4/12〜4/18のSANFRECCE Diary


<09.4.18> 中国新聞によると、今週練習に復帰したばかりの森脇ですが「体調も連係も問題ない。試合で役割を全うしたい」と語っているとのこと。ペトロヴィッチ監督は慎重な姿勢を崩していませんが、どうやら先発出場する可能性が高そうです。
 今日の試合会場は東北電力スタジアムビッグスワンで、午後2時キックオフ。テレビ放送はスカパーのch181(SD画質)とch191(HD画質)、及びスカパーe2のch801で予定されています。今日は私は出張帰りなのですが、キックオフに間に合えばブログでの速報をしますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、そちらをどうぞ。
<09.4.17> 明日の第6節は、アウェイで新潟との対戦です。
 開幕から好調を維持する新潟は、前節の敗戦により首位から転落したものの3位を維持しています。ここまでの試合結果は次の通り。
1A ○4-1 FC東京 【新】ジウトン、ペドロ・ジュニオール2、大島
2H ○2-1 鹿島  【新】矢野、ペドロ・ジュニオール、【鹿】岩政
3A △0-0 大分
N1A ●1-2 大宮  【新】ジウトン、【宮】マト、石原
N2H △0-0 磐田
4H ○2-1 横浜FM 【新】マルシオ・リシャルデス、【横】栗原
5A ●0-1 京都  【京】パウリーニョ
 新潟と言うと、大島、矢野、ペドロ・ジュニオールの強烈な「個の力」が目立つのですが、そのベースとなっているのは5試合で4失点しかしていない堅い守備。がっちり守って、ボールを奪うと素早いカウンターを仕掛けると言う戦い方は、分かっていても対応するのは難しいものです。前節はマルシオ・リシャルデスが欠場したためいいところ無く敗れましたが、噂によるともう練習に復帰しているとのこと。明日はこれまで通りの「強い新潟」と戦うことになりそうです。
 対するサンフレッチェは前節柏に快勝しましたが、試合中に接触プレーで痛んでいた盛田が骨折していたことが判明してしばらくはプレーできません。森脇も練習に復帰したばかりでどこまで試合勘が戻るかが問題ですが、ただ「代役」にはそれぞれ不安があります。とすると、プレーができるなら森脇を起用することになるのではないでしょうか。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        佐藤昭

   森脇  ストヤノフ  槙野

      青山 森崎和

ミキッチ            服部

     柏木    高柳

        佐藤寿

SUB:中林、横竹、中島、李、高萩、平繁、久保
 新潟は3位、広島は9位と順位上の差はあるのですが、勝点差はわずかに3。得失点差を考えれば、勝てば新潟よりも上に行くことができます。前節得た手応えを確信に変えるためにも、ぜひとも明日は勝点3を取って欲しいものです。
<09.4.16> 昨日の中国新聞によると、一昨日の練習では森脇が負傷後初めてランニング。スパイクを履いてダッシュの感触も確かめたそうです。ただ復帰の目処については「何とも言えない」らしく、監督も様子を見ると言っているとのこと。新潟戦では盛田の負傷で空いたポジションを誰で埋めるか、がポイントとなりそうです。一昨日の練習では橋内が試されていたそうですが、G大阪戦でプロ初出場を果たした横竹も狙っており、また西河もこのまま引き下がることは無いはず。更に森崎和や中島のストッパーでの起用の可能性もあります。森脇の復帰の可能性も含めて、指揮官はぎりぎりまで悩むことになりそうです。
<09.4.15> 日本サッカー協会は昨日U-20代表候補を発表し、広島からは原裕太郎選手が選ばれました。今回選ばれたのは次の28人。
【GK】松本(順天堂大)、権田(FC東京)、増田(流通経大)、原(広島)
【DF】鎌田、村松(湘南)、椋原(FC東京)、山村(流通経大)、
    鈴木大、酒井(新潟)、佐藤(名古屋)、扇原(C大阪ユース)
【MF】渡部、新井(大宮)、鈴木惇(福岡)、大竹(FC東京)、山本康(磐田)、
    清武(大分)、水沼(横浜FM)、大津(柏)、山田直、原口(浦和)、
    加藤(三菱養和ユース)
【FW】永井(福岡大)、宮澤(札幌)、大塚、宇佐美(G大阪)、南條(阪南大)
 1月に行われたカタール国際大会に参加したメンバーのうち、残っているのは鎌田、村松、山村、佐藤、酒井、渡部、清武、永井、宮澤の9人だけで、岡本(広島)ら13人は「落選」となっています。このメンバーは岡田監督の指揮の下で4/20〜22に御殿場で行われるトレーニングキャンプに参加します。
<09.4.14> プレスリリースと中国新聞によると、昨日盛田が「上顎骨骨折」と診断されました。柏戦の前半に相手DFと接触し、左頬が大きく腫れたため広島県内の病院で検査を受けた、とのこと。全治3週間で、チームにとっても本人にとっても痛い離脱となります。
<09.4.13> 昨日、サテライトの大分戦がアウェイで行われ、0-2で敗れました。広島のメンバーは、GK:中林、DF:丸谷、中島(→西河60分)、横竹、MF:橋内、李(→内田73分)、岡本、楽山(→宮本83分)、平繁、清水、FW:久保。大分は、GK:下川(→清水)、DF:梅田、藤田(→池田)、坪内、井上、MF:宮沢、西山、小手川、家長、FW:前田(→藤山)、東(→鈴木)。得点は前半に前田、後半に家長(PK)。
<09.4.12> 昨日ビッグアーチで行われた第5節柏戦は4-1で快勝し、J1リーグ戦200勝を達成しました。
 前節打撲のため途中交代した森脇に代わって盛田が今季初先発。また久保が初めてベンチ入りして、次のメンバーで戦いました。
        佐藤昭

