5/16〜5/22のSANFRECCE Diary


<10.5.22> トゥーロン国際大会に参加中のU-21代表はフランス代表に1-4で敗れ、2連敗となりました。この日のメンバーは、GK:原(退場6分)、DF:吉田、菅沼、牟田(→當間40分)、山田、MF:阿部、丸谷、清水(→比嘉40分)、登里(→大塚59分)、FW:大迫、山崎(→大谷6分)。原の退場と前後して得点を奪われ、数的不利の中で16分に菅沼のゴールで追いついたものの、32分(PK)、70分、71分に得点されて敗れています。この結果フランスとコートジボアールが2連勝でグループステージ突破を決め、日本の敗退が決まりました。
<10.5.22> オランダ遠征中のU-19代表は一昨日U-19セネガル代表と親善試合を行い、0-1で敗れました。メンバーは、GK:中村、DF:松原、遠藤、内田、古林(→岡本78分)、MF:大崎、平出(→小島45分)、加藤(→藤田63分)、宮市、FW:山本(→杉本45分)、宇佐美(→堀米78分)でした。
<10.5.20> U-21代表はトゥーロン国際大会のグループステージ初戦を戦い、コートジボアールに0-3で敗れました。メンバーは、GK:大谷、DF:當間、牟田(→菅沼2分)、大野、比嘉、MF:横竹、木暮(→大塚53分)、押谷、阿部、FW:山崎(→大迫40分)、林(→吉田62分)。最初の失点は前半2分で、DFとGKが交錯してクリアミスし、そのボールを押し込まれました。続いて25分にはペナルティエリア内でのDFのファウルでPKを与えて失点。そして後半25分に中盤でボールを奪われそのまま突破され、最後はGKもかわしてゴールを決められ止めを刺されました。
<10.5.20> オランダ遠征中のU-19代表は一昨日カナダと親善試合を行い、0-0で引き分けました。メンバーは、GK:川浪、DF:岡本、キローラン、寺岡、藤田、MF:堀米、山崎、小島(→加藤75分)、宮市、FW:宇佐美(→山本27分→大崎45分→松原68分)、杉本。大崎は後半から出場したものの23分間のプレーで退いていますが、何があったのか今のところ不明です。
<10.5.19>  浦項スティーラーズに所属する岡山一成選手が、ブログで興味深いことを書いています。タイトルは「広島戦から鹿島戦を振り返って」と言うもの。内容はACLのグループリーグ最終戦の広島戦とラウンド16の鹿島戦についてです。そこでまず広島戦について「チュンソン率いるサテライトに近いメンバーに負けてしまいほんまに悔しかった。あの試合、広島はほんまに強かった...次々と押し寄せてくる選手がどんなプレーを繰り出してくるかまったく分からないなか、思いっきりのいいプレーで躍動していた」と評価しています。一方鹿島戦については「ミーティングの時に、ビデオを見てほんまに研究した...自分たちのサッカーをすることよりも相手の長所をいかに無力化するかを時間を割いた」とのこと。今季のACLでKリーグ勢が東アジアからのベスト8を独占したのは決して偶然ではないと言うことが、良く分かる内容だと言えるでしょう。
 そしてそれ以上に重要なのは、「ベストメンバー規定」についての考えです。岡山選手は「Jリーグが作った規則によって、ACLに出場するチームを縛り付けているのに、敗退したチームだけを責めて自分達の責任は無いみたいな振る舞いはおかしい...そして、鹿島に勝った浦項が現状のベストで挑んで広島のサテライトに負けた現実を受け入れて欲しい」と書いています。無関係な第三者ではなく、対戦相手として戦った本人の言葉だからこそ、重みがあると言えます。
 浦項戦のサンフレッチェの先発は、GK:中林、DF:横竹、中島、槙野、MF:丸谷、岡本、石川、清水、桑田、大崎、FW:李。DFラインを除くほとんどの選手が今季初先発でした。まさに岡山選手が言うような「サテライトに近いメンバー」で、Jリーグの定義を適用するならば完全に「ベストメンバー規程」に違反していました。
 しかし広島にとってこのメンバーは、やむを得ないぎりぎりの選択でした。怪我人続出と過密日程で主力メンバーが疲弊し、しかもグループリーグでの敗退が決定済。Jリーグを優先せざるを得ないチーム事情を考えても、主力を休ませるのは当然の選択だったと言えます。どんな試合でも勝ちたいのは当然ですが、しかしこの試合に限っては「敗戦もやむなし」の考えがペトロヴィッチ監督の頭にあったであろうことは、想像に難くありません。
