12/20〜12/26のSANFRECCE Diary


<09.12.26> 中国新聞によると昨日佐藤寿、中島、下田の3選手が契約更改に臨み、佐藤寿は2年契約で400万円増の年俸5,200万円、中島は2年契約で600万円増の年俸1,800万円、下田は1年契約で50%ダウンの1,500万円で合意した、とのことです。佐藤寿は「金額面は重要ではない」と20分で交渉を終えたとのこと。ACL出場権を得てチーム始動が1週間早まることを想定して、昨日から筋力トレーニングを始めたそうです。また「陰のMVP」だった中島も15分で交渉を終えて笑顔だったそうで、正月から自主トレを開始するとのことです。一方出場機会を求めて移籍も考えたと言う下田ですが、「急激にいいチームになっているし魅力的。広島でやりたい」と残留を決めた、とのこと。広島と「相思相愛」だと言われていた西川(大分)が京都の加藤監督との会談でグラリと来た、と言う報道もあるだけに、下田にはぜひもう一花咲かせるつもりで頑張って欲しい、と思います。
<09.12.26> 広島、新潟両クラブは昨日、森保一氏のサンフレッチェのトップコーチ退任とアルビレックスのヘッドコーチ就任を発表しました。サンフレッチェと日本代表で活躍した森保氏は、2003年に仙台で引退した後サンフレッチェの育成コーチに就任。2007年からはトップチームのコーチとなって、主に紅白戦に絡めない若手選手の練習(いわゆる「森保組」)を指導してきました。また2005年2月〜2007年7月の期間にはU-18, U-19, U-20代表のコーチも務め、指導者としての経験を積んできました。新潟は4年間指揮してきた鈴木淳監督が今季限りで退任し、黒崎ヘッドコーチが監督に昇格。主力の流出が続く中で「若手の成長を促しつつ戦う」事を来季の目標に掲げています。森保氏には黒崎監督のサポートだけでなく、何かあった時にはすぐに代わることができるよう準備しておくことが必要になりそうです。
<09.12.26> プレスリリースによると、愛媛に期限付き移籍中の内田健太選手のレンタル期間延長が決まりました。サンフレッチェユース出身の内田は昨年トップ昇格しましたが試合出場は無く、出場機会を求めて8月に愛媛に移籍。8/30の第36節に先発でプロデビューを果たすと、その後8試合連続で先発出場しました。しかし監督交代の影響かその後途中出場が多くなり、終盤の3試合は出場停止もあってベンチ入りもありませんでした。本人コメントで言っているように来季は「キャンプからしっかりとアピールして」、まずはレギュラー取りに頑張って欲しいと思います。
<09.12.25> 中国新聞によると、広島がオファーを出していた千葉のMF工藤浩平選手から、昨日断りの連絡があったそうです。今のところ工藤に他のクラブからのオファーがあった、と言う情報はないためチーム残留を決めたと言うことか。ジュニアからのジェフの生え抜き選手なので、ここでチームを捨てて広島に移籍する、と言う決断ができなかったの知れません。
<09.12.25> サンフレッチェと山形は昨日、西河翔吾選手の山形への完全移籍を発表しました。西河は修道大学在学中の練習試合で見いだされ、2004年には特別指定選手として5試合に出場しました。そして翌年在学のままプロ契約。13試合に出場するなど貴重な戦力として活躍しました。しかし2006年には出場機会が減ったためシーズン途中から徳島に期限付き移籍。今年から広島に復帰したもののまた出場機会が無く、7月から山形に期限付き移籍していました。ペトロヴィッチ監督の元ではあまり恵まれなかった西河でしたが、徳島ではキャプテンマークを巻いて出場していましたし、山形でも怪我はあったものの「救世主」としてチームのJ1残留に貢献しています。彼の高さと強さを生かした守備とセットプレー、そしてファイティングスピリットは山形のプレーでより生きるはず。ぜひ頑張って欲しい、と思います。
