2/20〜2/26のSANFRECCE Diary


<11.2.26> 今日はゼロックススーパーカップが行われますが、その前座として行われる「NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜vs日本高校サッカー選抜」にサンフレッチェユースの野津田がメンバー入りしています。今回選ばれたU-18Jリーグ選抜のメンバーは次の通り。
【GK】鈴木椋(横浜FM)、田尻(G大阪)
【DF】奈良(札幌)、菊地(大宮)、吉永(千葉)、西野(G大阪)、
    宮本、山田(横浜FM)
【MF】橋本(FC東京)、杉本(東京V)、鈴木雄(横浜FM)、渡辺(甲府)、
    原川(京都)、野津田(広島)
【FW】中側(鹿島)、井上(新潟)、柏瀬(清水)、久保(京都)
 対する日本高校サッカー選抜のメンバーは次の通り。
【GK】櫛引(青森山田高)、小澤(西武台高)
【DF】増田(流経大柏高)、金(静岡学園高)、山本(久御山高)、土師(滝川二高)、
    中村(立正大淞南高)、藤本(大津高)
【MF】小島(前橋育英高)、進藤(流経大柏高)、白崎(山梨学院高)、車屋(大津高)、
    香川、谷口(滝川二高)、加藤(立正大淞南高)
【FW】小牟田(前橋育英高)、佐々木(西武台高)、加部(山梨学院高)、坂本(久御山高)、
    樋口、浜口(滝川二高)
 J's GOALのプレビュー記事によると「広島ユース期待のアタッカー野津田岳人が存在感を見せる」と書かれていて、野津田は注目選手の1人と見られている様子。先日の山形戦でも経験豊富な選手相手に臆することなく素晴らしいプレーを見せていたらしいので、出場機会が与えられる可能性が高そうです。
<11.2.25> 宮崎キャンプ10日目の昨日はモンテディオ山形と練習試合を行い、1試合目は1-0で、2試合目は4-2で勝ちました。
 まず1試合目は主力組が出場して、メンバーは次のような感じだったものと思われます。
       西川

   森脇  中島  水本

     青山 森崎和
     (→丸谷59分)
ミキッチ          山岸(→服部46分)
(→石川59分)
    山崎    高萩(→ムジリ46分)
    (→森崎浩46分)
       佐藤(→李46分)
 対する山形のメンバーは非公開。サンフレッチェの選手たちは疲れも溜まっていたようで、前半は膠着していたそうです。しかし後半30分、服部のクロスをムジリが折り返し、最後は森崎浩が右足で決めて先制点を奪うと、そのまま逃げ切ってこのキャンプでの初完封勝利を決めました。
 続く2試合目のメンバーですが、おそらく次のような布陣だったものと思われます。
       中林

   石川 トミッチ 横竹
      (→亀島46分)
     丸谷  鮫島

清水            服部(→西岡46分)

