3/13〜3/19のSANFRECCE Diary


<11.3.19> 岡山のプレスリリースによると、2004年に広島に在籍していたチアゴの獲得が決まった、とのことです。チアゴは身長192cmと高さはあるものの、むしろフットサル出身と言う経歴を生かした足元の巧いプレーヤーでした。そして広島在籍時には開幕から2試合にフル出場しポテンシャルの高さを見せましたが、1ヶ月で肉離れを起こして戦線を離脱。その時は半月で復帰したものの、6月に試合中の怪我で離脱するとシーズン終盤までリハビリが続き、結局リーグ戦10試合の出場に終わっていました。その後チアゴはブラジルや中国、韓国のクラブでプレーしてきたようですが、7年間でどのようなプレーヤーになったのか。広島のサポーターにとっても興味深いのではないでしょうか。
<11.3.19> 日本サッカー協会は昨日、3/29に長居スタジアムで行われるチャリティマッチの日本代表メンバーを発表し、広島からは西川、森脇、李が選ばれました。今回選ばれたのは次の26人。
【GK】川島(リールス)、東口(新潟)、西川(広島)
【DF】岩政、伊野波(鹿島)、今野(FC東京)、槙野(ケルン)、
    森脇(広島)、長友(インテル)、内田(シャルケ)、栗原(横浜FM)、
    吉田(VVV)
【MF】遠藤(G大阪)、阿部(レスターC)、長谷部(ヴォルフスブルグ)、
    本田拓(鹿島)、細貝(アウグスブルグ)、柏木(浦和)
【FW】松井(グルノーブル)、前田(磐田)、藤本(名古屋)、李(広島)、
    岡崎(シュツッツガルド)、家長(マジョルカ)、乾(C大阪)、
    本田圭(CSKAモスクワ)
 アジアカップのメンバーは権田と酒井、香川以外は全員選出され、栗原、阿部、家長、乾が復帰。また東口が初めて代表に選ばれています。今回は国際Aマッチでないので所属クラブとの交渉も難しいかも知れませんが、ほとんどの選手が出場の意向だとのこと。アジアチャンピオンとなった日本代表の凱旋試合は、被災者も含めた国民全部を励ますことになるのではないでしょうか?
<11.3.18> 日本サッカー協会とJリーグは昨日、3/29(火)に大阪長居スタジアムで「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」を開催する、と発表しました。これは中止になったキリンチャレンジカップの代わりに開催するもので、日本代表と対戦するのはJリーグ選抜チーム。オフに入ったチームや帰国した外国人選手もいることを考えると、広島からも何人か選ばれることになるのではないでしょうか?テレビ放送やラジオ放送は調整中だとのことですが、ぜひ全国放送して被災地のサッカーファンを元気づけて欲しいと思います。
<11.3.18> サンフレッチェは明日の13時から広島ビッグアーチで行われるアビスパ福岡とのフレンドリーマッチを公開で行う、と発表しました。入場料は無料で、入れるのはメインスタンドのみ。売店やゴミの収集はなく、鳴り物での応援や横断幕の設置もできないなど制限は多いのですが、Jリーグの中止により試合が見れなくて寂しい思いをしているサポーターには何よりのプレゼントだ、と言えるでしょう。当日は「東北地方太平洋沖地震 災害義援金」募金樽を設置するとのことですので、見に行く方はぜひご協力下さい。
<11.3.17> 昨日サンフレッチェは広島修道大と練習試合を行い、16-1で勝ちました。前半のメンバーは、GK:西川、DF:森脇、中島、水本、MF:ミキッチ、青山、森崎浩、山岸、李、ムジリ、FW:佐藤。後半はGK:中林、DF:横竹、トミッチ、西岡、MF:石川、鮫島、丸谷、服部、清水、山崎、FW:井波。得点は前半9分にムジリ、13分、23分、35分に李、30分、44分、45分に佐藤。後半は11分、23分、41分に山崎、19分に横竹、20分と39分に清水、22分に井波、30分に丸谷、41分に鮫島。失点は前半24分でした。
