8/30〜9/5のSANFRECCE Diary


<09.9.4> ブルガリアサッカー協会は8/29にW杯欧州予選を戦うブルガリア代表を発表し、ストヤノフが選ばれました。今回行われるのは、明日のホーム・モンテネグロ戦と9/9のアウェイ・イタリア戦。現在グループ3位でアイルランドを勝ち点差5で追っているブルガリア代表にとっては、勝たなければならない試合が続きます。ストヤノフは山形戦終了後に帰国して明日の試合に備えているそうで、再来日は9/11になるとのこと。祖国のW杯出場のために、頑張って欲しいと思います。
<09.9.3> 日本サッカー協会は一昨日「仙台カップ国際ユースサッカー大会」に参加するU-18日本代表を発表し、サンフレッチェユースからは大森が選ばれました。今回選ばれたのは次の18人。
【GK】大森(広島ユース)、川浪(柏U-18)
【DF】酒井(新潟)、磯村(名古屋)、田中(日体大)、古林(湘南ユース)、
    茨田(柏U-18)、加藤(静岡学園高)、高橋(東京V)
【MF】六平(中央大)、清武(福岡大)、菊池(湘南)、原口(浦和)、
    奥山(新潟ユース)
【FW】住田(大分)、森岡(久御山高)、高木俊(東京Vユース)、赤崎(佐賀東高)
 先月行われたSBSカップのメンバーから荻野(峰山高)、中村(浦和ユース)、阿部、平出、山崎、重松(FC東京U-18)、扇原、永井(C大阪U-18)、大崎(広島ユース)、古田(札幌ユース)が外れ、大森、川浪、酒井、茨田、加藤、高橋、原口、森岡、高木俊、赤崎が復帰(たぶん森岡は初めて)しています。SBSカップでは優勝したU-18代表ですが、今回大きくメンバーを入れ替えたのはオプション作りと言う意味なのでしょうか?AFC U-19選手権予選の前の最後の実戦の場なだけに、チームの熟成をすべきなのではないかとも思うのですが。
<09.9.2> この週末から「高円宮杯第20回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会」が始まります。5年ぶりの優勝を目指すサンフレッチェユースはグループAで、1次ラウンドの日程は次の通り。
【1次ラウンド】
9/6 (日)13:20 広島ユース×大分U-18(西が丘サッカー場)
9/13(日)11:00 広島ユース×大阪桐蔭高(西が丘サッカー場)
9/19(土)11:00 広島ユース×三菱養和SC(西が丘サッカー場)
 この中で最も強敵と言えるのは、U-18代表の加藤大ら年代別代表選手を多く擁する三菱養和SC。クラセンではグループリーグで2位に終わり、トーナメント進出を逃していますが、プリンスリーグ関東ではFC東京U-18に次いで2位に入っています。パスサッカーが持ち味で、インターハイ予選を突破しプリンスリーグ関西でも3位に入った大阪桐蔭高と、プリンスリーグ九州を2位で突破した大分U-18も、油断のできない相手です。高円宮杯のトーナメント進出の条件は、グループリーグ2位以内か3位の上位4チーム。まずは勝ち点6以上を取って2位以内に入ることが目標になります。
 また、高円宮杯にはプリンスリーグ中国2位の広島観音高とインターハイ準優勝の米子北高も出場します。広島観音高は東福岡高、流経大柏高、東京Vユースと同じグループD。米子北高は静岡学園高、FC東京U-18、浦和ユースと同じグループFと言うことでどちらも厳しい戦いが予想されますが、ぜひグループリーグを突破して欲しいと思います。
<09.9.1> サンフレッチェは昨日、橋内優也選手がガイナーレ鳥取に期限付き移籍する、と発表しました。橋内は2006年に東海大五高から広島入り。高い身体能力と明るいキャラクターで、将来を期待されていました。そしてルーキーイヤーには5/3の大宮戦で佐藤寿に代わって出場してJリーグデビュー。その後ナビスコ杯でも出場しましたが、10月半ばに肉離れを起こしたのを手始めに、翌年には左足を骨折するなど度重なる怪我に苦しめられました。今年もリーグ戦1試合、ナビスコ杯1試合に出場してゴールも挙げたものの、若手の成長もあってなかなかベンチ入りもできない日々が続いていたため、出場機会を求めての移籍だと思われます。ガイナーレ鳥取はJ2昇格を目指して戦っていて、後期第7節を終えた時点で3位に付けています。リーグ序盤は好調でしたが、このところ勝ったり負けたりで北九州やソニー仙台、横河武蔵野等と激しいつばぜり合いが続いています。JFLも残り10試合。鳥取のJ2昇格に向けて、貢献して欲しいものです。
<09.8.31> 昨日アウェイで行われた第24節山形戦は2-1で勝って3連勝。順位は3位に上がりました。
 青山が腰痛を押して先発。また加入したばかりの李忠成をベンチに入れて、次のメンバーで戦いました。
        中林

   森脇  ストヤノフ  槙野

      青山  中島

ミキッチ            服部
(→盛田86分)
     柏木    高柳(→李忠成73分)

        佐藤寿(→横竹89分)

