4/25〜5/1のSANFRECCE Diary


<10.5.1> 中国新聞によると、森脇が欠場するため横竹をストッパーに下げてボランチには丸谷を先発起用することになるようです。昨年1試合だけ出場した浦和戦では途中出場・途中交代の屈辱を味わった丸谷ですが、今日は浦項戦の経験を生かして思い切ったプレーを見せてくれるのではないでしょうか?
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては、U-12による「サンフレッチェカップ」が2時から、U-14が1時から、「フォリアチャレンジ」が5時20分から行われます。メイン側お祭り広場で行われる「福山市PRブース」ではタオル、ストラップ、とうふのみそ汁のいずれかを先着プレゼント。「スカパー!カトゥーンネットワークがやって来る」「ゲーフラを作ろう&記念撮影コーナー」「TJ Hiroshimaコラボブース」が3時から、「フェイスペイント」「メッセージ記入コーナー」が4時から、「キックターゲット」と「バルーンアート」が5時から、「WE FIGHT TOGETHERコーナー ゲーフラコンテスト」が6時から行われます。先着プレゼントは「瀬戸内の恵み入り ゆかり『お茶漬けの素』」を3,500名様に、「クリニカ アドバンテージ ソフトミント」を2,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは西川選手のプレミアム選手カードです。試合会場限定グルメは『アメリカンドッグ」「チョコバナナ」各200円を3時から限定320食提供します。今日はゴールデンウィークのため道路はどこも混雑することが予想されますので、なるべく公共の交通機関を利用してご来場下さい。
 テレビ放送はスカパーch180(SD画質)とch190(HD画質)、及びスカパーe2のch800(HD画質)で予定されています。今日はスタジアムに行きますのでブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報などをどうぞ。
<10.4.30> 明日はJリーグの第9節。サンフレッチェはGW中唯一のホームゲームをFC東京と戦います。
 昨年はナビスコ杯で優勝したもののリーグ戦では優勝争いに絡むことはできず、天皇杯も4回戦で敗れたFC東京。城福監督3年目の今年は「タイトルを必ず取ること」と「真の優勝争いをすること」を目標に、森重、松下ら他クラブのレギュラー級を補強してシーズンに臨みました。そして開幕戦の勝利により3位からスタートしたものの、その後勝ちに恵まれず9位まで落ちています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1H ○1-0 横浜FM 【東】平山
2A ●0-1 浦和  【浦】ポンテ
3H △0-0 C大阪
4A ○2-0 大宮  【東】今野、重松
N1H △2-2 名古屋 【東】平山、重松、【名】ケネディ、千代反田
5A ●1-2 川崎F 【東】今野、【川】鄭2
6H △1-1 鹿島  【東】平山、【鹿】興梠
N2A ○1-0 大宮  【東】リカルジーニョ
7H △1-1 京都  【東】重松、【京】角田
8A ●0-2 G大阪 【G】ルーカス、宇佐美
 リーグ戦の総得点が6と全体で3番目に低いFC東京ですが、新外国人のリカルジーニョがフィットしてきていますし、19歳の若武者・重松も結果を出しています。また前節から梶山も復帰しているので、中盤でのタメも作れるようになるはず。明日はリーグ戦で一度も勝てなかった4月の巻き返しを狙って、高いモティベーションで来るのではないかと思われます。
 対するサンフレッチェは週2試合ずつの過密日程も3週目となって、疲れもピークを越えている状態です。ただ、浦項戦では半分以上の主力を休ませることができ、その上「ベンチ組」がポテンシャルの高さを見せたのは好材料。携帯サイトによると、昨日の練習では新潟戦で負傷した森脇と膝に不安のある桑田が途中で練習を切り上げたそうですが、その分は他の選手がカバーしてくれるのではないでしょうか。と言うことで、予想メンバーは次の通り。
        西川

