8/8〜8/14のSANFRECCE Diary


<10.8.14> 次節から後半戦となるJリーグ。サンフレッチェはアウェイで川崎Fと対戦します。
 中村、ジュニーニョの離脱もあってACLはグループリーグで敗退した川崎Fですが、リーグ戦は着実に勝ち点を積み重ねて中断前は5位。その後、鄭大世、川島が移籍したことが影響したか今一つ波に乗り切れていませんが、ジュニーニョの復帰と相澤の頑張りで粘り強く戦っています。5月以降の戦績は次の通り。
9H ○4-2 湘南  【川】レナチーニョ2、小宮山、中村、【湘】阿部、坂本
10A △4-4 G大阪 【川】森、樟神3、【G】宇佐美、二川、ルーカス、明神
12A ●1-3 磐田  【川】レナチーニョ、【磐】ジウシーニョ、前田、成岡
11H △0-0 大宮
13A ●1-2 鹿島  【川】フェリペ・ガブリエル、イ・ジョンス、【川】黒津
14H ○1-0 京都  【川】ジュニーニョ
15A △0-0 山形
16H ○3-2 仙台  【川】ジュニーニョ、黒津、谷口、【仙】関口、フェルナンジーニョ
17A △0-0 C大阪
 前節は好調のC大阪とのアウェイゲームでしたが、激しい攻め合いとなったもののどちらも得点を奪えずスコアレスドローに終わりました。この試合でレナチーニョが出してもらえなかったことに腹を立てて練習を拒否しているようですが、森と谷口が復帰するらしく戦力的にはむしろアップすると考えて良さそうです。明日は8試合戦って無敗のホームゲームと言うことで、勝って上位追撃と言うシナリオを書いているのは間違いありません。
 対するサンフレッチェは中島が出場停止から戻ってきます。また山岸も復帰できそうなのですが、ブルガリア代表に招集されたストヤノフの体調が気になるところ。昨年、無理に起用したのが祟って長期離脱に繋がったことを考えると、明日は少なくとも先発からは起用しない可能性もありそうです。と言うことで、メンバーは次のように予想しておきます。
 
