10/2〜10/8のSANFRECCE Diary


<11.10.8> 「ホットニュース」によるとペトロヴィッチ監督は「ACL出場権を得るためには天皇杯に全ての力を注ぐ」とのこと。このところの練習試合で8試合21得点と結果を残している大崎を先発起用し、また怪我明けの高柳とトミッチもベンチ入りさせて、全力で勝ちに行くことになります。
 今日の試合会場はコカコーラ・ウエスト広島スタジアムで、午後3時キックオフ。今日はサンフレッチェの主催ゲームではなく広島県サッカー協会の管轄となっていますので、年間パス等は使えません。また駐車場は遊水池の2ヶ所と山陽高校前の計3ヶ所が用意されていますが400台分しかありませんので、なるべく公共交通機関でのご来場をお願いします。TV中継はありませんので、スタジアムに行けない方は携帯サイトの速報を頼りにするしか無さそうです。
<11.10.8> 昨日、ホームズスタジアム神戸で行われた日本代表とベトナム代表の親善試合は、李のゴールで1-0で勝ったものの課題を残すものとなりました。日本代表のメンバーは、GK:西川、DF:駒野、今野、伊野波(→阿部HT)、長友(→栗原HT)、槙野(→吉田68分)、MF:長谷部(→中村HT)、細貝、FW:藤本、李、香川(→原口HT)。3-4-3でスタートした日本代表でしたが、慣れないフォーメーションだったからか、あるいはメンバーが入れ替わっていたからか出来はイマイチ。速いプレッシャーでボールは奪うものの、最後の崩しが出来ずにシュートまで行けないシーンが続きます。前半20分には藤本のパスを受けた香川がフリーになりましたが、トラップを失敗してチャンスを失います。しかし24分、長谷部が右に展開すると藤本がワンタッチで裏に抜け出してマイナスのパス。これを動き直しでフリーになっていた李が右足ダイレクトで決めて、日本が先制点を奪いました。
 この後も日本がボールを支配。相手にほとんど攻めさせずに攻撃を繰り返しますが、パスミスが多くなかなかチャンスを作れません。逆にフォーメーションを変えて臨んだ後半は、3分に今野の緩慢なプレーからピンチを迎えますが西川が落ち着いてセーブ。続くCKからのピンチも西川が救います。その後も日本は原口のドリブルや中村のスルーパスでチャンスを作るもののベトナムの厳しい守備に止められ、追加点の無いままに試合終了のホイッスルを聞くことになりました。
 3-4-3は機能せず、新戦力の発掘にもならなかった昨日の日本代表でしたが、しかし広島から選ばれた2人はフル出場し結果を残しました。李はアジアカップ決勝以来のゴールでこのところ先発起用されている期待に応えることが出来ましたし、西川は2度のビッグセーブでチームを救いました。2人の実力からすれば当然の結果だとは思いますが、しかし代表での地位を確立するためには重要な結果を残した、と言えるのでは無いでしょうか?
<11.10.6> 普通よりも1日早いのですが、海外出張の関係で明日は更新できないので天皇杯2回戦の展望を書きます。
 広島の初戦の相手は、「石川からJリーグへ、石川から世界へ」をキャッチフレーズに戦ってるツエーゲン金沢。かつて広島でコーチを務めていた上野監督が率いて3年目の今年は、序盤こそ苦戦したものの徐々に勝点を積み重ねて現在4位に付けています。今年初めの審査ではJリーグ準加盟が継続審議となっているため来季のJ2昇格は微妙ですが、JFLトップクラスの実力を持っているのは間違いないところ。このところ途中出場が続いていた久保も先週末の長野戦では久々に先発して先制ゴールを決めていて、調子が上がってきている様子です。2007年には熊本と刈谷、2008年にはSAGAWA SHIGAと富山を破るなど、天皇杯では「上位キラー」として知られているだけに、広島相手に一泡吹かせよう、と狙ってくるに違いありません。
 対するサンフレッチェは、代表で西川と李が抜けている上に神戸戦で途中交代した森脇とミキッチの出場が微妙。また何人かに疲れが溜まっているらしく主力を複数休ませる可能性があります。となるとメンバー予想は難しいので、希望を込めて次のようなメンバーにしておきます。
       中林

