3/28〜4/3のSANFRECCE Diary


<10.4.3> 中国新聞によると、右股関節の違和感のためACLの2試合を欠場した槙野は「(怖さは)特にないし、プレーに問題はない。出るからには言い訳はしない」と力強く宣言して出場を決めたそうです。守備の要であり攻撃参加も重要な武器となる槙野の復帰は、チームに大きな力を与えてくれるのではないでしょうか。
 今日の試合会場はNDソフトスタジアム山形で、午後4時キックオフ。試合会場ではサンフレッチェグッズの販売も予定されていて、ACL出場記念ペナント等も販売するそうです。テレビ放送はスカパーch180(SD画質)とch190(HD画質)、スカパーe2ではch800(HD画質)で生中継の予定です。私は現地に行きますので、ブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報などをご覧下さい。
<10.4.2> 明日はJリーグ第5節。サンフレッチェはアウェイで山形と対戦します。
 昨年は勝ち点を39まで積み上げて「降格候補」の下馬評を覆してJ1残留を果たした山形は、「J1定着」を次の目標に田代、増田、キム・クナンらを補強して今季に臨みました。しかし序盤は強豪相手が多かったこともあって現在17位。ナビスコ杯でも敗れて、ここまで勝ちがありません。
1A △1-1 湘南  【山】OG、【湘】ジャーン
2A ●0-3 清水  【清】藤本、岡崎、伊東
3H △1-1 浦和  【山】宮沢、【浦】エジミウソン
4A ●1-3 鹿島  【山】田代、【鹿】イ・ジョンス、遠藤2
N1A ●0-1 横浜FM 【横】中澤
 昨年は1試合平均失点が1.18と堅守で勝ち点を拾っていた山形ですが、今年はここまで1試合平均失点が2.0で、J1では最多失点を喫しています。また昨年は得点力不足に苦しんだことから攻撃陣を中心に補強しましたが、こちらもここまで3得点と結果が出ていません。エース・長谷川の負傷離脱等マイナス要因ばかりが目立つ山形ですが、しかし次節は久々のホームゲーム。ナビスコ杯では温存した主力を起用して、勝ち点3を狙ってくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、ACLは出場停止だったストヤノフが戻ってきます。また携帯サイトによると槙野が復帰しているそうで、今日の練習で問題がなければ山形遠征に参加することになりそうです。と言うことで、予想メンバーは次の通り。
        西川

   森脇  ストヤノフ  横竹

      中島  森崎和

山岸              服部

    山崎     森崎浩

        佐藤寿


SUB:中林、槙野、高柳、清水、桑田、丸谷、李
 往復2万kmの移動と強敵との2試合を消化したことによる疲労の蓄積は大きいはずですが、ただペトロヴィッチ監督も言うように「日々の戦いはJリーグ」。どんなに苦しくても、力を振り絞って勝ちに行かなければなりません。リーグ戦で上位に食らいついて行くためにも、明日はしっかりと走って広島らしいサッカーを表現して、勝利を手にして欲しいと思います。
<10.3.31>  昨日ビッグアーチに12,094人を集めて行われたACL第2節アデレード・ユナイテッド戦は佐藤寿人のゴールで1-0で勝ち、サンフレッチェとしては国際公式試合の初勝利を挙げました。
 出場停止のストヤノフと怪我の槙野を欠いて、広島は動けるフィールドプレーヤーを全員ベンチに入れて次のメンバーで戦いました。
        西川

   森脇   中島   横竹

     森崎浩  森崎和

山岸              服部

    山崎      高柳(→桑田76分)
    (→丸谷90+2分)
        佐藤寿(→李85分)


