7/10〜7/16のSANFRECCE Diary


<11.7.16> 先週末に高円宮杯U-18プレミアリーグウエストの第8節が行われ、サンフレッチェユースは3-0で名古屋U18に勝って8連勝で首位をキープしました。広島のメンバーは、GK:有賀、DF:脇本、柳川、MF:平田、亀島、末廣(→宮原78分)、野津田、野口(→大谷尚88分)、川辺、FW:藤井(→石坂55分)、越智(→大谷真85分)。得点は前半7分に川辺、後半12分に脇本、41分に宮原。森山監督の「ゴリ日記」によると前半は互角の戦いながら川辺がワンチャンスを決めて先制。後半に入って名古屋がプレッシャーを強めてきましたが、脇本がヘッドで決めて突き放し、最後は宮原のラッキーゴールで快勝した、と言う試合だったようです。(なおこの試合はJFA TVで前半の映像を見ることができます。)第9節は今日の午後1時から吉田サッカー公園で、C大阪が相手となります。
【第9節】
名古屋U18  0-3 広島ユース
福岡U-18  3-0 立正大淞南
富山第一高 3-0 広島観音高
愛媛ユース 2-1 東福岡高
京都U-18  4-1 C大阪U-18

順位      勝 分 負 勝点 得失差
1 広島ユース  8   0   0    24   +20
2 京都U-18   5   2   1    17    +7
3 C大阪U-18  4   2   2    14    +5
4 名古屋U18   3   2   3    11    +2
5 福岡U-18   3   2   3    11    -1
6 愛媛ユース  3   2   3    11    -3
7 東福岡高   3   1   4    10    -4
8 広島観音高  2   1   5     7    -8
9 富山第一高  2   0   6     6    -7
10 立正大淞南  1   0   7     3   -11
 一方今日の10時から(吉田サッカー公園で安古市高戦)と明後日の12時から(工大Gで盈進高戦)、Bチームのアドバンスリーグ1部の試合が行われる、とのことです。
<11.7.15> 柏戦ですが、横内コーチは「最終的には負けましたけど選手はよくやってくれた」と語っています。確かに点差は2点になったものの、3点目は最後の攻めに出た後にカウンターを食らって失ったもの。それまでに何度も同点のチャンスはあったわけで、そこで決めることができていれば流れは全く変わっていたでしょう。この試合は攻撃サッカーを指向する両チームがお互いの持ち味を存分に出して、両チーム合わせたシュート数は40本。本数的にはホームの柏の方が多かったものの、決定機の数ではほぼ同数、と言っても良い試合でした。こちらが中2日のアウェイ、しかも攻守のキープレーヤーである森崎和を欠いていたと言うことを考えれば、決して悲観すべき結果ではないでしょう。今回は敗れたものの次は勝つ、と言う気持ちになれる試合でした。
 ただ気になるのは、そう言う内容と流れだったにも関わらず追いつくことができず、逆に突き放されて敗れた、と言う事実です。先月までなら苦しくても何とか追いつき、あるいは勝ち越すことができていたのが、このところは先制しても追いつかれ、逆転され突き放される事が増えています。今季のサンフレッチェは震災からの再開後はしばらく好調が続き、6試合まで負けがなかったり一時は2位に上がったり、と良い流れで来ていました。また怪我人続出や出場停止で主力が欠けた時にも、お互いにカバーして結果を出してきました。ところが第16節で良いところ無く川崎Fに敗れると、その後は内容と結果が伴わなかったりジャッジに恵まれない不運もあって2勝4敗。「ホーム負けなし」や「連敗なし」の記録も止まり、順位も今季最低(第1節を除く)の8位にまで落ちてしまいました。客観的に見れば、まさに今が正念場、と言うところだと言えます。
 震災後の好調の原因は、今から思えば1ヶ月ほどの追加のキャンプを行うことによりチーム整備が十分にできた、と言うことだったと思います。そして5〜6月はその「貯金」で何とかなったものの、その貯金が目減りするに従ってだんだん苦しくなってきた、と言うことなのではないでしょうか。暑さと連戦で体力的に厳しい時、そして他のチームの「広島対策」が確立してきた時に大事なのは、その壁を突き破るための新しい力が出てくること。特に若手から1人でも2人でも台頭してくることが、チームを救うことになるのだと思います。サテライトで燻っている選手たちには、まずは練習で疲労困ぱいのベテランを圧倒するようなパフォーマンスを見せて欲しい。そしてその勢いを試合にぶつけて欲しい、と思います。それが今後サンフレッチェが浮上するか低迷するかの、重要な分かれ道になるのではないでしょうか?
<11.7.14> 昨日アウェイで行われた柏戦は1-3で逆転負け。今季初の連敗で順位も8位に落ちてしまいました。
 森崎和が出場停止。またペトロヴィッチ監督も右下肢蜂窩織炎及び敗血症でチームに帯同せず、横内コーチが指揮を執って次の布陣で戦いました。
       西川