   横竹   中島   槙野

     森崎浩  高柳

山岸              服部

    李       山崎

        佐藤寿


SUB:中林、岡本、大崎、桑田、石川、清水、丸谷
 4月の連戦を4勝2分け2敗で切り抜けたサンフレッチェですが、週末の試合に限ると2分け2敗で3/20の湘南戦以来勝ちがありません。明日はGWの真っ最中と言うことで多くのファン・サポーターが訪れることが予想されるだけに、ぜひとも勝利をプレゼントして欲しいと思います。
<10.4.29> ユースは4/17と4/24にプリンスリーグの第2節、第3節を戦い、連勝で順位を2位に上げました。各節の成績は次の通り。
【第2節】
広島ユース 4-1 立正大淞南
広島観音  2-2 米子北
玉野光南  3-0 瀬戸内
高川学園  2-0 広島皆実

【第3節】
広島ユース 4-0 玉野光南
立正大淞南 2-1 高川学園
広島皆実  2-1 広島観音
米子北   2-0 瀬戸内
 立正大淞南戦は、前半に砂川のミドルと岡本のPK、浅香のミドルで3点を奪い、後半にも砂川がPKを決めてリードを広げたものの最後に軽いプレーから1失点、と言う試合だったそうです。一方、玉野光南戦は前半に野津田と砂川、後半に砂川と越智がゴールを決めました。
 ここまでの順位表は次の通り。
      勝点 勝 分 負 得失差
1米子北     7   2   1   0      +4
2広島ユース   6   2   0   1      +5
3広島観音    4   1   1   1      +1
4高川学園    4   1   1   1      +1
5玉野光南    4   1   1   1      -1
6広島皆実    4   1   1   1      -1
7立正大淞南   3   1   0   2      -4
8瀬戸内     1   0   1   2      -5

<10.4.28>  昨日ビッグアーチで行われたACLグループリーグ第6節の浦項戦は、点の取り合いを制して4-3で勝利しました。
 森脇が出場停止。また連戦の疲れを考慮して主力を休ませ、若手を並べて次のメンバーで戦いました。
        中林

   横竹   中島   槙野

      丸谷  岡本(→高柳69分)

石川              清水(→山岸69分)

    桑田      大崎(→佐藤寿69分)