    野津田   大崎

       井波
 サンフレッチェは前半から若手が躍動して良い形を作っていたそうですが、前半43分にセットプレーから、後半4分にはバックパスのミスから失点して2点のビハインドとなりました。しかしそこから押し返すと後半15分には清水がFKを直接決めて反撃の烽火を上げます。そして27分には丸谷の展開のパスに石川が俊足を生かして追いついてチャンスを広げ、亀島のクロスのこぼれを清水が豪快に叩き込んで同点に追いつきました。更に34分には相手陣内でボールを奪った鮫島がそのまま持ち込んでシュートを決め、その1分後には野津田のCKを西岡が叩き込んで突き放しました。携帯サイトによるとペトロヴィッチ監督は試合後に、疲れが溜まっている中で広島らしいサッカーを展開した選手たちを讃えていた、とのこと。特に若手については「何人かには将来性をすごく感じさせた。近い将来、彼らのうちの何人かはレギュラークラスに成長するだろう」とコメントしています。激しさを増す前線の争いを含め、各ポジションでの競争の激化がチームのレベルアップに繋がっているのは間違いなさそうです。
<11.2.24> サンフレッチェは昨日、スロベニアのコペルからアンテ・トミッチを完全移籍で獲得した、と発表しました。トミッチは18歳でNKディナモ・ザグレブでプロデビュー。その後U-21クロアチア代表にも選ばれ、またNKクロアチア・セスヴェテやギリシアのサンシ等でプレーして昨年夏からコペルに所属していました。中国新聞によると契約期間は1年で推定年俸は4,000万円だとのこと。ポジションはMFなのでやや後ろの守備が不安だと言う話もあるのですが、サンフレッチェの戦術の中ではDFは攻撃の組み立ての役目も求められます。今後チームに馴染むまで多少時間はかかるかも知れませんが、いずれは貴重な戦力になるのではないでしょうか?
<11.2.23> 中国新聞によると、沖縄キャンプ開始直後に左膝を痛めた西岡と左アキレス腱に違和感を訴えていた鮫島が、昨日からフルメニューをこなした、とのことです。これで長期離脱中の盛田、高柳を除く選手が全体練習に参加していることになります。一年前はちょうどACLの初戦の山東魯能戦直前でしたが、ミキッチ、青山、山崎、桑田ら怪我人続出で、練習に復帰して間もなかったストヤノフや移籍したばかりの西川、山岸が先発するなど苦しいメンバー構成を強いられ、試合を重ねながらチームを作って行く、と言う側面もありました。それに比べると今年は充実したメンバーでしっかりと身体作りを行い、またコンビネーションを合わせることもできています。このまま行ければ、開幕からのスタートダッシュも期待できそうです。
<11.2.22> 先週発売の「紫熊倶楽部」3月号(Vol. 157)は集合写真が表紙で、今年のキャッチフレーズである「奪取!!」の文字が大きく飾られています。そして巻頭では、新ユニフォーム発表とナイキとのコラボによる「PROJECT "WITH ARROW"パレード」の様子を紹介しています。続いて新人3人に水本を加えた4人の加入発表記者会見をレポートしています。
 続くインタビュー記事は森崎浩司選手で、タイトルは「自分を受け入れること」。一昨年の地獄の苦しみから何とか立ち直った彼でしたが、しかし完全に症状が消えてなくなったわけでは無かった、とのこと。昨年は「常に身体と相談しながら」の一年だったと言います。昨年大反響を呼んだ森崎浩司選手の「内なる戦い」のその後について語っています。
 今回はモノクロページに移った「SIGMA calender」に続くのは、沖縄キャンプのフォトレポート。ジュニアユースのレポートでは、好発進したプログレスリーグと沢田監督について書いています。またユースは沖縄キャンプに参加した脇本、野津田、平田の3人を、スクールレポートでは温品小学校での交流を取材しています。
 後ろのインタビュー記事は「アジアカップを掲げた男。DF 森脇良太」。まず昨年1年を振り返った後で、出場機会が無かったにも関わらず「裏方」として頑張り、その上表彰式で弾けたアジアカップの裏話を語っています。続いて、歴史的なゴールを決めた李忠成選手を中心に4度目の優勝を果たしたアジアカップを振り返っています。そして最後は、「PROJECT "WITH ARROW"パレード」で出会ったサポーターの写真集となっています。
  サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。V-POINTの他、広島県内主要書店と東京・池袋のジュンク堂と書泉ブックマートでも販売中です。また通信販売のお申し込みはe-VPOINTでどうぞ。
<11.2.21> 宮崎キャンプ6日目の昨日は全南ドラゴンズ、栃木SCと練習試合を行い、全南には1-2で敗れ栃木とは1-1で引き分けました。
 まず主力組が出た全南戦のメンバーは次のような感じだったと思われます。
       西川

   森脇  中島  水本

     青山 森崎和
     (→李46分)
ミキッチ          山岸

    森崎浩  ムジリ
    (→横竹68分)
       佐藤
 携帯サイト等によると先制点は前半8分で、ミキッチのクロスにムジリが左足で合わせました。その後もムジリやミキッチのドリブルや寿人のシュートなどでチャンスを作ったものの、22分にちょっとした集中の隙を突かれてFKから裏を取られて失点。その後も何度もチャンスを作ったものの決めることができず、逆に後半35分のCKのこぼれを押し込まれて勝ち越しを許しそのまま敗れました。ペトロヴィッチ監督は失点シーンについては厳しいコメントを残しているものの全体的には良い試合だった模様。特に前半の前線の組み合わせには手応えを感じていたようです。
 続いて行われた栃木戦は、次のような布陣だったものと思われます。
       中林

   石川 トミッチ 横竹

    野津田  丸谷

清水            服部(→大崎62分)

    高萩    山崎

        李(→井波46分)
 先制点は前半9分で、服部のサイドチェンジを高萩が落とし、山崎が決めました。前半は全体的に広島ペースで、李と高萩を中心に何度もチャンスを作りました。しかし後半は疲れから押し込まれるシーンが増え、9分には横竹のパスを中林が飛び出して受けたもののこぼれたところを奪われ失点。その後も何度か決定的なピンチを迎えたものの何とか凌ぎ、同点のまま試合を終了しました。ペトロヴィッチ監督によるとこちらの試合も疲れる前は内容が良かったとのこと。勝ちと言う結果を出せなかったのは残念ですが、怪我人が戻ってきたことも含めてチームとして成長しているのは確かなようです。
<11.2.20> サンフレッチェは昨日、ダビド・ムジリ選手との契約を発表しました。中国新聞によると期間は1年で推定4,000万円で、背番号は10に決まりました。グルジア出身のムジリは17歳の時にディナモ・トビリシでプロとしてデビューし、20歳でグルジア代表に選出され、2001年からシュトルム・グラーツに移籍して、オシム監督やペトロヴィッチ監督の下で主力として活躍しました。その後、ロコモティフ・モスクワ等を経て昨年からディナモ・トビリシに復帰していましたが、シーズン途中で退団しフリーになっていました。グルジア代表としては2008年までに25試合に出場しており、こちらも主力としてプレーしていたとのこと。それほど動く選手では無さそうですが能力的に高いのは間違いなく、攻撃のアクセントとして活躍が期待できそうです。
 なお、中国新聞によるとトミッチとの契約にも合意している模様で、こちらは所属チームとの交渉が済めば正式契約を結ぶことになります。
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