 携帯サイトによると前半にはPK失敗もあったそうで、その他にも決めることのできなかった決定機が10回ほどもあったとのこと。視界が真っ白になるほどの吹雪の中で、「前へ前へ」と言う攻撃サッカーが展開されていたそうです。中でも李忠成はしなやかな動きからDFをかわして裏にすり抜け、得意のループシュートを決めるなど3得点。佐藤寿人もロングボールに反応してDFを置き去りにし、角度の無いところから強烈なシュートを決めました。またムジリは当初こそボールを受けることができなかったものの、時間とともに正確なパスを供給していたそうです。また後半は全員が良く走り、サイドから、3列目から、更にDFラインからの攻め上がりで多彩な攻撃を見せていたとのこと。大学生相手の練習試合でいくら点を取っても仕方がないのですが、少なくとも選手たちの心が折れたり、あるいはやる気を失ったり、ということにはなっていない様子です。
 事務所への連絡を取ること自体が難しい仙台に続いて、昨日は鹿島もしばらくの活動停止を発表するなどJリーグ再開の可能性は遠ざかる一方ですが、しかしそんな中でもサッカー選手として、あるいはサッカークラブとしてできることはあるはず。サンフレッチェとJリーグには、公式戦は無理でも何らかの形でサッカーを見せることができるような、そんな方策を考えて欲しいと思います。
<11.3.16> プレスリリースによると、3/15(土)の13:00から広島ビッグアーチで、アビスパ福岡との練習試合を行うことになりました。リーグ戦再開の目処が立たない中でコンディションとモティベーションを維持するのが難しいところだと思いますが、広島らしい楽しいサッカーを見せて欲しいもの。スカパーもJリーグの中断でコンテンツに困っているのではないかと思いますし、何とか放送してもらえないものでしょうか?
<11.3.15> Jリーグは昨日、3月中のリーグ戦とナビスコ杯の中止を決定しました。理由は余震が続いていることと一部の地域で停電する可能性があることからで、スタジアム及び来場者の安全確保を考慮したとのこと。報道によると仙台はクラブハウスやスタジアムが壊れるなど被害が大きく活動再開の目処も立っていないようなので、とても対等な条件でリーグ戦を戦うことはできないでしょう。ここで少なくとも3月末までは中止と言う決断は、止むを得ないものだと思います。
 ただその一方で、選手たちが元気なプレーを見せることが心が沈んでいる被災者と日本国民を力づけることになる、と言うことも考えるべきだと思います。日本サッカー協会は3/25と29の代表戦をチャリティーマッチとして開催することを検討しているそうですが、そのような動きはもっとどんどんやるべき。Jリーグクラブも、例えば西日本クラブ同士の試合は予定通りの日程で(ただし有料の練習試合として)行って、チャリティーマッチとして収益の一部を被災地に寄付する、とかできないものでしょうか?サッカー選手ができる一番の援助は、素晴らしいプレーをファンに見せること。被災者を元気づけるために、ぜひ考えて欲しいと思います。
<11.3.14> サンフレッチェは土曜日に鳥栖に遠征してサガン鳥栖と45分×3の練習試合を行い、6-0で勝ちました。メンバーは非公開ですが、得点者は1本目の25分に高萩、31分に中島、2本目の38分に井波、3本目の16分に井波、33分にムジリ、39分に山崎。携帯サイトの情報によると、家族や友人に被災者がいる(であろう)東日本に関係の深い選手たちの頑張りが目立ったとのこと。こう言う苦しい状況だからこそ、サッカー選手はサッカーで元気づけて欲しい、と心から思います。
<11.3.14> 大震災が起きた時、私は東京・新橋で会議に出ていました。当然会議は中止になり、新橋駅前でしばらく様子を見た後自宅に戻ろうと動き出しました。しかし東京駅まで行っても秋葉原まで行っても交通機関は動かず、当日中の再開予定も無いとのこと。これは歩くしかない、と決断して、10時過ぎまで歩いて金町まで行き、親戚の家に1泊しました。そして翌朝はのろのろ運転&ぎゅうぎゅう詰めの常磐線に乗って取手まで移動。そこからはバスで、地震発生から丸一日かけてようやく自宅に戻りました。
 自宅では割れた食器が散乱していたので、余震におびえる家族を励ましながら片づけ。また断水が続いていたので水の確保にも走り回っていました。更に職場も混乱していたため、安否確認や対策に追われていました。今日も計画停電や食糧、ガソリンの不足等が続いていて通常生活には程遠い状況ですが、ある程度落ち着いたと言う事でDiaryを再開したいと思います。
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