6/26〜7/2のSANFRECCE Diary


<11.7.2> 明日は震災で延期になっていたJリーグ第2節。サンフレッチェはアウェイで大宮と戦います。
 毎年のように残留争いに巻き込まれる大宮は、昨年も4月に張監督が退任するなど苦しいシーズンを戦いましたが、終盤にしっかり逃げ切って12位でフィニッシュ。今季は更なる上昇を目指して東(大分)、上田(磐田)、金(FC東京)ら即戦力を補強しました。そして開幕戦では後半ロスタイムに追いつかれたものの、鹿島相手に常に先手を取る戦いで今季に向けての希望を感じさせました。ところが中断直後の柏戦では前半は圧倒したものの得点できず、逆に後半に不運な失点で敗戦。その試合をきっかけに柏が上昇気流に乗ったのと対照的に、なかなか波に乗り切れず現在10位となっています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1A △3-3 鹿島  【宮】李2、上田、【鹿】伊野波、岩政、OG
7H ●0-1 柏   【柏】レアンドロ・ドミンゲス
8A ○1-0 神戸  【宮】李
9A △1-1 甲府  【宮】東、【甲】阿部
10H △0-0 新潟
11A ○1-0 山形  【宮】東
12H ●1-4 清水  【宮】ラファエル、【清】アレックス、高原2、辻尾
13A ○1-0 C大阪 【宮】ラファエル
14H △2-2 浦和  【宮】ラファエル、深谷、【浦】エジミウソン、原口
15H ●0-5 川崎F 【川】田坂、井川、小林、矢島、山瀬
16A △2-2 名古屋 【宮】青木2、【名】磯村、ケネディ
17A ○2-1 磐田  【宮】村上、金久保、【磐】前田
18H △1-1 神戸  【宮】東、【神】大久保
 前節は神戸に先制点を許しながらも、チーム全員ではね返して83分に追いつき勝点1ずつを分け合いました。繋ぐサッカーを目指してチーム作りを進める鈴木監督ですが、豪雨の中での戦いだったC大阪戦ではロングボールを多用するなど勝利のためには戦術を変える事も厭いません。ここまでホームで勝利が無い事を考えれば、明日こそはと言う思いは強いはず。前節からの1週間の休みの間に、十分な広島対策を練っていたと考えておいた方が良さそうです。
 対するサンフレッチェは神戸戦、川崎F戦に続いて、前節も上位進出を賭けた試合に敗れて6位に後退しています。今後上位で戦って行くためにはここが踏ん張りどころ。ペトロヴィッチ監督は「青山を温存する余裕はない」と言っているので、前節出場停止だったミキッチに加えて青山の先発復帰の可能性が高そうです。と言う事で、先発予想は次の通り。
       西川

   森崎和 中島  盛田

     青山 森崎浩

ミキッチ          森脇

    李    ムジリ

       佐藤

SUB:中林、横竹、服部、山岸、石川、高萩、山崎
 ここ2試合で6得点を取るなど攻撃が機能しているように見える広島ですが、決定機の数を考えればその倍取っていても不思議ではなかった、と言う感じ。その一方でつまらない失点が増えているのも気になります。暑さの中でも集中力を切らさず、決めるべき時に決めて後はしっかり守って、明日は勝点3をゲットして欲しいと思います。
<11.6.30> 日本サッカー協会は一昨日、天皇杯の試合会場変更を発表しました。該当するのはサンフレッチェと広島県代表と石川県代表の勝者の対戦で、10/8(土)に予定されている2回戦。広島広域公園第1球技場での開催予定だったのが、コカ・コーラウエスト広島スタジアムで行われることになりました。第1球技場の収容人数は公称10,000人ですが、固定席はメインスタンドのみで数は約5,000。対する広島スタジアムの収容人数は15,000人強となっていますが、こちらも固定席は約7,000。球技場と陸上競技場の見やすさの違いや、例年の天皇杯初戦の動員数の少なさ(例えば昨年の2回戦の観客数は4,573人)を考えれば、第1球技場でも十分ではないかとも思うのですが...
<11.6.29> 今日はネタもないので、電子書籍の「サッカーのチカラ」を紹介します。これは日本のサッカー界を代表する書き手107人が「サッカーのチカラ」と言うテーマで数ページずつ寄稿した、というもの。1冊当たりの売り上げ1,200円のうち1,000円が日本サッカー協会に寄付されて、被災者の援助や復興支援など被災地域のサッカーファミリーが、サッカーを楽しむ環境を取り戻すために使われます。対応デバイスとしてはWindows-PC、iPhone(iPod touch)、iPad、Android端末(スマートフォンかタブレット)があって、それぞれ専用ビューアソフトで読むことができます。購入のためには無料の会員登録が必要ですが、そこからカードなどで購入するのは簡単。ただビューアは別にダウンロード(iPhone, iPadの場合はiTunesからダウンロード)しなければならない、と言うことが分からず苦労したのですが、そこさえクリアすれば問題なく読むことができます。中でも、紫熊倶楽部編集長の中野和也さんによる高萩選手の話は必見。「立ち読み」で試し読みもできるようですので、対応する端末をお持ちの方はぜひお試し下さい。
<11.6.28> G大阪戦は川崎F戦と同様に2点差の敗戦でしたが、内容的には雲泥の差、と言って良いと思います。どちらの試合もキープ率は60%程度と高かったのですが、シュート7本しか打てなかった川崎F戦に対してG大阪戦は13本。逆に打たれた数は川崎F戦が18本だったのに対してG大阪戦は10本で、内容の差とシュート数の差は対応していると言えます。そして内容で上回っていたにも関わらず敗れたのは「決定力の差」だと言われても仕方が無いのですが、ただ全体的にG大阪が引いてゴール前を固めていたのに対して、広島は一貫してオープンな戦いを展開していました。佐々木のように「狙ったというより前が空いていたので打ってみたら入った」のゴールのような不運もあったわけで、これを一概に「決定力」と言う言い方で片づけるわけにもいかないと思います。
 ただ、このような展開になってしまった理由は明らかで、早い時間帯に2点差がつけばこうなるのは当然です。開始早々に危険な位置でFKを与えてしまったことや中澤のマークを外してしまったこと、そして遠藤に見事なシュートを決められてしまったことが、このような試合になった理由でしょう。またせっかく1点差で後半を迎え、立ち上がりに猛攻を仕掛けたにも関わらず点が取れず、逆にカウンターから失点したのも(止むを得なかったとは言え)痛い流れでした。ラッキーな流れで大勝したホームゲームとは逆に、アンラッキーな展開で負けてしまったアウェイゲームと言うのは、まさにサッカーでは良くあること。むしろ疲れがたまっていた中で、G大阪相手にこれだけの内容の試合ができたと言うことをポジティブに考えて、次に向けて切り替えるしか無いのではないでしょうか?
<11.6.27> 昨日万博で行われた第18節G大阪戦は、激しい打ち合いで3点取ったものの5点を奪われ、第7節のホームゲームとは逆の結果となってしまいました。
 出場停止のミキッチに代えて山岸を右サイドに入れ、左には服部を3試合ぶりに先発起用して次の布陣で戦いました。
       西川

