11/1〜11/7のSANFRECCE Diary


<09.11.7> 明日今年最後の関東でのアウェイゲーム。J1リーグ戦第31節を大宮アルディージャと戦います。
 シーズン当初はよかったものの徐々に順位を落とした大宮は、残留圏ぎりぎりの順位を彷徨っていましたが、前節は「さいたまダービー」で完勝。16位との勝ち点差を9として、残留確定一歩手前まで来ています。公式戦最近10試合の戦績は次の通り。
23H △1-1 千葉  【宮】ラファエル、【千】ネット・バイアーノ
24H ○3-1 鹿島  【宮】内田、土岐田、マト、【鹿】野沢
25A ●0-1 清水  【清】ヨンセン
天2 ○4-2 S仙台 【宮】市川2、ドゥドゥ、マト、【S】町田、大久保
26H ●0-2 名古屋 【名】マギヌン、小川
27A ○3-1 京都  【宮】石原、藤本、ラファエル、【京】柳沢
28A ●1-4 G大阪 【宮】冨田、【G】ペドロ・ジュニオール、橋本、山口、山崎
29H ●2-3 川崎F 【宮】マト2、【川】ジュニーニョ、鄭2
30A ○3-0 浦和  【宮】ラファエル2、石原
天3 ●1-2 V仙台 【宮】マト、【V】中島、梁
 「得点源」として期待していたデニス・マルケスとラフリッチがフィットせずなかなかバランスが取れていなかった大宮でしたが、シーズン途中で補強したラファエルが当たりで10試合の出場で4ゴールを挙げています。前節浦和戦でもラファエルの活躍とパートナーの石原の活躍で宿敵を粉砕。あと1勝でJ1残留がほぼ確定するだけに、明日は必勝を期してホームゲームに臨むに違いありません。
 対するサンフレッチェは前節は屈辱的な0-7での敗北。また天皇杯でも鳥栖に敗れるなど元気がありません。今週の練習では鳥栖戦で足を痛めた槙野は復帰していたものの、ストヤノフはリハビリ中で青山、ミキッチは別メニューが続いていたそうです。中国新聞によると出場停止から復帰する森脇が右WBで練習していたそうなので、明日は次のような布陣になるのではないでしょうか。
        中林

