8/2〜8/8のSANFRECCE Diary


<09.8.8> プレスリリースによると、ツエーゲン金沢に期限付き移籍中だった遊佐克美選手が、FC岐阜SECONDへ完全移籍することが決まったそうです。遊佐は今年から金沢に移籍して、北信越リーグ1部のリーグ戦には開幕から6試合に先発出場しました。しかしその後は出場機会が減少して途中出場することが多くなり、ここ数試合はベンチ入りも無くなっていました。FC岐阜SECONDは2012年開催の岐阜国体を目指して作られたチームで、岐阜県リーグ1部に属するアマチュアチーム。ただFC岐阜と一緒に練習したりもするはずなので、昇格するチャンスもあるのではないでしょうか。これが最後のチャンスだと思って、頑張って欲しいと思います。
<09.8.7> 中国新聞によると4月に右ひざ後十字靭帯断裂でリタイアしていた佐藤昭大選手が、昨日の練習からチームに合流しました。この3ヶ月半の間に筋力トレーニングを積んでいた成果で身体が一回り大きくなったそうで、「『下半身を鍛えた。安定して速い動きもできるようになると思う』と晴れやかな表情」だったとのこと。昨年からサンフレッチェのGKは怪我人続出でしたが、ここに来てようやく登録全選手が揃いました。もともとサンフレッチェは「GK王国」で代表クラスのGKを輩出してきましたが、ここまで経験のあるGKが揃うのは初めてのこと。レベルの高いポジション争いが繰り広げられることになりそうです。(なお、佐藤昭は最近オフィシャルブログを開設しました。)
<09.8.6> Jリーグは7/24に第25節以降の日程を発表していますので、今後のサンフレッチェの分をここでまとめておきます。

開催日
kick off
対戦相手
競技場
TV中継
21
8/15(土)
19:00
ヴィッセル神戸
神戸ユニバー記念競技場
スカパー
22
8/19(水)
19:00
大分トリニータ
広島ビッグアーチ
スカパー
23
8/22(土)
19:00
浦和レッズ
広島ビッグアーチ
スカパー
24
8/30(日)
18:00
モンテディオ山形
NDソフトスタジアム山形
スカパー
25
9/12(土)
16:00
横浜Fマリノス
広島ビッグアーチ
スカパー
26
9/20(日)
13:00
柏レイソル
日立柏サッカー場
スカパー
27
9/26(土)
19:00
アルビレックス新潟
広島ビッグアーチ
スカパー
28
10/3(土)
13:00
清水エスパルス
アウトソーシングスタジアム日本平
スカパー
29
10/17(土)
14:00
ガンバ大阪
広島ビッグアーチ
スカパー/NHK広島
30
10/24(土)
16:00
川崎フロンターレ
等々力陸上競技場
31
11/8(日)
18:30
大宮アルディージャ
NACK5スタジアム大宮
32
11/21(土)
17:00
名古屋グランパス
広島ビッグアーチ
33
11/28(土)
14:00
ジュビロ磐田
ヤマハスタジアム
34
12/5(土)
15:30
京都サンガ
広島ビッグアーチ

 この中で第30節は、川崎FがACL準決勝に進んだ場合は10/25(日)15:00に変更になるそうです。
<09.8.5> Jリーグは昨日、JOMOカップのメンバー変更を発表し、怪我をしている闘莉王(浦和)に代わって槙野が選ばれました。また同じく怪我の山田直(浦和)に代わって谷口(川崎F)も選ばれています。この結果、JOMOカップのJリーグ選抜メンバーは次のようになりました。
【GK】楢崎(名古屋)、曽ヶ端(鹿島)
【DF】内田、岩政(鹿島)、槙野(広島)、駒野(磐田)、
    李(京都)、ジウトン(新潟)
【MF】遠藤、明神(G大阪)、小笠原、野沢(鹿島)、
    阿部(浦和)、中村、谷口(川崎F)
【FW】ジュニーニョ(川崎F)、大久保(神戸)、
    マルキーニョス(鹿島)

