10/9〜10/15のSANFRECCE Diary


<11.10.15> 携帯サイトによると、ペトロヴィッチ監督は「シーズン終盤にさしかかると、疲労が蓄積してくる...特に後ろを支える重要な選手たちの疲労は顕著だ」と語っています。ただ中島選手は「疲れている感じはしない。身体と言うよりも、明確な目標の位置づけの問題はある」と語っているので、とにかくこの試合に勝って、上位進出のモティベーションを保ちながら戦い続けることが最も重要なのかも知れません。
 今日の試合会場は日産スタジアムで、午後3時キックオフ。当日券は12時半から販売予定で、ビジター席も大人2,000枚、小中学生1,000枚が用意されます。テレビ放送はBS-TBSとスカパー!ch363(SD画質)、ch616(HD画質)、及びスカパー!e2のCS301で生放送が予定されています。今日もブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<11.10.14> 明日は2週間ぶりのJリーグ第29節。サンフレッチェはアウェイで横浜Fマリノスと対戦します。
 7月半ばの第5節で首位に立った横浜FMでしたが、第20節、第21節に連敗して1ヶ月も経たないうちに4位に転落。その後一時は持ち直したものの、このところ自慢の堅守に陰りが出て負けが続いています。第19節以降の公式戦の戦績は次の通り。
19H ○2-1 大宮  【横】大黒2、【宮】ラファエル
20A ●0-2 柏   【柏】レアンドロ・ドミンゲス、ジョルジ・ワグネル
21A ●0-2 神戸  【神】大久保、ポポ
22H ○1-0 磐田  【横】小野
23H ○2-1 C大阪 【横】兵藤、中村
24A △0-0 清水
25A ○1-0 福岡  【横】長谷川
N2H ○4-0 川崎F 【横】兵藤、渡邉、大黒2
26H △1-1 G大阪 【横】兵藤、【G】ラフィーニャ
27H ●1-3 仙台  【横】小林、【仙】角田、柳沢、赤嶺
N2A ●2-3 川崎F 【横】谷口、大黒、【川】田坂、ジュニーニョ、山瀬
28A ●2-4 新潟  【横】栗原、天野、【新】チョウ、酒井高、ミシェウ、ブルーノ・ロペス
NQF ●2-3 鹿島  【横】OG、渡邉、【鹿】興梠、大迫、田代
天2 ○3-1 讃岐  【横】兵藤、谷口、大黒、【讃】石田
 仙台戦では早々に先制点を挙げながら逆転負けを食らうと、第28節には新潟のプレスに屈してミスを連発して完敗。ナビスコ杯の鹿島戦では2点をリードしながら延長に持ち込まれて逆転負けするなど、なかなか結果が出ない試合が続いています。更に水曜日の天皇杯2回戦でもJFLの讃岐に先制点を奪われ、危うく「ジャイアント・キリング」を許すところでした。ただ、リーグ戦の順位はまだ4位で首位との勝点差も6。ACL出場権獲得はもちろん、優勝の可能性も残っているだけに、天皇杯とは言え久々に勝ったことで気持ちを入れ替えて明日の試合に臨むことができるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、代表組の2人が戻ってきただけでなく、怪我をしていたミキッチとムジリも戻ってきたとのこと。明日は森脇以外はほぼベストメンバーで戦うことができそうです。
       西川

