9/5〜9/11のSANFRECCE Diary


<10.9.11> ホットニュースと中国新聞によると、ブルガリア代表から戻ったストヤノフは肉体的、精神的なコンディションが良くないため今日は欠場する可能性が高そう。佐藤寿の穴は山崎のワントップで埋めることになりそうです。
 今日の試合会場は大阪長居スタジアムで、午後3時キックオフ。テレビ放送はスカパー!ch183(SD画質)とch193(HD画質)、及びスカパー!e2のch803で予定されています。今日もブログでの速報をしますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<10.9.11> 右肩を脱臼した佐藤寿人選手は昨日広島県内の病院で手術し、全治2ヶ月と診断されました。これによりナビスコ杯準決勝はもちろん決勝に進んだとしても出場は絶望的で、今シーズン中のリーグ戦、あるいは天皇杯での復帰を目指すことになりそうです。
<10.9.10> 明日はJリーグ第22節C大阪戦を長居スタジアムで戦います。
 W杯中断明けの試合で広島に大勝してスタートしたC大阪は、その後も着々と勝点を積み重ねて2位まで浮上しています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
11A ○5-0 広島  【C】家長、OG、アマラウ、高橋、播戸
13A △1-1 新潟  【C】アドリアーノ、【新】マルシオ・リシャルデス
14H ○3-0 山形  【C】アドリアーノ、乾、清武
15A ●2-3 清水  【C】OG、マルチネス、【清】兵働、藤本、岡崎
16A ○3-0 磐田  【C】高橋、乾、アドリアーノ
17H △0-0 川崎F
18A ○1-0 京都  【C】家長
19H ○4-1 FC東京 【C】アドリアーノ、高橋、黒木、石神、【東】大竹
20A ○1-0 鹿島  【C】乾
21H ○2-0 大宮  【C】清武、アドリアーノ
天2 ○7-0 富山新庄【C】高橋、丸橋、永井2、アドリアーノ2、播戸
 リーグ最少失点の守備がチームの好調を支えているのはもちろんですが、それ以上に目立つのが攻撃面での充実。香川の穴は清武が埋め、乾、家長との連係で攻めの形を作ってアドリアーノが決める、と言う「方程式」が確立しています。また天皇杯ではユース育ちの永井が公式戦デビューするとともに2得点をゲットするなど、若手も着々と伸びています。今、最も勝つのが難しい相手。それがC大阪だと言えるでしょう。
 対するサンフレッチェはG大阪戦の後も大阪に残り、明日の試合に向けて調整しています。明日はストヤノフが戻ってきますが、欧州選手権予選2試合でフル出場した後と言うことで起用はコンディション次第と言うことになるでしょう。また佐藤寿が欠場となるためFWをどうするか、も問題です。と言うことでメンバーは良く分からないのですが、一番可能性がありそうなのは次の布陣ではないかと思われます。
 
        西川
 
   森脇  ストヤノフ  槙野

     中島    青山

ミキッチ            服部

    高萩     森崎浩

        山崎
 
 
SUB:中林、横竹、丸谷、高柳、桑田、大崎、李
 ここ2週間で4試合目の広島に対して、C大阪は天皇杯を戦っただけ。しかも午後3時からの試合ということで、体力的に厳しい試合になるのは間違いない、と思われます。先発の11人だけでなくベンチ入りメンバーも含めた総力戦で、第11節の「リベンジ」を果たして欲しいと思います。
<10.9.10> 一昨日の試合で負傷した佐藤寿人選手が昨日広島市内の病院で検査を受け、「右肩鎖関節脱臼」と診断され今日手術を受けることになりました。復帰までどれだけかかるかは手術後に分かるとのことですが、長期離脱は避けられない見込み。サンフレッチェはこれから終盤にかけての大事な試合を絶対的なエースを欠いて戦わなければならない、と言うことになりました。
<10.9.9> 昨日アウェイで行われたナビスコカップ準々決勝2nd legは2-1で勝ち、通算1勝1敗ながらアウェイゴール差で勝って初めて準決勝に進出しました。
 前日代表でフル出場した槙野はベンチスタートとなった一方でミキッチと丸谷が先発して、以下のメンバーで戦いました。
 
        西川
 
   森脇   中島   横竹

     青山    丸谷

ミキッチ            服部(→槙野66分)

    高萩     森崎浩
    (→桑田90+2分)
        佐藤寿(→山崎57分)
 
