6/6〜6/12のSANFRECCE Diary


<10.6.12> 昨日からW杯南アフリカ大会が始まり、開幕戦の南アフリカ×メキシコは1-1の引き分けに終わりました。
 FAFAランキングで言えばメキシコが17位なのに対して南アフリカは83位。このランキング通りに前半はメキシコが圧倒して何度も南アフリカゴールに迫りました。しかし南アフリカは全体的な守備意識が高く、何度かあったメキシコの決定的チャンスは不発。逆に後半10分にはカウンターから南アフリカのチャバララが決めて、南アフリカが先制点を奪いました。それに対してメキシコも諦めずに粘り強く攻め続け、34分にはついにオフサイドトラップの網をくぐり抜けて同点。その後はどちらもチャンスをつかむもののお互いに集中を切らさず守りきり、勝点1ずつを分け合うことになりました。
 様々な困難を乗り越えて、アパルトヘイト後の国民統合を目指した国造りを進め、ついに念願のW杯開催にこぎ着けた南アフリカ。開幕戦の会場は地元のサポーターでいっぱいで、熱気がテレビの画面からも伝わってきました。実力的にはメキシコの方が上だったとは思いますが、しかしそれでも引き分けに持ち込んだのは、地元開催のW杯と言うことで吹っ切れたプレーが出来ていたからだ、と思います。マンデラ大統領の就任直後に行われたラグビーW杯では事前の予想を覆して優勝を果たした南アフリカですが、もしかするとサッカーでも世界を驚かすような結果を残すことになるかも知れません。
<10.6.11> サンフレッチェは昨日、今週からオーストリアキャンプにかけてのスケジュールを発表しました。それによると、練習試合の日と相手は次の通り。
6/12(土)徳島ヴォルティスセカンド
     九州共立大学
6/15(水)吉備国際大学
     日本経済大学
6/20(日)地区選抜
6/23(水)パルチザン・ベオグラード(セルビア)
6/26(土)ラピッド・ウィーン(オーストリア)
6/29(火)バニーク・オストラバ(チェコ)
 オーストリアで対戦するチームですが、パルチザンは昨シーズンは24勝6分け無敗と圧倒的な力を見せてセルビア・スーパーリーグを制しています。またラピッドウィーンはオーストリア・ブンデスリーガで3位、バニーク・オストラバもチェコリーグを3位でフィニッシュし、いずれも来季のヨーロッパリーグ予選の出場権を獲得しています。各国リーグの開幕まではまだ間があるものの、どのクラブもヨーロッパでの戦いを間近に控えているだけに、かなりの「本気度」で広島を迎えることになるのではないでしょうか?
<10.6.10> 昨日の練習では、大学生相手に60分1本のトレーニングマッチを2試合行いました。
 まず「レギュラー組」が出場した広島修道大学戦のメンバーは、GK:西川(→中林31分)、DF:森脇、中島、槙野、MF:山岸、森崎浩、丸谷、服部、山崎、高萩、FW:李。得点は10分に山崎、11分に山岸、17分に李、34分と41分に高萩、42分に山崎、48分に森崎浩がゲットして、7-0で勝ちました。
 続いて「サブ組」による徳山大学戦のメンバーは、GK:下田(→原32分)、DF:横竹、ストヤノフ、篠原、MF:ミキッチ(→浅香43分)、桑田、岡本、石川、大崎、高柳、FW:清水。得点は6分に桑田、12分にストヤノフ、49分に浅香で、スコアは3-1でした。
 携帯サイトによるとこの日の吉田グラウンドは真夏のような暑さ。選手たちは午前中みっちり身体を苛めた後で、しかもハーフタイム無しの60分の試合と言うことでフィジカル的に厳しいものだったようです。20分ぐらいまではいつもの広島らしいサッカーが見られたものの、その後は運動量が落ちてミスも増えカウンターを食らうシーンも多かったそうですが、ただそんな中でも怪我人が戻ってきたことは朗報。特に久々の実戦だったミキッチは、20分までは右サイドで圧倒的な存在感を見せていたそうです。またストヤノフや森脇もまずまずのプレーを見せ、高萩も2ゴールを挙げた以外にもチャンスを量産していたとのこと。高柳も60分間プレーして順調な回復をアピールするなど、チームにとっては得るところの多いトレーニングマッチとなりました。
