3/14〜3/20のSANFRECCE Diary


<10.3.20> 「ホットニュース」によるとペトロヴィッチ監督は「今週もいいトレーニングができた」と語っていますが、ただ山崎、桑田のコンディションはまだまだだと見ている様子。この後にACLの2試合が控えていることを考えて、もっと違うメンバーを起用する可能性もありそうです。
 今日の試合会場は平塚競技場で、午後1時キックオフ。今日は「ベルマーレ卒業式」と題していろいろなイベントが予定されているそうで、この春に学校を卒業する方は無料招待するそうです。テレビ放送はスカパーがch180(SD画質)とch190(HD画質)、スカパーe2がch800(HD画質)で予定されています。今日は都合によりブログでの速報はできません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイト等でチェックしてください。
<10.3.19> 明日はJリーグ第2節。サンフレッチェはアウェイで湘南ベルマーレと対戦します。
 昨年終盤、甲府とのデッドヒートを制してJ2で3位に入った湘南は、1999年以来実に11年ぶりのJ1と言うことになります。ベルマーレ平塚の時代には中田英寿ら代表クラスの選手を揃え、攻撃的なサッカーで「湘南の暴れん坊」と言われていましたが、しかし1998年のフランスW杯後に中田がセリエAに移籍。同時に親会社だったフジタが経営から撤退したこともあってメンバーが手薄になり、1999年には年間勝ち点がわずか13とダントツの最下位でJ2に降格してしまいます。そして翌年からはクラブ名を「湘南ベルマーレ」に改称し、市民参加型のクラブとして再出発。予算の厳しい中で何とかJ1昇格を目指したものの、チーム作りの迷走もあってなかなか上位進出できずにいました。しかし昨年は反町監督が就任すると開幕5連勝を飾るなどスタートダッシュに成功。ロスタイムの得点がシーズン通算で10得点に上るなど劇的な勝ちっぷりで51試合の長丁場を走り抜け、悲願のJ1昇格を達成しました。そして新居、松尾らを補強して臨んだ今季はここまで2試合を戦って1分け1敗。山形、C大阪と最下位に並んでいます。
1H △ 1-1 山形  【湘】ジャーン、【山】OG
2A ● 3-0 横浜FM 【横】栗原、渡邉、狩野
 前節は久々の横浜FMとのダービーと言うことで湘南サポーターの期待も高かったのですが、Jリーグ復帰初戦の中村俊輔に「格の違い」を見せつけられて3失点。相手にシュートを29本も許したのに対して打ったシュートは6本と、内容的にも完敗を喫してしまいました。数少ない決定機も相手GKの好セーブに防がれるなど運もなく、明日はいかに我慢して戦うか、そして少ないチャンスを生かすかをテーマとして試合に臨むものと思われます。
 対するサンフレッチェは前節苦しみながら今季初勝利を挙げたものの、その代償は大きく高萩が全治8週間の大怪我を負ってしまいました。と言うことでポイントはトップ下と言うことになりますが、修道大との練習試合で良い動きを見せた、と言う山崎の起用が有力ではないかと思われます。現時点での予想メンバーは次の通り。
        西川

