3/22〜3/28のSANFRECCE Diary


<09.3.28> プレスリリースによると、4/11(土)に行われるホーム・柏レイソル戦のエスコートキッズとスローガンフラッグベアラーを募集します。対象はエスコートキッズが新小学校1年生、スローガンフラッグベアラーが新中学校1年生または新高校一年生で、当日紫のTシャツまたはユニフォームを着用してご参加頂ける方。希望者は「(1)お名前(フリガナ)(エスコートキッズ応募の場合は保護者名も)、(2)性別、(3)郵便番号と住所、(4)学年、(5)連絡可能な電話番号」を書いて、メールまたは官製はがき(宛先:〒733-0036 広島市西区観音新町4丁目10-2 広島西飛行場ターミナルビル1階 株式会社サンフレッチェ広島「エスコートキッズ、スローガンフラッグベアラー募集」係)をお送りください。応募締め切りは4/5(月)の午後6時までです。なお、エスコートキッズとフラッグベアラーの当選から漏れた方を対象に、25組100名様に「選手とハイタッチ」に参加する権利が当たります。この場合はご家族または友人4名と参加可能となっています。いずれの場合も当選者の方には4/8までにハガキで連絡するとのことです。
<09.3.27> 昨日九州産大との練習試合を行い、6-0で勝ちました。メンバーは、GK:中林(→原45分)、DF:西河、岡本、横竹、MF:橋内、李、丸谷、楽山、高萩(→久保45分)、清水、FW:平繁。得点は全て前半で、6分、10分、19分に平繁、22分に高萩、26分に清水、35分に平繁でした。
<09.3.26> 昨日ビッグアーチで行われたナビスコ杯初戦は佐藤寿のゴールを守りきって1-0で勝ち、10年ぶりの浦和戦勝利となりました。
 ブルガリア代表で欠場のストヤノフの代役として中島をリベロに起用。またトップ下には高柳を入れて、次の布陣で戦いました。
        佐藤昭

