3/1〜3/7のSANFRECCE Diary


<09.3.7> 携帯サイトによると、昨日は雨風の強い横浜で約45分間の最終調整を行いました。森崎浩、高萩、桑田が不在のトップ下に不安はあるものの、ポイントは全員で戦えるかということと運動量で負けないこと。それさえ大丈夫ならば、自分たちのサッカーを表現して対等以上に戦うことができるのではないでしょうか?
 今日の試合会場は新横浜の日産スタジアムで、午後1時キックオフ。開幕戦と言うことで様々なイベントが予定されていますが、特に「日産スタジアムグルメタウン」では23軒もの人気店が軒を並べているとのこと。2年ぶりのJ1での戦いを、選手たちだけでなくサポーターも楽しむことができそうです。
 テレビ中継は全て生放送で、スカパーは標準画質がch181、ハイビジョンがch191、スカパーe2はch801(標準画質)となっています。今日は全試合無料放送となっていますので、契約がまだの方もご覧になれます。また今日は私は現地で観戦しますので、ブログの速報はありません。スタジアムに行けない方は、携帯サイトなどをご覧下さい。
<09.3.6> 明日はいよいよJリーグ開幕。サンフレッチェは横浜FMとアウェイで対戦します。
 横浜FMは2004年の優勝の翌年から2年連続9位に終わり、07年には7位とわずかに上昇したものの昨年は再び9位と、すっかり「中位」が定位置になっています。岡田監督以降水沼、早野、桑原と指揮官を交代して何とか浮上のきっかけを探ったもののうまくいかず、昨年もまたシーズン途中での監督交代となりました。ただ、昨年は木村監督に代わって以降は蘇りリーグ最終盤に3連勝。天皇杯も12年ぶりにベスト4入りするなど良いイメージでシーズンを終えることができています。大島、田中隼など主力が移籍したにも関わらず補強らしい補強は無かったのですが、しかし狩野、兵藤ら若手の成長が著しく新人渡辺も加わって戦力的にはほぼ昨年並、と考えて良いでしょう。今年サンフレッチェがJ1でどれだけ戦えるか、力を試すにはちょうどよい相手と言えるかも知れません。
 対するサンフレッチェですが、今年のキャンプでは昨年以上に厳しい練習試合を戦って鍛えてきました。最後の山形戦こそ完敗だったものの、それは疲れがたまっていたから。やるべきサッカーは昨年と同じで、更に精度を高めてシーズンに臨むことになります。ただ問題はメンバーで、森崎浩、高萩不在のトップ下をどうするかが第一のポイント。またトップから外れていたストヤノフが先発するかどうかもポイントとなります。従って明日のメンバーはやや流動的なのですが、私の予想は次の通り。
        佐藤昭

    槙野 ストヤノフ 盛田

      青山 森崎和

ミキッチ            服部

     柏木    高柳

        佐藤寿

SUB:中林、森脇、中島、李、楽山、清水、平繁
 けが人続出の状況にペトロヴィッチ監督は「3試合程度は難しいだろうが、全員の力でまとまって乗り切る」と語っていますが、まさにその通り。昨年も森崎和が戻ってくるまで全員で頑張ったからこそ、その後の躍進があったのです。ピッチ上の11人、ベンチも含めた18人だけでなく遠征に参加していない選手も含めて、チーム全体の力を合わせて新シーズンをスタートさせて欲しいと思います。
<09.3.6> 中国新聞と携帯サイトによると、昨日の練習から高萩がチーム練習に合流しました。昨日は全メニューに参加し「痛いところは無い」と話していたそうですが、ただ「公式戦で完全に行ける感じではない」(ペトロヴィッチ監督)とのことなので、明日の横浜FM戦では無理をせず大宮戦に備えることになりそうです。
 一方、一昨日の練習中に膝を痛めた桑田が「左膝前十時靭帯断裂・左膝内側側副靭帯損傷」と診断されたとのこと。腫れが引かなければ手術もできない状態だそうで、全治期間も不明です。キャンプで得点王となるなど好調だっただけに本人にとってもチームにとっても痛い離脱となりました。また同じく一昨日の練習中に負傷した篠原は「左足関節前距腓靭帯断裂」で全治1ヶ月。昨年から怪我が続いていますが、ここは焦らずじっくりと直して欲しいと思います。
<09.3.5> 2/28に安芸高田市で毎年恒例の「サンフレッチェ広島ユース3年生を送る会」が行われ、本谷社長、織田強化部長、浜田市長ら来賓の他、保護者、地域の方々、吉田高校関係者ら160名もの方々が門出を祝しました。この会では毎年卒業生が一言ずつ言葉を述べるのですが、携帯サイトには今年の卒業生全員の言葉が掲載されていますのでぜひご覧下さい。なお、彼らの今後の進路は次の通り。
池田康平(東海大)
植木誠也(大阪体育大)
安武亮(大阪学院大受験予定)
岡本知剛(サンフレッチェ広島)
沖田勇樹(青山学院大)
佐伯尚平(東海大)
原裕太郎(サンフレッチェ広島)
松林徹(亜細亜大学)
板倉大地(関西大)
不老祐介(筑波大)
宮本将(関西大)
宮原大輔(広島大)