   森脇  ストヤノフ  槙野

      中島  森崎和

山岸              服部

     森崎浩   山崎

        佐藤寿


SUB:中林、横竹、石川、桑田、高柳、清水、李
 明日の試合が終わった後に遠征するACLのアデレード戦が気になるところですが、サンフレッチェにとって最も大切なのはJリーグ。常に上を見て戦うためにも、明日の試合は非常に重要です。連戦と怪我人の続出で厳しい戦いが続きますが、何としてでも勝ち点3を取って上位をキープして行きたいものです。
<10.3.18> 昨日広島修道大と練習試合を行い、12-0で勝ちました。前半のメンバーは、GK:西川、DF:森脇、ストヤノフ、槙野、MF:山岸、中島、森崎和、服部、森崎浩、山崎、FW:佐藤寿。得点は8分に佐藤寿、20分に森脇、21分に佐藤寿、39分に森脇。復帰したばかりの山崎がトップ下に入ってプレーしましたが、佐藤寿、森崎浩との「28歳コンビ」は初めて合わせたとは思えないほどの連係を見せた、とのこと。携帯サイトによると、得点シーン以外にも開始早々の山崎のスルーパスからの森崎浩のシュートやCKからの槙野のヘッド、中島のポスト直撃のシュート、そしてロスタイムの槙野がオフサイドを取られたシーンなど、決定機を量産していたそうです。中国新聞によると佐藤寿は「お互いを使って、使われることができる」山崎も「3人とも動いてスペースでボールを呼べる。やりやすい」と語るなど、湘南戦に向けて上々の試運転となったようです。
 後半のメンバーは、GK:中林、DF:篠原(→片野坂49分)、横竹、練習生、DF:石川、桑田、丸谷、清水、高柳、大崎、FW:李。いつもはサテライトに代わるとペースダウンしてしまうそうですが、この日は違っていたとのこと。2分の高柳のスルーパスからの桑田のゴールを皮切りに、「強烈かつアグレッシブなゴールショーが展開された」(携帯サイト)のだそうです。得点はその後10分に大崎、12分に丸谷、15分に横竹、17分に高柳、19分に清水、30分に李、38分に高柳、と合わせて8点取ったわけですが、他にも清水がPKを奪って自ら蹴ってGKに弾かれたり、李が何度もフリーで抜け出す等決定機を量産していたとのこと。神戸戦の後に「試合に出ている選手たちにおんぶに抱っこ状態だ」と監督が言っていましたが、この言葉に控えメンバーが奮起したと言えそうです。湘南戦からアデレードとのアウェイ・ホーム連戦と過密日程が続きますが、ここで1人でも2人でも新戦力に出てきて欲しいものです。
<10.3.17> 昨日は岡本が右足を捻挫して全治3週間と診断されるなど、相変わらず怪我人続出のサンフレッチェですが、中国新聞によると山崎が40日ぶりにチームに合流して主力組のトップ下で「ブランクを感じさせない動きを見せた」のだそうです。今日は修道大との練習試合が行われる予定ですが、そこで調子が良ければ湘南戦からの出場もありそうです。
<10.3.16> サンフレッチェは昨日、神戸戦で怪我をした高萩選手が「右膝内側側副靭帯損傷」で全治8週間と診断された、と発表しました。中国新聞によると手術はせず保存療法で治すとのこと。これまで4試合にほぼフル出場してサンフレッチェの攻撃を引っ張ってきただけに、痛いリタイアだと言えるでしょう。この高萩の穴ですが、桑田、山崎ら怪我人が戻ってきてはいるもののすぐにトップフォームで戦えるわけではないので、当面は控え選手に頑張ってもらわなければならないところ。山東戦で先発した李忠成や、4試合で途中から起用されている高柳などに期待するしかありません。
<10.3.15> 昨日アウェイで行われたJリーグ第2節神戸戦は、中島、高萩のゴールで得た2点を守りきって今季初勝利を挙げました。
 水曜日にアウェイゲームを戦ったサンフレッチェでしたがメンバーはいじらず、現状のベストメンバーで試合に臨みました。
        西川

   森脇  ストヤノフ  槙野
   (→横竹73分)
      中島  森崎和

山岸              服部

     森崎浩   高萩
     (→高柳70分)
        佐藤寿(→李89分)


