7/17〜7/23のSANFRECCE Diary


<11.7.23> 「ホットニュース」によるとペトロヴィッチ監督は「我々にとって、この時期に名古屋と対戦するのはいいことだと思っている。名古屋は今、最も勢いに乗っているチームだと思うが、そういった相手と対戦することで、自分たちの何がよくて何が足りないのかを知ることができるだろう」と語っています。上位の争いに食い込むためにはこれ以上負けられないところに来ているサンフレッチェですが、勝ち負けよりももっと大事なのは自分たちのサッカーを取り戻すこと。良く走り、ボールをしっかりと回して本来のサッカーができるなら、結果は自ずから付いてくるに違いありません。
 今日の試合会場は瑞穂陸上競技場で、午後7時キックオフ。テレビはJ-SPORTS Plus(スカパー!ch308, ch605, 及びスカパー!e2のch253)で生中継が予定されています。今日はブログでの速報はありませんので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は携帯サイトの速報をご覧下さい。
<11.7.22> サンフレッチェは明日、Jリーグ第6節にして「HOT6」の5試合目を名古屋とアウェイで戦います。
 開幕から6試合で1勝しかできず、ACLもラウンド16で敗退してしまったディフェンディングチャンピオンの名古屋ですが、第13節の福岡戦に力の差を見せつけて勝つとその後は攻守に安定感を発揮して、11試合続けて負けなしで来ています。特にここ3試合は少ないリードをしっかりと守りきって3連勝。1試合少ないながら3位にまで上昇しています。ここまでのリーグ戦の戦績は次の通り。
1H △1-1 横浜FM 【名】ケネディ、【横】兵藤
7A ●0-3 浦和  【浦】マルシオ・リシャルデス、田中、原口
8H ○2-0 川崎F 【名】玉田
10H △1-1 清水  【名】玉田、【清】アレックス
11A ●1-3 甲府  【名】阿部、ハーフナー、松橋、【甲】藤本
12H △0-0 柏
13H ○5-2 福岡  【名】ケネディ、玉田2、藤本、ブルザノビッチ、【福】岡本、重松
14A ○1-0 磐田  【名】玉田
15H ○4-0 新潟  【名】玉田、ケネディ2、田中
16H △2-2 大宮  【名】磯村、ケネディ、【宮】青木2
17A ○3-2 C大阪 【名】磯村、玉田、ケネディ、【C】ピンパォン、乾
18H △1-1 浦和  【名】磯村、【浦】マゾーラ
2A △1-1 仙台  【名】OG、【仙】梁
3A ○1-0 神戸  【名】中村
4H ○2-1 鹿島  【名】ケネディ、ブルザノビッチ、【鹿】大迫
5A ○2-0 山形  【名】玉田、ケネディ
 前節は攻守の要となっている藤本を出場停止で欠いての戦いとなり、山形に攻め込まれるシーンもあったようですが、しかしシュート5本で2得点と言う効率の良い攻めと我慢の守備できっちりと勝点3を取りました。ここに来てまさに「王者の風格」と言う感じで勝点を積み重ねる名古屋。しかも今節はこちらよりも1日休みが多いと言うことで、広島にとっては厳しい戦いになるのは間違いありません。
 対するサンフレッチェは山崎が移籍。その他のレギュラー選手にも疲れが溜まっていてプラス材料も少ないのですが、ただ唯一の光明は昨日の練習から指揮官が復帰したこと。右膝に包帯を巻いた痛々しい姿ながら早速大きな声と精力的な動きで選手を叱咤激励していたそうで、ようやくチームに芯が通った、と言う感じなのではないでしょうか?と言うことでメンバーを読むのは難しいので、いつものメンバーを並べておきます。
       西川

