12/11〜12/17のSANFRECCE Diary


<11.12.17> 中国新聞によると、昨日横竹、丸谷、石川、原、西岡、鮫島、井波の7人と来季の契約に合意したとのことです。2年契約の2年目の横竹は1,200万円、丸谷は3年契約の2年目の900万円でいずれも現状維持。石川は100万円プラスの700万円で新たに2年契約を結んだとのこと。また原は現状維持の480万円での1年契約となりました。
<11.12.17> 東京ヴェルディは昨日、平繁龍一選手の移籍期間が満了し、広島に復帰すると発表しました。平繁はシーズン当初はレギュラーとして起用され、第12節の北九州戦ではハットトリックを決めるなど活躍しましたが、徐々に出場機会を失い夏場以降はベンチ入りが2試合だけ。結局12試合出場4得点に終わりました。
<11.12.16> サンフレッチェは昨日、新潟のDF千葉和彦選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。中国新聞によると、2年契約で年俸は推定2,500万円。千葉は「後ろから攻撃を組み立てるサッカーに魅力を感じ移籍を決めた」と移籍の理由を語っています。
 千葉は北海道の出身で、高校卒業後の2004年にオランダ2部のAGOVVアペルドールンと契約してプロとしてのキャリアをスタートし、2年目にボランチのポジションを獲得しました。そして2005年の8月に新潟に加入。翌年のシーズン途中からポジションをつかんでU-21代表やU-22代表にも選出されました。そして昨年からは副キャプテンに選ばれるとともにセンターバックとしてプレーし、今季は29試合2,468分間出場して初得点も挙げています。高さと足元の技術がありクサビのパスを出せる選手ですが、時折とんでもないミスもある選手でイメージ的には「中島の後継者」と言うところ。まさに「クラブのコンセプトに合う選手」(織田強化部長)だと言えるでしょう。森保新監督が良く知る選手でもありますし、来季の活躍を期待したいと思います。
<11.12.15> 各紙の報道によると、ミハイロ・ペトロヴィッチ前監督が浦和レッズの監督に就任することで基本合意した、とのことです。今季ゼリコ・ペトロヴィッチ監督の元でスタートした浦和でしたがシーズン当初から低迷。10/16の大宮戦に敗れた後の辞意表明を受けて10/20に解任しました。その後ユースで実績を上げていた堀孝史氏が引き継いでチームをJ1残留に導いたものの、リーグ戦終了後に後任人事に着手。岡田武史・元日本代表監督や西野朗・G大阪監督にオファーしたものの次々と断られ、3番目の候補としてペトロヴィッチ氏に接触したとのことです。ただ、浦和は2年前にも監督就任を打診していたとのことなので、必ずしも消去法で彼を選んだ、と言うわけでも無さそうです。
 ペトロヴィッチ前監督はこれまで何度か「浦和のようなビッグクラブではない広島が、質の高いサッカーができていることに価値がある」と言う趣旨の発言をしている(例えば昨年の浦和戦後のインタビューで「ドイツで言えばバイエルン・ミュンヘンに相当するチームが広島に敗れたわけだ。その意味が理解できますか?そういう現実を起こすのが、広島というチームである」と語っている)ので、サンフレッチェのサポーターとしては複雑な心境なのですが、ただペトロヴィッチ前監督が浦和でどんなチームを作り上げるのか興味深いものがあるのは確か。浦和は何かと雑音の多いクラブのようですが、そう言うもろもろに負けずに信念を貫いて、Jリーグの質を上げるようなチーム作りをして欲しいと思います。
<11.12.14> サンフレッチェは昨日、服部公太選手の岡山への完全移籍を発表しました。広島でヘッドコーチを務めた影山監督が率いる岡山は元広島の選手を積極的に獲っていて、服部はストヤノフ、桑田、チアゴ、中林に続いて5人目。(ユース出身も含めればたぶん7人目。)来季は岡山の戦いも楽しみになってきました。
 一方日本プロサッカー選手会は昨日トライアウトを実施し、広島からは盛田選手が出場しました。また元広島の選手では佐田(草津)、池田(愛媛)、宮崎(山形)も出場しましたが、広島で契約終了になった高柳の名前はなし。新聞報道によると札幌が獲得に動いている、と言う話もあるので、既にほぼ決まっていると言うことなのかも知れません。