    横竹 中島 水本

     青山  丸谷

石川            服部

   大崎      高萩

       佐藤

SUB:中林、盛田、森崎和、森崎浩、山岸、高柳、ムジリ
 前半で3点のリードしたC大阪戦、最下位相手の試合だった福岡戦と、このところ「勝てる」と思った試合を落としているサンフレッチェ。加えて天皇杯はこのところ連続して下のカテゴリーのチームに敗れているだけに、何が起こるか分からないと言うのが正直なところです。ただ、タイトル獲得を目指して「奪取」を掲げて戦った今季のサンフレッチェにとって、天皇杯は最後のチャンス。誰が出るにしろ100%の力で戦って、元日決戦に向けて良いスタートを切って欲しい、と思います。
<11.10.5> 9月末にU-18日本代表がタイに遠征し、親善試合を2試合戦いました。この遠征のメンバーは次の通り。
【GK】櫛引(清水)、池村(JFA福島)、杉本(京都U-18)
【DF】松原(大分)、高橋(京都U-18)、山中(柏ユース)、佐藤(名古屋U18)、
    工藤(大宮ユース)、奈良(札幌U-18)、川口(新潟ユース)、
    岩波(神戸U-18)、植田(大津高)
【MF】荒野(札幌U-18)、小野瀬(横山FCユース)、幸野(大分)、
    熊谷(横浜FMユース)、廣田(神戸U-18)、榊(札幌U-18)、
    橋本(FC東京U-18)、原川(京都U-18)、野津田(広島ユース)、
    石毛(清水ユース)、深井(札幌U-18)
【FW】三根(京都U-18)、杉本(東京Vユース)、近藤(愛媛ユース)
 親善試合は2試合行われ、初戦のOsotspa M-150 Saraburi FCには1-2で、U-18タイ代表には0-1で敗れました。なお広島から選ばれた野津田は2試合とも先発で、初戦はハーフタイムで、2試合目は後半25分で交代しています。
<11.10.4> 日曜日に行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第14節で、サンフレッチェユースは東福岡高を4-1で下し首位をキープしました。広島のメンバーは、GK:有賀、DF:脇本、柳川、MF:平田、森保、末廣(→重行80分)、野津田、野口(→越智HT)、川辺(→浅野間69分)、FW:石坂(→宮原76分)、藤井。得点は前半34分に石坂、45分に岡本(東福岡高)。後半20分に平田、28分に浅野間でした。第14節の全結果と順位表は次の通り。
【第14節】
広島ユース 4-1 東福岡高
立正大淞南高1-5 京都U-18
福岡U-18  1-1 富山第一高
愛媛ユース 2-1 名古屋U18
広島観音高 1-2 C大阪U-18

順位      勝 分 負 勝点 得失差
1 広島ユース 12   0   2    36   +33
2 京都U-18   9   4   1    31   +18
3 C大阪U-18  9   2   3    29   +15
4 名古屋U18   7   2   5    23   +10
5 福岡U-18   5   4   5    19     0
6 愛媛ユース  5   3   6    18    -9
8 富山第一高  4   2   8    14   -12
7 東福岡高   3   4   7    13    -9
9 広島観音高  3   2   9    11   -18
10 立正大淞南  1   1  12     4   -28

<11.10.3> 昨日、中四国サテライトリーグの鳥取戦が行われ、広島が3-1で勝ちました。メンバーは、GK:中林、DF:横竹、丸谷、盛田、MF:石川、鮫島(→練習生77分)、トミッチ、山岸(→西岡46分)、清水、高柳、FW:大崎。得点は、前半3分に大崎、31分に清水、後半27分に西尾(鳥取)、33分にトミッチでした。
<11.10.2> 昨日ビッグアーチで行われた第28節神戸戦は、後半終了間際の中島のゴールで何とか1-0で勝ちました。
 出場停止明けの青山と怪我が治った森脇が復帰して、以下の布陣で戦いました。
       西川