<09.3.4> 2/28にJR広島駅南口地下広場でシーズン開幕イベントが行われ、ファン・サポーター2,800人が集まりました。中国新聞によると「けが人などを除く選手28人がステージへ」とのことですが、石橋竜次さんのブログによるとゼロックス・スーパーカップ視察のペトロヴィッチ監督のほか、高萩は怪我の治療、平繁は発熱、久保は御殿場での診察のために欠席した、とのこと。復帰の目処が立っていない森崎浩を除けば、特に心配はなさそうです。山形との練習試合ではストヤノフがメンバーから外れていましたが、ペトロヴィッチ監督によると「このところ非常にナーバスになっていたり、苛立ったりすることが多く周りの選手にいい影響を与えていなかった」からだった、とのこと。「イリアンには...自分の犯した過ちに気づき、信頼をもう一度築いて欲しい」と求めています。ただ、その後昼食時にみんなに謝るなど反省の姿勢を見せているそうで、岡山戦に出場したのもそのおかげだと思われます。開幕戦で先発するかどうかは分かりませんが、きっとすぐにトップチームに合流してくるのではないでしょうか?
<09.3.3> 昨日、吉田サッカー公園で岡山と練習試合を行い、1-3で敗れました。広島のメンバーは、GK:中林、DF:森脇(→西河60分)、ストヤノフ(→篠原60分)、横竹、MF:橋内、岡本、丸谷、遊佐、平繁、清水、FW:久保。中国新聞によると、前半5分にドリブルから平繁が決めて先制しましたが、24分にOGで同点に追いつかれると後半13分に西野に決められ、更に後半42分にも失点して敗れた、とのことです。
 なお、グロインペイン症候群で離脱していた高萩が昨日からランニングなどを始めた、とのこと。「痛みは特にない」と語っていたそうですが、「まだシーズン最初なので様子を見ながら」とのことなので開幕戦に間に合うかどうかは微妙です。
<09.3.2> プレスリリースによると、森崎兄弟が今年も「森崎ツインズシート」にサポーターを招待します。対象となるのは今シーズンの全てのホームゲームで、毎試合ペア5組10名様。試合終了後には森崎選手(1人だけのこともあり)と会える、と言う特典もあります。ご希望の方は官製はがき(〒733-0036 広島市西区観音新町4-10-2 広島西飛行場ターミナルビル1F 株式会社サンフレッチェ広島「森崎ツインズシート」募集係)またはe-mailに「(1)件名:森崎ツインズシート応募、(2)ご招待希望試合、(3)ご招待希望2名のお名前(フリガナ)と年齢、(4)代表者の方の郵便番号と住所、(5)代表者の電話番号」を書いてご応募下さい。締め切りは各試合日の10日前まで必着。最初の大宮戦は3/5ですので、ご希望の方はお早めにどうぞ。
<09.3.1> 携帯サイトにペトロヴィッチ監督インタビューが載っているので、簡単に紹介します。
 まずトルコから宮崎までのキャンプを振り返って、「個人的には一番いいキャンプを過ごせた」と総括しています。その理由としては、沢山の試合を組めたこと。その中で若手選手の成長が嬉しかったらしく、「特に山形戦の3本目の試合は良かった。あの試合で、何人かの選手はとても大きな前進を果たしてくれました」と評価しています。一方、キャンプでの課題として挙げられていたビルドアップについては、「躍進的に良くなったわけではないですね」と語っています。実際、練習試合でもボールを失うシーンが多かったそうですが、ただこれは「徹底的に、極端なまでに後ろからの組み立てにこだわった」から。「本番ではもう少しノーリスクの判断が増えると思います」と語っているので、特に心配は要らないと思われます。また「疲れた状態でも判断にミスのないプレー」をするために敢えて疲れた状態で試合を続けていたそうなので、「こういう難しい状態でのプレー経験は、必ずシーズンに生きてくる」と考えています。山形戦では完敗を喫してしまいましたが、これはあくまで最悪の状況を想定したシミュレーション。そう言うときに何をすべきかが分かれば、シーズン中にも対応できるのではないでしょうか。
 続いて新戦力に関してですが、ミキッチと中島は「我々が欲しいと思っていたタイプの選手」であり十分に戦力になる、と考えています。特にミキッチは既に宮崎でチームに馴染んだところを見せていますが、個人的な意見と断った上で「彼はもっとフィットしてくれると思いますし、プレーレベルももっと上がるはず」と述べています。若手についてはボランチでの可能性を見せた丸谷、緩急の変化をつけることができるようになった岡本、トルコからずっといいプレーを続けている清水の3人の名前を挙げています。そして「おそらく来季までには、新しい選手が2〜3人トップに絡んで行くことになる」とのこと。「私の宿命は選手を育ててチームを作って行くことだと思っているし、それに幸せを感じています」と、従来通りの考えを述べました。
 そして今季に向けては、「日本のどのチームよりも内容で上回れると思う」と自信を表明しています。J1では致命的なものとなり兼ねない個人的なミスをなくすことができるなら、「十分に勝って行ける力はある」。ドイツ・ブンデスリーガでは2部から昇格したばかりのホッフェンハイムが「ヘルプトマイスター」(ウィンターブレイク前の首位)となって関係者を驚かせていますが、ペトロヴィッチ監督はサンフレッチェが「100%、日本のホッフェンハイムになる」と思っている、とのこと。「浩司、高萩、森脇の3人が戻ってくれば、と言う前提」ながら、優勝争いにも絡む事ができる、と考えている様子です。J1は確かにどのチームにも「一発」があるし、サンフレッチェにも層の薄さと言う弱点がある。しかし開幕でのスタートラインは一緒なわけで、そこで波に乗れれば十分に上を目指す力はあるはずです。昨年も開幕から数試合は苦労しましたが、そこを全員の力で乗り越えたからこそ昇格まで突っ走ることができたわけです。今年も序盤を乗り切ることが、まずは最も重要なこと。その中で若手が成長し、離脱中の選手たちが合流してくれば、本当に日本のホッフェンハイムになれるのではないでしょうか?
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