   森脇  森崎和  盛田

     青山 森崎浩

ミキッチ          山岸

    李    ムジリ

       佐藤

SUB:中林、横竹、中島、丸谷、服部、石川、高萩
 このところ5試合で6得点11失点と守備も攻撃もうまくいっていない感じのサンフレッチェですが、重要なことは自分たちのサッカーを思い出すことなのではないでしょうか。しっかりと走り、ボールを動かすサッカーができれば相手がどこであろうと関係ないはず。明日は久々の指揮を執るペトロヴィッチ監督の前で、広島らしいサッカーで名古屋を打ち破って欲しい、と思います。
<11.7.22> サンフレッチェとモンテディオ山形は昨日、山崎雅人選手の期限付き移籍を発表しました。G大阪から昨年レンタル移籍していた山崎は、リーグ戦25試合に出て3得点を挙げたほかACLにも3試合出場し、怪我人続出の中でチームを支えました。しかし昨年秋に李忠成がブレイクしたのと入れ替わるように出場機会が減少し、今季はベンチスタートばかりの8試合の出場にとどまっていました。暑い中での連戦が続いていると言うことで、山崎がベンチにいることは心強いことではあるのですが、本人にしてみればやはり出場してなんぼ、と言う気持ちだったのでしょう。その気持ちを山形でおおいに発揮して、山形に貢献して欲しいと思います。
<11.7.21> 先週土曜日に行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第9節で、サンフレッチェユースはC大阪U-18に敗れ連勝は8でストップしました。
 ユースのメンバーは、GK:有賀、DF:脇本、柳川、MF:平田、亀島、末廣(→大谷真79分)、野津田、野口、宮原(→石坂43分)、川辺、FW:越智(→大谷尚81分)。得点は前半15分に長谷川(C大阪)、後半12分に野津田、30分に南野(C大阪)でした。
 第9節の全結果と順位表は次の通り。
【第9節】
富山第一高  2-1 愛媛ユース
広島ユース  1-2 C大阪U-18
立正大淞南高 1-5 名古屋U18
広島観音高  2-3 京都U-18
東福岡高   2-2 福岡U-18

順位      勝 分 負 勝点 得失差
1 広島ユース  8   0   1    24   +19
2 京都U-18   6   2   1    20    +8
3 C大阪U-18  5   2   2    17    +6
4 名古屋U18   4   2   3    14    +6
5 福岡U-18   3   3   3    12    -1
6 愛媛ユース  3   2   4    11    -4
7 東福岡高   3   2   4    11    -4
8 富山第一高  3   0   6     9    -6
9 広島観音高  2   1   6     7    -9
10 立正大淞南  1   0   8     3   -15
 プレミアリーグウエストはこれで前半戦を終了し、後半は9/4に再開します。
<11.7.20> 一昨日行われたJリーグ第5節福岡戦は、両者譲らずスコアレスドローに終わりました。
 ペトロヴィッチ監督はまだ右膝の状態が思わしくない、と言うことで横内コーチが指揮を執り、次の布陣で戦いました。
       西川

   森脇  森崎和  盛田

     青山 森崎浩

ミキッチ          服部(→山岸66分)

    李    ムジリ(→山崎66分)

