2/6〜2/12のSANFRECCE Diary


<11.2.12> 日本サッカー協会は先週U-18日本代表候補の第1グループを発表し、広島からはユースの柳川と川森が選ばれました。今回選ばれたのは次の27人。
【GK】田尻(G大阪ユース)、杉本(京都U-18)、助田(米子北高)、村下(東海大仰星高)
【DF】柳川(広島ユース)、高橋(京都U-18)、山千代、西野(G大阪ユース)、
    山中(柏ユース)、木下(浜松開誠館高)、真辺(明徳義塾高)、免田(神戸U-18)、
    玉城(日章学園高)
【MF】川森(広島ユース)、和田(神戸U-18)、田鍋(三菱養和ユース)、風間(清水商高)、
    小谷(G大阪ユース)、越後(仙台ユース)、桑島(徳島ユース)、近藤(愛媛ユース)、
    原川(京都U-18)
【FW】三根、久保(京都U-18)、柏瀬(清水ユース)、広田(神戸U-18)、
    田口(九州国際大附高)
 このメンバーは今日から15日まで静岡でトレーニングキャンプを行います。
 また今週に入ってから以下のようにU-17日本代表候補が発表されましたが、広島からの選出はありませんでした。
【GK】川田(大宮ユース)、牲川(磐田ユース)、中村(柏U-18)
【DF】鈴木隆(鹿島ユース)、川口(新潟ユース)、岩波(神戸ユース)、永田(C大阪U-18)、
    植田(大津高)、吉野(東京Vユース)、新井(浦和ユース)、高木(東京VJrユース)、
    久司(JFA福島)、中島(筑陽学園高)
【MF】室屋(青森山田高)、渡辺(静岡学園高)、野沢(FC東京U-18)、喜田(横浜FMユース)、
    石毛(清水ユース)、秋野(柏U-18)、清永(鹿島ユース)、望月(野洲高)
    松村(神戸ユース)
【FW】鈴木武(桐生一高)、溝田(津工高)、神田(札幌U-18)、南野(C大阪U-18)、
    田村(奈良YMCAJrユース)、菅嶋(東京VJrユース)
 因みにこの代表は6月にメキシコで開幕するU-17W杯を目指すチームで、昨年のAFC U-16選手権を戦ったメンバーがベースになっています。ただ、その時選ばれていたメンバーで残っているのは、中村、鈴木隆、川口、岩波、植田、新井、高木、吉野、神田、石毛、秋野、望月、菅嶋、南野の14人で、半分が新たに招集されたメンバー。広島ユースの脇本はAFC U-16選手権直前に外されていましたが、今後チャンスを与えられる可能性もあるのではないでしょうか?
<11.2.11> 携帯サイトによると、ペトロヴィッチ監督は沖縄キャンプを「練習はここまでよくやってくれている。ただ、それが試合で発揮できていない」と総括しました。連敗した釜山戦は相手のコンディションが良かったそうで止むを得ない結果で、済州戦は「規律を守ってプレーできた」と一定の評価はできるようですが、ただ「まだまだやるべきことはたくさんある」とのこと。特にストヤノフと槙野の抜けたDFラインの再構築が最優先で、新戦力が入る中でDFからのボールポゼッションや攻撃の組み立て等課題は多い模様です。広島でベースを作って沖縄に乗り込んで来たものの、選手たちの疲労蓄積が予想以上で思ったような上積みができなかったそうで、今後は体力アップと戦術整備の両面を見ながらの調整になるものと思われます。
<11.2.11> 中国新聞によると、沖縄キャンプにテスト参加していたムジリ、トミッチを獲得する方針を決めた、とのことです。ムジリは運動量は少ないもののキープ力があり、また多彩な攻撃のアイディアを見せていたとのこと。またトミッチはリベロのポジションに戸惑いは見せていたようですが、攻撃の起点として存在感を発揮していたそうです。ムジリは現在所属クラブは無く、トミッチはスロベニア1部のコペルに所属していますが経営が危ないと言う噂もあるので、契約は問題なく結ぶことができるのではないでしょうか?