 ところが、です。この日出場した選手たちは、良い意味で期待を裏切りました。これまでなかなか巡ってこなかった出場のチャンスを得て、彼らは解き放たれたように生き生きとしたプレーを見せました。中でも素晴らしかったのは、疲弊したレギュラー選手たちに比べて格段に運動量が上だったことです。確かに、技術や個人戦術ではレギュラー選手に及ばないかも知れない。しかしそれでも広島サッカーで一番重要なのは「走ること」だと言うことを、如実に示した試合となりました。ペトロヴィッチ監督の口癖は「出ている選手がベストメンバー」ですが、浦項戦ではまさに出場した選手たちがその時点での「ベストメンバー」だったのです。
 岡山選手の言うようにKリーグ勢が相手の良さを消す対策を取ってくるのならば、それの裏をかくことも重要な戦術です。従って広島が見慣れないメンバーを出して来たことは、それだけで相手にとっては「嫌なこと」だったのではないかと想像できます。誰をメンバーとして起用するかも戦術だと考えれば、「ベストメンバー規定」はその足枷となります。そして同じことは、Jリーグやナビスコカップにも言えるのです。今年Jリーグクラブが一つもACLのベスト8に進めなかったのがなぜかを考える時に、Jリーグのやり方のどこが悪いかをしっかりと考える必要があるでしょう。今回のこの結果を見て、Jリーグの「偉いさん」たちがどんな総括を行うのか。その中にはぜひとも「ベストメンバー規程見直し」が入っていて欲しい、と思います。
<10.5.18> 大宮戦ですが、ペトロヴィッチ監督は開口一番「最終的な結果は0-0で、見ている人には結果から言えば退屈な試合だったかもしれない」と語っています。確かにスコアレスに終わったと言うだけでなく、決定機自体少ない試合でした。広島のチャンスは、立ち上がり早々の高萩、佐藤寿のシュートと、終了間際の佐藤寿のボレーぐらい。それ以外にもシュートは打っているものの、崩しきってのものではなく強引なものばかりでした。大宮が引いてブロックを作っていたのは確かですが、しかしボールを持てばロングボールには頼らずパスを繋ぐサッカーで挑んできました。また後半は運動量も少なく、スペースもそれなりにあったように見えました。にも関わらずなかなか形を作れなかったのは、やはりこちら側の運動量が少なかったから。特に相手陣内に持ち込んでからのスピードがなかったことが、「退屈な試合」になった原因だったものと思われます。
 なぜそのような試合になったかと言えば、その原因はある意味明らか。2ヶ月半で16試合を戦った疲れが澱のように身体に溜まり、9日間空いたぐらいでは抜けていなかったと言うことでしょう。また日差しが強くて風もなく、この時期にしては暑かったことも動きが悪かった一因でしょうし、その上高萩もストヤノフも久々の出場で、いまいちフィットしていなかったようにも見えました。この1試合だけ見れば「下位に低迷する相手に勝ちきれなかった」と言うしかありませんが、ここまでの流れを考えれば選手を責めることはできません。むしろ中断までの11試合で勝点を16まで伸ばしたと言うことを、そして怪我人が少しずつ戻ってきているということを、ポジティブに考えるべきなのではないかと思います。
 今季序盤のJリーグは、清水が負けなしで走る一方で、いくつかのチームがなかなか勝てずに低迷するなど上と下とが大きく離れていましたが、シーズンが進むに従って間が詰まってきていて、特に中位は団子状態となっています。上位に行くか、あるいは下位に沈むかは今後の戦い次第。特に再開直後の夏の連戦で、どれだけ勝点を積み重ねるかにかかっている、と言って良いでしょう。今はとにかく身体をゆっくり休めること。そして6月以降にしっかりと練習してチーム力と個人の力をアップさせて、今度こそ万全の状態でリーグ戦再開を迎えて欲しいと思います。
<10.5.17>  昨日アウェイで行われたJリーグ第12節大宮戦は、両者決め手を欠いてスコアレスドローに終わりました。
 前節先発した森崎和が欠場しましたがストヤノフと高萩が久々の先発で、次のメンバーで戦いました。
 