<09.8.4> 大分はウェズレイの昨日限りでの引退を発表しました。8/1に行われた名古屋戦に先発出場したウェズレイは78分に負傷のため交代しましたが、その負傷によるコンディションの問題に加えてブラジルの家族の問題もあって引退を決意した、とのこと。当面は大分で治療しますが、その後ブラジルに帰国する予定だ、とのことです。
 2000年に名古屋に加入してJリーグでのキャリアをスタートさせたウェズレイは、9年間で217試合に出場し124得点の記録を残していて、これは中山雅史、三浦知良に次いで3番目で外国人選手としては最多。2005年には監督と対立して途中帰国しましたが、その年末にサンフレッチェと契約して翌年から2年間プレーしました。広島在籍時代は運動量は少なめながら強力なフィジカルとシュートの巧さで最前線に君臨し、2006年には27試合出場で16ゴール、2007年には29試合で17ゴールと言う結果を残しています。ただ、年齢から来る衰えもあって2007年の終盤の9試合+2試合にゴールが無く、これがサンフレッチェのJ2降格の一因になったのは否めないところ。その年限りで退団して大分に移籍したことは、止むを得ないことだったと言えるでしょう。昨年は大分で7得点でしたが、ナビスコカップ決勝でのロスタイムでのゴールなど勝負強さを発揮し、今年も怪我に苦しみながら14試合に出場して3ゴールを挙げていましたが、チーム事情もあって引退を決意したものと思われます。
<09.8.3> 昨日マツダ体育館で「ファン感謝デー2009」が行われ、約2,000人のサポーターが来場して選手たちと一緒にゲームをしたり、あるいは「V」の人文字を作ったりして楽しみました。中国新聞によると、佐藤寿人選手会長は「後半戦の1位を目指すので、ビッグアーチに足を運び、背中を押して下さい」と呼びかけたそうです。確かにここまで後半戦(第18節以降)が2勝1分けと言うのは清水、G大阪と同じで、得失点差を考えると「首位」に立っている。と言えます。清水とG大阪はリーグ戦の「本当の順位」でも5〜8位を争う相手でもあるので、これらのチームに競り勝つことが上位進出のカギ、と言っても良いかも知れません。
<09.8.2> 今日の午後、サポーターの皆様への感謝の意を込めて「ファン感謝デー2009」を開催します。場所はJR天神川駅から徒歩13分の場所にあるマツダ体育館で、開場は12時半。入場料は無料です。午後2時のオープニングで選手が登場し、「選手サイン会」や「ビリビリばくだんゲーム」「コーン倒しゲーム」「選手と一緒にサンフレ劇場!」「選手はフェイスペイントアーティスト」などのイベントを行います。また2時55分からは「選手お宝グッズ抽選会」、3時20分からは「台風の目レース」3時55分からは「選手と一緒に勝利の人文字を作ろう!」を行います。各イベントには参加資格や人数制限がありますので、現地でご確認下さい。
<09.8.2> ビッグアーチに今季最多の22,225人を集めて行われた第20節鹿島戦は、佐藤寿のゴールを守りきって勝ち、鹿島の無敗記録を17試合で止めました。
 前節出場停止だった槙野が戻り、広島は次のメンバーで戦いました。
        中林

   森脇  ストヤノフ  槙野

      青山  中島

李               服部
(→楽山83分)
     柏木    高柳(→盛田84分)

        佐藤寿(→高萩77分)