   森脇  中島  盛田

     青山 森崎浩

ミキッチ          山岸(→服部61分)

    李    ムジリ(→山崎88分)

       佐藤

SUB:中林、横竹、石川、丸谷、高萩
 対する柏は、GK:菅野、DF:酒井、増嶋、近藤、橋本、MF:レアンドロ・ドミンゲス、栗澤、大谷、澤(→兵働85分)、FW:北嶋(→工藤82分)、田中(→茨田78分)、と言うメンバーでした。広島の先制点は前半7分。GKからのボールを柏のDFがクリアミス。GKとの競争を制した寿人がそのまま押し込んで、ラッキーな形で先手を取りました。しかし10分、自陣ゴール前で与えたFKでレアンドロ・ドミンゲスに直接決められ、リードは3分しか続きません。その後は柏に攻め込まれてシュートがバーに当たるシーンもあったものの何とか凌ぎ、またムジリを起点にこちらも良い形を作ったものの決めきれず、同点でハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりはイーブンな流れだったものの、広島がややアンラッキーな形で失点します。右サイドからのロングボールを森脇が頭に当てましたが、クリアしきれずボールは澤へ。シュート体勢に入った澤は西川が止めたものの、こぼれが北嶋に落ちてそのまま蹴り込まれてしまいました。
 これで安心したか、柏は後ろにブロックを作って守備を固めます。広島はミキッチの突破から、あるいはムジリのパスから何度もチャンスを作ります。13分のミキッチのシュートは枠外。16分にはショートコーナーに李が合わせたものの枠を捉えることができず、19分にはミキッチのクロスに李が合わせたものの菅野のスーパーセーブに防がれます。またその直後のCKからのチャンスでもミキッチが強烈なシュートを打ったもののゴール前に張っていた増嶋が身体に当て、20分と25分のムジリのシュートはいずれもヒットせず頭を抱えます。38分にはムジリのクロスに森崎浩と李が飛び込みましたがDFが身体を張って防ぎます。柏はしばしばカウンターからチャンスを作り、39分にはレアンドロ・ドミンゲスがフリーになりましたが西川の果敢な飛び出しで防ぎ、41分の工藤のシュートは外へ。42分にも茨田に聞けんなシュートを打たれましたが西川が防ぎます。しかし後半ロスタイムにミキッチが得たゴール右からのFKで、クリアボールを繋がれて工藤が完全にフリー。西川が飛び出したもののかわされて決められ、最後の最後に止めを刺されました。(明日につづく)