    森脇  中島  槙野
    (→盛田78分)
      青山 森崎和

ミキッチ            服部

     柏木    高柳(→李82分)
     (→高萩75分)
        佐藤寿

SUB:中林、楽山、岡本、平繁
 対する浦和は日本代表4人を欠いて、GK:山岸、DF:山田暢、坪井、堀之内、平川、MF:鈴木(→赤星61分)、山田直、原口、ポンテ、FW:エジミウソン(→エスクデロ79分)、高原(→西澤70分)、と言うメンバーでした。試合は序盤から広島ペース。パスを自在に繋いで相手ゴールに迫ります。12分には佐藤寿のパスで高柳が抜け出そうとしてクリアされ、続いて青山のクロスに槙野が合わせましたが枠外に外れます。14分には服部のクロスに合わせた柏木のシュートはGKが抑え、19分にもミキッチのクロスに合わせた柏木のヘディングもGKにセーブされます。しかし27分、最終ラインからの青山のロングボールを佐藤寿がワンバウンドさせてシュート。ボールはループ状の軌道を描いてGKの頭を越え、先制点となりました。
 その後、浦和が前に出てきましたが守備がしっかりと対応して得点を許さず、逆に36分にはミキッチ、43分には佐藤寿がカウンターからチャンスを作ります。前半の後半はお互いに攻め込みながらも決定的な場面を作れない、と言う感じで進み、1-0のまま折り返すことになりました。
 後半立ち上がりも広島のプレスが良く効いて、相手のパスをカットして逆襲を狙いますが、浦和も前からの圧力を強めてきます。6分には高原が突破してきたものの槙野が何とか対応し、11分にも高原の突破をペナルティエリア内で潰します。11分には服部の横パスを柏木がダイレクトで叩きましたが目の前の坪井に当たってしまい、13分にはミキッチが左足で狙いましたがボールはポストをかすめて外れます。更に18分にも服部のボールを青山がシュートしましたがGKにキャッチされます。赤星、西澤を投入して攻勢をかける浦和。対する広島は疲れのためかなかなか押し上げられなくなり、波状攻撃を受けます。28分にはポンテのシュートを佐藤昭が何とか触ってCKに逃れ、36分にはエスクデロのシュートがわずかに外れます。その後も浦和がボールを支配してサイドからのクロスを入れてきましたがDFが集中してはね返し、終盤には何度かカウンターを仕掛けて相手を脅かします。そして長いロスタイムも何とか凌いで、今季初の無失点ゲームでナビスコ杯初戦を飾りました。
 大宮戦からの連敗。鹿島戦での完敗。相手は「天敵」浦和。そして前節からの休みが1日少ない日程。この試合を迎えるにあたって厳しい条件はいろいろとありました。特に二年ぶりのJ1の戦いに難しさを感じていただけに、この試合を落とせばそのまま崩れて行く可能性もありました。しかし選手たちは自信を持って戦えていた、と思います。序盤からしっかりとパスコースに動き、ワンタッチ、ツータッチでボールを繋いで相手を翻弄し、2人目、3人目の動きを生かしながら何度も相手ゴールに迫りました。浦和も同じようなサッカーを指向しているのは分かりましたが完成度の違いは明らかで、相手のパス交換を寸断して押さえ込んでいました。浦和の選手は試合後に「今日は広島がいいサッカーをしていたと思う。完敗だったかなと感じている」(赤星)「特に前半は、立ち上がりからやりたいサッカーがほとんどできなかった」(坪井)と語っていますが、これは本音だと言って良いでしょう。点差が1点だったため後半は苦労しましたが、もし早い段階で追加点を奪えていればもっと楽に戦えたに違いありません。
 そしてそれ以上に良かったのは、終盤攻め込まれたにも関わらずしっかりと無失点に抑えたことだと思います。今年、ここまでリーグ戦を3試合戦って総失点は7。最下位磐田に次ぐ失点の多さで、J1のレベルを改めて痛感していたところだった、と思います。その上、この試合は守備の要であるストヤノフが欠場していたと言うことで、これまでと同様に「安い失点」を重ねて敗れる危険性もありました。しかし選手たちは前半は自分たちのサッカーを展開して先制点を奪い、後半攻め込まれても集中を切らさず守りきりました。後半、もう少しパスを繋いで押し上げることはできなかったのか、と思わないでもないですが、しかし大事なのは結果です。ナビスコ杯とは言え久々の勝利は、自信を取り戻す良いきっかけになるのではないでしょうか。ナビスコ杯は次は日曜日に試合がありますが、広島は1試合お休み。ここで疲れを取って戦術を整備して、次のG大阪とのリーグ戦に備えて欲しいと思います。

速報ブログ 前半 後半
日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 コーナーフラッグ
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