         李


SUB:下田、服部、森崎浩、山崎
 対する浦項は、GK:シン・ファヨン、DF:キム・グァンソク、岡山、ファン・ジェウォン、MF:パク・ヒチョル、キム・テス、キム・ジェスン、シン・ヒョンミン、FW:アレサンドロ(→コ・ギグ88分)、モタ(→チェ・ヒョンニン88分)、アウミール(→ファン・ジンソン88分)、と言うメンバーでした。試合は立ち上がりにいきなり動きます。1分、桑田が高い位置で相手ボールを奪い、李が横パス。ここに走り込んだ大崎が右足でカーブをかけて叩き込み、広島が先手を取りました。しかしその2分後、アレサンドロが中島を振りきって右からクロス。これをキム・ジェスンに頭で決められ、あっさり同点に追いつかれてしまいました。
 あっという間に振り出しに戻ってしまいましたが、しかし「試合に飢えていた」と言う若手選手たちはその後もどんどん前に出ます。10分には清水が中に切れ込んでシュート。20分には大崎がドリブルで持ち上がってそのままシュートを狙います。28分には槙野の強烈なミドルが枠を捉えたものの、GKが横っ飛びで弾きます。そしてその後の左からのCKを中央でフリーになっていた李が頭で叩き込み、広島が再びリードを奪いました。
 その後もペースは広島。DFラインは落ち着いてパスを回し、丸谷から、岡本から良いパスが出て桑田や大崎が走り、李がポストを頑張ってリズムを作ります。そして41分、こぼれ球を拾った桑田がそのまま抜け出してシュート。これが見事にゴールネットを揺らしてリードを2点に広げます。更に44分にはゴール前にフリーで抜け出したアレサンドロを中林が引っかけてPKを与えてしまいますが、そのPKを中林が止めて2点のリードを保ったままで前半を折り返しました。
 後半も立ち上がりすぐに試合が動きます。1分に浦項が左からクロスを入れてくると、そのボールはキム・ジェスンの頭に触ったかどうかでゴール前で弾みます。これが頭にしっかり当ててくることを予想していた中林の逆を突いて、そのままゴールに飛び込みました。
 これでペースをつかんだ浦項は、攻撃のテンポを上げてきます。4分にはCKに岡山が頭で合わせ、その後も何度も左右から放り込まれましたが何とか凌ぎます。広島も12分の大崎のシュートや13分の李のポスト直撃のシュートなどでチャンスを作るものの、流れを変えるまでには至りません。そして16分、ゴール正面からの浦項のFKのシーンで、シン・ヒョンミンの強烈なシュートがネットに突き刺さり、ついに同点に追いつかれてしまいました。
 運動量が下がったと見たか、ペトロヴィッチ監督は一度に佐藤寿、山岸、高柳を投入します。サンフはこの3人を起点に、攻めを再構築します。そして33分、高柳のスルーパスで抜け出した中島がペナルティエリア内で倒されてPKをゲットします。ペナルティスポットに立った佐藤寿が小さく蹴るとそこに走り込んだのは槙野。GKの動きをよく見てシュートを決めて、三たび広島が勝ち越しました。
 これで再び勢いを増した広島。40分には高柳のパスに走り込んだ李がシュートしたものの、ボールはGKの正面を突きます。浦項はブラジル人3人を一気に交代させ、最後の攻撃を仕掛けてきます。46分にはFKに岡山が頭で合わせたが中林が好セーブ。その後も浦項が放り込んできましたが、槙野を中心に集中を切らさずはね返してそのまま勝利のホイッスルを聞きました。
 勝っても負けても順位には関係のない消化ゲーム。しかも負傷者続出と過密日程で主力は疲労でパンク寸前の状態と言うことで、ペトロヴィッチ監督は先発メンバーのうち8人を「ベンチ組」から起用しました。ペトロヴィッチ監督自身、第2節神戸戦の後に「ベンチに座っている選手たちは、主力に『オンブにダッコ』の状態だ」と苛立ちを隠せない様子だったそうですが、この日先発でピッチに立ったのはまさにその選手たち。相手はアジアチャンピオン。しかも首位通過を賭けてほぼベストメンバーということで、苦戦もやむなしと言う感じでした。
 ところが開始早々に1点を奪ったばかりか、その後も着々と加点して3-1でハーフタイム。後半に入って同点に追いつかれ、その後選手交代で「主力」の助けは借りたものの、最後までしっかりと戦って終わってみれば4-3。予想もできなかった素晴らしい勝利を収めました。
 確かに、ミスは多かったかも知れない。しかしやっていたサッカーは、紛れもなく「サンフレッチェのサッカー」でした。マイボールを大事にし、しっかり走って相手の守備を崩す。疲れて運動量が上がらないレギュラー陣の戦いぶりより、ある意味広島らしいサッカーができていた、と言えるのではないかと思います。
 たぶん、浦項にも問題があったのでしょう。相手が控え中心ということで、気持ちが緩んでいた様子は見えました。また、清水や大崎等がどんどんドリブルで仕掛ける姿勢は普段の広島にはあまり見られないもので、浦項に戸惑いがあったのかも知れません。更にDFラインに中島、槙野、横竹がいて守備が落ち着いていたこと。終盤の苦しいときに佐藤寿や山岸らが締めたことも大きかったのは確かです。とは言え、試合の大部分を任されたのはいつもは「ベンチに座っている選手」たちでした。彼らがしっかりと自分たちのサッカーを表現できたからこそ、勝利と言う結果を得ることができたのです。
 ペトロヴィッチ監督の口癖は「試合に出ている選手がベストメンバー」。浦項戦のサンフレッチェのメンバーは、確かに今日の「ベスト」だった、と言えるのではないでしょうか?

