移籍を選んだことではないか、と思われます。ただ、昨年の戦力はほぼ全員が残ったわけですし、これをベースに一人一人が成長して少しでも積み上げることができれば、残留だけでなく上位進出を目指して行くこともできるのではないでしょうか。
<09.1.21> 中国新聞と携帯サイトによると、ペトロヴィッチ監督とミキッチが一昨日広島に到着した、とのことです。ミキッチは交渉が始まった11月頃からインターネットで広島の情報を得たり日本語を勉強したりしていたそうで、早速覚えたての日本語を披露した、とのこと。またペトロヴィッチ監督と一緒の飛行機の中で日本とJリーグについてみっちりとレクチャーを受けていたそうです。ペトロヴィッチ監督は「間違いなく厳しいシーズンになる」といいながらも「周囲を驚かせる」と気合い十分だった、とのこと。明日から始まるトレーニングから、いよいよ今季のサンフレッチェがスタートします。
<09.1.20> サンフレッチェと大分トリニータは昨日、大分に期限付き移籍中だった前田俊介選手が完全移籍すると発表しました。
 奈良県出身の前田は2002年にサンフレッチェユースに加入。1年生の時から頭角を現し、「ユース黄金世代」の一員として活躍しました。また高校3年生だった2004年にはナビスコ杯東京V戦でプロデビューを果たし、リーグ戦11試合等に出場して1得点。プロでの初ゴールは2nd stageの磐田戦で、これがサンフレッチェのJ1残留を決めるゴールとなりました。また2005年には26試合に出場して5得点を挙げるなど、着々と成長を見せていました。しかし2006年は8試合の出場にとどまると2007年はベンチ入りがやっとで出場機会もなく、6月から大分に期限付き移籍。その後大分でも決して出場試合数は多くないものの、レギュラーが欠けたときの先発要員として、あるいはスーパーサブとして貴重な戦力となり、今回の完全移籍に繋がりました。
 前田俊介、と言えばユースの時の、あるいはワールドユースでの鮮烈な活躍が思い出されます。切れ味鋭いドリブルと左足から繰り出されるシュート。そしてここぞと言うところでゴールを決める勝負強さ。「和製メッシ」とまで言われて、将来のサンフレッチェを担う選手だと期待されていました。ただあまり走らないプレースタイル、特にボールのないところでの動きの少なさは、今のサンフレッチェが目指している「人もボールも動くサッカー」には合わず、結果的にチームを出ることになってしまったのは本当に残念なことだと思います。大分にはウェズレイ、高松らに加えて完全移籍が決まった森島もいてFWのライバルも多く、出場機会をつかむためにはよりいっそうの頑張りが必要だと思います。せっかく良い才能を持っているのに、このまま終わってしまったらもったいないと思いますし、ぜひ大分で成長して欲しい、と思います。
<09.1.18> サンフレッチェは一昨日、今年のチームスローガン「WE FIGHT TOGETHER 走力結蹴」を発表しました。サポーターズカンファレンスでは本谷社長が「今年と来年の2年間でタイトル獲得とACL出場権獲得を目指す」と表明しましたが、その初年度をサポーター、監督、選手、フロントの総力を結集して戦う決意を示したもの。サンフレッチェが目指している「人もボールも動く攻撃的で魅力的なサッカー」を「走」「蹴」で表現しているのだそうです。この「WE FIGHT TOGETHER」はクラブスローガンとして掲げている「WE GET DREAMS」と同様に英語としては変なんじゃないか、と言う気がするのですが、「走力結蹴」だって造語なので構わない、と言うことなのかも。昨年「ALL FOR J1」を掲げて実現したように、今年もチームが同じ方向を向いて戦うことができるならきっと目標を達成することができるのではないでしょうか。
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