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<11.7.13> 携帯サイトと「ホットニュース」によると、李選手は6年半所属した柏での試合と言うことで特別な思いがある、とのこと。「実家のようなもの」と言う日立台で、成長した姿を見せて欲しいと思います。
 今日の試合会場は日立柏サッカー場で、午後7時キックオフ。ビジター側は指定席・自由席ともに当日券が販売されます。テレビはスカパー!ch183(SD画質)とch193(HD画質)及びスカパー!e2のch803(SD画質)で生放送があります。今日もブログでの速報を予定していますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらでどうぞ。
<11.7.12> 大震災で順延された試合が組み込まれた7月の「HOT6」は明日が3試合目。サンフレッチェは首位・柏とアウェイゲームを戦います。
 昨年のJ2の36試合を23勝11分け2敗の勝点80で駆け抜けた柏は、そのままの勢いで今シーズンを迎えて開幕戦では清水を圧倒。再開後もペースを落とさずに勝ちを積み重ね、開幕からの15試合ずっと首位をキープしています。さすがにここ1ヶ月は勢いは陰り気味で勝ったり負けたりになっていますが、しかし連敗は回避して負け試合の後は必ず勝利しています。これまでの公式戦の戦績は次の通り。
1H ○3-0 清水  【柏】ジョルジ・ワグネル、パク、レアンドロ・ドミンゲス
7A ○1-0 大宮  【柏】レアンドロ・ドミンゲス
8H ○2-1 甲府  【柏】田中、北嶋、【甲】ハーフナー
9A ●1-2 山形  【柏】北嶋、【山】石井、長谷川
10H ○3-1 浦和  【柏】北嶋2、ジョルジ・ワグネル、【浦】原口
11A ○3-0 新潟  【柏】ジョルジ・ワグネル、近藤、工藤
12A △0-0 名古屋
13H ○3-0 神戸  【柏】田中2、レアンドロ・ドミンゲス
N1H ●0-1 仙台  【仙】中島
14A ○2-0 横浜FM 【柏】田中、北嶋
15H ●0-3 磐田  【柏】金園、前田2
16A ○2-0 福岡  【柏】田中、兵働
17H ●2-4 G大阪 【柏】田中、レアンドロ・ドミンゲス、【G】遠藤、平井、イ・グノ、下平
18A ○4-1 甲府  【柏】田中2、ジョルジ・ワグネル2、【甲】ハーフナー
2A ●0-5 C大阪 【C】乾、ピンパォン、マルチネス、播戸、倉田
3H ○1-0 仙台  【柏】澤
 前節は「首位攻防」らしい緊迫したゲームとなりましたが、引き分け濃厚となった後半ロスタイムに右からのクロスに飛び込んだ澤が決めて劇的な勝利を収めています。広島より1日休みが多く、しかもホームでの連戦と言うことで体力的に有利なのは明白。明日は広島を叩いて首位固め、と言うつもりで待ちかまえているに違いありません。
 対するサンフレッチェは、前節レッドカードをもらった森崎和が出場停止。また50分近く10人で戦った事を考えると、選手の本来の能力よりも体力的な問題を考えての選手起用になるかも知れません。と言うことでメンバー予想は難しいのですが、私は次のように考えます。
       西川

   森脇  中島  横竹

     青山 森崎浩

ミキッチ          服部

    李    ムジリ

       佐藤

SUB:中林、盛田、丸谷、石川、山岸、高萩、山崎
 明日は全体的に押し込まれる展開になる可能性が高そうですが、そのような時にどれだけ我慢するか、がポイントだと思います。チームにとって最も重要な選手の1人である森崎和がいないのは痛いのですが、誰にもその代わりはできない以上、全員でカバーするしかありません。こちらも柏と同じようにこのところ勝ちと負けが交互に来ていますが、そう言う意味では明日はこちらが勝つ順番。試合中に多少の不運があったとしても、チーム全体の力で乗り越えて欲しい、と思います。
<11.7.11> 昨日ビッグアーチで行われたC大阪戦は前半の森崎和の退場が祟り、今季ホーム初黒星を喫してしまいました。
 青山が10試合ぶりに先発復帰し、次の布陣で戦いに臨みました。
       西川

   森脇  森崎和  盛田
       (退場42分)
     青山 森崎浩
     (→横竹60分)
ミキッチ          山岸

    李     高萩(→中島HT)

       佐藤(→ムジリ60分)