<09.3.25> 中国新聞によると、今日のナビスコ杯浦和戦は中島をリベロに起用する以外は鹿島戦と同じになる模様です。携帯サイトによると「鹿島戦では練習の時からあまりうまくいっていなかった」(森崎和)のだそうですが、昨日は「気持ちが入ったいい練習ができた」とのこと。浦和は10年勝っていない「天敵」ですが、自分たちのサッカーを貫いて勝って欲しい、と思います。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後7時キックオフ。試合前イベントとして「サンフレッチェカップU-10」と「スクール交流会」が午後3時から、「フォリアチャレンジ」が5時から行われます。「メッセージ記入コーナー」は4時からB6付近コンコースにて。「選手サイン会」は4時半からメイン側おまつり広場で抽選券を先着500名様に配付します。「フェイスペインと」は4時からメイン側おまつり広場で。6時から場内大型ビジョンで「プロモーションビデオ上映」を行います。サンフレッチェクラブ会員限定のプレゼントは、槙野選手の「プレミアム選手カード」を先着3,000名様に。携帯サイトのプレゼントもありますので、マッチデープログラムのエントリーパスワードを入力してご応募下さい。
 横川駅からの直行シャトルバスは、通常より時間を延長して7時半まで運行します。仕事が早めに片づかなかった方でも、途中からご来場下さい。テレビ放送ですが、フジテレビ739とCSHDで生中継が予定されています。今日はブログでの速報はできないと思いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報などをご覧下さい。
<09.3.24> 明日はナビスコ杯の初戦として浦和をホームに迎えます。
 一昨年はアジアを制してクラブW杯にも出場した浦和でしたが、昨年は監督問題で迷走しました。オジェック監督を早々に解任してエンゲルス監督で戦ったものの、リーグ戦は終盤に3連敗を喫して7位でフィニッシュ。他の大会でも上位進出はならず無冠に終わりました。そこで昨年末にフィンケ監督を招聘し、個人能力に頼るサッカーから組織的なパスサッカーに大転換を図ろうとしています。
1A ●0-2 鹿島  【鹿】野沢、マルキーニョス
2H ○3-1 FC東京 【浦】阿部、エジミウソン、ポンテ、【東】OG
3A △1-1 磐田  【浦】エジミウソン、【磐】ジウシーニョ
 開幕戦では立ち上がりこそパスサッカーが機能して押し込みましたが、すぐに鹿島に対応されて敗戦。第2節ではポンテの1ゴール2アシストの活躍で勝ちましたが、磐田戦では同点に追いつくのがやっとでした。チーム全体が新しいサッカーに慣れていない、と言う感じで組織サッカーが定着するまでは時間がかかりそうですが、しかしそれでも「勝つサッカー」ができるのは個人の能力の高さゆえ。原口、山田直ら若手も育ってきており、チーム改革は着々と進んできています。明日は日本代表に選ばれた都築、闘莉王、阿部、田中達が不在ですが、むしろ代わりに出てくる選手のモティベーションの高さと組織サッカーへの対応力が脅威となるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェは、ブルガリア代表に選出されたストヤノフが不在で、中島がリベロとしてプレーすることになります。また鹿島戦の後に「選手たちの状態を見てメンバーを考えたい」と言っているので、疲れている選手を何人か休ませることになるかも知れません。と言うことでメンバーを考えるのは難しいのですが、私は次のように予想します。
        佐藤昭

    森脇  中島  槙野

      李  森崎和

ミキッチ            楽山

     柏木    高柳

        佐藤寿

SUB:中林、盛田、青山、服部、高萩、清水、平繁
 鹿島戦では前からの強いプレスに苦しみ自分たちのサッカーがほとんどできずに終わりましたが、トルコキャンプではこのようなケースを想定して練習試合を積み重ねてきたわけで、相手が少々強いからといってビビる必要はないと思います。浦和が手強い相手なのは確かですが、組織サッカーの熟成度と言う点ではこちらがずっと上のはず。ここまで積み上げてきたことに自信を持って戦って欲しい、と思います。
<09.3.23> 昨日行われた第3節鹿島戦は、後半ロスタイムに勝ち越し点を許して1-2で敗れました。
 サンフレッチェのメンバーは前節と同じで次のような布陣となりました。
        佐藤昭

    森脇 ストヤノフ 槙野

      青山 森崎和
      (→中島59分)
ミキッチ            服部

     柏木    高萩(→高柳59分)