<10.6.9> 中国新聞によると、5/5の磐田戦で左太もも裏の痛みを訴えて途中退場し、そのまま別メニューが続いていた高柳が、昨日から実戦練習に復帰しました。昨日は控え組のトップ下で出場しゴールも決めたそうですが、足が止まる場面もあり「全然駄目」だった、とのこと。戦列復帰の時期なども「まだ分からない」そうですが、それでも怪我人続出だったチームに続々と選手が戻ってきているのは朗報だと言って良いでしょう。これまでレギュラー取りのきっかけを掴みかけるたびに怪我や病気でリタイアする、と言うことを繰り返してきた高柳ですが、今度こそチャンスを生かして欲しいと思います。
<10.6.7> 金曜日に行われた日本代表とコートジボアール代表の親善試合ですが、やはり「走れないとどうにもならない」と言う(当たり前の)ことを確認した試合だった、と言えるのではないでしょうか。この日の先発はイングランド戦と全く同じだったわけですが、後半途中までは走れていたイングランド戦とは違って、コートジボアール戦は最初から運動量は上がらず。もともと「個の力」では上の相手なのですから、より多く走ることで局面で数的優位を作らなければ、勝てる勝負に持ち込めないのは当然でしょう。後半に入ってやや持ち直したようにも見えましたが、それも中村憲、稲本が交代で入ったことによりやや運動量が上がったから。そのうち彼らも全体の動きの重さに埋没してしまって、勝機の見えないままに本番前最後の練習試合を終えました。
 この試合は、高地トレーニングを終えて下に降りてきたばかりと言うことで、コンディションの悪さがあったのかも知れません。また昼間の試合ということで見た目にも暑そうで、それが走れなかった原因かも知れません。この試合はあくまで練習試合で、W杯本番で頑張ればいい、ここでアフリカのチームの戦い方を確認できただけでも収穫だ、とも言えるかも知れません。しかしそれにしてもせっかくイングランド戦でつかみかけた流れを持続させることができず、本番前の試合で4連敗と言う結果を持って本大会に臨むと言う事は、チームにとっては決してポジティブな要素ではないでしょう。初戦のカメルーン戦まであと1週間。しっかりとコンディションを整えるのも大事ですが、それ以上にメンタル面を立て直すことが重要かも知れません。
<10.6.6> 昨日行われた「ファン感謝デー」には約3,000人のサポーターが集まったそうで、選手たちと一緒に休日を楽しみました。携帯サイトによると「盛田プロデュースラーメン」には早朝から並んだ人もいたそうで、引換券をゲットするために長蛇の列ができていたとのこと。盛田、李の両選手と広島ラーメン会のメンバーが準備を重ねて作り上げた油そばは、絶品だったそうです。また隣のパスタブースには佐藤寿人選手が駆けつけパスタを手渡していた、とのこと。一時はこのブースの前にカメラを持ったサポーターが殺到して大混雑だったそうです。また1時から始まったプログラムでは「じゃんけん数珠つなぎ」が盛り上がったとのこと。また石川、岡本が即興漫才をしたり、下田がリフティングを披露したり、と選手も奮闘していたそうです。そして佐藤寿人選手会長が「再びACLに出場するためにもJリーグで3位以内を目指します。ナビスコ、天皇杯、リーグとタイトルを目指して戦うので、1人でもビッグアーチに来て欲しい」と挨拶し、最後にサポーターの列の中で選手たちがハイタッチをかわして、楽しいひとときを締めました。
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