   森崎和 中島  水本

     青山 森崎浩

ミキッチ          山岸

    李     高萩

       佐藤

SUB:中林、横竹、石川、服部、ムジリ、高柳、大崎
 携帯サイトによると、4月にリーグ再開してから休みなしに戦ってきた疲労の蓄積は深刻で、練習でも単純なミスが頻発しているそうです。ただこの1週間に限って言えば、こちらは天皇杯の1試合だけだったのに対して相手は水曜日の天皇杯を含めて2試合戦っています。横浜FM、柏、仙台と続く3連戦は、サンフにとって上位進出のラストチャンス。まずは最初の試合に勝って、今季の希望を繋げて欲しいと思います。
<11.10.13> 先週発売の紫熊倶楽部11月号(Vol. 165)を紹介します。表紙は森崎浩司選手と森脇選手で、タイトルは「サンフレッチェを牽引せよ」。そして最初の記事は編集長によるコラムで「森崎浩司は、ずっと続けていた」となっています。これは森崎浩司選手について書いたと言うよりも、彼ほどの選手でさえ新人の時は苦しんでいた、と言う記事で、むしろ現在苦しんでいる若手選手を励ます内容になっています。
 これに続くのは、森崎浩司選手のインタビュー記事。体調不良の不安と戦いながら迎えた新シーズンは、決して良いスタートでは無かったと言いますが、しかしそこで起きた震災によって意識が変わり始めたのだそうです。「自分のことで精いっぱいだった」戦いから、「真のリーダー」を目指す戦いへ。森保選手の背番号を受け継いだ「リーダー候補」の、現在を描いています。
 マッチレポートは、C大阪戦と磐田戦、福岡戦、神戸戦。「若者たちの今」で取り上げられているのは丸谷選手で、苦しい中でも努力を欠かさない姿を書いています。天皇杯金沢戦の展望記事、高円宮杯出場権を獲得したジュニアユースと高円宮杯PLを戦うユースのレポート、Reader's Areaを挟んで、後ろのインタビュー記事では森脇選手が登場しています。そのタイトルは「森脇リーダー論」で、新しいリーダー候補としての森脇選手に期待する記事となっています。そして最終ページは今回は2つに分かれていて、上半分は「サンフレッチェ・グッズで楽しもう」下半分は「私たちは、サンフレッチェ・サポーターです」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。ホームゲーム会場とV-POINTの他、広島県内主要書店と東京・池袋のジュンク堂と書泉ブックマートでも販売中です。また通信販売はe-VPOINTでどうぞ。
<11.10.12> 昨日長居スタジアムでW杯3次予選の第3戦が行われ、日本が8-0でタジキスタン代表を下しました。日本代表のメンバーは、GK:川島、DF:駒野、今野、吉田、長友、MF:遠藤、中村、長谷部(→細貝62分)、FW:岡崎(→藤本77分)、ハーフナー(→李49分)、香川。引いて守りを固めるタジキスタン代表に対して序盤から日本が攻撃を仕掛け、前半11分には駒野のクロスをハーフナーが頭で決めて先制点を奪います。続いて19分には再び右サイドを崩し、岡崎が至近距離からゴールに突き刺して2点目。その後何度か決定的なチャンスを決めれず嫌な雰囲気が漂いかけましたが、35分には駒野が見事なシュートを決めて追加点を奪うと、41分には中村のスルーパスを香川が右足アウトサイドで合わせて決めて4点目。前半は日本が19本のシュートを放ったのに対してタジキスタンのシュートはゼロに抑えて、ハーフタイムを迎えました。
 後半もいきなり2分にハーフナーが再び駒野のクロスに合わせて5点目をゲット。その後も自在なパス回しでタジキスタンを翻弄し、中村、香川、岡崎が決めてリードを8点に広げます。後半に入ってタジキスタンも何度か日本陣内にボールを持ち込みますがシュートまでは至らず、日本が勝点を7に伸ばし得失点差でグループ首位に立ちました。
 試合内容については特に言うべきことはない、と言う感じ。タジキスタンがあれだけゴール前に固まって、中盤もサイドもフリーにしてくれれば日本代表が自由にサッカーができるのは当然だったと思います。タジキスタン代表の監督は試合後に「われわれよりも高いところに目標を置いているだろうから、こんなところでつまらないけがをさせるのは申し訳ないとも思った。ただ、あまりにも日本の動きが速かったので、偶然なラフプレーがあったかもしれない。それくらい日本の動きは速かったということだ」と語っていますが、相手がガツガツ来なくて助かった、と言う側面もあるでしょう。しかしそれ以上に素晴らしかったのは中村、遠藤、長谷部で構成した中盤でしょう。彼らが自由にボールに触れれば日本らしいサッカーができるし、良い結果も得られると言うことを示した試合だったのではないでしょうか。
 ところでサンフレッチェから選ばれた2人のうち、昨日は李が後半4分から出場したものの無得点に終わりました。代わりに先発したハーフナーが2点を取ったので何とか点を取って欲しかったのですが、2、3回あったシュートチャンスをものにできなかったのは残念でした。ただ、相手がベタ引きしているところで、DFに囲まれながらシュートまで持って行くこと自体が至難の技。このような試合の時にはハーフナーの圧倒的な高さが生きた、と見るべきで、相手が違えば結果も違ったのではないか、と思います。李の持ち味は一瞬のキレとボレーの技術、そして低い位置からでも持ち上がってシュートまで行ける突破力なわけで、今後その力が役に立つ時は必ず来ると思います。その時に十分に力を発揮できるよう、改めて広島で頑張って欲しい、と思います。
<11.10.11> 日曜日に高円宮杯U-18プレミアリーグウエストの第15節が行われ、サンフレッチェユースは立正大淞南高と1-1で引き分けました。携帯サイトによるとメンバーは、GK:有賀、DF:柳川、脇本、藤井、MF:森保、平田、野津田、重行(→越智36分)、末廣(→西嶋59分)、浅野間(→川辺HT)、FW:石坂。山口国体に広島県代表の主力として出場していた越智、川辺、野口を休ませて控えを多く起用しただけでなく、亀島が前十時靭帯を損傷したためエース・藤井をストッパーとして起用する、と言う苦しい布陣を強いられました。そして、試合は序盤から圧倒的に支配したもののラストパスが合わなかったり、シュートがジャストミートしなかったり。逆に35分にクロスに中央で合わせられて失点してしまったそうです。そしてその後温存していた越智を投入して攻めに出たものの決定的チャンスを生かせず、1点ビハインドで前半を折り返しました。
 後半から川辺をボランチに入れて、野津田をトップ下に上げて攻勢を強めたそうですが、しかし相手GKが大当たりでなかなかゴールを割れません。残り5分になって脇本を前線に上げてどんどん放り込んだもののそれでも崩せず、ロスタイムも2分を越えた時間帯。西嶋のクロスに森保が頭で合わせたボールはライン上でクリアされたものの、こぼれを石坂が頭で押し込み貴重な勝点1をゲットしました。
 他の試合ですが、京都U-18も引き分けたため広島との勝点差は5のまま。残り3試合に2勝すれば自力で広島ユースのウエスト優勝が決まります。
【第15節】