<11.12.13> 先週発売の「紫熊倶楽部」1月号を紹介します。トップ記事は新監督就任が決まった森保一氏について。紫熊倶楽部創刊第2号の表紙を飾った現役時代の彼の姿を振り返りながら、来季に向けての期待を書いています。これに続くのは、ペトロヴィッチ監督のインタビュー記事。11/9の退任決定の翌日に行われた囲み会見の様子に加えて、大宮戦の翌週に行われたロングインタビューを掲載しています。特にこのロングインタビューでは「鳥かご」を練習で行う意味や3バックと1トップを選んだ理由、今後の予定と希望やサポーターへのメッセージなど、これまでに聞けなかった監督の「裏話」が満載です。
 「Match Report」は天皇杯の愛媛戦と、第32節〜第34節の川崎F戦、大宮戦、山形戦。新加入が決定したファン・ソクホ選手のインタビューでは、広島を選んだ理由や来季の目標などを語っています。続く記事は、広島を去る選手たちについて。中野編集長が、盛田選手、高柳選手、中林選手、ムジリ・トミッチ両選手それぞれについての思いを書いています。
 下部組織のレポートの最初はジュニアユースとスクールの紹介。続いてユースは、初代王者に輝いたプレミアリーグウエストと、大逆転の連続で準決勝進出を果たしたJユースカップについて4ページにわたって特集しています。
 「Reader's Area」を挟んで後ろのページでロングインタビューに答えているのは、高萩選手。今季の試合と自分自身のプレーを振り返りながら、ペトロヴィッチ監督のことや今後のこと、そして震災と「東北人魂プロジェクト」などについて、様々な角度から語っています。そして、最後のカラーページで取り上げられているのは服部公太選手。大怪我を負いながらもフル出場して勝利に貢献した2005年8月20日の鹿島戦を取り上げながら、「本物のプロフェッショナル」だった彼の姿を描いています。そして最終ページでは毎年恒例となった「サンフレッチェ福袋」を紹介しています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。ホームゲーム会場とV-POINTの他、広島県内主要書店と東京・池袋のジュンク堂と書泉ブックマートでも販売中です。また通信販売はe-VPOINTでどうぞ。
<11.12.12> 昨日Jグリーン堺で行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの最終節で、サンフレッチェユースはC大阪U-18に4-1で勝って優勝に花を添えました。広島のメンバーは、GK:有賀(→大野89分)、DF:柳川(→石坂HT)、脇本(→浅野間66分)、藤井、MF:平田、末廣(→水田86分)、野津田、野口、宮原、川辺、FW:越智(→大谷真81分)。得点は前半ロスタイムに越智、後半2分に野津田、27分に浅野間、82分に西村(C大阪)、41分に大谷真でした。サンフレッチェユースは来週17日に行われるチャンピオンシップで、激戦の末イーストを制した札幌ユースと日本一を賭けて戦います。なお、最終節の全結果と順位表は次の通り。
【第18節】
C大阪U-18 1-4 広島ユース
名古屋U18  3-0 立正大淞南
京都U-18  2-0 広島観音高
愛媛ユース 3-2 富山第一高
福岡U-18  0-3 東福岡高

順位      勝 分 負 勝点 得失差
1 広島ユース 14   2   2    44   +38
2 京都U-18  11   6   1    39   +23
3 C大阪U-18 11   2   5    35   +12
4 名古屋U18   8   4   6    28   +11
5 東福岡高   7   4   7    25    +4
6 福岡U-18   6   6   6    24     0
7 愛媛ユース  7   3   8    24   -11
8 富山第一高  4   3  11    15   -16
9 広島観音高  4   2  12    14   -23
10 立正大淞南  1   2  15     5   -38
 この結果、広島観音高と立正大淞南高のプリンスリーグ中国への降格が決まりました。逆に今年のプリンスリーグ中国を制した作陽高は、プレミアリーグ参入を目指して、プリンスリーグ四国優勝の済美高と対戦します。
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