 
SUB:中林、大崎、高柳、石川
 対するG大阪は、GK:藤ヶ谷、DF:加地、中澤(→ドド78分)、高木、山口、MF:安田理、武井、二川(→チョ・ジェジン59分)、宇佐美、FW:ルーカス、平井(→佐々木46分)、と言うメンバーでした。ファーストシュートは広島でしたが、その後はどちらかと言うとG大阪のペース。8分には二川のシュートが枠を襲い、15分には宇佐美、平井に決定機を作られましたが西川がスーパーセーブで凌ぎます。しかし試合の流れを変えたのはその直後のプレーでした。西川からのロングフィードがG大阪のDFラインの裏に通り、身体を入れてキープしようとした佐藤寿を加地が後ろから倒します。手がかかっていたとは言え微妙なプレーだったと思いましたが、しかし東城主審の判定は一発レッド。1点を追う広島は、早い時間帯に人数的なアドバンテージを得ることになりました。
 その後は平井と宇佐美を前線に残して引いて守るガンバに対して、広島が攻める展開になります。そして23分の森脇のミドルはわずかに上に外れましたが、25分に右サイドの深い位置からのミキッチのクロスがDFに当たって高萩へ。頭でフィードしたボールを佐藤寿が必死で右足を伸ばして押し込み、広島が待望の先制点を奪いました。
 これで2試合通算で同点となりましたが、ガンバは攻めを封印してひたすら守ります。逆に広島は丹念にパスを繋いでガンバ守備陣に穴を開けようとしますが、なかなか最後の壁が崩せません。31分には青山がフリーで打ったもののGK正面。38分には横竹のクロスを佐藤寿が胸トラップから反転シュートを狙いましたが枠を捉えることが出来ません。逆に宇佐美が何度かカウンターから突破を図りますが、守備の集中は高くシュートまで持ち込ませません。その流れは後半立ち上がりも同じで、丸谷のミドルや森崎浩のパスでガンバゴールを脅かします。そして4分には高萩のワンタッチパスで佐藤寿が抜け出し、決定的なシーンを作ったものの藤ヶ谷がわずかに触って打ち切れません。これで左肩を痛めた佐藤寿でしたが、しかしその後も我慢してプレーした事が2点目として結実します。後半10分、左サイドからのクサビのパスを受けるとDFを引きつけてマイナスのパス。これを森崎浩が見事に決めて、広島が勝ち抜きの権利を得る2点目を奪いました。
 これで2点取らなければならなくなったガンバは、その後チョ・ジェジンを入れてパワープレーに出ます。広島もガンバ陣内にできたスペースを突いて、追加点を奪いに行きます。17分には高萩がペナルティエリアの中からシュートしたものの惜しくも枠外。また27分にも槙野がシュートしたもののこれもわずかに外れ、30分にも槙野のパスを森崎浩が狙いましたが決めきれません。逆に36分にはロングボールのこぼれをドドに押し込まれ、その後も佐々木の突破とチョ・ジェジンの高さに苦しめられます。しかし広島守備陣の集中は最後まで切れず、マイボールを大事に繋ぎながら勝利のホイッスルを聞くことができました。
 過密日程。主力の欠場。もともと両チームにとって難しい試合だったわけですが、その中でも重要なポイントとなったのは早い時間帯での加地の退場でした。これをきっかけにガンバは攻めの推進力を失い引いて守らざるをえなくなり、広島が一方的に攻めることになりました。そして広島はしっかりとボールを回してカウンターを許さず、丹念に相手の守備を崩すサッカーを続けました。その結果しっかりと2点をゲットし、その後パワープレーに出てくる相手をかわして「準決勝進出」と言う結果を残しました。加地の退場のシーンはどちらとも取れるプレーで多少の運はあったかも知れませんが、しかしそれを引き出したのは西川の正確なキックと佐藤寿のキレのある動きだったわけで、サンフレッチェは勝つべくして勝った、と言って良いのではないでしょうか。
 そして、その中でも最も素晴らしかったのは佐藤寿人選手だった、と言うのは論を待たないでしょう。先制点に繋がった飛び出しは彼ならではのものでしたし、足を伸ばして押し込んだシュートも良かった。そしてそれ以上に凄かったのは、肩を脱臼しながらもピッチに立ち続け、2点目のアシストをしたことでした。これまでもキャプテンとして、エースとしてチームを引っ張ってきた彼でしたが、この日はまさに佐藤寿人の存在感がチームを勝利に導いた、と言えます。キャプテンが待望してやまないタイトルを獲得するために、彼の不在を他の選手全員の力で乗り越えて欲しい、と思います。