SUB:中林、服部、石川、山崎
 対するセレッソは、GK:キム・ジンヒョン、DF:茂庭、丸橋、高橋(→酒本81分)、上本、MF:中後、乾、清武、キム・ボギョン、倉田(→山口69分)、FW:小松(→播戸76分)、と言うメンバーでした。試合は2分にいきなり動きます。丸橋が味方にパスしようとしたところこれがミス。インターセプトした李がそのまま持ち上がると、左足でゴール右隅に決めて広島があっさりと先制点を奪いました。
 その後、前からボールをうばいに来るC大阪に対して、広島はロングパスでチャンスを作ります。5分には森崎和のロングフィードで抜け出したミキッチのクロスに李がダイレクトで合わせたものの惜しくもGK正面。18分にも森崎和のボールで抜け出したミキッチが倒されましたが、場所は明らかにペナルティエリアの中だったにも関わらずエリア外からのFKとなります。セレッソも良く動いてボールを繋ぎ、ドリブル突破から、またセットプレーからチャンスを作り、11分には中後のFKに小松が合わせましたが西川が素晴らしい反応でクリア。15分には清武がループ気味に狙いましたが西川が落ち着いて抑えます。24分には森脇が左足で強烈なミドルを打ったもののGKに弾かれ、32分には前線の3人がワンタッチパスを繋いでペナルティエリア内に入りましたがシュートを打てません。そしてその直後、森崎浩のバックパスが弱くなったところを狙われ、西川が飛び出したものの小松に足をすくわれ奪われます。これを倉田に決められてもったいない形で同点に追いつかれてしまいました。
 この後攻勢に出た広島は、37分に森崎浩のシュート、38分に森脇のシュートなど決定機を作ります。しかし42分、相手ロングボールがDFラインの裏に流れます。すると主審は森崎和が手を使ったとしてイエローカード。これが2枚目と言う事で退場となってしまい、広島は残りの時間を数的不利で戦わなければならなくなりました。
 後半からペトロヴィッチ監督は前線の枚数を減らし、中島をリベロに入れて再構築を図ります。ところが攻めも守りもコンビネーションが今一つ。2分にはスローインから清武が反転すると強烈なミドルシュートを叩き込まれてリードを許すと、5分にはキム・ボギョンが中央を持ち上がってスルーパス。これを受けた小松にしっかりと決められて、あっという間に2点のビハインドを背負う事になりました。
 この後は、何とか逆襲をしかけようとする広島でしたがなかなかゴール前まで持ち込めず、逆にカウンターから何度も決定機を作られます。9分には乾がフリーで打ちましたが西川が落ち着いてセーブ。10分の乾のシュートは枠を外れ、13分にはペナルティエリア内でクサビを受けた小松が反転しましたが、西川が素晴らしい読みで飛び込んでブロックします。ペトロヴィッチ監督は横竹とムジリを投入し、中島をボランチに上げて4-4-1の布陣で得点を狙います。そして21分にはムジリのスルーパスで森崎浩が抜け出しシュートしたもののGKに当たり、34分にはムジリのスルーパスで李が抜け出しましたがコントロールできません。更に35分にはCKからミキッチがミドルシュートを打ち、37分には中島がフリーで打ちましたがいずれも枠を捉える事ができません。逆にセレッソは後ろにブロックを作って守りを固め、時折サイドからの攻撃で形を作りますがクロスの精度を欠いてシュートまで行けません。広島は1人少ない事を感じさせないサッカーを展開したものの最後まで得点はできず、そのまま敗戦のホイッスルを聞きました。
 この試合の前半の2点はいずれもミス絡み。梅雨明けの蒸し暑さの中での試合だと言うことで、両チームとも判断やプレー精度に問題はあったのだろう、と思います。しかしそれでも序盤はどちらも持ち味を出した質の高いサッカーでそれぞれが決定的なチャンスを作り、好ゲームになりそうな予感がありました。ところが、それをぶち壊したのは1つのホイッスルでした。前半42分のC大阪のロングボールは確かに通れば決定機になるかも知れないシーンではありましたが、しかしペナルティエリアの外でしかも右サイドだったので、敢えて手で止めてでも阻止しよう、とDFが思うような場面ではありませんでした。サッカー競技規則の第12条の「反則と不正行為」の中にはハンドの定義として「ボールを意図的に手で扱う」となっていますが、そもそも森崎和が意図的に手で扱うようなシーンでは無かったのは明らかです。そしてそれ以上に不思議なのは、このボールが手に当たったようにすら見えないこと。セレッソのロングボールは森崎和の脇を抜けてワンバウンドして西川がキャッチしたわけですが、その間にボールの軌道は全く変わっていません。何をどう勘違いしたらハンドの反則を与えることができるのか。何か邪悪な意図でもあったのではないか、とでも思わなければ理解できないジャッジでした。因みに1失点目は明らかにこちらのミスでしたが、バックパスを奪った小松は西川の足ごとタックルに行っていて足とボールのどちらに先に触ったかは微妙。第12条の「直接フリーキック」にある「ボールを奪うために相手にタックルをし、ボールへ触れる前に相手に接触する」の反則に抵触する可能性もあったことは書いておかなければならないでしょう。ミキッチが倒されてPKにならなかった前半18分のシーンも含めて、公平だったとはとても思えない昨日の飯田淳平氏の振る舞いでした。
 この試合のサンフレッチェの選手たちは、確かにミスは多かったのですが気持ちは見せてくれました。特に後半の後半はムジリを起点に何度も良い形を作るとともに相手にはほとんどチャンスを与えず、クルピ監督に「出来が悪かった」と嘆かせるほどでした。この試合の結果は残念でしたが、しかしジャッジの当たり外れ、運不運は長い目で見ればどのチームにも均等に訪れること。今回はこれだけの「災厄」にあったわけですから、いつかは恵まれることもあるでしょう。このところ結果と内容が伴わない試合が続いていますが、ここは我慢する時です。次節は森崎和を欠いて首位・柏との対戦で、しかも相手は休みが1日多いと言う厳しい状況での戦いとなりますが、チーム全体の力でこの苦境を乗り越えて欲しい、と思います。