       佐藤

SUB:中林、横竹、中島、石川、高萩
 対する福岡のメンバーは、GK:六反、DF:山形、丹羽、小原、和田、MF:末吉、中町、田中、松浦(→高橋85分)、FW:成岡(→重松72分)、城後(→岡本64分)。試合は立ち上がりから広島がボールを支配し福岡が守備を固める、と言う流れが続きます。2分に寿人がシュートをしたのを手始めに、11分のムジリ、15分の青山、16分の寿人など次々とシュートを放ち、またミキッチのクロスに寿人が飛び込みます。しかし福岡もマイボールになるとしっかりとボールを繋いできて、26分には山形のアーリークロスに中町が左足で合わせましたが枠外。32分にも山形のクロスに中町が合わせ、37分には松浦に持ち込まれて危ないシュートを打たれます。広島も39分に森崎浩がミドルを打ったものの枠外。その後ミキッチが何度も突破してクロスを入れるものの、福岡の中央の守備は堅くなかなか決定的な形を作れません。そして後半に入っても流れは変わらず、むしろ11分の田中のシュートや15分の成岡、16分の城後のシュート等カウンターから何度も危ないシーンを作られます。広島は山岸と山崎を投入して何とか流れを変えようとしますが福岡の守備は堅く、最後には森脇や森崎和も上がって行って攻めの圧力を強めますが、ラストパスやシュートの精度が悪くどうしても得点を奪えません。逆に福岡は後半ロスタイムに重松がクロスに合わせますが、ボールは幸運にもポストがクリアします。結局両者ともゴールネットを揺らすことはできず、勝点1ずつを分け会う事になりました。
 この試合、私はロケフリで解像度の悪い映像で見ていたので一つ一つのプレーは良く分からなかったのですが、とにかく全体的に重苦しい試合だったように思います。いつもの広島であれば選手が流動的に動いて流れるようなパスを交換し、相手を混乱に陥れて次々と相手ゴールに迫る、と言う形が見られるものですが、この試合では暑さと疲れもあってかなかなかペースが上がりませんでした。また福岡は連敗が続いていてもしっかりとチームを整備していたと言う感じで、ここぞと言うところではしっかりと走り、またパスを繋いで攻め込んできました。ボールの支配率やシュート数では広島が上回っていたものの、決定的な形では福岡の方が上だったと言う感じだったので、引き分けに終わったと言うのは妥当な結果だった、と言えるのでは無いでしょうか。
 好調だったシーズン序盤から、怪我人の続出や過密日程(や不当な判定など)があって結果が出せなくなったサンフレッチェ。ここがまさに正念場と言う感じですが、しかしシーズンはちょうど半分が終わったところです。今シーズンは震災の影響でリーグ戦の中断がなく、身体とチームを整備する余裕が作れないのが辛いところですが、しかしそこはどのチームも同じ条件です。この苦しい状況を打開するには、レギュラー選手がこれまで以上に頑張ると同時に若手の突き上げが必要だと思います。今こそチーム一丸となって、苦境を乗り越えて欲しいと思います。

