6/12〜6/18のSANFRECCE Diary


<11.6.18> 携帯サイトとホットニュースによると、青山についてペトロヴィッチ監督は「まだ時間が必要だと思っている。次の試合での起用は考えていない」と語っています。今日のメンバーについてはほぼ決まっているようで、「浦和戦から大きな変更はないが、2〜3人を変える可能性はある」のだそうです。リーグ戦の通算成績は2勝6分け8敗で、しかもアウェイでは10年間勝っていない、と言う苦手川崎Fとの対戦ですが、G大阪や日本平の清水など苦手を克服してきた流れを考えれば勝てないことはないはず。チーム全員の団結の力で、負の歴史を打ち破って欲しい、と思います。
 今日の試合会場は等々力競技場で、午後7時キックオフ。テレビはBS-TBSとスカパーのTBSチャンネル(ch363及びch616)、及びスカパー!e2のch301で生放送が予定されています。今日は現地に行くためブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は携帯サイトの速報などをどうぞ。
<11.6.17> 明日はアウェイでJリーグ第16節川崎F戦を戦います。
 広島とのナビスコ杯1回戦1st legの後、川崎Fは2試合を戦って1勝1分け。勝点を17にして5位まで上がってきています。
14H △2-2 甲府  【川】小林、山瀬、【甲】阿部、ハーフナー
15A ○5-0 大宮  【川】田坂、井川、小林、矢島、山瀬
 前節は中村憲剛が控えにも入らないと言うメンバーで臨み、序盤は大宮に攻め立てられて2度決定機を与えるなど苦しい戦いを強いられました。しかしそのピンチを何とか凌ぐとペースを奪い返し、終わって見れば5点差をつけてのアウェイ初勝利。大宮との地力の差を見せつけました。明日は中村憲の復帰が微妙な上にU-22代表で安藤、登里が不在ですが、「代役」が出るからと言って侮るわけにはいきません。
 一方のサンフレッチェですが、広島〜新潟〜広島〜川崎と続く長距離移動の繰り返しによる疲労の蓄積が気になります。前節病み上がりで先発して途中交代した森崎浩は大丈夫だと思われますが、他の選手はある程度入れ替えてくる可能性が高そう。特にトミッチはペトロヴィッチ監督が起用を(ほぼ)明言していたので、明日は先発から出てくる可能性が高そうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
       西川

   森脇  森崎和  横竹

    トミッチ 森崎浩

ミキッチ          山岸

    李     高萩

       佐藤

SUB:中林、盛田、中島、石川、服部、ムジリ、山崎
 新潟、浦和は広島対策を練って来ましたが、たぶん川崎Fはオープンな戦いを挑んでくるはず。順位はこちらは上ですが、むしろ川崎Fは広島にとっての「天敵」なので、胸を借りるつもりで全力でぶつかって行って欲しい、と思います。
<11.6.16> 昨日ビッグアーチに13,707人を集めて行われた第15節浦和戦は、両者譲らずスコアレスドローに終わりました。
 森脇が出場停止から戻り、また森崎浩も復帰して以下の布陣で戦いました。
       西川

   森脇  森崎和  横竹

     中島 森崎浩(→トミッチ66分)

ミキッチ          服部(→山岸70分)

    李    ムジリ(→高萩60分)