<11.2.10> 昨日の沖縄キャンプ最終日はKリーグの済州ユナイテッドと対戦し、1-0で勝ちました。メンバーはたぶんこんな感じ。
       西川(→中林46分)

   横竹 トミッチ 水本
     (→森崎浩46分)
     青山 森崎和

ミキッチ          山岸(→清水69分)

    高萩    李(→山崎63分)
    (→ムジリ46分)
       佐藤(→大崎69分→野津田87分)
 中国新聞によると、前半は縦パス中心に、後半は最終ラインから攻撃を組み立てた、とのこと。得点は前半9分で、青山の展開をムジリが折り返したボールが相手に当たってオウンゴールとなりました。今季初めてコンビを組んだ佐藤寿と李は、基本は佐藤寿がトップ、李がトップ下だったものの状況に応じて役割を入れ替えていた、とのこと。ペトロヴィッチ監督は「前線でプレーできる選手は多くいる。これからいろいろな組み合わせを考えて行く」と語っていたそうで、今後様々なオプションを試すことになりそうです。一方、テスト参加中のムジリとトミッチですが、織田強化部長は「ムジリはテクニックと視野の広さがあり、攻撃のアクセントになる。トミッチは正確な長いパスを出し、攻撃を組み立てることができる」と評価しているものの、まだ採否は決まっていないとのこと。「宮崎キャンプまでには方向性を示したい」とのことなので、来週早々には決定が下されそうです。
 なお携帯サイトによると、内容的にはあまり良くなかったそうで、広島らしいパスサッカーはできていなかったとのこと。ACLに向けて急ピッチで調整を進める済州のコンディションが良かったこともあり、前半から押し込まれて苦しい状況が続いたそうです。ただ、チーム全体でしっかり守ろうと言う意識が高く、最後の最後で身体を張って失点を防ぐ、と言うシーンが多かったそうです。一方攻撃面ではサイドの突破とクロスでチャンスは作ったものの、コンビネーションで崩すシーンは余りなかった模様。DFラインからの組み立ても含めて、課題が明らかになった試合だった、と言えるかも知れません。
<11.2.9> プレスリリースによると、2/15〜2/25の宮崎キャンプは予定通り実施されることになりました。新燃岳の噴火の影響で川崎F、東京Vなどキャンプを中止するチームも出ていますが、広島がキャンプを張るシーガイアはやや北寄りにあるため降灰の影響は少ないらしく、散水で対応できると判断したとのこと。他にもキャンプを行うチームがあるため練習試合を組めることも決め手となったそうです。なお、練習試合の予定は次の通り。
2/17(木)11:00 FCソウル
     13:00 カターレ富山
2/20(日)10:30 全南ドラゴンズ
     13:00 栃木SC
2/24(木)12:00 モンテディオ山形
     14:00 モンテディオ山形
 このうちFCソウルはKリーグ屈指の人気クラブで、昨年は10年ぶりの優勝を飾っています。またACLにも一昨年出場してベスト8に進出するなど、強豪クラブとしての地位を確立しています。一方全南はこれまでリーグ戦の優勝はなく、昨年も10位に終わっていますが、2006年にFAカップを制して翌年のACL出場権を得ています。釜山との3試合はいずれも敗れてしまったサンフレッチェですが、Kリーグ勢相手に負けっぱなしと言うのも悔しいもの。宮崎キャンプの期間はリーグ開幕直前でもあるので、ぜひとも「勝ちきる試合」をして欲しいものです。
<11.2.8> 一昨日の釜山戦ですが、1試合目は代表組と外国人2人が入っていたとは言え若手中心。前日、左内転筋の張りを訴えた森崎和が右ストッパーに入ったものの後半途中で退き、森崎浩も前半だけで交代して中盤には平田、野津田、清水、丸谷、大崎が並びました。携帯サイトによると試合は相手のペースで始まったそうで、ミスが多く簡単にボールを失っていたそうです。しかし広島はムジリのキープから盛り返し、16分には彼のパスを大崎が決定的なシュート。19分にはドリブルで持ち上がって攻撃の起点となり、42分にはシュートを放つなど見せ場を作ったそうです。しかし後半になると全体的に運動量が落ちて、李にもボールが入らなくなり一方的に攻められた、とのこと。西川の奮闘があって終了間際までは無失点で行ったものの、最後に脇本が接触プレーでファウルを取られてPKを与えて敗れました。ただ、若手選手たちの頑張りは観客の心を動かしたそうで、約2,000人の観客からは惜しみない拍手が贈られた、とのことです。