   森脇  森崎和  横竹

     中島 森崎浩

山岸            服部(→青山59分)
(→石川59分)
    李     高萩(→ムジリ59分)

       佐藤

SUB:中林、盛田、丸谷、山崎
 対するG大阪は、GK:藤ヶ谷、DF:加地(→キム45+1分)、中澤、山口、下平、MF:遠藤、武井、二川、宇佐美(→高木64分)、FW:平井、イ・グノ(→佐々木69分)、と言うメンバーでした。広島のホームゲームでは開始早々に先制したのは広島でしたが、昨日は逆にG大阪。イ・グノの突破を倒して与えたFKで遠藤のボールに中澤が頭で合わせ、あっという間に先制点を奪われてしまいました。
 これで落ち着いて後ろでブロックを作って待ちかまえるG大阪に対して、広島は同点を狙って攻めます。20分には李のループ状のヘディングはGKがキャッチし、22分には服部のクロスに何人もが飛び込みましたが打てず。山岸が何度もチャレンジしますが、なかなか良い形でクロスを入れることができません。そして33分、右からの展開のボールを受けた遠藤がスルーパスを狙うそぶりを見せながら思い切ってミドルシュート。これが逆サイドのネットに突き刺さり、ガンバがリードを2点に広げました。
 これで守り重視になったガンバに対して、広島が全力で追撃します。35分には服部のクロスを中島がダイレクトで打ったもののゴールの右上角に当たって弾かれ、44分には山岸のクロスを寿人がペナルティエリアの中で足元に収めたものの打てません。そしてロスタイムも2分が過ぎた時間帯に森脇の右からのパスを受けた森崎浩がそのまま突破してそのまま打ち込み、1点を返してハーフタイムを迎えました。
 後半に入ると、広島が全力で点を取りに行きます。立ち上がりに森崎和のカットから服部がクロス。続いて2分には服部のクロスに寿人が飛び込みましたがやや後ろに入ってしっかりミートできません。5分には森崎浩のカットから李が決定的なシュートを放ちましたが中澤に当たり、6分にはCKに森脇が合わせましたが枠を捉えることができません。更に8分にはスルーパスを受けた寿人が飛び出したもののコントロールしきれず、逆に9分にイ・グノのパスを平井に決められリードは再び2点に広がりました。
 ペトロヴィッチ監督は13分に一気に3人を投入。青山を中盤に入れて中島をDFラインに下げ、森脇を左サイドに出して攻撃を加速させます。そして18分にはムジリがミドルを打ちましたがボールは上へ。20分には森脇が左から仕掛けましたがシュート性のクロスは味方には合わずゴールラインを割ります。また27分にはムジリが単独で4人をかわして寿人を狙ったもののクリアされたものの、その直後の森崎浩のCKに中島が頭で合わせて、1点差に詰め寄りました。
 ところがそのすぐ後の32分には佐々木が思い切って打ったミドルが運悪く誰かに当たってゴールイン。続いて38分にはCKの流れから高木に決められリードを広げられてしまいます。広島は最後まで諦めずに攻め続け、ロスタイムにはムジリがミドルシュートを決めて3点目を奪ったものの反撃はここまで。サッカーの内容に結果が伴わない、悔しい結末となってしまいました。(明日につづく)

ブログ速報 前半 後半
日刊スポーツスコア速報
中国新聞記事
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

<11.6.26> 「ホットニュース」と携帯サイトによると、ペトロヴィッチ監督は「神戸戦、川崎戦と勝利すれば上位を戦えるところで負けている。明日は3回目。このG大阪戦で勝利すれば、安定して上位を戦う位置に到達できる」と語っています。昨日は柏が勝ったため今節首位に立つことは無くなりましたが、川崎Fが引き分けたため2位に浮上する可能性は残っています。連戦の最後と言うことで身体は疲れていると思いますが、G大阪が相手なら条件はほとんど変わらないはず。最後までしっかり集中して、走り負けないように戦って欲しいと思います。
 今日の試合会場は万博記念競技場で、午後6時キックオフ。テレビ中継はスカパー!のch182(SD画質)とch192(HD画質)、及びスカパー!e2のch802(SD画質)となっています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
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