<09.12.24> 昨日長居スタジアムで行われたJユースサンスタートニックカップ準決勝で、サンフレッチェユースはジュビロ磐田ユースを2-0で破り3年ぶり7度目の決勝進出を決めました。広島の先発メンバーは、GK:田村、DF:宗近、越智、森保翔、MF:宮本、中山、茶島、大崎、早瀬、水頭、FW:砂川。対する磐田は、GK:多すぎ、DF:湯本、永井、伊村、小川、MF:塚田、和久田、上村、内田、FW:海田、鈴木。携帯サイトのレビューによると、前半は磐田の5 バック気味の守備に苦しみ良い形もなかなか作れなかったそうです。しかし前半38分、茶島から水頭につないだ瞬間に左サイドの宮本がスタート。ここに見事なスルーパスが通り、ペナルティエリア内で受けた宮本は慌てずシュートを決めて先制点を奪いました。後半は磐田が4-4-2にして攻め込んできたものの、後半5分のピンチを除いて相手にペースを与えず、後半31分には宮本の突破からのクロスを早瀬がヘディングで決めて追加点を奪います。そしてその後磐田の司令塔・上村の退場もあって、広島がそのまま勝利のホイッスルを聞きました。決勝の相手は、クラセン準優勝で高円宮杯ベスト8のFC東京U-18。長居スタジアムで12/27(日)の午後1時半キックオフです。
<09.12.23> プレスリリースによると、サンフレッチェの来シーズンの開幕前スケジュールは次の通り。
1/15(金)11:00 新ユニフォーム発表記者会見
1/16(土)10:30 新加入選手記者会見
1/18(月)10:00 トレーニング開始(吉田サッカー公園)
1/30(土)-2/13(土) 第1次トレーニングキャンプ(トルコ・アンタルヤ)
2/16(火)-2/26(金) 第2次トレーニングキャンプ(宮崎・シーガイア)
2/27(土)午後  シーズン開幕前キャンペーンイベント(広島駅南口地下イベント広場)
 練習開始は今年よりも4日早くなっていますが、トルコキャンプ以降のスケジュールは今季とほぼ同じなので、1年前と同様のペースでチーム作りを進めることになります。ただ仮にG大阪が天皇杯を制してACL出場権が巡ってくると、その初戦は2/23か24。宮崎キャンプを早めに切り上げる事になるのではないか、と思われます。ACLに出ることになれば、グループリーグはアデレード、山東魯能、浦項と同組。仮にアデレードや山東とのアウェイゲームとなれば、移動も含めて5日間程度は見込んでおく必要があります。上記の予定は天皇杯の結果次第で変更されるとのことですが、ACLの日程次第で大幅変更になるのは間違いありません。
<09.12.22> 日本サッカー協会は昨日イエメン戦に向けての日本代表を発表し、広島からは槙野が選ばれました。今回選ばれたのは次の19人。
【GK】西川(大分)、権田(FC東京)
【DF】菊地(大分)、槙野(広島)、太田(清水)、吉田(名古屋)、
    村松(湘南)、酒井(新潟)
【MF】柏木(広島)、乾(C大阪)、金崎(大分)、青木(大宮)、
    山村(流経大)、山田直(浦和)、米本(FC東京)
【FW】平山(FC東京)、渡邉(横浜FM)、永井(福岡大)、大迫(鹿島)
 過去に代表や代表候補に選ばれたことがあるのは西川、槙野、柏木、乾、金崎、山田直の6人だけ。また年齢が一番上なのは25歳の菊地と言うフレッシュなメンバーになっています。これはイエメン戦が年明け早々(1/6)にあるため主力を招集できなかったのが主な理由で、事前の報道では天皇杯で勝ち残っているクラブとU-20代表から選ぶのでは、と言われていました。しかし「天皇杯組」から選ばれているのは吉田と太田だけで、U-20代表からは権田、村松、酒井、金崎、山村、山田直、米本、大迫が選出されています。つまりU-20代表組からまず選手を選び、足りない部分を若手の有望株で埋めた、と言う感じなのではないでしょうか。今回のイエメン戦は勝てば予選リーグ勝ち抜きが決まり、3/3のバーレーン戦を消化試合にできると言う大事な試合。厳しい日程となりますが、若い力を発揮して頑張って欲しいと思います。