        西川
 
   森脇   中島   槙野

     青山    横竹

山岸              服部

    山崎     森崎浩

        佐藤寿
 
 
SUB:中林、ストヤノフ、丸谷、高萩、高柳、桑田、李
 2003年以来勝っていない上に、昨年の後半は0-7、今年前半は0-3と連続して大敗を喫している苦手の川崎Fですが、そのようなジンクスもいつかは破ることができるもの。それぞれ10年と12年勝てなかった名古屋とのホームゲームと浦和とのアウェイゲームに勝ったように、ここで川崎Fに勝って上位進出のきっかけにして欲しい、と思います。
<10.8.13> 広島国際ユースの最終日でサンフレッチェユースはチーバスU-18に4-3で勝ちました。もう一つの試合は1FCケルンが2-0で広島県高校選抜を破ってサンフレッチェユースと勝ち点で並びましたが、得失点差はユースが+3だったのに対してケルンは+-0。と言うことでユースが昨年に引き続いて優勝し、初出場のケルンが準優勝となりました。
<10.8.12> 昨日、平和祈念広島国際ユースの2日目が行われ、サンフレッチェユースは1FCケルンに3-0で勝ちました。得点はまず前半33分、岡本のパスで抜け出した川森がループシュートを決めました。2点目は39分で、カウンターから川森が飛び出しDF、GKともつれたこぼれを岡本が押し込みました。そして後半終了間際にスローインを受けた石坂がそのまま突破してゴールを決め、ダメを押しました。なおもう一つの試合はチーバスU-18が広島県高校選抜を4-0で下し、4チームが1勝1敗で並びました。
<10.8.11> 中国新聞によると、左ふくらはぎの痛みで1ヶ月ほど別メニュー調整が続いていた山岸ですが、戦列復帰に向けてペースを上げているそうです。日曜日の練習試合では45分間プレーしましたが脚は大丈夫だそうで、あとは実戦感覚だけ。次節が古巣相手と言うこともあって、出場を目指して調整のピッチを上げているとのことです。ミキッチの離脱で右サイドのメンバー選びには苦心しているところなので、山岸の復帰はチームにとって心強いものだと言えそうです。
 なお、携帯サイトによると先週の段階で高萩は「症状は山岸ほど重くはなさそう」となっているので、こちらも川崎F戦からの復帰の可能性が高そう。また森崎和は試合復帰はまだ先ですが、先月から吉田サッカー公園での練習をスタートしているとのことです。
<10.8.10> 昨日から開幕した「Balcom BMW CUP 平和祈念広島国際ユース」でサンフレッチェユースは広島県高校選抜と対戦し、1-2で敗れました。サンフレッチェユースの先発は、GK:大野、DF:越智、柳川、脇本、MF:岡本、野口、浅香、野津田、平田、FW:砂川、川森。広島県高校選抜は、GK:大谷、DF:齋藤、森重、新井、上田、MF:大武、前田、藤岡、村田、下岡、FW:香山。序盤からユースがボールを支配しましたが、先制点は広島県高校選抜。前半13分にパスミスを奪われ、左からのクロスに下岡がボレーシュートを決めました。また追加点は前半21分で、森重が30mぐらいのFKを直接ゴールに突き刺しました。広島ユースは前半終了間際にDFラインからのロングボールを川森が落とし、走り込んだ野津田が押し込んで1点を返したもののその後は高校選抜の堅い守りを崩せず、そのまま敗れました。なおもう一つの試合は1FCケルンが2-1でチーバスU-18を下しました。
<10.8.9> 昨日、山口国体選抜と練習試合を行い、2-1で勝ちました。広島のメンバーは、GK:中林(→下田46分→原80分)、DF:西岡、岡本、篠原、MF:山岸(→亀島46分)、中島(→水田46分)、高柳、石川(→重行70分)、大崎、高萩(→森保46分)、FW:李(→石坂61分)。得点は前半26分と32分に大崎で、後半34分に1点取られています。試合の内容は不明なのですが、怪我で戦列を離れていた山岸、高萩が45分間、高柳が90分間プレーできたのが好材料と言えるのではないでしょうか。
<10.8.9> プレスリリースによると、ストヤノフ選手がロシアとの親善試合に臨むブルガリア代表に選出されました。8/11に予定される試合に出場して帰国の予定で、次節にはチームに合流の予定となっていますが、ただ昨年も代表とJリーグを平行して戦ったことが長期離脱に繋がったことを考えると、あまり無理はさせられないかも。来週は中島が戻って来ますが、むしろリベロとして頑張ってもらわなければならないかも知れません。
<10.8.8> 昨日ビッグアーチで行われた第17節G大阪戦は、前半に失った2点を取り返すことができず0-2で敗れました。
 中島が累積のため出場停止。またミキッチが怪我のため欠場して、清水を初めて先発に起用しました。
 
        西川
 
   森脇  ストヤノフ  槙野

     青山    横竹
     (→丸谷49分)
清水              服部
(→桑田49分)
    山崎     森崎浩
    (→李74分)
        佐藤寿
 