        佐藤寿

SUB:中林、盛田、李、楽山、平繁
 鹿島のメンバーは上海戦を踏襲して、GK:曽ヶ端、DF:内田、岩政、伊野波、パク、MF:小笠原、青木、本山(→増田67分)、野沢(→遠藤80分)、FW:大迫(→興梠72分)、マルキーニョス。試合は立ち上がりから鹿島のペースで、小笠原を起点にボールを回して攻め込みます。2分には内田が右サイドを突破してクロスを入れ、3分には大迫の突破から本山。その後も野沢、青山らが次々と攻め込んできます。そして16分、大迫の至近距離からのシュートはブロックしたものの本山が伊野波とのパス交換からシュート。これがDFに当たってゴールネットを揺らし、鹿島が先制点を奪いました。
 これでやや落ち着いた鹿島に対して広島がボールを回せるようになり、徐々に押し返します。34分には高萩のパスでフリーになった柏木がシュートしたもののブロックされ、拾ったボールを服部がクロス。これを逆サイドに飛び込んだ高萩が頭から飛び込みましたが惜しくも枠外に外れます。その後は両チームとも一進一退の攻防で、鹿島の1点リードで前半を折り返しました。
 後半立ち上がりも最初にチャンスを作ったのは鹿島。内田のクロスを本山が頭でシュートしましたが、佐藤昭がゴールライン上で何とか止めます。広島は後半6分に相手ボールを奪った佐藤寿が単独で突破してシュートを狙いましたが、右足で狙ったボールは上手くヒットせず枠外に外れます。しかし16分、ストヤノフのスルーパスで抜け出した佐藤寿が内田に倒されてPKをゲット。これをストヤノフが落ち着いて決めて、広島はようやく同点に追いつきました。
 中島と高柳を中盤に入れた広島は、疲れの出てきた鹿島を運動量で上回って押し返そうとします。しかし鹿島も増田、興梠、遠藤とフレッシュな選手を投入して流れを渡しません。40分にはストヤノフのパスミスを奪われ、クリアボールが興梠に当たって危うくゴールへ、と言うシーンも作られます。そして後半ロスタイム。鹿島の左からのCKの折り返しがニアで待っていた興梠へ。これをジャンピングボレーで決められてついに追加点を許します。その後広島は全員で攻め上がって同点を狙いましたがシュートを打たせてもらえず、そのままタイムアップの笛を聞くことになりました。
 前節、「ボールも人も動く」サッカーをしながらも隙を突かれて敗れたサンフレッチェは、昨日は慎重な戦いを選択していました。ラインを低くしてペナルティエリアの前にブロックを作り、鹿島のボール回しをあまり追わずにバイタルエリアで相手を挟み込んでボールを奪う、と言う狙いだったように思います。そしてその結果、相手のシュートは広島と同じ8本。個人能力の高い相手にスペースを与えず、攻撃の形を作らせないと言う意味ではある程度は成功していた、と言えるのではないかと思います。
 ただ、これは全体的に腰が引けた戦い方だった、と言うこともできるわけで、実際小笠原は「引いてくるのは想定していたか」と言う質問に対して「今どき珍しい。一昔前のやり方だった」と厳しい言葉を残しています。サンフレッチェは全体的に相手のボールを奪う位置が低かったため攻撃にかかったときに人数が足りず、厚みのある攻撃を仕掛けることができませんでした。また持ち味だったはずの速いテンポのパス交換からの組み立てができず、無理なところを狙ったパスをカットされて逆襲を受ける、と言う形が多すぎました。佐藤寿は厳しいマークをかいくぐりながら、PKを得た以外にも2度ほど決定的なチャンスを作りましたが、しかし一人でできることにも限界があります。やはり広島の持ち味は2列目やDFラインからの攻撃参加であり、それができてこそ自分たちのサッカーができた、と言えるわけです。相手が前年度のチャンピオンと言うことで慎重になるのは分かるのですが、しかし慎重さが生きるのは時々「大胆」を折り込んでこそ。「細心」であるべきところが「小心」になってしまったことが、この試合を落とした遠因だったように思えてなりません。
 2年ぶりのJ1と言うことで戸惑うのは分かるのですが、しかし昨年の戦いだってそう簡単なものではなかったはず。そんな中で作り上げてきたサッカーが、通用しないはずは無いと思います。これまでやってきたことをしっかりと継続して精度を高めて行くこと。行くべきところと抑えるべきところをしっかりと読んで戦うこと。それをチーム全体で心を一つにして行うこと。それが今、サンフレッチェに最も必要なことなのではないでしょうか。

日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 コーナーフラッグ
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

<09.3.22> 中国新聞によると、今日の先発は前節と同じになりそう。対する鹿島も上海戦のメンバーが基本で、怪我で欠場予定のダニーロの代わりに本山が出ることになりそうです。鹿島も広島も時間をかけて自分たちのサッカースタイルを練り上げてきたチームなので、どちらもサッカーの完成度に大きな違いはないでしょう。となると、「勝ちたい」と言う気持ちの強い方に勝利の女神が微笑むことになるのではないでしょうか。サンフレッチェの選手たちには90分間集中を切らすことなく、戦い抜いて欲しいと思います。
 今日の試合会場は鹿島サッカースタジアムで、午後4時キックオフ。今日は「いばらきキッズスペシャル」「いばらき観光物産展」が行われる予定だそうです。テレビ中継はスカパー(ch180)、スカパーe2(ch800)で生放送が予定されています。私は今日は現地に行きますので、ブログでの速報はできません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報などをご覧下さい。
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