9/27〜10/3のSANFRECCE Diary


<09.10.3> 中国新聞とホットニュースによると、慢性疲労症候群のために5月から欠場していた森崎和幸選手が遠征に帯同することになった、とのことで、先発から起用される可能性もありそうです。ここまで怪我や出場停止等での離脱者が相次ぎ「非常事態」が続いているサンフレッチェですが、ここでチームの「核」とも言える選手が戻ってきたのは何よりも大きなプレゼント、と言えます。練習と実戦は違うのですぐに本来のパフォーマンスに戻ることは期待しない方が良いと思いますが、しかし一時は引退まで考えた、と言う彼が試合に出ることができそうなぐらいまで回復したと言うのはチームにとっては朗報です。今日の清水戦は上位に付いて行くためには決して負けられない試合ですが、しかし結果を怖れることなく全力で、そして楽しんで戦って欲しい、と思います。
 今日の試合会場は清水エスパルスのホーム、アウトソーシングスタジアム日本平で、午後1時キックオフ。スカパーはch180(SD画質)とch190(HD画質)、スカパーe2はch800(HD画質)で生放送が予定されています。私は海外出張中につきブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報などをご覧下さい。
<09.10.2> 日本サッカー協会は昨日、アジアカップ予選とキリンチャレンジカップに臨む日本代表を発表し、広島からは佐藤寿人選手が選ばれました。今回戦招集されたのは次の28人。
【GK】川島(川崎F)、山本海(清水)、西川(大分)
【DF】中澤(横浜FM)、闘莉王、阿部(浦和)、駒野(磐田)、
    岩政、内田(鹿島)、今野、徳永、長友(FC東京)、
    岩下(清水)
【MF】中村俊(エスパニョール)、橋本、遠藤(G大阪)、
    稲本(レンヌ)、中村憲(川崎F)、松井(グルノーブル)、
    石川(FC東京)、長谷部(ヴォルフスブルグ)、
    本田(VVV)
【FW】玉田(名古屋)、前田(磐田)、佐藤寿(広島)、
    大久保(神戸)、岡崎(清水)、森本(カターニャ)
 佐藤寿の他に西川、石川が久々に選ばれたほか、山本海、徳永、岩下が初招集される等フレッシュな顔ぶれとなっています。岡田監督によると準備期間の短い香港戦はこれまでのメンバーで臨み、スコットランド戦で新メンバーをテスト。そして最後のトーゴ戦を「現状のベストメンバー」で戦うつもりだとのこと。佐藤寿には、ぜひ特徴を生かしたプレーを見せて生き残って欲しい、と思います。
<09.10.1> 今日からヨーロッパに出張なので、いつもより早いのですが明後日の第28節清水戦の展望を書きます。
 第18節終了時には17あった鹿島との勝点差も暫定ながらわずかに1。清水は後半戦に入って無敗の進撃で、ついに鹿島を捉えるところまで来ています。ここまでの後半戦の戦績は次の通り。
18H △2-2 鹿島  【清】岡崎、ヨンセン、【鹿】野沢、マルキーニョス
19A ○2-1 千葉  【清】岡崎、青山、【千】深井
20A ○1-0 浦和  【清】枝村
21H △1-1 新潟  【清】岡崎、【新】マルシオ・リシャルデス
22A ○1-0 京都  【清】藤本
23H ○5-1 磐田  【清】岩下、枝村2、兵働、岡崎、【磐】前田
24A △1-1 川崎F 【清】岩下、【川】伊藤
25H ○1-0 大宮  【清】ヨンセン
26A ○1-0 山形  【清】ヨンセン
27H ○1-0 神戸  【清】市川
 8月を無敗で来たと言うことで長谷川監督は「9月の3連戦が勝負」と言っていたそうですが、下位を相手にいずれも1-0での勝利。ここ10試合の全失点も6と非常に安定した戦いを続けています。長谷川監督の就任以来徐々に順位を上げてきた清水が、次にタイトルを狙うのは当然のこと。ここは射程に捉えた鹿島を一気に抜き去るチャンス、と見ているのではないでしょうか。
 一方のサンフレッチェは前節、ついに連続無敗記録が途切れてしまいました。次節は出場停止だった柏木が戻ってきますが、今度は中島が出場停止。ストヤノフは練習には復帰しているものの、まだ足の張りは収まっておらず明後日の出場は微妙です。更に森崎和も練習ではさすがのプレーを見せているそうですが、復帰を焦るわけにはいきません。と言うことでメンバーは良く分からないのですが、最悪の場合は次のようになるものと思われます。
        中林