速報ブログ 前半 後半
中国新聞戦評 中国新聞記事1 中国新聞記事2
J's GOALゲームサマリー
AFCサイト戦評1 AFCサイト戦評2 公式記録

<10.4.27> 中国新聞によると、今日の浦項戦は新潟戦から中島、槙野、横竹以外の8人を入れ替えて戦うことになりそうです。「試合に飢えている」と言う若手選手たちの奮起に期待したいと思います。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後7時キックオフ。試合前イベントとして、4時から浦項市観光PRブースがメイン側おまつり広場に設置されます。また4時から「フェイスペイント」をサンフレッチェクラブサロン前で、「メッセージ記入コーナー」をメイン側おまつり広場で行います。「ACL限定グルメ」として、「スープフェスタ in ACL」ではチゲスープ、オージービーフテールスープ、フカヒレスープ、豚汁をそれぞれ1杯300円で提供します。またACL限定弁当の韓国バージョンも一食600円と800円のものを販売します。更にサンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、中島選手のプレミアムカードです。
 テレビ中継は、BS朝日が生放送、スカパーのテレ朝チャンネルが録画放送の予定です。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、そちらをどうぞ。
<10.4.26>  明日はACLグループリーグの最終節。ホームに浦項スティーラーズを迎えます。
 初戦は黒星スタートだった浦項ですが、その後着実に勝ちを重ねて3連勝。前節はアデレードと引き分けて、グループリーグ突破を決めています。
1A ●0-1 アデレード 【ア】レッキー
2H ○2-1 広島    【浦】ファン・ジェウォン、アウミール、【広】ストヤノフ
3H ○1-0 山東    【浦】ノ・ビョンジュン
4A ○2-1 山東    【浦】キム・ジェスン、キム・テス、【山】リ・ジンユ
5H △0-0 アデレード
 前節は首位浮上を狙って攻め続けたもののアデレードの分厚い守備を崩すことができずにスコアレスドロー。ACLの順位は勝ち点で並んだときは当該チーム同士の対戦成績で決めるため、首位通過が難しい状況になりました。ただ、終わるまで何が分からないのがサッカー。特にアジアのサッカーではそう言う傾向があるだけに、最終節で勝てば可能性はある、と考えているのではないでしょうか。明日は必勝を期して、広島に乗り込んで来るのではないかと思われます。
 対するサンフレッチェですが、ACLはグループリーグ敗退が決定。また山東魯能との対戦成績は1勝1敗ですが、アウェイゴールで上回っているため勝ち点で並んでもこちらが上位ということになります。従って最終節の結果に関わらずグループリーグ3位が確定しているため、明日は完全な消化試合と言うことになります。携帯サイトによると新潟戦後にペトロヴィッチ監督は「今日、GKを含めてベンチに座っている選手全員とトモが試合に出ることになる」と語っているので、おそらく次のような布陣で戦うのではないかと思われます。
        中林

   横竹   中島   槙野

      丸谷  岡本
石川              清水
    大崎      桑田

         李

SUB:西川、森崎浩、山岸、服部、高柳、山崎、佐藤寿
 サンフレッチェの「ターンオーバー」と言うと、思い出すのは昨年のナビスコ杯の大分戦。後で「ベストメンバー規程違反」に問われるほど選手を入れ替えて戦った試合です。この試合の後にペトロヴィッチ監督は「サンフレッチェには奇跡が起こりつつある」と語っているのですが、相手に先手を取られる試合展開ながらしっかりと押し返し、後半は素晴らしいサッカーで相手を圧倒して貴重な勝ち点1を取っています。明日の相手は強敵ですが、ぜひもう一度「奇跡」を起こして欲しい。そして怪我人続出と過密日程に苦しむチームを救って欲しい、と思います。
<10.4.25>  昨日のJリーグ第8節新潟戦は連戦の疲れが出たか苦しい試合となりましたが、終了間際の山岸のゴールでドローに持ち込みました。
 先発もベンチもここ数試合変更はなく、次のメンバーで戦いました。
        西川

   森脇   中島   槙野
   (→桑田52分)
     森崎浩  横竹

山岸              服部(→大崎76分)