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<10.9.8> 中国新聞によると、今日は丸谷をボランチに入れて森崎浩をトップ下に上げて戦うことになるようです。1st legでは「僕のミスが負けにつながってしまった」と言う丸谷の頑張りに期待したい、と思います。
 今日の試合会場は万博陸上競技場で午後7時キックオフ。テレビはスカパー!ch704(SD画質)とch613(HD画質)、及びスカパー!e2 ch306のフジテレビNEXTで生中継が、スカパー!ch721(SD画質)とch615(HD画質)、及びスカパー!e2 ch308フジテレビTWOで午後10時から録画中継が予定されています。今日はブログで速報する予定ですので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<10.9.8> 昨日日本代表はグアテマラ代表と親善試合を行い、2-1で勝ちました。日本代表のメンバーは、GK:楢崎、DF:駒野、岩政、長友(→永田HT)、槙野、MF:橋本、細貝、本田、乾(→藤本HT)、香川(→岡崎65分)、FW:森本(→中村憲83分)。対するグアテマラは、GK:トリゲーニョ(→モリーナHT)、DF:カブレラ、R・ロドリゲス、ガジャルド、J・ロペス、MF:カスティージョ、ラミレス(→M・ロペス61分)、コット(→カストリージョHT)、アギラル(→エスタクイ67分)、FW:M・ロドリゲス(→ペッサロッシ78分)、ヒロン、と言うメンバーでした。試合は序盤から日本が圧倒し、次々とチャンスを作ります。そして12分には長友が左サイドを突破して入れたクロスに森本が頭で合わせて先制。続いて20分には本田のスルーパスで抜け出した香川がシュート。これはGKが弾いたもののこぼれを森本が押し込んで、リードを2点に広げました。しかし22分、橋本が奪われたボールをM・ロドリゲスに決められて1点を取られると、勇気を取り戻したグアテマラに攻められるシーンが増えます。また日本も疲れからか足が止まって流れるようなパスワークができなくなり、決定的チャンスを生かせなかったこともあってそのまま試合を終えました。
 ところで広島から唯一選出されていた槙野ですが、この日は先発フル出場となりました。まず4バックの左CBを務めた前半は攻め上がりも自重して守備に専念。後半は左SBにポジションを移して何度も攻め上がりを見せて持ち味をアピールしました。試合後のコメントでは「全体的な感想としてはもっとできた」と反省し、「所属チームに戻ってレベルアップする」と決意を新たにした様子。代表のCBは中澤、闘莉王に続く人材育成が課題となっているだけに、良い経験ができたと言えるのでは無いでしょうか?
<10.9.8> 昨日(日本時間今朝早朝)EURO 2012の予選が行われ、ブルガリアはホームでモンテネグロに0-1で敗れ2連敗となりました。ストヤノフはこの日も先発フル出場しシュートも放ちましたが、残念な結果に終わりました。
<10.9.8> プレスリリースによると、丸谷選手が先週のナビスコ杯1st legで公式戦の通算出場時間が450分に達してプロA契約を結びました。中国新聞によると推定年俸は600万円で、2年半の契約となっています。2008年に境高から広島入りした丸谷は、昨年6/3に行われたナビスコ杯大分戦でFWとして出場しデビューを果たしました。そして続く7/11の浦和戦に途中出場したものの屈辱の途中交代。その後は一度もチャンスが訪れることはなく2年目のシーズンを終えました。そして今年は4/27の浦項戦、5/1のFC東京戦で先発フル出場して勝利に貢献し、その後も途中出場を重ねて出場時間を増やしてきました。今ではボランチの控えとしてチームに欠かせない選手となった丸谷ですが、「A契約になったことで浮かれず、また一からスタートする気持ちでしっかりとやっていきたい」とのこと。次はレギュラー奪取を目指して、もっともっと成長して欲しいと思います。
<10.9.7> 明日はナビスコカップの準々決勝2nd legをアウェイで戦います。
 日曜日に大阪体大と対戦したG大阪は、広島戦のメンバーから日本代表の橋本の他に加地、高木、明神、二川、ルーカスを休ませ、山口、横谷、佐々木、平井、イ・グノ、チョ・ジェジン、ドドを起用。前半はやや苦戦したものの後半からの宇佐美の投入が功を奏して流れをつかみ、平井、チョ・ジェジンらが次々とゴールを決めて快勝しました。メンバーを大きく入れ替えた、と言う点では広島と同じですが、若手に経験を積ませようとしたものの今一つだった広島に対して、G大阪は控えメンバーの「虫干し」ができたと言う感じ。明日は休養十分の主力が満を持して出てくるものと思われます。
 対するサンフレッチェですが、日本代表から槙野が戻ってくるものの今日の先発が予想されるだけにさすがに頭から出るのは難しそう。とすると、次のようなメンバーで戦う可能性が高そうです。
        西川
 