広島ユース 1-1 立正大淞南高
京都U-18  1-1 福岡U-18
名古屋U18  1-1 富山第一高
C大阪U-18 1-0 愛媛ユース
東福岡高  2-0 広島観音高

順位      勝 分 負 勝点 得失差
1 広島ユース 12   1   2    37   +33
2 京都U-18   9   5   1    32   +18
3 C大阪U-18 10   2   3    32   +16
4 名古屋U18   7   3   5    24   +10
5 福岡U-18   5   5   5    20     0
6 愛媛ユース  5   3   7    18   -10
7 東福岡高   4   4   7    16    -7
8 富山第一高  4   3   8    15   -12
9 広島観音高  3   2  10    11   -20
10 立正大淞南  1   2  12     5   -28


<11.10.10> 昨日、アウェイで行われた中四国サテライトリーグの愛媛FC戦は、両者決め手を欠きスコアレスドローに終わりました。広島のメンバーは、GK:原、DF:西岡、丸谷、盛田(→大谷尚60分)、MF:清水、トミッチ、(練習生)、石川、鮫島、高柳、FW:大崎(→野口80分)。守備は安定していたものの、攻撃が今一つだった模様です。
<11.10.9> 昨日広島スタジアムで行われた天皇杯2回戦のツエーゲン金沢戦は、前半途中でひっくり返されたものの取り返して4-2で勝ちました。
 代表組の李と西川、怪我のミキッチと森脇は欠場したものの、他はほぼベストメンバーで次の布陣で戦いました。
       中林