    森脇  横竹  槙野

      青山  高柳

ミキッチ            服部

     柏木    高萩

        佐藤寿

SUB:下田、盛田、岡本、李漢宰、楽山、李忠成、平繁
 1999年以来11試合勝っておらず、しかも引き分けすらほとんど(確か1回)ない、と言う広島にとっては「鬼門」の日本平ですが、しかし今年は浦和に10年ぶりに勝つなどジンクスを破ってきています。また相手の清水は絶好調を維持していますが、もともと首位を独走していた鹿島を止めて、Jリーグを混戦に持ち込んだのは広島。ここで清水の「負け無し」を止めて、更に混戦に持ち込みたいところです。メンバー的に苦しいのは確かですが、いつもペトロヴィッチ監督が言っているように「出ている選手がベストメンバー」。チーム全員の力で勝利をもぎ取って、上位に食らいついて行って欲しいと思います。
<09.9.30> いろいろ事情があって遅くなりましたが、「紫熊倶楽部」の10月号を紹介します。
 この号の表紙は新潟戦に欠場したストヤノフ選手と柏木選手の2人で、インタビュー記事もこの2人となっています。最初のカラーページに登場しているのはストヤノフで、記事のタイトルは「奇跡」。10年ぶりにリーグ戦で勝利した浦和戦からスタートして、好調のチームを振り返っています。そしてこのような「大人の戦い」ができるようになった立役者として、ペトロヴィッチ監督の存在を挙げています。「広島にタイトルをもたらしたい」と言って広島に移籍してきたストヤノフ。彼の言葉が現実になる日も近いのではないでしょうか。
 ストヤノフのインタビューに続くのは、ビッグアーチで出会った沢山のサポーター立ち。「SIGMA REPORT」はナビスコ杯大分戦とリーグの磐田戦で出場した原選手が取り上げられています。また、「サンフレッチェが誇る名コンビ」としてユースの三矢寮をお世話している稲田夫妻を紹介しています。更にちょうど真ん中のページでは、8月の広島を盛り上げた「ぶち破れ」キャンペーンを紹介しています。
 マッチレポートは神戸戦、大分戦、浦和戦、山形戦。ユースレポートは、優勝した「平和祈念広島国際ユースサッカー」を、ジュニアユースは「クラセンU-15」を、ジュニアは「充実した夏休み」を、そしてスクールは神戸に遠征して親善試合を行った「おとなのサッカースクール」となっています。
 「READER'S AREA」を挟んで後のインタビュー記事は柏木選手。もともと「走りの量」には定評があった柏木ですが、今年は走りの質が高くなり、選手としての成長を見せています。今回の記事では、主に彼のチームへの思いを描いています。
 そして、最後の2ページは李忠成選手の電撃移籍についての記事と、カープも加わって広がりを見せている「トップス広島」10周年記念祝賀会、そして広島駅で限定販売中の「サンフレッチェ広島弁当」についてとなっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。ホームゲーム会場やV-POINT、広島県内大手書店などで発売中です。
<09.9.29> 一昨日行われた国体の少年男子1回戦で、広島県代表は沖縄県代表にPK戦の末敗れました。広島のメンバーは、GK:大谷、DF:亀島、柳川、栗栖、津川、MF:野津田、重行(→山崎65分)、森保圭、米沢(→成瀬46分)、渡、川本(→金子58分)。(このうち、亀島、柳川、津川、栗栖、重行、森保圭がサンフレッチェユースで、野津田はジュニアユース。)18分にCKから失点しましたが、57分に成瀬のゴールで同点に追いつき、PK戦も先に失敗する苦しい展開から一度は追いついたものの、6人目の亀島が外して敗退となりました。
<09.9.28> 昨日、2009Jユースサンスタートニックカップ(Jユース杯)のグループリーグの2試合目が行われ、サンフレッチェユースはサガン鳥栖U-18に4-1で勝ちました。メンバーは、GK:桜井、DF:宗近(→砂川45分)、山崎、浅田、MF:宮本、茶島(→中山45分)、野口、早瀬(→岡本62分)、甲元、水頭、FW:井波。得点は、前半11分と19分に水頭、後半9分に井波、17分に大本(鳥栖)、33分に水頭でした。なお、すっかり失念していたのですがJユース杯の初戦は8/29に行われていて、清水ユースに4-1で勝っています。(因みにゴールは大崎2、砂川、早瀬。)また今後の日程は次の通り。
10/24(土)14:00 広島ユース × 大分U-18(吉田サッカー公園)
11/1 (日)14:00 広島ユース × 鳥栖U-18(鳥栖北部)
11/7 (土)13:00 広島ユース × 清水ユース(吉田サッカー公園)
11/14(土)14:00 広島ユース × 大分U-18(大分スタジアムB)