SUB:下田、李漢宰、楽山、高萩
 対する山形は、GK:清水、DF:小林、薗田、小原、石川、MF:北村(→廣瀬85分)、宮本(→木村87分)、佐藤健、宮沢(→古橋57分)、FW:長谷川、宮崎、と言うメンバーでした。ホームの山形が積極的な戦いを挑んでくるか、と思えばさにあらず。1トップ2シャドウに4バックが対応し、高く張り出した両翼には北村、宮沢のサイドハーフが対応する、と言う「6バック」とも言うべき布陣で守備的に戦ってきます。これに対して広島も、いつもに比べるとストヤノフからのロングボールも少なく慎重な戦いぶり。DFラインでボールをつなぎ、攻撃の隙をうかがいます。しかし山形の守備の組織は乱れを見せず、なかなかシュートまで持ち込ませません。結局、前半の広島のシュートは12分の森脇のミドルと45分の槙野のヘディングだけ。逆に山形の攻撃はスピードに乗せる前に寸断してシュートを1本しか許さず、膠着したままで前半を折り返しました。
 後半に入ると、両チームとも「我慢」から開放されたようにチャンスを作ります。後半2分にはミキッチのドリブルからストヤノフがシュート。5分には北村のシュートを中林が弾き出し、6分にはミキッチがペナルティエリアに侵入し切り返して左足で狙いましたがわずかに枠を外します。続いて8分にはミキッチのクロスを服部がシュート。9分には後から攻め上がってきた槙野が狙い、11分には服部のクロスに青山が飛び込みましたがGKに弾かれます。そして直後のCKでは柏木が強烈なシュートを打ったものの、ボールはあえなくバーを叩きます。怪我上がりの古橋を入れて点を取りに来た山形。しかしここで均衡を破ったのは広島でした。後半17分、森脇の素晴らしい守備でボールを奪い、小気味よくパスをつないで最後は高柳がDFラインの裏を取り、落ち着いてゴールを奪いました。
 続いて21分には速いパスをつないでビッグチャンスを作り、その1分後には青山がミドルを打ったものの枠を外します。しかし後半26分、ペナルティエリアのすぐ外で与えたFKを古橋に直接決められ、同点に追いつかれてしまいました。
 この直後にペトロヴィッチ監督は、李忠成を投入して勝ち越しを狙います。李忠成は前線からアグレッシブにボールを追い、28分にはミキッチのクロスに飛び込みます。32分には服部のクロスを佐藤寿がヘディングシュート。後半34分の古橋のボレーシュートは、中林が横っ飛びで抑えます。そして35分、バックパスを追った柏木が小原からボールを奪い横パス。ここに走り込んだ佐藤寿が軽くボールを浮かしてネットに沈め、サンフは再びリードを奪いました。
 その後広島は38分にワンタッチパスをつないで相手ゴール前に攻め込み、39分には佐藤寿の左からのクロスに李忠成が頭で合わせます。山形はクロスを放り込んで得点を奪おうとしますが、広島は盛田、横竹を入れて守りを固めます。ロスタイムは4分ありましたがそれも何事もなく過ぎ、危なげなく1点差で逃げ切りました。
 試合後に小林監督が語っているように、前半の山形は「まずは守備優先」と言うことで戦ってきました。前線の選手にがっちりとマークを付けてクサビのパスのカットを狙うとともに、DFラインからの攻め上がりやロングボールにもしっかりと対応していました。これに対してサンフは「我慢」で対抗。ゆっくりとボールをつなぐ時間を長くして、極力無理せず時間を進めました。そして後半に入ると一気にギアチェンジ。素早いパス回しから相手陣内に攻め込んで、何度も決定的なシーンを作りました。得点シーンは多少運に恵まれたところもありましたが、そこに至るまでの流れは「必然」と言っても良いもの。点差は最小でしたが、内容的には「完勝」と言って良いものだと言えるでしょう。
 これでサンフレッチェの順位は今季最高の3位。2年以内の目標として挙げていたACL出場権獲得も見えてきました。更に首位・鹿島との勝ち点差も10となり、残り10試合で追いつけないこともない差となっています。何だか思った以上にうまく行っているような気がしないでもないのですが、しかしこれは全て自分たちの力で引き寄せたこと。ここまで上がってきた自分たちの力に確信を持って、今後の戦いに臨むべきでしょう。疲れと怪我で戦力的に厳しいのは事実ですが、しかしこれから2週間の休みで整備できるはず。今後も厳しい戦いが続きますが、残りの試合をこの勢いで突っ走って欲しいと思います。

フォトレポート
日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 コーナーフラッグ
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

<09.8.30> 中国新聞によると、移籍したばかりの李忠成が遠征メンバーに入った模様で、少なくともベンチ入りはしそう。広島合流後3日間はトップ下でプレーしていたそうで、今日は試合展開によっては早めの投入もあるかも知れません。一方の山形は、7/4の浦和戦以来戦列を離れていた古橋が2トップの一角に入るとのこと。両チームとも攻撃をどう組み立てるか、がポイントとなりそうです。
 今日の試合会場はNDソフトスタジアムで、午後6時キックオフ。テレビ放送はスカパーがch180(SD画質)とch190(HD画質)、スカパーe2がch800(HD画質)となっています。私は今日は現地に行きますので、ブログでの速報は行いません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報等をどうぞ。
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