        西川
 
   横竹  ストヤノフ  槙野
 
      中島  森崎浩
 
山岸              服部
 
    高萩      山崎(→桑田86分)
    (→李46分)
        佐藤寿
 
 
SUB:中林、森脇、石川、丸谷、大崎
 対する大宮は、GK:北野、DF:杉山、坪内、マト、村上、MF:金澤、安英学(→木原85分)、金久保(→内田63分)、橋本(→青木72分)、FW:ラファエル、石原、と言うメンバーでした。最初にビッグチャンスを作ったのは広島で、立ち上がり早々に右サイドを崩すと山岸がクロス。ファーサイドで受けた服部がフリーの高萩に入れましたが、「コースを変えようと思った」シュートはGK正面を突きます。また4分には森崎浩のボール奪取から中島、山岸と繋ぎ、佐藤寿が胸トラップからシュートしたものの北野に阻まれます。逆に15分、新潟のCKに西川が触れず、こぼれを橋本に打たれましたがボールは枠を外れます。前半は広島にミスが多く、またボールを繋いでくる大宮に戸惑ったのかあまり良い流れを作れないまま。36分のペナルティエリア内からの間接FKのチャンスも槙野のシュートが壁に弾かれ得点にはならず、流れをつかめないままにハーフタイムを迎えました。
 後半に入ると、高萩に代えて李忠成を投入して運動量を上げようとします。李はその期待に応えようと積極性を見せ、2分にはミドルレンジから強引なシュート。9分と15分にもシュートを打つなど攻めを活性化します。また山岸も何度も右サイドを突破して、惜しいクロスを入れますがなかなか良い形でのシュートまで行けません。前半のように運動量が上がらない大宮は、中盤の支配権を明け渡してゴール前にブロックを作って守りきろうとします。サンフは森崎浩が、山崎が、桑田がドリブル突破を試みますが、もう一歩のところで崩しきることが出来ません。また何度か相手ゴール前でのFKのチャンスを得ますが、大宮の人垣を突破することはできません。後半44分には森崎浩のふわりとしたパスで飛び出した佐藤寿が難しい体勢からボレーシュートを放ったものの惜しくも枠外。サンフは最後まで攻め続けたものの大宮の堅い守備を崩すことはできずに勝点1ずつを分け合うことになりました。

フォトレポート
日刊スポーツスコア速報
中国新聞戦評 コーナーフラッグ 中国新聞記事1 中国新聞記事2
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

<10.5.16> 中国新聞によると、今日はストヤノフ、高萩が復帰するものの森崎和と森脇は遠征参加していないか、あるいはベンチスタートとなりそう。誰が出場するにしても、しっかりと走ってサンフレッチェのサッカーを表現して欲しい、と思います。
 今日の試合会場はNACK5スタジアム大宮で、午後3時キックオフ。広島側ゴール裏のビジター席のチケットは昨日の公式発表ではまだ残席があるように見えますが、ローソンチケットやチケットぴあ等では既に売り切れていたとのこと。他のシートも残り少なくなっていますので、当日券をお求めの方はお早めにどうぞ。
 テレビ放送はBS-TBSとスカパーch363(SD画質)、ch616(HD画質)、及びスカパーe2のch301(SD画質)で生中継が予定されています。今日はブログでの速報はありませんので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、携帯サイトの速報等をご覧下さい。
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