   森脇   中島   横竹

     青山   森崎浩

ミキッチ            服部

    高萩      山崎

        佐藤寿
 
 
SUB:中林、槙野、丸谷、岡本、大崎、桑田、李
 1st legは敗れたもののスコアは0-1。明日は2点以上取って勝てば、1点差でも勝ち抜きが決まります。負ければ終わりのカップ戦。明日は悔いの無いように思い切り戦って欲しい、と思います。
<10.9.7> 3日に行われたEURO2012予選G組でブルガリアはイングランドとアウェイで対戦し、0-4で敗れました。ストヤノフは先発フル出場したものの、悔しい敗戦となりました。2試合目は今日の現地時間19時半からで、初戦でウェールズに勝ったモンテネグロとの対戦となります。
<10.9.6> 昨日福山で行われた天皇杯2回戦は、サンフレッチェが4-0でデッツォーラ島根を下して3回戦に進みました。
 連戦の疲労を考慮して森崎浩と高萩は遠征にも帯同せず、G大阪戦から7人を入れ替えて次の布陣で戦いました。
 
        西川
 
   森脇   中島   横竹

     岡本    丸谷
     (→高柳HT)
ミキッチ            清水
(→石川64分)
    桑田      山崎

         李(→大崎HT)
 
 
SUB:中林、青山、服部、佐藤寿
 対する島根はFW登録の選手は無しで、GK:加藤、DF:下村、渥美、クリスティアーノ、空山、MF:与那嶺、清水、庄司(→篠原56分)、田栗(→野村80分)、平田、と言うメンバーでした。中国新聞によると「序盤は連係がかみ合わず、シュートも枠を外した」とのこと。前半41分に清水の突破から得たFKから森脇が頭で合わせて先制し、前半ロスタイムには清水のCKを横竹が押し込んで2点リードで折り返したものの、今一つぱっとしない前半だったようです。
 後半は立ち上がりから大崎と高柳を投入し、山崎のワントップに高柳、大崎のシャドウにして流れを変えます。そして8分にはミキッチのクロスから、ワンタッチパスをつないで桑田が決めて3点目。その2分後には大崎の突破からミキッチが決めてリードを4点に広げます。そしてその後もチャンスは作ったものの追加点はなく、4-0で試合を終えました。
 試合終了後にペトロヴィッチ監督は「勝利という責任を果たした」と語る一方で「監督としてこの試合を通して、ここまでずっと考えていたことが確認できた」と述べています。その内容は分かりませんが、ただその後の囲み取材では若手選手たちについて「とても、とてもとても良くなかった」と厳しく評価。「走らないと行けないはずのウチの若い選手たちよりも、相手の方が良く走っていた」と足りない点を指摘しています。主力に疲れがたまっている中での天皇杯初戦。難しい状況の中でチャンスをもらってもそう簡単に出来ないのは確かだと思いますが、しかしそこで少しでも光るところを見せなければ次のチャンスは来ないでしょう。勝つという最低限の結果は出したものの、それ以外の収穫はあまりなかった試合の中で、服部、青山、佐藤寿を使わずに済んだ事が、最も大きかったと言えるかも知れません。

NHKスポーツオンライン
中国新聞記事
J's GOALゲームサマリー

<10.9.5> ホットニュースと携帯サイトによると、今日は森崎浩と高萩は休ませるものの、「ベストメンバー規定」を守るために他はほぼいつものメンバーになりそう。早い時間帯に点を取って流れをつかんで、楽な気持ちで試合を進めることができるようにしたいものです。
 今日の試合会場は福山市の竹ヶ端運動公園陸上競技場で、午後6時キックオフ。指定Sは前売りでほとんど売り切れたのだそうです。テレビ放送はありませんので、スタジアムに行けない方は携帯サイトの速報をどうぞ。
<10.9.5> 中国新聞によると、鹿児島城西高のMF鮫島晃太選手を獲得が決まったそうです。鮫島は高い技術と豊富な運動量が持ち味で、U-19代表候補に選ばれた経験もあります。横浜FMとの競合となっていたものの本人から広島入りを決断した、との連絡が入ったそうで、今月中にも契約を結ぶとのことです。
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