3/20〜3/26のSANFRECCE Diary


<11.3.26> 今日のチャリティマッチですが、会場は鳥取市のとりぎんバードスタジアムで正午キックオフ。駐車場や無料のシャトルバスが用意されていますので、鳥取のホームページでご確認下さい。またスカパー!のch183(SD画質)とch193(HD画質)、及びスカパーe2のch803で生放送が予定されています。ブログでも速報しますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<11.3.26> Jリーグは昨日、4/23から再開するJ1、J2リーグ戦の日程について変更の有無を発表しました。日程変更の理由は、電力事情と被災クラブのホームゲーム。少なくとも4月と5月は、東北・東京電力管内の試合はキックオフ時刻を午後2時以前に変更し、ナイトゲームは行わないことになります。また仙台、鹿島、水戸のホームゲームについては復旧の様子を見ながら、例えば前半と後半のホームとアウェイを入れ替える、あるいは代替開催地で行う、等の措置を取ることになります。この中でサンフレッチェですが、ちょうどこの期間に東日本での試合は無いため変更はありません。5/11にナビスコ杯の仙台戦が予定されていますが、こちらはホーム&アウェイのトーナメントになる可能性が高いので、何らかの変更があるのは間違いないと思われます。
<11.3.25> 明日は鳥取で「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティマッチ」を戦います。
 ガイナーレ鳥取は1983年に創設された「鳥取教員団」が前身で、1989年に「SC鳥取」に改称。その後しばらくは中国リーグと県リーグとの間を行ったり来たりしていました。しかし2000年の中国リーグで初優勝。出場権を得た地域リーグ決勝大会は4位に終わったものの、全国社会人サッカー連盟推薦でJFL昇格を果たしました。そして2007年にJリーグ昇格を目指して運営法人を設立し、名称も「ガイナーレ鳥取」に変更。元広島の小村や外国人選手を補強するなど戦力強化を図りました。しかし2008年、2009年はいずれも5位に終わって目前で昇格を逃し、更に昨年は開幕前にヴィタヤ監督が交通事故が原因で辞任するなど揺れる中でスタートしました。しかしそれでむしろ団結が固まったのか、新加入の服部年宏を中心とした守備が安定して開幕から独走し、7試合を残して4位以上を確定。またJFL史上最速となる5試合を残しての優勝も決めました。そして11/29のJリーグ臨時理事会でJリーグ入りが承認され、悲願のJ2昇格を果たしました。
 J2初年となる今年は戸川健太、鈴木伸貴、多田大介、丁東浩らを補強。JFLで培った堅い守備をそのままに、攻撃力の上積みを目指して開幕を迎えました。そして徳島で初めてのJ2リーグ戦を戦うと、第2節に念願のホーム開幕、となるはずでした。明日の試合は公式戦では無いものの、鳥取がJリーグクラブとして地元で戦う初めての試合。「チャリティ」と言う以上に、鳥取にとっては重要な意味を持つ試合になるのではないでしょうか?
 対するサンフレッチェは今週初めに3日間のオフを取りましたが、チームはいつ再開しても良いように準備を進めてきました。明日は代表組が居ない上に中林も怪我と厳しい状況ではありますが、その分チャンスをつかむ選手もいるはずです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        原