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<11.7.10> 「ホットニュース」と携帯サイトによると、ペトロヴィッチ監督は青山の先発可能性を示唆しつつもそれによって森崎浩がポジションを下げる事のデメリットも考えている様子です。前節は前半のうちにベンチに下がる、と言う屈辱を味わった中島にとっても、この試合に賭ける気持ちは強いはず。監督がどのような選択をするか、選手がそれにどう応えるかが、この試合のポイントになりそうです。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては、U-10とU-11による「サンフレッチェカップ」がそれぞれ午後2時半と午後2時から。4種による「フォリアチャレンジ」が午後5時15分ごろから行われます。メイン側おまつり広場では、3時開場の「オタフクソースブース」では「お好み焼きこだわりセット&キャベツ」を先着1,000名様にプレゼントします。またナイキは「Customie Your Own」イベントとして、ポロシャツにワッペンや好きな番号を付けて自分たちのオリジナルを作るイベントを実施します。こちらは3時開始で先着80枚限定ですので、欲しい方はお早めにどうぞ。「WE FIGHT TOGETHERコーナー」として安田女子大の学生による書道パフォーマンスが午後6時から。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは中島選手のプレミアムカードとなっています。試合会場限定グルメは「ハムカツバーガー」を400円で、「ハムカツ」を200円でそれぞれ限定200食と400食提供。「7月の選手丼」は森崎浩司選手の親子丼(650円)と森崎和幸選手のしらす丼(700円)です。この試合は3/20に予定されていた第3節の代替日程なので、その日の前売りチケットをお持ちの方も入場できます。ただし券面に印刷してあるキックオフ時間とは変更になっていますのでご注意下さい。
 今日のテレビは、スカパー!ch181(SD画質)とch191(HD画質)、及びスカパー!e2のch801(SD画質)で生放送が予定されています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はそちらをどうぞ。
<11.7.10> 日本女子代表なでしこジャパンは昨日(日本時間今日早朝)ウォルフスブルグで女子W杯の準々決勝を戦い、延長の末ドイツを下して初めてのベスト4となりました。試合はフィジカルに勝るドイツに対して日本は速いパスワークで対抗。なるべく接触を避けるようにしたい日本に対してドイツは身体を寄せて自由にさせない、と言う戦い方で来ました。両者とも何度か良い形を作ったものの守備の集中が高く、得点の無いままに延長戦に入りました。そして延長後半3分、澤が思い切って裏に出したパスに丸山が走り込み、ペナルティエリア右の角度の厳しいところから思い切ってシュート。これが見事にファーサイドのネットに突き刺さります。その後ドイツは王者のプライドに賭けて攻め込んできましたが、日本はチーム全員が身体を張って得点を許さず、そのまま逃げきりました。
 FIFAランキング1位のドイツに対してランキング4位の日本の対戦、と言う事で、この試合は非常にレベルの高いものだったと思います。両チームともにしっかりした技術を持っていましたし、120分を通して集中を切らさず戦い抜きました。そんな試合で日本が勝てた要因はいろいろあると思いますが、私は澤の存在を挙げたいと思います。メキシコ戦ではハットトリックを決めた澤でしたが、本来の役割は中盤の底で相手の攻撃の組み立てを寸断する事と、こちらの攻撃の起点になること。そしてこの試合では、この両方の役割を十分に果たしていました。特に決勝点のシーンは岩渕と重なりながらもしっかりと前を向いて、ボールを奪いに来ていたDFを裏返す素晴らしいパスを供給していました。途中出場の役割を果たすべく全力のスタートを切っていた丸山も素晴らしかったのですが、何よりもそれは澤を信じていたからこそ。延長前半に足を痛め、その後も時々顔をしかめていた澤にとっては、渾身の一発と言うところだったのではないでしょうか?世界チャンピオンにして地元のドイツを下す、と言う金星を挙げた「なでしこ」たちですが、しかし目標はあくまで優勝。あと2試合を力の限り戦って、新たな日本女子の歴史を作って欲しいと思います。
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