    森脇 森崎和 水本
    (→中島27分)
     青山 森崎浩
     (→ムジリ71分)
ミキッチ          服部
(→山岸77分)
    李     高萩

       佐藤

SUB:中林、横竹、石川、大崎
 神戸は、GK:徳重、DF:近藤(→羽田88分)、北本、河本、相馬、MF:三原、田中、朴、ボッティ(→有田74分)、FW:大久保、吉田(→ポポ57分)、と言うメンバーでした。前半は両チームとも積極性よりも慎重さが目立つ感じ。どちらもミスが多く、サンフはロングパスでミキッチを走らせると言う攻撃を多用します。しかし神戸は相馬、田中らが交互にミキッチに対応し、ミキッチがクロスを入れてもなかなか合わずシュートまで行けません。広島のファーストシュートは前半16分で、CKに森脇が好タイミングで頭を合わせましたが枠外に外れます。しかしその森脇は、右足の太もも裏に痛みを感じたようで前半途中で交代。中島がリベロに入り、森崎和が右のストッパーと言う磐田戦と同じ布陣にします。30分のボッティのシュートと43分の水本のシュートは得点の可能性を感じたものの、それ以外はぱっとしない展開でスコアレスで前半を折り返しました。
 しかし後半に入ると、広島はようやく目覚めたように攻撃にかかります。4分には中央から森崎浩がコースを狙って打ちましたがわずかに枠外。7分には高萩のパスを李がフリーで打ったものの強く当たらずGKに止められ、10分にも高萩が狙ったものの目の前の相手に当たります。チャンスを全く作れなくなった神戸はポポを投入し「一発」に賭けます。そして17分にはポポの強烈なミドルが広島ゴールを襲いましたが西川がクリア。24分にはロングレンジのFKが危うくバーを叩きます。しかしそれ以外は広島がペースを握り続け、19分にはミキッチが強烈なミドルを打ちましたが徳重に弾かれ、21分には軽快なパス回しから中島が走り込んで打ちましたがボールは枠を捉えることができません。その後、ムジリのキープやシュートで神戸ゴールを脅かす広島。36分の森崎和、40分、43分、44分のムジリ、43分の山岸など次々とシュートを打ちながらも、シュートは枠外に外れたり、あるいは前の選手に当たってなかなか点が取れません。そして迎えた後半ロスタイム。左からの森崎浩のCKはDFにはね返されましたが、しかしこれを服部が頭で繋いで逆サイドから李が折り返すと、バイシクルシュートを打ちに行った寿人の上からかぶさるように中島が頭に当てて、ようやく貴重な1点を奪います。そして後は前に出てくる神戸をいなすようにボールを回して、終了のホイッスルを聞きました。
 福岡戦に続いてこの試合も、前半の出来は最悪に近かったと思います。全体的に運動量が少なくなかなか前線までボールが届かず、攻撃と言えばロングパスとミキッチのドリブルだけ、と言う感じ。青山も森崎浩もパスミスを繰り返し、なかなか後ろから上がって行くことができませんでした。相手の神戸が広島以上にミス連発だったため大きく破綻することはありませんでしたが、それにしても何が起こるか分からない、と言う感じの危うい前半の展開でした。
 しかし後半に入ると、見違えるような動きを見せてサンフが圧倒。脅威と言えばポポのシュートぐらいで、神戸にはほとんど何もさせませんでした。点が取れたのは後半ロスタイムとぎりぎりの時間帯ではありましたが、内容的には3-0ぐらいで勝っていてもおかしくないような試合内容で、まずは順当に勝点3を取った、というところだったのではないでしょうか。前節の不甲斐ない負けを受けての試合と言うことで選手達の奮起に期待したわけですが、少なくとも球際の戦いでは負けていなかったし、また最後まで攻めの姿勢を貫いて勝ちきったことは収穫でしょう。来週の天皇杯初戦は金沢との対戦となるためある程度のメンバーの入れ替えがあると思いますが、良い準備をしてしっかり勝って、残り6節のリーグ戦に繋げて欲しいと思います。

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