   横竹  森崎和  水本
    (→トミッチ89分)
     青山  中島
     (→大崎69分)
山岸            服部(→石川73分)

   森崎浩    高萩

       佐藤

SUB:原、盛田、丸谷、高柳
 対する金沢は、GK:大橋、DF:諸江、ジェームズ、込山、斉藤、MF:山根(→本田70分)、曽我部(→石舘83分)、古部(→滝川83分)、菅野、FW:平林、久保、と言うメンバーでした。試合は前半2分にいきなり動きます。横竹の右からのクロスを服部が折り返し、寿人がダイレクトで決めてサンフレッチェが先制点を奪いました。これで広島がペースをつかんだようで、11分には寿人が決定的なシュートを放ったもののGK。14分には青山の縦パスに反応した寿人がシュートしましたがボールはバーに弾かれます。逆に15分、金沢が左から突破を仕掛けてクロス。これはDFがクリアしたもののこぼれを拾った山根が強烈なミドルを打ち込んで、同点に追いつかれてしまいます。更に23分にもGKのフィードから平林に見事なミドルを叩き込まれ、早々に逆転を許してしまいました。
 しかし広島は30分、ドリブルで上がって行った横竹が水本とのワンツーを使ってフリーになると、右足で決めて再び同点になります。その後は34分の寿人の抜け出しや平林のフリーのシュート、39分の山岸のミドル、ロスタイムの久保の超ロングシュートなどお互いに攻め合います。そしてロスタイムも2分が過ぎた時間帯に、森崎浩のCKを水本が頭で決めて、広島1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半に入ると、同点を狙って金沢が積極的に出て来たとのこと。広島は後半6分の寿人の抜け出しや12分の森崎浩のミドルがバーを叩くなどチャンスを作ったものの、球際で激しく戦ってくる金沢の圧力に押されてたじたじになって行ったそうです。22分には平林のシュートに久保が詰めましたがポスト。30分には久保の突破を中林が止めてPKを与えましたが、見事な反応で止めて1点差を守ります。更に34分の菅野のシュートなどで脅かされたものの押し返し、後半41分には横竹のクロスに寿人が合わせてリードを2点に広げます。その後金沢は久保のループシュートや突破など最後まで攻めて来たものの広島守備陣が凌いで、3回戦進出を決めました。
 この試合は映像は何も見ていないのでネット上の情報しか無いのですが、ジャイアントキリングを狙う金沢の圧力に押されて厳しい試合だった、とのこと。「チームの核となる3〜4人の選手が、本来の出来とは程遠い状態にあった」(ペトロヴィッチ監督)だけでなく、若手もチームに合わせるのが精いっぱいで、自分の良さを出すまでには至っていなかった様子です。この日行われた他の試合でも多くのJ1勢が苦戦している事からも分かるように、カテゴリーの差ほどの力の差が無く番狂わせが起こりやすいのが天皇杯ですが、それにしても勝っただけが収穫、と言うことでは寂しいもの。若手がチャンスをもらいながら生かせないようでは、チームとしての底上げにはなりません。昨年は李が天皇杯2回戦で先発しながら出来が悪くハーフタイムで交代させられましたが、しかしその2週間後の神戸戦でチャンスをつかむとその後のブレイクに繋げています。昨日プレーした横竹や大崎、石川、ベンチから試合を見守った丸谷らには、昨日の経験を糧にして欲しいもの。次の3回戦も代表組不在の中で戦わなければならないので、若手にはより一層の成長を期待したいものです。

公式サイト試合記録
J's GOALゲームサマリー
日本サッカー協会

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