SUB:中林、石川、岡本、清水
 対する神戸は、GK:榎本、DF:石櫃、北本、河本、小林(→大久保HT)、MF:エジミウソン、松岡、朴、吉田、FW:ポポ(→ボッティ65分退場87分)、茂木(→永井80分)、と言うメンバーでした。「前半は開幕戦以上にアグレッシブに闘うことを要求していた」(三浦監督)と言う神戸でしたが、しかしペースはどちらかというと広島。1分に佐藤寿が難しいパスを巧い身体の使い方からシュートに持ち込んだのを手始めに、いつものようなパスサッカーで攻め込みます。11分にはDFラインの裏でボールを受けた佐藤寿が思い切ってシュート。13分にも森崎浩のクロスに佐藤寿が頭で合わせたものの枠外に外れます。神戸は高い位置でボールを奪うとハーフカウンターから攻めてきますが、西川ががっちりと守ります。そして20分、佐藤寿が倒されて得たFKで森崎浩の蹴ったボールを中島がフリーでヘッド。これが見事にゴールネットを揺らして、広島が先制点を奪いました。
 その後神戸は遠い位置からも積極的に狙ってきますが、シュートは正確性を欠いて枠を外れたりGKの正面を突いたり。逆に40分には、CKに森脇が頭で合わせたもののヒットせず枠外に外れます。神戸はロスタイムにもセットプレーなどから波状攻撃を仕掛けてきますがしっかりと守りきって、前半は広島が1点リードで折り返しました。
 後半から怪我から復帰したばかりの大久保を投入した神戸は、立ち上がりから攻めの圧力を強めてきます。逆に広島も高萩を中心に何度か良い形を作ります。5分の高萩のドリブル突破からのクロスに佐藤寿が合わせたシーンは惜しくも枠外に外れましたが、7分にはロングパスを受けた服部が狙いすまして中央へのクロス。ここに走り込んだ高萩が芸術的なダイレクトボレーでゴールネットに突き刺し、広島はリードを2点に広げました。
 後がなくなった神戸は、こちらも怪我から復帰したばかりのボッティを投入して来ます。そして23分、朴のクロスに競り合った森脇の手にボールが当たり、PKを与えます。ボールをセットした大久保はGKの動いた瞬間を狙って緩いキック。逆を突かれた西川は反応できず、リードが1点になってしまいました。
 その後は神戸の波状攻撃を広島が必死で耐える、と言う展開が続きます。26分には茂木が決定的なシュート。32分にはペナルティエリア内で混戦となりましたがDF陣が必死でクリアし、34分にはCKのこぼれをボッティに狙われますが枠外に外れます。そして41分にはボッティが2枚目のイエローをもらって退場。しかし広島も最後のカードを切った後に高萩が膝を痛めて退場し、数的有利を失います。ロスタイム4分の表示に清水戦、浦項戦の悪夢が蘇りますが、サンフレッチェの選手たちはただ蹴り出すだけでなくボールを繋いで相手陣内に持ち込んで時間を使います。神戸は高い位置まで持ち込むことができずにやむなくアーリークロスを放り込むものの、広島のDFは集中を切らさず跳ね返して、そのまま終了のホイッスルを聞きました。
 神戸は快勝した開幕戦に続いてのホームゲーム。逆に広島は韓国遠征を経ての神戸入りと言うことで、コンディションの優劣は明らかだったと思います。しかしそれが神戸にとっての心の隙となったのは「なんなんですかね、向こうのペースに合わせたのかな。神戸っていつもそうなんだけど、1回勝てばちょっと安心してしまうというか…」と言う大久保の言葉に表れていると思います。逆にサンフレッチェはメンバー的にも体力的にもぎりぎりのところで戦っていて、しかも3試合戦って勝利がなく何としても勝ちたい試合でした。この試合のシュート数は広島の11本に対して神戸は倍の22本。これはそれぞれのチーム状況を反映した数字だと思いますし、実際に神戸が圧倒していた時間が長かったわけですが、しかし決定機の数はむしろ広島の方が多かったかも。このような結果になったのは、それぞれのチームの完成度と集中力の差だったと言って良いのではないでしょうか?
 ペトロヴィッチ監督は試合後のインタビューで「最後の最後まで選手たちは力を振り絞って、最後の1滴も力を残さないほどに出し切って闘ったこと」を勝因として挙げメンバーを讃えていますが、しかしその一方で「そしてベンチに座っている選手たちは、彼らに『おんぶにだっこ』のような感じにある。そういう状況は、いいことではない」とも語っています。青山、山崎、ミキッチ、盛田と主力に怪我人が多い状況で良くやっていると思いますが、ただその一方で若手にとっては大きなチャンス。それを生かす選手が1人でも2人でも出てくることが、これから安定した戦いを続けるためのカギでしょう。ACLに出場する事によって過密日程を戦わなければなりませんが、逆にチームを大きく成長させるチャンスでもあります。この神戸戦の勝利は、サンフレッチェの選手たちがその中で「何か」を掴みつつある、と言うことなのかも知れませんが、それと同時に課題もまた明らかになりつつあるのかも知れません。

速報ブログ 前半 後半
日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 中国新聞記事 コーナーフラッグ
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

<10.3.14> 携帯サイトによると、桑田がチーム練習に戻ってきたとのこと。また山崎、大崎も練習のペースが上がっており、もうすぐ全体練習に合流できそうです。ただペトロヴィッチ監督は「彼らを練習試合に起用できればいいが、戻ってきたからといっていきなりノーマルな彼らのプレーを期待するのは難しい。まだ時間がかかる」と慎重な姿勢を崩していないので、少なくとも今日の試合はこれまで3試合と同様のメンバーで戦うことになりそうです。
 今日の試合会場はホームズスタジアム神戸で、午後4時キックオフ。テレビ放送はスカパーがch181(SD画質)とch191(HD画質)、スカパーe2がch801(たぶんSD画質)でそれぞれ生中継の予定です。今日はブログでの速報も行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
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