11/6〜11/12のSANFRECCE Diary


<11.11.12> 昨日G大阪と練習試合を行い、4-3で勝ちました。前半のメンバーは、GK:中林、DF:森脇、中島、水本、MF:石川、トミッチ、丸谷、山岸、ムジリ、高萩、FW:寿人。後半はGK:原、DF:西岡、横竹、盛田、MF:石川(→ミキッチ63分)、トミッチ(→平田63分)、高柳、服部、清水、大崎、FW:井波。得点は前半1分に佐々木(G大阪)、17分に寿人、45分にムジリ。後半は5分に清水、21分に井波、24分と35分に星原(G大阪)でした。
<11.11.11> ペトロヴィッチ監督のインタビューが、携帯サイトに掲載されています。それによると、監督はこれまで「他のクラブとの交渉の場に立ったことはないし、話も聞いたことはない」とのこと。「このクラブで仕事をすることしか頭にはなかった...人生の全てをかけていた」のだそうです。契約延長がない事は月曜日の夜に正式に伝えられたそうで相当ショックを受けていたようですが、ただ「プロとして、私はこのクラブの結論をリスペクトしたい」とのこと。「クラブが置かれている状況が厳しいことは聞いているし、それゆえの結論だったと思う」と語っています。Jリーグが2013年から導入しようとしている「クラブライセンス制度」に向けて累積赤字解消のため契約延長を断念した、との報道もあったので、ペトロヴィッチ監督はそのような状況を理解した上でこの決定を受け入れたものと思われます。今後については「このチームを率いた後、他のチームの指揮を執ることを考えたことはない」そうで、しばらくは休むことも考えているようですが、ただ「日本に残って仕事をしたいという気持ちは、私も家族にもある」とのことなので、オファーを待って決断することになりそうです。(なお、ペトロヴィッチ監督はこれ以外にも、一番印象に残ったできごとやベストシーズンやベストゲーム、そして天皇杯への思いなど様々な事について語っていますので、ぜひ携帯サイトの記事をお読み下さい。)
<11.11.10> サンフレッチェは昨日、ペトロヴィッチ監督との契約を更新せず今季限りで退団すると発表しました。
 2006年6月に広島入りしたペトロヴィッチ監督は、5年半の間にJ2降格も経験しましたが、しかし天皇杯とナビスコ杯の準優勝やACL出場など、クラブ史に残る結果を残しました。また青山や柏木、槙野、森脇らの若手を育てるとともに、DFラインからパスを繋いで行く「サンフレッチェスタイル」のサッカーを確立し、J1の中でも一目置かれる存在に成長させてくれました。Jリーグ開幕以来20年の歴史の中でサンフレッチェでは9人が監督を務めましたが、その中でもバクスター氏と並んで最高の監督だった、と言えるでしょう。
 サンフレッチェとしては当然契約延長を考えていたとは思いますが、ただ問題は経営状態だったのではないか、と思われます。スポーツ紙の報道によるとペトロヴィッチ監督の年俸は8,000万円。この額は広島にとって決して安くはないわけですが、それ以上に問題なのは再契約にあたって上げるべきかどうか、と言うことだったのではないかと思います。「タイトル奪取」を目標に臨んだ今シーズンでしたが、リーグ戦もナビスコ杯も期待外れに終わったのは事実。要所要所で主力の離脱があったのは確かですが、しかしそれを戦術や若手の成長で補うことができなかったと言うところに、監督としての責任が無いわけではないでしょう。また昨シーズンに比べて観客数も減少傾向にあるため、クラブ側としてはここで契約金を上げると言う選択肢は無かったものと思われます。その一方でペトロヴィッチ監督には他のクラブからのオファーもあるはずで、契約金を下げてまで続ける必要はありません。従って今回は両者納得の上で、この決定に至ったのではないかと思います。サポーターとしては残念でならないのですが、しかし止むを得ないものと考えなければならないと思います。
 さて、ペトロヴィッチ監督が退任するとなると問題は次の監督、と言うことになります。サンフレッチェのサッカーの代名詞ともなった「人もボールも動く攻撃的なサッカー」を継続するのは当然で、そのような指導のできる人材がいないことはないとは思いますが、ただ問題は「監督の人柄」と言う無形の吸引力を失うことでしょう。選手たちに対して父親のように接していたペトロヴィッチ監督。選手たちの多くが「監督のために」と言う気持ちで一つになっていると言うことは、J2降格と言う試練を乗り越えてきたと言うことだけからも分かります。ここでペトロヴィッチ監督が退団することによって広島にいる理由が無くなる、と言う選手がいることも間違いなく、オフには少なくない選手がチームを離れることになるものと思われます。ゼロからのスタートどころか、ひょっとするとマイナスからのスタートとなるかも知れない来季のサンフレッチェ。選手やスタッフだけでなく、スポンサーやサポーターも含めたクラブとしての総合力が問われるシーズンになるかも知れません。
<11.11.9> 一昨日行われたAFC U-19選手権2012予選のタイ戦は、スコアレスドローに終わりました。日本代表のメンバーは、GK:櫛引政、DF:川口、櫛引一、遠藤、山中、MF:原川(→榊80分)、深井(→杉本64分)、熊谷、野津田、FW:近藤、久保。引いて守る相手を何とかこじ開けようとしたU-18代表でしたが、ミスからボールを失ってカウンターを受けることが多かった、とのこと。大声援をバックに戦いを挑んできたタイは「多くのタレントをそろえた良いチームだった」(吉田監督)のだそうで、勝点1を取っただけでも良かった試合だったようです。
 この試合で全日程を終えたタイは2位以上が確定して最終予選進出が決定。これを勝点7の日本と勝点6の韓国が追っています。明日の韓国戦で日本が勝つか引き分ければ日本の勝ち抜きが決まりますが、敗れた場合は他の組の3位との関係で決まることになります。全体のこれまでの結果を見ると、B組は3位のクウェートが勝点10を取っているため勝ち抜きが確定。他はグループFのマレーシアとグループGのインドネシアの勝点が7まで伸びる可能性がありますが、得失点差から見て日本を上回る可能性は無さそうです。とすると日本は敗れても勝ち抜きの可能性がありますが、逆に韓国は引き分け以上の結果が必要となります。必死で戦いを挑んでくるであろう韓国とどう戦うか。U-18代表の真の力が試される試合になりそうです。
<11.11.7> AFC U-19選手権2012予選は香港の辞退があったものの予定通り行われ、日本はこれまで2試合戦っています。その結果は以下の通り。
日本 26-0 グアム
 【日】久保8、近藤、遠藤3、野津田3、原川2、熊谷、杉本、南7

日本  5-0 チャイニーズ・タイペイ
 【日】久保、原川、杉本、岩波、南
 広島から選出された野津田は2試合とも先発フル出場し、勝利に貢献している模様です。なおグループEの他の試合ですが、タイが韓国、チャイニーズ・タイペイ、グアムを破って3連勝で首位。韓国はタイに敗れたもののグアムに18-0で勝って日本を追っています。U-18代表としては、今日のタイ戦と11/10の韓国戦で1勝1分け以上の結果を残すことが、勝ち抜きの条件になりそうです。
<11.11.6> 昨日Jユース杯のグループリーグの2試合目が行われ、サンフレッチェユースは4-1で鳥取U-18に勝ちました。広島の得点は末廣、脇本、藤井、川辺で、前半は1-1の苦しい展開でしたが、後半に3点取って突き放した、と言うことだそうです。
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