       佐藤

SUB:中林、盛田、石川、山崎
 対する浦和は、GK:加藤、DF:高橋、スピラノビッチ、永田、平川、MF:鈴木、山田暢、柏木(→山田直68分)、FW:マルシオ・リシャルデス、田中(→マゾーラ76分)、エジミウソン(→梅崎90+2分)、と言うメンバーでした。森崎浩に柏木をマンマークで付け、李とムジリをボランチ2人が見つつ中央を固める、と言う守備的な布陣で来た浦和に対して、広島も速い帰陣でゴール前を固めて対抗します。6分にはスピラノビッチがCKをダイレクトで打ってきましたが危うく枠外。15分には森脇のクロスのこぼれを李が頭でループ気味に狙ったものの、惜しくも枠を外します。17分にはムジリのパスを寿人が右足で狙いましたが上に外れ、20分にも李のポストプレーから寿人が右足で打ちましたがGKの正面を突きます。25分には田中のクロスがゴール前を横切り、マルシオ・リシャルデスがシュート体勢に入りましたが服部がぎりぎりでクリア。35分にはロングパスを寿人が絶妙なトラップから戻したところに李が走り込みましたが、DFと交錯してシュートは上に外れます。両チームともチャンスは作るものの単発的で、むしろ守備の集中力が目立った前半の攻防でした。
 後半に入っても流れは変わらず、むしろ攻めを寸断され逆襲を受けるシーンが増えます。8分には横竹が奪われ最後はエジミウソンが打ってきましたが西川の正面。10分には森脇が奪われてカウンターを受けましたが、森崎和が高橋のクロスをクリアします。早めの選手交代で流れを変えようとするペトロヴィッチ監督。しかし浦和の守備は堅くなかなかシュートまで持ち込めません。28分には高橋のクロスをマルシオ・リシャルデスがフリーで打ちましたが西川がキャッチ。30分にはマゾーラのクロスが危うくゴール前を横切ります。逆に後半41分にはトミッチが素早いステップからシュートを放ちましたが、GK加藤が横っ飛びで防ぎます。結局両チームともチャンスを生かすことはできず、両者とも得点の無いまま終了のホイッスルとなりました。
 この試合の記録を見ると、広島のシュート数が6本だったのに対して浦和は15本。ボール支配率も43:57で浦和の方が上でしたが、しかし内容的にはほぼ互角だった、と思います。暑い中での中3日の試合だったと言うことでどちらも運動量が上がらず、広島は勝負のパスがなかなか通らず、浦和は足元のパスばかりだった、と言うことはありましたが、しかし両者とも前線の選手の能力の高さと守備陣の集中力の高さは素晴らしく、緊張感に満ちた試合でした。広島としてホームゲームでありかつ相手が下位に低迷していると言うことで勝点3が欲しい試合ではありましたが、しかし監督も言うように浦和は16位に沈んでいるのが不思議なチーム。そこがしっかりと広島対策を立てて来て、しかもこちらもコンディション的に厳しかったことを考えれば止むを得ない結果だった、と言えるでしょう。この日は仙台が勝ったため3位に後退しましたが、しかし勝点1を取ったおかげで首位・柏には半歩近づきました。今はとにかく粘り強く戦って、上位に居続けることが重要です。次節は中2日で天敵・川崎Fとの対戦。体調を整えてチーム一丸となって戦って欲しい、と思います。

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日刊スポーツスコア速報
中国新聞記事
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

<11.6.15> 「ホットニュース」によると山岸、森崎浩、青山に復帰の可能性があるようですが、しばらく試合に出ていないことや体調が完全ではないこと、更に2日後に川崎F戦を控えていることなどから、今日の起用には慎重な姿勢を見せています。ただ一方で新潟戦に出ていた選手はかなり消耗しているので、そちらの見極めも必要です。今日の試合は誰が起用されるにせよ、いかにお互いに助け合うかがポイントになりそうです。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては、メイン側おまつり広場ではシューズなどを中心に特別価格で提供する「NIKEブース」と「広島にサッカースタジアム建設を要望する署名活動」「応援メッセージ記入コーナー」がそれぞれ4時から行われます。また試合会場限定グルメは今回は無しで、公認弁当と選手丼(青山選手のビビンバ丼と高萩選手の豚生姜焼き丼)が提供されるのみとなっています。先着プレゼントはコカ・コーラウエストが提供する「オリジナルクーラーバッグ」を5,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、山岸選手のプレミアム選手カードとなっています。
 テレビですが、スカパー!ch180(SD画質)とch190(HD画質)、及びスカパー!e2のch800(HD画質)で生放送が予定されています。今日は試合までに帰宅できればブログでの速報を行う予定です。
<11.6.14> 6月連戦は明日が第2ラウンド。サンフレッチェはホームで浦和と戦います。
 フィンケ監督の「改革」の成果が出るのを待てずに契約解除した浦和は、ウェスト・ハムのコーチを務めていたゼリコ・ペトロヴィッチ監督を招聘。またマルシオ・リシャルデスや永田ら大型補強を敢行して今季を迎えました。そして震災からの再開後初戦では名古屋を内容的にも圧倒して勝利し、サポーターに希望を与えました。ところがその後は勝ちきれない試合が続き、リーグ戦は7試合未勝利で16位に沈んでいます。これまでの公式戦の戦績は次の通り。
1A ●0-1 神戸  【神】ポポ
7H ○3-0 名古屋 【浦】マルシオ・リシャルデス、田中、原口
8A ●0-1 仙台  【仙】太田
9H ●0-2 横浜FM 【横】渡邉、大黒
10A ●1-3 柏   【浦】原口、【柏】北嶋2、ジョルジ・ワグネル
11H △1-1 C大阪 【浦】原口、【C】清武
12H △2-2 鹿島  【浦】高崎、マゾーラ、【鹿】西、増田
13H △1-1 新潟  【浦】エジミウソン、【新】鈴木
N1H ○2-0 山形  【浦】エジミウソン、原口
14A △2-2 大宮  【浦】エジミウソン、原口、【宮】ラファエル、深谷
 リーグ戦ではずっと勝っていない、とは言えナビスコ杯での勝利はチームに自信を取り戻すきっかけになったようで、戦い方も整理されて来たとのこと。前節も大宮の手堅いサッカーに手を焼きながら、2点のビハインドを追いついて引き分けに持ち込んでいます。明日はミッドウィークの試合と言うことでアウェイチームは不利ですが、しかし約1ヶ月ぶりの遠征はむしろ気分転換とチームの団結にはメリットがあるかも。明日はいつもの浦和戦以上に厳しい戦いになるのではないでしょうか?
 対するサンフレッチェですが、明日は森脇が出場停止から戻ってくるほか山岸と森崎浩も戻ってくる可能性があります。とすると、メンバーは次のような感じになるのではないか、と思われます。
       西川