   横竹  中島  水本

     青山 森崎和

ミキッチ          山岸

    高萩   ムジリ

       佐藤
 明日はスカパー!も生放送を予定しているので、アンテナさえ無事なら被災地でも試合を見ることができます。明日は義援金を集めるだけでなく、広島らしい楽しいサッカーで被災者と日本中のサッカーファンを励まして欲しい、と思います。
<11.3.24> 福岡戦の後3日間のオフを取っていたサンフレッチェの選手たちですが、昨日から早速2部練習を行いました。4/23からの再開が決定したと言うことでメンタル面での効果が大きかったようで、選手たちも新たな気持ちで練習に取り組めているそうです。土曜日には鳥取とのチャリティマッチが行われますが、それ以外にも週1回のペースでトレーニングマッチを予定しているそうで、広島でのチャリティマッチの開催もあるかも知れません。
 また携帯サイトによると、ペトロヴィッチ監督は「来週の日本代表対Jリーグ選抜の試合に、広島に関わったことのある選手が8人も選ばれたことは誇らしい。これまでのクラブがやってきた方向性に対し、称賛の言葉を述べたい」と語っています。半分(槙野、柏木、闘莉王、駒野)は現在は他のチームに所属している選手ですが、心から応援したいと思います。
<11.3.24> プレスリリースによると、福岡戦で負傷した中林選手は一昨日広島市内で検査を行い、左膝内側側副靭帯損傷で全治4週間と診断されました。
<11.3.23> Jリーグは昨日のJ1・J2臨時合同実行委員会で、4月開催予定のJ1第4節〜第6節、及びナビスコ杯予選リーグ第3節、第4節の開催中止を決定しました。またその一方で4/23の第7節からのリーグ戦再開と、4月中の東北・関東地方での全試合のキックオフ時刻を14時以前に変更することを決めました。
 3/11の震災のため翌日から公式戦を中断しているJリーグ。鹿島、仙台、水戸などスタジアムや練習施設に大きなダメージを受けているクラブがあり、また周辺環境が整っていないこと、電力事情が悪いこと、交通事情等を鑑みて中断が長引くのは止むを得ないことだと思います。ただその一方で、ただでさえ過密日程を組んでいるのに今後ますます厳しくなる、と言う事情もあります。特に夏場に日程を詰め込もうとすると、選手の負担が増大する上に夜の試合を増やすことにもなります。南米選手権で中断が予定されている期間中に試合をシフトすることを考えても、ギリギリの判断だったものと思われます。福島原発の事故はかなり落ち着いたように見えますが、だからと言って発電を再開できるような状況ではないことは明らかである以上、夏に近づくに従って電力事情が厳しくなるのは必然。となると、例えば夏は早朝に試合を行う、等の判断が必要になるかも知れません。
<11.3.23> Jリーグは昨日、「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」JリーグTEAM AS ONEのメンバーを発表し、広島からは佐藤寿人選手が選ばれました。今回選出されたのは次の20人。
【GK】川口(磐田)、楢崎(名古屋)
【DF】新井場(鹿島)、闘莉王(名古屋)、小宮山(川崎F)、茂庭(C大阪)、
    中澤(横浜FM)
【MF】関口、梁(仙台)、中村俊(横浜FM)、小野(清水)、小笠原(鹿島)、
    中村憲(川崎F)、駒野(磐田)
【FW】原口(浦和)、大久保(神戸)、ハーフナー(甲府)、佐藤(広島)、
    平井(G大阪)、三浦(横浜FC)
 W杯南アフリカ大会の代表から川口、楢崎、中澤、闘莉王、駒野、中村俊、中村憲、大久保と8人選出。また茂庭、小野、小笠原ら元代表の実力者や若手の原口、平井、ハーフナー、そして大ベテランの三浦知良等バラエティーに富んだメンバーとなっています。今度の試合は公式戦ではありませんが、日本代表にとって簡単に勝てる相手ではないのは明らか。震災復興に向けて、元気の出る試合が見れそうです。
 ところで被災地の鹿島からは小笠原と新井場、仙台からは関口、梁が選ばれましたが、水戸や栃木からの選出はありませんでした。またいわき市出身の高萩を選出して欲しかったのですがそれもなし。そのような選手は多かったのかも知れませんし、またチームとしてのバランスを考えた結果なのかも知れませんが、少々残念な結果でした。
<11.3.22> 遅くなりましたが、先々週発売の紫熊倶楽部4月号(Vol. 158)を紹介します。
 今回の号のタイトルは「歴史創造への第一歩」となっていて、最初は開幕戦の紹介です。広島に青空が戻ってきた3/5、多くのサポーターが来場した中で行われた仙台戦は、両者譲らずスコアレスドロー。広島を研究して臨んだ仙台の守備に苦戦しながら、勝点1をゲットした試合を振り返っています。
 カラーページのインタビューで取り上げられているのは、佐藤寿人選手、西川周作選手の2人。巻頭の佐藤寿人選手は「元気です」と言うタイトルで、まずは昨シーズンの回顧から。新潟戦における凄みのあるカバーリングから、怪我をしながらアシストしたナビスコ杯のG大阪戦、そして浦和戦の復活ゴールなどを振り返っています。また、ロサンゼルスで行った自主トレを紹介し、今年に向けての決意を述べています。一方、後ろのページで登場している西川周作選手のインタビューのタイトルは「背番号1の矜持」。下田から受け継いだ背番号1を背負いながら、チームを引っ張る決意を述べています。
 宮崎キャンプの後半のレポートに続くのは連載記事の「スタッフたちの『ガンバロウゼ』」。ジュニアユースコーチの岩成智和さんは、中学生の時に既に「監督」の立場を経験していたそうです。大学生の時の悩みやブラジルへのサッカー留学、そしてサンフレッチェびんごのコーチ時代の森脇選手との出会いなど「育成のスペシャリスト」を目指すコーチの思いが綴られています。またジュニアユースのレポートでは、2年ぶりとなるプログレスリーグでの敗戦について書かれています。
 そして巻末のカラーページでは、開幕戦で行われた「サンフレッチェ・ファミリー」の写真集と、ユースの「3年生を送る会」における森山監督の言葉を紹介し、合わせてユース卒業生たちの進路をまとめています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。V-POINTの他、広島県内主要書店と東京・池袋のジュンク堂と書泉ブックマートでも販売中です。また通信販売のお申し込みはe-VPOINTでどうぞ。
<11.3.21> プレスリリースによると、サンフレッチェは週末の2日間に「東北地方太平洋沖地震 災害義援金」の募金活動を実施し、合計で320万円を越える額が集まった、とのことです。まず3/19(土)には、福岡とのフレンドリーマッチの会場となった広島ビッグアーチで1,750,724円が集まった、とのこと。試合観戦に訪れた人が3,000人ほどだったと言うことですから、単純計算で1人平均500円以上募金したことになります。また3/20(日)には本通り、シャレオ中央広場、天満屋アルパーク前の3ヶ所で選手13名、フロントスタッフ10名、サンフレッチェレディース5名が活動し、1,488,092円を集めました。J's GOALによると中島選手は「弱った時に助け合う、人間同士の力の凄さを感じた」、西川選手は「胸を打たれた。わずかな時間だったけれど、凄く重みを感じた」とコメントしています。また携帯サイトにはこの2人に加えて5人(石川、水本、横竹、原、高萩、服部)のコメントが掲載されていますので、ぜひご覧下さい。
 なお、サンフレッチェ広島選手会主催のチャリティオークションは3/19〜3/27の日程でe-VPOINTで開催中。選手のユニフォームやグラブ、スパイクなど試合で使用したアイテムだけでなく、石川選手提供の掛時計等レアな商品が59点並んでいます。震災の被害に対して何か貢献したいと言う気持ちを込めて、好きな選手のグッズに思い切って高値で入札してみてはいかがでしょうか?
<11.3.20> 昨日広島ビッグアーチで福岡とのフレンドリーマッチを行い、レギュラーが出た1試合目は2-0で勝ったものの2試合目は0-1で敗れました。
 サンフレッチェのメンバーは、次のような感じだったものと思われます。
       西川