 
SUB:中林、岡本、高柳、大崎
 対するG大阪は、GK:藤ヶ谷、DF:加地、中澤、高木、安田理、MF:明神、橋本、遠藤、宇佐美(→星原86分)、FW:平井(→武井60分)、イ・グノ(→佐々木70分)、と言うメンバーでした。パスサッカーを持ち味とするチーム同士の対戦ということで、序盤からどちらも緩急を使って攻めます。4分には青山の左への展開のボールを服部が繋いで、槙野がミドルを放ったものの枠外。5分には清水がサイドから仕掛けてチャンスを作ります。10分にはストヤノフのパスから佐藤寿のボールを山崎がシュートしたもののGK正面を突きます。どちらかと言えば広島ペースで進んだ前半21分、ガンバに一瞬の隙を突かれてしまいます。遠藤の展開のボールを受けた安田理がDFラインとGKとの間にクロス。これが逆サイドまで流れ、飛び出した橋本に押し込まれて先制点を奪われてしまいました。更にその4分後には、平井が森脇をかわして広島右サイドを切り裂いてクロス。槙野がクリアしようとして足を伸ばしましたがボールは無情にもゴールネットに飛び込み、サンフは早い時間帯で2点のリードを許すことになりました。
 これで余裕のできたガンバは、パスを回して広島をじらすような戦いを進めます。これに対して広島は、何とか両サイドから崩そうと試みます。29分には森崎浩がFKを直接狙ったものの壁。44分には山崎がミドルシュートを打ったものの相手にはね返されます。前半は広島がやや優勢だったもののG大阪に隙を突かれた、と言う感じで、2点のリードを許してハーフタイムを迎えました。
 後半の立ち上がりは同じメンバーで臨んだペトロヴィッチ監督。3分には服部のクロスを佐藤寿がダイレクトで狙ったものの枠を外します。その直後に桑田をトップ下に、丸谷をボランチに入れ、森脇を右サイドに出して体勢を立て直します。そして11分には山崎の左サイドのゴールライン際からのクロスに桑田が頭を当てましたが、しっかりと打つことができず枠外に外れます。ガンバは守備重視の戦いだったもののマイボールになると丁寧に繋いで攻めてきます。そして16分にはCKのボールに中澤が頭で合わせたボールはポストが弾き、こぼれを拾った宇佐美のシュートはわずかに外れます。広島は森脇が積極的に前に出て相手左サイドを押し込んで、チャンスの起点になります。25分にはストヤノフのロングパスを受けて安田をかわしてシュートしたものの惜しくも相手に当たり、森脇はロスタイムにもストヤノフのパスを受けて相手をかわして中央へパスを送り、桑田がフリーで打ちましたがGK正面に行ってしまいます。35分にはストヤノフのパスを高い位置で受けた森崎浩が振り向きざまにシュートしたものの枠外に外れるなど、広島はガンバの6本に対して14本と倍以上のシュートを打ったものの白い壁を崩すことはできず、またもやガンバに勝つことができませんでした。
 スタッツを見ると、広島のボール支配率は57%。広島がボールを保持しながらもなかなか相手を崩すことができない、と言うゲームでした。これに対して西野監督も「自分たちでコントロールしないといけないのに、逆にポゼッションをとられてしまった。前半の終わり頃は、攻めの糸口をつかめなくなった。こういうゲームプランではなかった」と語っているように、ポゼッションサッカーが本来のG大阪にとっては、勝ったとは言え不本意な試合だったのだと思います。ただ、真夏の試合で90分間走り続け、攻め続けることはできないわけで、ある程度は現実的なサッカーをしなければならないのはどこのチームも同じでしょう。もし仮に広島が先に点を取っていたら、多分展開は逆になっていたはず。そう言う意味では、前半の攻防がこのゲームを決めた、と言わざるをえないのではないでしょうか。
 ペトロヴィッチ監督はミキッチ、中島の不在という状況に対処するため、清水を右WBに起用すると言う練習でもやっていなかった布陣でスタートしました。これはとりもなおさず、試合で先手を取りたかったということ。清水の突破力を生かして右サイドを押し込んで相手の攻撃を弱めるとともに、サイド攻撃で先に点を取ろうと言う意図だったと思います。そして立ち上がりからしばらくは確かに狙い通りに行きそうな雰囲気はありました。
 ところが、G大阪はしたたかでした。すぐに状況を見極めて「彼(清水)を抑えるのではなく前に出ていく中で、彼のウイークポイントも見えてきた。一度仕掛けて突破できると今度は清水選手も低い位置を取り始めたので、積極的にそこを突けと指示を出した」(西野監督)ことにより、あっという間に2点を奪ってしまいました。その後広島も対応し、特に後半は森脇が何度も右サイドに上がって相手の左サイドを裏返して見せましたが、もうちょっとのところで得点にすることはできませんでした。
 チャンスの数も質も似たようなものだった両チームでしたが、結果としてガンバが勝ったのはわずかに個人の力が勝っていた、と言うことのような感じがします。清水も丸谷も桑田も李も、精一杯のことはやったと思うのですが、しかし勝つためにはまだ少しだけ足りないものがあったということでしょう。今回はいろいろな意味で「力負け」となってしまいましたが、しかし次は絶対に違う結果になる。今後更に成長して、まずは1ヶ月先のナビスコ杯準々決勝で、そして11月のアウェイゲームでリベンジして欲しいと思います。

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