   森脇  森崎和  横竹

     中島 森崎浩

ミキッチ          山岸

    李    ムジリ

       佐藤

SUB:中林、盛田、トミッチ、石川、服部、高萩、山崎
 初の連勝で2位に浮上したサンフレッチェですが、正念場はこれから。これからもいろいろな困難が待ち受けていると思いますが、一つ一つの試合に集中して、チーム全体の力で勝点を積み重ねて欲しいと思います。
<11.6.13> これまで毎年Jヴィレッジを中心に行われてきたadidas cup 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会(通称クラセン)ですが、原発事故を受けて今年は群馬県で開催されることになりました。日程は7/22〜7/31で、フォーマットはこれまで同様に全国9地域の代表24チームが6組に分けてグループリーグを行い1位の6チームと2位の成績上位2チームがノックアウトラウンドに進出します。グループリーグは前橋市の敷島公園、前橋総合運動公園、大胡総合運動公園と、伊勢崎市のあずまサッカースタジアム、玉村町の北部公園サッカー場で行われる予定だとのことです。
<11.6.12> 昨日アウェイで行われたJリーグ第14節新潟戦は、終了間際の寿人のゴールで広島が突き放して勝ち、今季初の連勝で2位に浮上しました。
 西川と李は戻ってきたものの森脇は出場停止。また森崎浩の欠場によりトミッチを先発で起用して以下の布陣で戦いました。
       西川