    槙野  中島  盛田

      高柳  森崎和

森脇              服部

     柏木    高萩

        佐藤寿

SUB:下田、横竹、丸谷、楽山、李漢宰、李忠成、平繁
 前節の敗戦で優勝の可能性は遠ざかりましたが、ACL圏内の3位との勝ち点差は5でまだ追いつけない差ではありません。今年の頑張りを結果として残すためにも、残り4試合は全て勝つつもりで戦って欲しいと思います。
<09.11.6> 日本サッカー協会は昨日、南アフリカ遠征とアジアカップ予選の日本代表を発表し、広島からは佐藤寿人選手が選ばれました。今回招集されたのは次の21人。
【GK】川島(川崎F)、西川(大分)
【DF】中澤(横浜FM)、岩政、内田(鹿島)、今野、徳永(FC東京)、
    駒野(磐田)
【MF】中村俊(エスパニョール)、遠藤(G大阪)、中村憲(川崎F)、
    松井(グルノーブル)、阿部(浦和)、長谷部(ヴォルフスブルグ)、
    本田(VVVフェンロ)、稲本(レンヌ)
【FW】玉田(名古屋)、佐藤寿(広島)、大久保(神戸)、岡崎(清水)、
    森本(カターニャ)
 前回招集されたメンバーから山本海、岩下(清水)、闘莉王(浦和)、長友、石川(FC東京)、橋本(G大阪)、前田(磐田)が外れ、新たに選ばれた選手はいません。今回は11/14に南アフリカ代表と対戦し、11/18に香港でアジアカップ予選を戦って帰国する予定です。
<09.11.5> 中国新聞の記事によると、広島市は日本サッカー協会が招致活動をしている2018年、2022年のW杯会場に立候補する事を断念した、とのことです。先日広島市は長崎市と共催で2020年の夏季五輪招致を表明しましたが、その活動とW杯会場への招致活動を同時にはできないのが理由だ、とのこと。2002年日韓W杯の時には会場決定直前に「ビッグアーチに屋根はかけない」と表明してあっさり落選しましたが、その時はまだ「見込みの甘さがあった」と言う言い訳はありました。しかし今回のこの決定は、招致には動かないと言うことで言うなれば不戦敗。「W杯と五輪とどちらが良いか」と議論も無く、双方の招致を両立させる努力もせず、一方的に決定するというやり方は市民の声を無視している、と言わざるを得ません。サッカー専用スタジアム建設を公約に掲げながら当選後には忘れたフリをし、今回もまたサッカーファンに冷水を浴びせるような決定をした秋葉市長のやり方には、強い怒りを感じざるをえません。
<09.11.5> 新聞報道によると、木村監督を解任した横浜Fマリノスは後任監督候補の1人としてペトロヴィッチ監督を挙げていたそうです。2006年のシーズン途中に就任して、4年目の指揮を執っているペトロヴィッチ監督ですが、現在結んでいるのは1年契約。来年度の契約に向けての話し合いもしているはずですが、まだ正式契約のアナウンスはありません。先日のG大阪戦後のインタビューでは「60歳になるまで広島で指揮したい」と語っていたそうですが、それも契約がなければ空論でしかありません。スポニチの報道通りであれば横浜FM行きはなくなったかも知れませんが、他のクラブからのオファーもある可能性は否定できない訳ですし、もし退団という事になれば2002年の二の舞にもなり兼ねません。逆にサンフレッチェが他の監督を考えていない、とは言えませんが、いずれにせよ今季の躍進をクラブの本当の実力に昇華させるためにも、早く来季の契約を確定して残り試合を来季に向けてのステップにして欲しいのですが...
<09.11.4> JFLの下部にあたる中国サッカーリーグは10/25に最終戦を行い、全日程を終了しました。その結果は次の通り。
         勝点 勝 分 負 得失差
1佐川急便中国   46  14   4   0    +42
2レノファ山口   40  13   1   4    +32
3NTN岡山    39  12   3   3    +21
4宇部ヤーマン   29   9   2   7     +9
5新日本石油    25   8   1   9      0
6デッツォーラ島根 20   6   2  10    -14
7日立笠戸     18   5   3  10    -17
8JFEスチール西日本   15   4   3  11    -24
9マツダSC    13   3   4  11    -22
10元気SC     12   3   3  12    -27
 佐川急便中国は2005年以来2度目の優勝となっています。ただしJFLへの昇格を賭けた地域リーグ決勝大会への出場は辞退しているため、代わりにレノファ山口とNTN岡山が出場することになりました。また中国リーグへの昇格を賭けた中国地域県リーグ決勝大会は11/7〜9に山口県で開催される予定。広島からは県リーグ1位の富士ゼロックス広島と、昨年中国リーグから降格したフジタSCが出場します。
<09.11.3> 一昨日行われたJユースサンスタートニック杯の第4戦で、サンフレッチェユースはサガン鳥栖U-18に6-0で勝って首位を守りました。仔熊倶楽部によるとメンバーは、GK:田村(→大森)、DF:越智、宗近、浅田、MF:元田(→中山)、茶島、森保翔、宮本(→早瀬)、水頭(→岡本)、砂川、FW:井波(→山崎)。得点は2分と29分に井波、15分に茶島、20分に宗近、71分に早瀬、90分に砂川。この結果2位大分との勝点差は6となり、次節にも決勝トーナメント進出が決まりそうです。
<09.11.2> 昨日吉田サッカー公園で福岡教育大と練習試合を行い、1-2で敗れました。メンバーは、GK:下田、DF:森脇、横竹、篠原、MF:石川(→清水21分)、岡本、丸谷、楽山、高柳(→久保45分)、李忠成、FW:平繁。得点は後半35分に李忠成で、清水の突破から得たPKだったとのこと。全体的に低調で、むしろ攻め込まれるシーンが目立っていたそうです。なお石川大徳選手は流通経済大学の4年生で、ポジションは右SB。昨年は水戸の特別指定選手として1試合だけリーグ戦に出場していて、今年も天皇杯のG大阪戦に出場しています。この時期に練習参加していると言うことは、獲得の可能性があると言うことかも知れません。
<09.11.1> 昨日、コカ・コーラウェスト広島スタジアムで行われた天皇杯3回戦でサガン鳥栖と対戦したサンフレッチェは、一度は逆転したものの再逆転され、2004年以来5年ぶりにJ2勢に敗れました。
 森脇が出場停止の上にコンディション不良の選手がいたことで、主力数人を外して次のメンバーで戦いました。
        佐藤昭