    高柳      山崎
    (→李58分)
        佐藤寿


SUB:中林、石川、清水、丸谷
 対する新潟は、GK:東口、DF:内田(→西81分)、千葉、永田、酒井、MF:三門(→ファグネル90+3分)、本間、マルシオ・リシャルデス、チョ、FW:矢野、ミシェウ(→大島61分)、と言うメンバーでした。広島は立ち上がりから積極的に攻め、2分には高柳が抜け出してシュートを放ったもののGK正面。4分にも山岸と山崎のワンツーでチャンスを作ります。そしてその直後のCKから高柳がミドルを放ち、バーに当たったこぼれを佐藤寿がボレーで決めてあっという間に先制点を奪いました。
 その後も広島がペースを握りましたが、しかし12分、マルシオ・リシャルデスのクロスが矢野に当たってチョへ。フリーになったチョのシュートは当たり損ないという感じでしたが、これが西川のタイミングを外して同点に追いつかれてしまいました。
 これで勇気を得た新潟は、前からプレッシャーをかけて広島陣内に攻め込みます。サンフレッチェの選手は疲れからか早くも運動量が落ちて、なかなかシュートまで持ち込めなくなります。その後のチャンスらしいチャンスは前半38分。相手ゴール正面からのFKで、森崎浩が動かしたボールを槙野が強く打ったもののGKのファインセーブに阻まれます。前半はどちらもミスが多くなかなかリズムに乗れないと言う感じで、1-1のままでハーフタイムを迎えました。
 後半3分、右からドリブル突破を図った森脇がチョに倒されます。ドクターからは丸印が出たものの、ピッチの脇を走ってみたが無理だと言うことで桑田を入れ、横竹がストッパーに下りて布陣を変えます。続いて12分には李を投入し、運動量をアップさせて立て直そうとします。しかし全体的な動きは相変わらず悪いままで、ボールの支配は新潟。そしてその後も押し込まれるシーンが続き、20分には大島がフリーで打ちましたが西川がナイスセーブ。21分にはカウンターからマルシオ・リシャルデスが切り返して決定的なシュートを放ったものの、またも西川が救います。しかし23分、またもカウンターからマルシオ・リシャルデスにシュートを許し、これがDFに当たってコースが変わったためさすがの西川も反応できず、ついに逆転を許してしまいました。
 これで安心したのか、新潟はやや引きぎみの布陣で逃げ切りに入ります。逆にサンフは同点を狙って激しく攻めます。29分には高い位置でボールをカットし、李が抜け出してGKとの1対1になりましたがシュートはGKの正面。31分には森崎浩がゴール正面から右足で狙いましたが外れます。大崎を投入し、攻撃の枚数を増やして攻勢を強める広島。新潟はクリアするのがやっとで、攻撃を構築することができません。38分にはゴール前でこぼれたボールを大崎が狙いましたが枠を外れ、40分には中島、42分にも森崎浩が打ちましたが、いずれも力んでしまったか枠を外します。しかしロスタイム表示が出ようとする前の44分、大崎のボールを受けた李がDFラインのギャップを狙って短いパス。ここに走り込んだ山岸がGKの位置をよく見て左足で流し込み、ついに同点に追いつきます。その後大崎のミスからカウンターを受け、大島にフリーでシュートを打たれましたが西川がファインセーブで救い、広島が貴重な勝ち点1をゲットしました。
 試合の立ち上がりは、得点シーン以外にもサンフレッチェが何度も良い形を作っていました。従ってそこで2点目、3点目を取れば、そこで試合を決めることができたかも知れません。しかし連戦の疲れが出たのか広島ペースが続いたのは15分ぐらいだけ。不運な形での失点もあって、その後は相手に反撃を許しました。2点目もシュートがDFに当たると言う不運があったからですが、しかしそこまでの流れは新潟。直前まで何度も決定機を作られていただけに、完全な「負けゲーム」の展開でした。
 しかしそこからのサンフレッチェの戦いは感動的でした。途中交代で入ったフレッシュな選手がどんどんチームを前に引っ張ってチャンスを量産。相手が引いたこともあるのですが、押し込んだ要因はそれだけではないでしょう。負けたくないと言う気持ちをしっかりと出して、チーム全体で戦うことができたからこそ、終了間際に同点に追いつくことができたのだと思います。ペトロヴィッチ監督はよほど嬉しかったのか「この試合で我々は小さなクラブではなく、強豪になれたことを証明できたと思う」と語っていますが、本当に強いチームが必ず持っているようなメンタルの強さを見せつけたことは確か。過密日程と怪我人続出をものともせずに勝ち点を積み上げたことは、チームにとって非常に大きな結果だったと言えるでしょう。中2日の連戦はまだ続きますが、このような気持ちの強さを持ち続けて、何とか乗り越えて欲しいと思います。

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