10/23〜10/29のSANFRECCE Diary


<11.10.29> このところ恒例となっている「サンフレッチェオフィシャルDVD」の今シーズンの先行予約が先週から始まっています。2011年シーズンの激闘をクラブオフィシャルカメラが撮影した映像に独占インタビューを交えて紹介したもので、サポーター必見の内容です。先行予約版のみ、アジアカップの李選手の決勝ゴールを含む全ゴール集を収めた特典DVD付きで、価格は通常版と同じ3,990円となっています。お申し込みはV-POINTやホームゲーム会場の他、e-VPOINTでも受け付けています。先行予約は1/9までとなっていますが、忘れないうちにどうぞ。
<11.10.28> 携帯サイトによると、怪我のため離脱していた井波選手が今週から実戦形式の練習に参加しているそうです。また高柳選手は既に練習試合にも出場していますが、コンディションの少しずつ上がってきているそうで彼らしいプレーが随所に見られている、とのこと。他の選手の状態次第では、そろそろベンチ入りもあるのではないでしょうか?
<11.10.27> 先週の段階では未定だった、Jユースカップのグループリーグの鳥取U-18戦のキックオフ時間と、福岡U-18戦の日程が(いつのまにか)発表されています。
10/29(土)14:00 愛媛ユース(北条球技場)
11/5 (土)14:00 鳥取U-18(米子球技場)
11/13(日)13:30 福岡U-18(吉田サッカー公園)

<11.10.26> 今月末からタイでAFC U-19選手権2012予選が行われますが、そこに参加するU-18代表は次の通り。
【GK】櫛引政(清水)、池村(JFAアカデミー福島)、杉本(京都U-18)
【DF】遠藤(湘南)、櫛引一(札幌)、小山内(札幌U-18)、
    山中(柏ユース)、佐藤(名古屋U18)、川口(新潟ユース)、
    高橋(京都U-18)、岩波(神戸U-18)
【MF】大島(川崎F)、杉本(東京Vユース)、熊谷(横浜FM)、
    橋本(FC東京U-18)、原川(京都U-18)、野津田(広島ユース)、
    深井、榊(札幌U-18)
【FW】小野瀬(横浜FCユース)、南(東京Vユース)、近藤(愛媛ユース)、
    久保(京都U-18)

※小山内は松原(大分)の怪我による代替招集。
 U-18代表は週末から新潟で合宿中で、10/22にはJAPANサッカーカレッジとトレーニングマッチを行い9-0で勝ったものの、10/24の新潟とのトレーニングマッチでは0-2で敗れています。なおサンフレッチェユースから選ばれている野津田選手ですが、1試合目は前半の45分と後半25分からプレーして1ゴール。2試合目も前半の45分と後半途中からプレーしていて、レギュラーに近い位置にいる模様です。
 因みにAFC U-19選手権予選は10/31開幕で日本の初戦の相手はグアムですが、心配なのは洪水の状況。洪水は主にバンコクの北部で起きているようですが、バンコク市内まで広がってきていると言う報道もあるため開催するかどうか予断を許しません。
<11.10.25> 恒例の「Jリーグアウォーズ」が、今年は12/5(月)に行われます。場所は4年ぶりに横浜アリーナで、開場は午後4時半。表彰式は午後7時からで、Jリーグの年間表彰が行われます。サポーターの参加者募集は今日の10時から11/25までで、1Fの指定席プレミアシートと、2F・3Fのクラブエリアシートが選べます。募集の詳細はJリーグ公式サイトをご覧下さい。
<11.10.24> 昨日サテライトが神戸とトレーニングマッチを行い、1-2で敗れました。広島のメンバーは、GK:中林、DF:横竹(→西岡46分)、丸谷、盛田、MF:石川、鮫島、トミッチ(→平田60分)、服部、高柳、清水(→井波85分)、FW:大崎。神戸は、GK:紀氏(→嘉味田46分)、DF:石櫃、三原、宮本、林、MF:田中、馬場、森岡(→都倉71分)、大久保(→小川71分)、FW:三島(→廣田59分)、有田。得点は前半33分に三島、後半11分に森岡、34分に清水でした。
<11.10.23> 昨日ビッグアーチで行われたJリーグ第30節柏レイソル戦は、李のゴールで先制したものの3点を取られて逆転負けとなりました。
 サンフレッチェのメンバーは控えも含めて前節と同じで、次の布陣で戦いました。
       西川

   森崎和 中島  水本
   (→横竹HT)
     青山 森崎浩
     (→トミッチ65分)
ミキッチ          山岸

    李     高萩

       佐藤(→ムジリ73分)