   横竹  森崎和  盛田

     中島 トミッチ

ミキッチ          服部
(→石川大84分)
    李    ムジリ(→高萩61分)
    (→山崎82分)
       佐藤

SUB:中林、丸谷、山岸、大崎
 対する新潟は、GK:東口、DF:酒井高、鈴木、千葉、石川直、MF:小林(→三門70分)、本間、藤田、チョ(→田中84分)、FW:ブルーノ・ロペス、ミシェウ(→川又46分)、と言うメンバーでした。新潟は立ち上がりから全くプレッシャーをかけず、後ろに堅固なブロックを作って広島のミスを待つ戦術を取ってきます。そして2分にはクサビのパスを奪われて速攻からチョに危ないシュートを打たれます。しかし広島は蒸し暑い気象条件を考えてあまり無理をせず、ロングボールでDFラインの裏を狙って寿人や李を走らせます。5分には中島のロングパスを受けた李がループで狙ったもののGKがキャッチ。17分にはムジリのシュートのこぼれに寿人と李が詰めたもののDFがクリアし、その直後にはミキッチのスルーパスに斜めに走り込んだ寿人が反転して狙いましたがGKの身体に当たります。更にその後のCKからトミッチの折り返しを服部が狙いましたが、GKが横っ飛びで弾きます。新潟も28分にカウンターから藤田が上がり、ブルーノ・ロペスを狙ってクロスを入れましたがカズと横竹がクリア。30分にはチョ、ブルーノ・ロペスに打たれましたが事無きを得ます。その後もパスを繋いで丹念に守備の穴を探す広島に対して、新潟がカウンターをしかけると言うパターンが続きましたが、暑さが両チームの体力を奪って運動量が上がらずなかなかゴールを割ることができまないままに前半を終えました。
 このような流れは後半も同様で、10分には中島のパスを受けた寿人がワントラップからシュートしたもののわずかに外。19分にはミキッチのCKに中島が頭で合わせたものの枠を捉えることができません。終盤になると両チームとも激しい消耗で足が止まって来ますが、気持ちを切らさずにぎりぎりで身体を張って失点を防ぎます。28分には右からミキッチが切れ込んで左足でクロス。これを寿人が右足で狙いましたが強く打ち抜くことができずにGKがキャッチ。32分には李が直接FKを蹴ったものの枠を外れ、33分には服部のクロスを倒れ込みながら狙いましたがうまく当たらずチャンスを逃します。徐々にタイムアップが近づきスコアレスドローも濃厚か、と思われた後半43分、中盤の奪い合いから高萩がスライディングでボールを奪い、倒れたままでボールを山崎に渡します。山崎はそのまま突破すると前線にスルーパス。これで飛び出した寿人が左足を振り抜くと、このボールが見事にゴールネットに突き刺さります。そしてその後は一度ミスからピンチになったもののそれ以外はしっかりとキープして時計を進め、リードを保ったままで終了のホイッスルを聞きました。
 この試合は雨上がりの直後と言うことで非常に蒸し暑かったようで、運動量を上げて戦うのが難しい状況でした。またサンフレッチェのメンバーは半分以上を30代の選手が占めていて、体力勝負に持ち込まれたら苦しい、と言うこともあったと思います。しかしそこで見せたのは、ベテランらしいクレバーなサッカーでした。前半は敢えてショートパスは繋がずロングボールでDFラインの裏を狙い、李や寿人を走らせて相手に脅威を与えました。そして疲れて足が止まってくると足元でボールを繋ぎ、プレスをかわしながら攻撃を構築しました。また守備ではゴール前を固める事を優先し、クロスを入れられても落ち着いてはね返してほとんど決定機を作らせませんでした。両チームとも慎重な戦いに終始した90分間ではありましたが、守備を固めてカウンターに徹した新潟に対して、サンフレッチェには試合全体を見通したプランがありました。後半終了間際の佐藤寿人選手のゴールはエースらしい素晴らしい一撃でしたが、そこに至ったのは最後まで勝利を目指して戦ったチーム全体の気持ちがあったからでしょう。特に途中交代で入った選手たちが動いてチームを助ける、と言う任務を忠実に果たしたことができていたことが、最後に結果として実ったと言えるのでは無いでしょうか。
 もう一つのこの試合のポイントは、青山と森崎浩がいない中でどうやって中盤を構築するか、と言うことだったと思います。そこで選択肢としてはトミッチと丸谷があったわけですが、指揮官の選択はトミッチ。そしてそのトミッチは、しっかりとその期待に応えたと思います。サンフレッチェの攻撃はDFラインでのパス回しで始まり、サイドへのパスやボランチへの縦パスで様子を見ながら攻撃のスイッチを入れます。その中で重要なのは高目の位置のボランチがいかに相手の間でパスを受け、前や横のポジションにいる味方に繋ぐかということなわけですが、トミッチはその点できっちりと役目を果たしていました。またフィジカルの強さを生かしたキープ力と突進力は、アナウンサーがしばしばムジリと間違えるほど。青山や森崎浩ほどの展開力はないものの、今後貴重な戦力になっていくであろうことを示した、と言えると思います。この日リーグ戦では初先発ながらフルタイム出場した盛田と合わせて、まだまだベテランの力がチームに必要だ、と言うことが分かった試合だと言えそうです。

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