   森脇  中島  水本
       (→トミッチ65分)
     青山 森崎和
     (→森崎浩45分)
ミキッチ          山岸(→服部81分)
(→清水81分)
    李    ムジリ

       佐藤(→高萩65分)
 対する福岡のメンバーは不明。最初の得点は前半23分で、ムジリのクロスを李がボレーで決めました。また2点目はムジリで、後半45分に高萩のスルーパスが起点だった模様です。試合は全体的に広島ペースで、特にムジリのキープ力と正確なパスが目を引いた、とのことです。
 続く2試合目のメンバーは、GK:中林(→原80分)、DF:石川、トミッチ(退場60分)、横竹、MF:清水(→鮫島78分)、丸谷(→井波89分)、鮫島(→西岡55分)、服部、山崎、高萩、FW:井波(→大崎55分)。得点は後半22分に福岡の鈴木が直接FKを決めました。こちらも広島の若手選手の溌剌としたプレーが目立っていたそうで、後半15分のトミッチの退場(2枚目のイエロー)で数的不利になりながらもそれを感じさせない試合だったようです。後半には大崎がドリブルを倒されてPKをゲットするシーンもあったそうですが、自ら蹴った大崎のボールが弱く止められてしまった、とのことです。
 なお、中国新聞によるとこの日集まった観客は約3,000人。鳴り物による応援は無く、また試合前に黙とうを捧げるなど厳粛な雰囲気だったそうです。しかしその一方で、広島、福岡両チームの選手の好プレーに拍手や歓声が鳴り響くなど非常に良い雰囲気でもあったとのこと。監督や選手も多くが「良かった」と言う感想を述べています。(詳しくは携帯サイトをどうぞ。)中でも福島県いわき市出身の高萩選手は「育った土地が被災し...たくさんの人が困っている。...練習してていいのかなって、正直思ってました」と心の中の葛藤を吐露しつつも「地元の人から『辛い状況だろうけど、お前はサッカーを頑張ってくれ。そして元気づけられてくれ』と言ってもらえた。...だからこそ、僕は自分のできることをやりたい。サッカーを頑張らないといけない」と決意を述べています。昨日の試合会場では被災者を支援する樽募金が行われましたが、今日も本通り、シャレオ中央広場、天満屋アルパーク店前付近の3ヶ所で選手とフロントスタッフが募金活動を行うとのこと。時間は午後2時から3時となっていますので、ぜひご協力下さい。

ペトロヴィッチ監督のコメント
広島選手コメント

SANFRECCE Diaryトップページに戻る