   槙野  ストヤノフ  盛田

      青山 森崎和
      (→中島69分)
ミキッチ            服部

     柏木    高柳(→李73分)
     (→高萩69分)
        佐藤寿

SUB:中林、平繁、久保
 対する柏は、GK:菅野、DF:村上(→藏川58分)、古賀、近藤、石川、MF:栗澤、山根、FW:大津、李忠成、フランサ(→北嶋44分)、ポポ(→太田80分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは柏の前からのプレスが効いて、2分には右からのクロスにポポがファーでフリーで合わせる、と言う危ないシーンもありました。しかし試合が落ち着くとその後は広島ペース。8分には高柳がミドル。14分にはCKからの盛田のシュートが枠を捉えましたがDFにクリアされます。18分には青山が強烈なミドルを放ったものの菅野が横っ飛びでCKに逃れます。サンフが高い位置でボールを奪って鋭い攻撃を繰り返すため、柏はズルズルと下ってゴール前を固めるだけとなります。32分には槙野が右からドリブルで仕掛け、柏木のキープから槙野がシュートしましたがわずかに枠外。38分にはストヤノフのシュートがDFに当たってCKを得ます。そして、左からの柏木のCKに槙野がDFと競り合いながら頭で合わせてゲットして、サンフはようやく1点目を奪いました。更に44分にはストヤノフのミドルから高柳、青山と続けざまに決定的なシュートを放ったものの菅野のスーパーセーブ連発に抑えられ、1点リードで前半を折り返しました。
 前半終了間際にフランサを下げて北嶋を入れた柏は、後半立ち上がりは前から来ようとします。しかしサンフはそれを恐れることなく、攻撃の姿勢を更に強めます。それが実ったのは後半2分。佐藤寿のショートパスをミキッチがワンタッチでクロスを上げると、このボールは高柳を越えて逆サイドに達し、ここに走り込んだ服部が左足で叩き込みました。続いて12分には高柳が相手陣内でプレスをかけてボールを奪うとDFラインの裏へのパス。これを佐藤寿がゴール前まで持ち込んでGKとDFを引きつけると、横パスを柏木が叩き込んでリードを3点に広げました。
 この後もしばらくは広島ペースが続きましたが、しかしハイペースが祟ったのか徐々に足が止まって流れが柏に移ります。16分にはポポのクロスに大津が飛び込み。20分には右からのポポのCKを古賀にフリーで合わせられます。そして22分、左からのクロスを折り返され、最後は北嶋にフリーでのヘディングを許して1点を返されてしまいました。そしてその後も柏のペースが続き、23分には大津、北嶋に決定的なシュートを打たれます。ここでペトロヴィッチ監督は高萩、中島を入れ、更に李も投入して立て直しを図ります。そして31分、森崎和の左足から放たれたロングパスを古賀がクリアミス。これを佐藤寿が抜け目なくゴールを決めて、決定的な4点目を奪います。その後は両チームともオープンな攻め合いとなってお互いに何度も決定的なチャンスを作りましたがいずれも譲らず、広島の3点リードのままで試合終了のホイッスルを聞くことになりました。
 試合後にペトロヴィッチ監督は「内容に見合った結果だった」と語っていますが、まさにその通り。ほとんどの時間帯にボールを支配して4点を取り、疲れて足が止まった時間帯に1点を失ったと言う結果は、全くもって正当だった、と言って良いでしょう。広島にとっては「もっと得点をとれたような試合だった」(ミキッチ)のは確かですが、しかし逆に失点シーン以外にも何度か決定的なシュートを打たれてもいるわけで、そのうち一つでも入っていればどう言う展開になったか分からない、と言う側面もあります。得点を取るべきときに取ることと失点をゼロに抑えることができなかったのは反省点として残りますが、しかしどんな試合でも「完璧」はありえないわけです。この試合の価値はボールを支配できたことや4得点を奪ったことではなく、むしろ疲れて足が止まったときに1失点で耐えたこと、そして逆襲から追加点を奪って止めを刺したことにあるのではないでしょうか。勝ったことも大事ですが、それ以上にチームとして90分間をしっかりとコントロールできたことが重要なのではないかと思います。
 ところでこの勝利はサンフレッチェとしてJ1での200勝目。Jリーグ開幕から17年の間にサンフレッチェはJ1で485試合戦って、ようやく200勝を達成したわけです。サンフレッチェは1994年にはステージ優勝したにも関わらず、その後は経営危機もあって低迷し2度のJ2降格も経験しました。1998年限りで消滅した横浜フリューゲルスを除けば「オリジナル10」で最後の200勝到達となったのは、ひとえに低迷の時期が長かったからこそ、でしょう。ただ、だからと言って恥じる必要はない、と思います。むしろそれだけ苦しい歴史を経ながらしっかりとクラブを維持し、ユースから選手を育ててこのようなチームを作ったことを誇りに思うべきだ、とも思うのです。ペトロヴィッチ監督が「このままのチームで(この選手たちと共に)やっていけるのなら、クラブの歴史に名を刻むチームになると思います」と語っているように、このチームには明るい未来が見える。2度目のJ2降格という苦しみを舐めながらそれを力にして、良いチームを作って来たことを示したこと。J1でもしっかりと戦えるという手応えを改めて得たことが、この試合の本当の意義なのではないでしょうか。

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