<09.12.21> 昨日行われたJユース杯準々決勝で、サンフレッチェユースは東京Vを4-1で下し3年ぶりに準決勝に進出しました。広島のメンバーは、GK:田村、DF:宗近、越智、森保翔、MF:宮本、中山、茶島、大崎、早瀬、水頭、FW:砂川。対する東京Vは、GK:キローラン菜、DF:山浦、高野、キローラン木、高橋、MF:窪田、渋谷、小林、高木俊、高木善、FW:南。U-18代表(高橋、高木俊)、U-17代表(高野、高木善)を擁する東京Vは「個の力」と言う点で勝っていたそうで、前半途中からペースを握られ苦しい展開となったそうです。そして29分には高橋に決定的なヘディングシュートを許したものの田村が弾き出し、30分にもフリーで抜け出した小林のシュートを田村がビッグセーブで防ぐなど守備が頑張り、前半はスコアレスで折り返しました。後半も東京Vのペースで進んだそうですが、しかし後半7分、森保翔のFKから茶島のクロスを大崎が押し込んで広島が先制点を奪います。続いて12分には中山が絶妙なFKを決めて2点目。更に2分後には茶島のCKを宗近が押し込んで3点目をゲット。後半21分に1点を返されてやや慌てるシーンも合ったものの、37分に茶島のFKを宗近が決めてダメを押しました。準決勝の相手は高円宮杯で悔しい負けを喫した磐田ユース。12/23に長居スタジアムで、午前11時キックオフです。
<09.12.20> 先週発売の「紫熊倶楽部」1月号(Vol.143)の表紙は服部、李忠成両選手で、インタビュー記事もこの2人が登場しています。最初に取り上げられているのは服部で、タイトルは「楽しかった1年」。久々に降格の恐怖の無い1年を戦ったと言うことで、上位争いのプレッシャーはあったものの楽しめた、とのこと。今年も全試合に出場し、警告無しでプレーし続けた「鉄人」が、ポイントとなった試合を挙げながら今シーズンを振り返っています。
 マッチレポートは名古屋戦、磐田戦と京都戦。ユースレポートはJユースサンスタートニックカップを紹介しています。ジュニアユース、ジュニアは今年の総括。スクールは初めての対外試合に臨んだレディースとガールズです。「スタッフたちのガンバロウぜ」は、企画部の尾崎香里さん。バスケットの経験から「歩くアーカイブ」と言われた編集関係の仕事、そしてアスリートマガジンを経てサンフレッチェに入社した経緯等、彼女のスポーツと関わってきた「熱中時代」を追っています。
 「私たちは、サンフレッチェのサポーターです」ではスタジアムで見つけた4人の方々を紹介。「紫熊短信」と「READER'S AREA」を挟んで、後ろの特集記事で登場しているのは李忠成選手です。FC東京U-18からトップ昇格し、U-18韓国代表にも選ばれながら屈辱の日々を送って退団を決意。移籍した柏でもなかなか思うようにいかない日々が続いていましたが、しかし当時の石崎監督との出会いからついにブレイク。その後日本への帰化、五輪出場、恩師との別れ等を経験して来ました。彼の広島入りに至るまでのサッカーを中心とした半生を振り返る記事となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。V-POINTの他に広島県内大手書店、広島ゆめてらす、ジュンク堂池袋店などで発売中です。また通販のお申し込みはe-VPOINTでどうぞ。
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