 続く2試合目は主力選手が登場し、前半は多くのチャンスを作っていたそうです。5分にはミキッチのクロスを佐藤寿がボレーで狙い、8分の山崎、18分に佐藤寿と決定機を作るなど釜山を押し込みました。前半20分に簡単にDFラインを破られて失点したものの、2分後に高萩のFKに佐藤寿が合わせて同点に追いつくと、その後も何度も決定的なチャンスを作ったそうです。ところが後半に入ると様相が一変。足が止まってボールをキープできなくなり、ミスからのカウンターで次々と失点します。またチャンスも作ったものの決めきれず、点を取るため前がかりになった逆を取られて攻め込まれる、と言う悪循環で終わってしまいました。キャンプも中盤に来て疲れが出てくる時期でもあり、1〜3本目は見るべきところも多かったようなのでこの結果を深刻に受け止める必要は無いかも知れませんが、しかし監督が激怒していたことは事実。完全休養日を挟んだ今日の練習から、何かが変わるかも知れません。
<11.2.7> 沖縄キャンプ9日目の昨日は釜山アイパークと練習試合を行い、1試合目は0-1で、2試合目は1-4で敗れました。1試合目のメンバーは、GK:西川、DF:横竹、トミッチ、森崎和(→脇本72分)、MF:平田、野津田、森崎浩(→丸谷46分)、清水、ムジリ、大崎、FW:李。得点は後半45分に釜山で、PKだったとのことです。続く2試合目のメンバーは、GK:中林、DF:脇本、中島、水本、MF:ミキッチ、青山、丸谷、山岸、山崎、高萩、FW:佐藤寿。前半20分に先制点を許したものの、その2分後に佐藤寿が決めて追いつきました。しかし後半は11分、17分、43分に次々とゴールを奪われてしまいました。
 携帯サイトによるとペトロヴィッチ監督は「3本目まではよかったと思う。ところが最後の4本目で全てが台無しになった。すごくがっかりした」とのこと。それぞれがバラバラにプレーしていて、チームとしてのプレーが全くできなかったようです。また選手のコメントを見ると高萩も山崎も「後半は走れなくなった」と言っており、ハードな練習が続いていたことによる疲れが影響していたのもある模様。まだ結果を云々する時期ではないので心配する必要は無いのかも知れませんが、しかし監督の「とにかく何かを変えていかないといけない」と言う言葉が何を意味するのか。キャンプは今日は休みになりますが、明日からの練習はこれまで以上に激しく厳しいものになるのではないでしょうか?
<11.2.6> 槙野が移籍したケルンは昨日ホームでバイエルン・ミュンヘンと対戦し、3-2で逆転勝利を収めました。前節は先発フル出場した槙野でしたが、その試合で0-3と完敗したこともあってこの試合はベンチスタート。レギュラーのDFが戻ったケルンでしたが前半のうちにあっさり2失点して槙野の出番も近いか、と思わせました。ところが後半は中盤の動きが格段に良くなってバイエルンの攻撃を寸断。またポドルスキを中心に前への推進力も出てきて後半10分からの18分間で3ゴールを奪って逆転します。バイエルンはリベリ、クローゼを投入して攻勢を強めるものの、ケルンもカウンターから何度かミュンヘンのゴールを脅かしつつそのまま逃げ切りました。前半終了時点では完全な負け試合だったのをひっくり返したと言うことで、残留争いの渦中にいるケルンにとっては貴重な勝点3。槙野の出場機会が無かったのは残念でしたが、ただ試合後にチームメイトと一緒になって喜んでいる姿を見る限りでは心配は無さそう。次のチャンスを狙って、しっかりと準備して欲しいと思います。
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