<09.9.27> ホーム・ビッグアーチに14,690人を集めて行われた第27節新潟戦は、前半の2失点を取り返すことができずに10試合ぶりの敗戦となりました。
 柏木が出場停止と言うことで高萩を先発起用して、次の布陣で戦いました。
        中林

    森脇  中島  槙野

      青山  横竹(→楽山75分)

ミキッチ            服部(→李忠成60分)

     高萩    高柳(→平繁89分)

        佐藤寿

SUB:下田、盛田、岡本、李漢宰
 対する新潟は、GK:北野、DF:千代反田、永田、内田、ジウトン、MF:松下(→酒井87分)、マルシオ・リシャルデス(→松尾89分)、三門、本間、FW:矢野、大島(→エベルトン・サントス77分)、と言うメンバーでした。最初のチャンスは前半11分。服部からのパスを佐藤寿がワンタッチで落とし、走り込んだ高柳がGKと1対1になったもののシュートはGK正面。続いて18分には左からのアーリークロスに佐藤寿が頭で合わせたもののGKに弾かれます。逆に20分、右サイドを本間に破られ横パスがゴール前を横切ってフリーの矢野へ。これをきっちりと決められて、先制点を許してしまいました。
 その後広島も反撃し、22分には槙野のクロスを佐藤寿が押し込みましたが惜しくもオフサイド。33分の服部のシュートはGKに抑えられ、36分の槙野のミドルは枠を外れます。そして37分、スローインからジウトンにボールを持ち込まれ、シュートをいったんは中林が弾いたもののこぼれを押し込まれ、前半で2点のビハインドを背負うことになりました。
 後半、サンフレッチェは立ち上がりから反撃を開始し、佐藤寿や高萩のシュートで新潟ゴールを脅かします。そして後半6分、ミキッチのクロスのこぼれを受けた青山が強引に持ち込んでシュート。このボールが北野の守りを破って、1点差に迫りました。
 その後新潟の反撃を受け、13分には三門のミドルや千代反田のヘディングに脅かされます。しかしサンフは4バックにシフトチェンジして李忠成を投入し、同点を狙います。16分にはCKから森脇がヘディングしたものの枠外。20分には槙野がFKを蹴ったものの外れます。守りを固める新潟に対して、何とか崩そうとする広島。30分には楽山を投入し、再び3バックにして得点を狙います。38分にはミキッチが良いFKを蹴ったもののGKに抑えられ、ロスタイムには佐藤寿が左足で強烈なボレーを打ちましたがGKに阻まれます。そして最後のCKのチャンスも槙野のヘディングは枠外へ。サンフはどうしても1点を追いつけずに、後半に入って初めての敗戦を喫してしまいました。
 日刊スポーツによると、サンフはパスミスが多くいつものサッカーができていなかった、とのこと。また2失点はどちらも「安い失点」で、もったいないものでした。前半に2度あったビッグチャンスに決めていれば、あるいは後半に落ち着いて攻めていれば結果は違っていたかも知れませんが、そう簡単に勝たせてもらえるほど甘くは無かったと言うことでしょう。ただ、怪我人続出の上に柏木が出場停止、と言う苦しい中でもサッカーを崩さずにやっているわけで、結果が悪いからダメだ、と言う事はありません。むしろそれでもここまで戦えていることに、自信を持って行くべきです。次は大の苦手のアウェイ・清水戦ですが、柏木が戻ってきますしストヤノフも復帰できるはず。上位での戦いは残留争いとは別のプレッシャーがあると思いますが、むしろそんなプレッシャーはめったに経験できないものです。今後はこれまで以上に厳しい戦いが続きますが、選手たちにはその厳しさを楽しむような気持ちで戦って欲しい、と思います。

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