SUB:中林、石川、清水、大崎
 対するアデレード・ユナイテッドは、GK:ガレコヴィッチ、DF:コーンスウェイト、ファイフ、ミューレン、MF:ジャミソン(→バルビエロ78分)、パンテリス(→リード78分)、ドッド、マローン、フローレス、FW:ヴァン・ダイク、レッキー(→カッシオ59分)、と言うメンバーでした。長旅の疲れか動きの鈍いアデレードに対して、サンフレッチェはチーム全体で躍動します。7分には森崎和のロングパスを受けた高柳が仕掛けましたがDFがカット。12分には山崎のパスから佐藤寿がシュートしましたがわずかに枠を外れ、14分には森脇のミドルをGKが横っ飛びでキャッチします。アデレードは時折単独突破からチャンスを作ろうとするものの、DFラインの集中は高く自陣で自由にプレーさせません。24分には高柳のパスを受けた山崎が決定的なシュートを放ったもののGKが好セーブ。28分にも山崎が決定的なシュートを打ちましたが、ボールは無情にもバーに弾かれます。41分の山崎のミドルはGKが横っ飛びでキャッチし、44分にも山岸がフリーでシュートしたもののGKのスーパーセーブに防がれます。圧倒的にゲームを支配しながら得点を奪えずじりじりした展開が続きましたが、しかしその直後のCKで森崎浩のボールを中島がニアで逸らし、これを逆サイドに詰めていた佐藤寿が頭で押し込み待望の先制点を奪ってハーフタイムを迎えました。
 後半に入るとアデレードは前からプレスをかけてくるようになりますが、しかし広島は落ち着いて対応します。9分には佐藤寿からのパスを受けた山崎が敵陣深く侵入し、16分には森脇が攻め上がって決定的なシュートを放つなど、何度か良いチャンスも作ります。フレッシュな選手を入れて運動量を上げ、攻めの圧力を強めるアデレード。広島はゴール前にブロックを作って守備を固め、佐藤寿や山崎は前線を動き回ってプレッシャーをかけます。24分にはコーンスウェイトのヘディング、26分にはファン・ダイクのFKがゴールを脅かすなど、アデレードはセットプレーから、あるいはアーリークロスでチャンスメイクしますがしっかりとはね返します。42分にはドッド、44分にはファン・ダイク。どちらも決定的なシーンでしたが、シュートミスや西川の好守で防ぎます。終盤は攻め込まれるシーンが多かったサンフでしたが、しかしロスタイムには途中投入の選手の頑張りで相手陣内までボールを運び、高い位置でキープし、またファウルを誘って時間を消費します。そして最後はアデレードのカウンターからのロングクロスを西川がキャッチして終了のホイッスル。ピッチ上もスタンドも勝利の歓喜に大きく沸きました。
 試合後にペトロヴィッチ監督は「前半のサッカーは、日本でも稀に見る内容のサッカーを見せられたと思う」と語っていますが、まさにその通り。サンフは複数のレギュラー選手を欠いているとは思えないような素晴らしいサッカーを展開しました。そして後半は攻め込まれるシーンが増えたもののゴール前にがっちりと鍵をかけ「イニシアチブは渡しても、試合はコントロールできた」(ペトロヴィッチ監督)と言うことで、スコアはともかく内容的には完勝でした。ここまでACLは内容が良くても結果が伴わない試合が続いていましたが、その鬱憤を晴らす素晴らしい試合だった、と言えるでしょう。
 この結果広島の勝ち点は3。ただもう一つの試合は浦項が勝って勝ち点を9に伸ばしたため、次節にもアデレードと浦項の勝ち抜きが決まると言う厳しい状況には変わりありません。勝ち抜きを考えるだけならますます苦しい状況になったわけですが、ただ厳しい戦いを続ける中で、選手とチームが成長しているのは間違いない、と思います。グループリーグの残り2試合も同じようにしっかりと戦って、サンフレッチェのサッカーの素晴らしさをアジアに見せつけて欲しい、と思います。

速報ブログ 前半 後半
日刊スポーツ試合詳細
中国新聞戦評 中国新聞記事1 中国新聞記事2
J's GOALゲームサマリー
AFCサイト戦評1 AFCサイト戦評2(英語版) 公式記録

<10.3.30> 中国新聞によると、槙野は右股関節の違和感で欠場が濃厚。ストヤノフも出場停止ということで、中島、森脇、横竹の「緊急3バック」で戦うことになりそうです。また、前節今季初ゴールを決めた高柳の初先発も濃厚で、彼の推進力でゴールを奪って欲しい、と思います。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後7時キックオフ。ACLの2試合目のホームゲームということで、Tシャツ、タオルマフラー等のACL出場記念グッズを販売する他、試合会場限定グルメとしてオージービーフサーロインステーキを450円で限定300食提供します。また対戦国を想定した「オージービーフテールスープ」「フカヒレスープ」「豚汁」をそれぞれ300円で提供する「スープフェスタ in ACL」を行います。更にACL限定弁当を600円と800円の2種類販売します。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、佐藤寿人選手のプレミアム選手カードを先着3,000名様に。また抽選で5名様に「佐藤寿人選手サイン入りチーム集合写真」をプレゼントします。
 テレビ中継は、BS朝日で生放送が、テレ朝チャンネルで録画放送(今日の午後10時からと4/3の深夜1時から)が予定されています。ブログでの速報も行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<10.3.29> 明日はACLの第4節として、アデレードとのリターンマッチを戦います。
 ここまで3連勝と首位を走っているアデレードに対してサンフレッチェは3連敗中。浦項×山東の結果にもよりますが、ここで負けるか引き分けるとアデレードのベスト16進出と広島の敗退が決まります。広島の勝ち抜きの条件は、とにかくここから3連勝すること。その上でアデレードが3連敗、浦項が1勝2敗以下のどちらかの条件が満たされる(しかも同勝ち点の場合は得失点差で広島が上回る)必要があります。更にこれらの条件が満たされる場合は山東も勝ち点9になってる可能性があるので、こちらも得失点差で上回らなければなりません。従ってほぼ絶望、と言ってよい状況ですが、ただ可能性がある限りは諦めてはいけないのが勝負事というもの。奇跡が起きることを信じて、最後まで全力で戦うことが必要です。
 サンフレッチェのメンバーですが、前節レッドカードを受けたストヤノフが出場停止。また槙野も股関節に違和感があるため欠場の可能性があるため、DFラインの再構築が必要です。と言うことで、次のようなメンバーになるのではないかと思われます。
        西川

   森脇   中島   横竹

      高柳  森崎和

山岸              服部

    山崎     森崎浩

        佐藤寿


SUB:中林、篠原、石川、清水、桑田、大崎、李
 これまで3試合、可能性は見せたものの結果は残せていないサンフレッチェ。その歯がゆさと悔しさを晴らすためにも、明日はどんな形ででも勝ち点3を取って次につなげて欲しい、と思います。
<10.3.28> 中国新聞によると、昨年10月末に半月板を負傷して戦列を離れていた青山が昨日から全体練習に合流したそうです。当初は部分的に参加する予定だったそうですが、攻撃の確認と25分間の短い実戦練習だったためフルメニューをこなした、とのこと。本人は試合復帰の目処は立てておらず「試合にすぐ戻るとは思っていない」と語っていますが、怪我人続出の状況と4月まで連戦が続くことを考えると早めに戻る可能性もありそう。怪我をするたびにパワーアップして戻ってくる「スーパーサイヤ人」のような青山に期待したい、と思います。
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