SUB:下田、橋内、岡本、平繁
 対する鹿島は、GK:曽ヶ端、DF:内田、岩政、伊野波、パク、MF:青木、小笠原、本山(→中田70分)、野沢、FW:興梠(→佐々木65分)、マルキーニョス(→大迫63分)、と言うメンバーでした。序盤は低い位置に構えて鹿島の攻撃を受け止める、と言う形が多かったサンフ。9分には右サイドから野沢に危ないシーンを作られます。しかし徐々に押し返すと17分にはワンタッチパスをつないで左から服部がシュート性のクロス。続いて18分には李のパスを受けた服部が右足でミドルを放ち、曽ヶ端が必死でボールを弾きます。また24分にはカウンターから柏木のパスを青山が叩きましたが相手に当たり、34分には柏木がシュートしましたがこれも目の前の選手に当たります。しかし35分、中島のボールを受けた青山が鋭いスルーパス。これを左足アウトサイドで受けた佐藤寿が曽ヶ端の位置をよく見てゴールを決め、サンフレッチェが先制しました。そしてこの後も広島が攻撃的姿勢を緩めず、1点リードで前半を折り返しました。
 後半最初にチャンスを作ったのも広島。2分に青山がドリブルで持ち上がって左にボールを出すと、高柳がフリーでシュートしましたが枠を捉えることが出来ません。続いて4分には鹿島のゴール前でパスを繋いで崩そうとしたもののシュートを打てず、カウンターになりそうになったもののストヤノフが抑えます。鹿島もサイドからのボールでチャンスを作り、9分にはCKをマルキーニョスが頭に当てたものの枠を外れて助かります。11分には槙野が左から切れ込んでミドルを放ったものの枠外。12分には高柳がペナルティエリア内でフリーになったものの、味方とお見合いをしてチャンスを逃します。13分にはDFライン裏へのパスを佐藤寿が押し込んだものの、直前に高柳がオフサイドでゴールはなりません。更に16分には柏木のパスを服部がダイレクトでシュートし、こぼれを曽ヶ端と奪い合うもゴールを奪うことはできません。ツートップを入れ替えた鹿島は徐々にペースをつかみ、22分の大迫のヘディングはゴールネットの上。29分には伊野波が合わせたもののこれも枠外に外れます。その後は鹿島の攻撃を必死に耐える時間が続いたものの、ゴール前をがっちりと固めて良い形でシュートは打たせません。結局鹿島の終盤のシュートは中田のミドルが1本だけ。サンフは前線に高萩を、DFラインに盛田を投入しつつしっかりと守りきって、試合終了後のビッグアーチの空にサンフレッチェサポーターの大歓声が響きました。
 サンフが1週間休んだ後だったのに対して鹿島は中2日。しかもナビスコ杯では終了間際に追いつかれて延長まで戦ったと言うことで、コンディションの違いは明らかだった、とは思います。しかしそれでもしっかりとボールを動かし、また広島の低い位置でのパス回しにプレスをかけ続けたのはさすが首位チームだった、と言うべきでしょう。広島はボール回しがままならず慌てるシーンも多く、危ないシーンも作られました。終盤は押し上げることもままならず、厳しい戦いを強いられました。
 しかしそんな試合でもしっかりと自分たちのサッカーを貫いたことは、高く評価して良いと思います。前半の初めは鹿島の時間帯でしたがそれを凌ぐと、パスをつなぐサッカーでしっかりと押し返しました。得点は青山と佐藤寿の技術の高さが光るシーンでしたが、そこに至るプロセスはある意味必然、とも言えるものでした。また後半も途中までは完全に広島ペースで、いつ2点目が入っても不思議ではない展開でした。逆に守備は押し込まれはしたもののほとんど決定機を与えず、危ないシーンと言えばマルキーニョスと大迫のヘディングぐらい。相手がスペースを狙って走り込んできてもしっかりと対応し、中はがっちりと固めて自由に持たせませんでした。また中林も飛び出しやキャッチングが安定していて、落ち着いて見ていることが出来ました。ボール支配率では鹿島が上だったものの、シュート数は広島の方が多かったのですが、内容に比例した結果だった、と言えるでしょう。中国新聞によると試合前には「『負ける気がしない』と誰もが言った」と言う雰囲気だったそうですが、その気持ちで戦って勝利と言う結果を出したことは非常に大きい、と思います。鹿島のような「勝者のメンタリティ」を持つことは簡単なことではありませんが、この試合の結果がそのきっかけになるのは間違いないでしょう。ペトロヴィッチ監督の言うように、「下ではなく上を目指して戦うべきチームだ」と言う思いを確信に変えて、これからのリーグを戦って行って欲しいと思います。

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