    槙野  森崎和  盛田
    (→横竹17分→高柳77分)
      岡本  中島
      (→李忠成HT)
李漢宰             服部

     柏木    高萩

        佐藤寿

SUB:下田、丸谷、楽山、平繁
 対する鳥栖はほぼベストで、GK:室、DF:柳沢、渡邉、飯尾、日高、MF:武岡(→山田89分)、ホベルト、山瀬、島田(→磯崎89分)、FW:ハーフナー、トジン(→高地75分)、という布陣でした。シーズン中の疲れのためか、あるいは相手を舐めたかサンフレッチェは序盤から動きが重かった、とのこと。17分には槙野が負傷して外に出ている間に攻め込まれ、山瀬にミドルを打たれて失点してしまいます。逆に攻撃は何度かチャンスは作ったものの決めきれず、1点リードされてハーフタイムを迎えました。
 サンフレッチェは後半から入った李忠成がチームを活性化させ、中盤の底に位置した高萩からのパスワークで流れを変えます。そして9分、柏木のCKから盛田がヘディングを決めて同点。11分には中島のボール奪取からチャンスを作り、服部のクロスを佐藤寿が叩き込んでリードを奪いました。
 しかしその後は鳥栖も反撃し、12分と13分には決定的なヘッドを打たれます。そして16分には島田のFKを佐藤昭が触ったもののこぼれを渡邉に押し込まれ、再び同点となってしまいました。
 その後両者は勝ち越しを狙って激しく攻め合い、20分には佐藤寿がフリーになったもののシュートは枠をとらえず。26分にも佐藤寿がシュートまで持ち込みましたがDFに当たります。そして後半44分、鳥栖のセットプレーのボールを佐藤昭がこぼし、それをハーフナーに押し込まれて鳥栖が勝ち越し。その後の反撃も及ばず、京都、大宮、山形とともにJ2勢に屈しました。
 中国新聞の記事によると、この試合は「球際で競り負け、こぼれ球を拾えない」など執念と気迫で負けていた、とのこと。ペトロヴィッチ監督は「我々はレギュラーを多数欠いており、それが試合に影響してしまった」と語っていますが、気持ちで負けているようでは言い訳にもならないでしょう。今年のサンフレッチェはJ2から昇格したばかりで、しかも主力に怪我人が続出したにも関わらず一時は優勝争いにも絡むなど、良く頑張っていたのは確かです。またここまで張りつめていた心も身体も、そろそろ限界に近くなっているのもあると思います。しかし、そんな事情はどこのチームも同じ。鳥栖だってここまで過酷な47試合を戦ってきて、昇格が絶望的な状況になっているのです。佐藤寿人選手は試合後に「ここは、チームとして正念場」と語っていますがまさにその通り。残ったリーグ戦を無駄に終わらせてしまったら、結局は「弱いチームが少々善戦した」と言う以上の事にはなりません。自分たちの未来のためにも、またブーイングもせず拍手で迎えたと言うサポーターのためにも、シーズンの残り4試合を全力で戦ってほしい、と思います。

公式記録
中国新聞戦評
J's GOALゲームサマリー

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