SUB:中林、盛田、石川、服部
 対する柏は、GK:菅野、DF:酒井、増嶋、パク、橋本、MF:澤(→茨田62分)、栗澤(→水野62分)、大谷、ジョルジ・ワグネル、FW:田中(→北嶋54分)、工藤、と言うメンバーでした。立ち上がりにFKを得た広島は森崎浩が枠に飛ばしましたが菅野の守備範囲内。直後のCKから柏のカウンターとなりましたが、森崎和の素晴らしい守備で防ぎます。柏は全体的に引き気味で、特に両サイドはMFも低く構えてミキッチと山岸からの攻撃をケアします。15分には李のパスから山岸がニアを狙って強烈なシュートを放ちましたが菅野が反応。36分にはCKのクリアを拾って波状攻撃を仕掛けましたが、シュートを打つまでは行けません。前半は柏の慎重さ引っ張られて、シュートは広島が4本だったのに対して柏は3本と見せ場の少ない展開に終わりました。
 後半、先に動いたのは柏のネルシーニョ監督で、田中を北嶋に代えて前線を活性化させようとします。しかし、そこで先制点を奪ったのは広島。後半11分、水本がドリブルで持ち上がって李にクサビのパスを入れます。李は時計回りに反転してボールをシュートポジションに置くと、思い切ってミドルシュートを打ちます。するとドライブがかかったボールは飛びつく菅野の上を越えてからストンと落ちてゴールネットへ。日本代表FWの素晴らしいゴールで、広島が先制点を奪いました。
 これで守りを重視した戦いにシフトした広島に対して、柏は水野と茨田を投入して反撃に出ます。16分にはジョルジ・ワグネルのFKのこぼれに北嶋が詰めたものの西川がキャッチ。19分にもジョルジ・ワグネルのミドルが広島ゴールを襲いましたが、西川が横っ飛びで弾きます。しかし21分、水野の右からのロングスローはいったんはクリアしたものの、こぼれ球をジョルジ・ワグネルに決められて同点に追いつかれてしまいました。
 これでペトロヴィッチ監督も、いったんは投入を見合わせていたムジリを入れて点を取りに行きます。そしてムジリのキープから流れを掴みかけましたが、しかし柏も素早いカウンターからチャンスを作り、30分にはジョルジ・ワグネルが横竹をかわしてフリーになったものの、西川のナイスセーブに救われます。しかし36分、ジョルジ・ワグネルのCKは西川が弾いたもののこぼれを拾われ、右からのジョルジ・ワグネルのクロスを北嶋に流し込まれて勝ち越しを許してしまいました。更に41分にはジョルジ・ワグネルのFKを西川が落とすと、これを北嶋に押し込まれて点差は2点。疲れが出ていた広島に追いつく力は無く、残念な逆転負けとなってしまいました。
 優勝のためには勝点3が必要な柏は、まずは広島の良さを消しにかかってきました。最大のストロングポイントであるミキッチを抑えるために橋本が低く構え、ジョルジ・ワグネルもしっかりと戻ってきて守備をしていました。また中央の守備も集中が高く、広島がパス交換で突破しようとしてもぎりぎりで足や頭が伸びて引っかける、と言うシーンが多かったように思います。更に菅野は相変わらずの好反応を連発し、正直言って李のゴールのようなスーパープレーが無ければネットを揺らすのは難しいと思えるような守備でした。そしてこちらが疲れる頃を見計らってメンバーを入れ替え、ジョルジ・ワグネルの攻撃力を生かして勝ちきったわけで、さすが首位にいるだけはある、と言う戦い方でした。柏のメンバーを見る限り、現役代表は田中だけで、個人能力を誇れるのはジョルジ・ワグネルぐらいだと思うのですが、それでもこれだけのサッカーができるのはJ2以来培った組織力と、そしてネルシーニョ監督の采配があるからこそ、なのだと思います。この日の結果は、まさに順位表通りのものだったと言えるのでは無いでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、いつも通りのサッカーでしっかりと先制点を奪ったところまでは良かったのですが、その後は相手の圧力に負けて主導権を渡してしまい、相手の思い通りの展開で敗れてしまいました。柏に比べてしたたかさが足りない、と言ったところなのですが、しかしそれ以上にチーム全体の疲労感がこう言う結果を導いたようにも思います。その原因は震災のため変則になった今季の日程にあるのは確かですが、しかしそれ以上にベテランを押しのけて出てくるような若い力が伸びていない、と言うところが問題のように思えてなりません。昨年はACLを戦う中で横竹、丸谷、大崎らが伸びて今年の成長が期待されたわけですが、彼らは逆にほとんど出場機会が無くなってしまいました。昨日は横竹が45分間プレーしましたが、チームを救うよりもむしろ森崎和の存在の大きさを再確認させただけに終わりました。今出ているレギュラー選手たちは良く頑張っていると思うのですが、しかし若手からの突き上げが無ければ彼ら自身のためにもならないわけで、それが敗因として選手たちの口から「メンタル」が出てくる要因なのではないかと思います。今季はまだ「賞金圏」とか「天皇杯」とかの目標はあるものの、キャンプから始まった長い旅は終幕に近づきつつあります。そこで、来季に向けての展望を見いだすことができるのか。それが、今後のサンフにとって最も重要な事のように思えてなりません。

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