日刊スポーツスコア速報
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

<11.7.18> 「ホットニュース」によるとペトロヴィッチ監督は昨日の前日練習にも出てこれなかったと言うことで、今日の試合の指揮を執るのも難しそうです。今日はいつも以上に選手達全員の団結力が試されることになりそうです。
 今日の試合会場は広島ビッグアーチで午後6時キックオフ。試合前イベントとしては「フォリアチャレンジ」が午後4時15分ごろから、「神石高原町観光大使 ザ・ニュースペーパー 福本ヒデさんによる観光PR・応援メッセージ」が午後5時から行われます。メイン側おまつり広場では「日本郵便ブース」(先着1,000名様に「オリジナルかもめ〜る」プレゼント)と「神石高原町PRブース」(特産品の販売)が午後2時から。「サッカースタジアム建設要望署名」や「応援メッセージ記入コーナー」「フェイスペイント」「バルーンアート」等も行われます。試合会場限定グルメは、「焼きラーメン 明太子添え」を500円で限定320食提供。7月の選手丼は森崎兄弟の親子丼(650円)としらす丼(700円)となっています。
 テレビ放送はスカパー!ch182(SD画質)とch192(HD画質)及びスカパー!e2のch802(SD画質)で生中継で行われます。今日は速報はできないと思いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は携帯サイトの速報をどうぞ。
<11.7.18> 昨日(日本時間今朝早朝)フランクフルトで行われた女子W杯決勝で日本女子代表「なでしこジャパン」はPK戦の末アメリカを下し、全てのカテゴリーの日本代表を通して初めてFIFA主催大会での優勝を果たしました。
 FIFAランキング4位の日本に対して、アメリカは1位。またアメリカは過去2大会とも3位で終わっていると言うことで、立ち上がりから強烈なパワーで攻め込んできました。そして開始1分のチェニーのシュートを手始めに、ロイドが、ラピノーが次々と日本のゴールに襲いかかりました。しかし日本は何とか耐えると徐々に押し返し、パスを繋ぐ本来のサッカーでペースを取り戻します。後半24分には波状攻撃を受けてついに先制点を許してしまいましたが、後半35分には混戦から宮間が蹴り込んで同点。延長前半14分には再び勝ち越しを許したものの、延長後半12分に澤がCKをニアから流し込んで再び追いつきます。そしてPK戦では海堀が最初のキッカーのボールを止めると完全にペースを握って、1人ずつを残して勝利を確定しました。
 これまで強豪を次々と倒してきた日本女子代表でしたが、アメリカ代表は更に1枚上手だったように思います。ドイツやスウェーデンとは違ってあくまで地上戦の強さがあって、そこから機会を見てロングボールも使ってくると言う感じでなかなか厄介な相手でした。また日本のパスワークに振り回されて体力を消耗して行ったドイツなどとは違って、最後までしっかりとサッカーを戦って来ました。もし早い時間帯で失点していたら、あるいは先制された後に追加点を奪われていたらダメかも、等と思ってみていました。ところが「なでしこ」たちは強かった。澤選手は「今日の決勝戦は優勝するシーンしか想像できなかった。日本が青のユニホーム、青のパンツ、青のソックスで戦って、表彰台の上でトロフィーを掲げるシーンまで鮮明に想像できていた」と語っていましたが、どんな時にも決して勝利を疑っていない、と言うプレーだったと思います。大会MVPと得点王は澤が取りましたが、それを支える中堅がいて成長著しい若手がいて、チーム全体としてのバランスが非常に良かったと思います。「なでしこ」たちが日本サッカーの良さを最大限に発揮して、女子サッカーを取り巻く厳しい状況や震災の影響を乗り越えて世界一になったことは、日本人と日本サッカーに対するだけでなく、何よりも自分自身達への大きなプレゼントになった、と言えるのではないでしょうか?
<11.7.17> サンフレッチェは明日、ホームにアビスパ福岡を迎えてJリーグ第5節を戦います。
 2006年以来5年ぶりにJ1に戻ってきた福岡でしたが、昨年の昇格争いを支えた永里、大久保らが移籍。成岡、松浦、和田、清水、重松らを補強したもののなかなかかみ合わず、惜しい試合をしながら勝利に恵まれず公式戦10連敗と言う最悪のスタートとなってしまいました。しかし第2節の甲府戦で初勝利を挙げると前節も大宮に競り勝ち、ようやく逆襲の体勢が整ってきました。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1H ●0-3 新潟  【新】ミシェウ、ブルーノ・ロペス、藤田
7A ●0-1 清水  【清】大前
8H ●1-2 鹿島  【福】中町、【鹿】大迫、岩政
9A ●0-1 仙台  【仙】赤嶺
10A ●2-3 横浜FM 【福】城後2、【横】渡邉、小野2
11H ●2-3 G大阪 【福】末吉、岡本、【G】アドリアーノ、宇佐美、二川
12A ●1-4 磐田  【福】岡本、【磐】山崎、前田2、山本康
13A ●2-5 名古屋 【福】岡本、重松、【名】ケネディ、玉田2、藤本、ブルザノビッチ、
N1A ●0-2 磐田  【磐】山崎、小林
14H ●0-3 C大阪 【C】ピンパォン、倉田、清武
15A △0-0 神戸
16H ●0-2 柏   【柏】田中、兵働
17A ●0-3 浦和  【浦】鈴木、マルシオ・リシャルデス、エジミウソン
18H ●1-2 磐田  【福】成岡、【磐】金園、山田、
2H ○1-0 甲府  【福】田中
3A ●2-3 川崎F 【福】岡本2、【川】稲本、中村、ジュニーニョ
4H ○1-0 大宮  【福】成岡
 前節は大宮に圧倒的に攻められながらもCKからのこぼれ球を拾った成岡がヘディングでループシュートを決めて先制すると、その後の大宮の猛攻をなりふり構わず耐え忍んでようやく今季2勝目を挙げました。シーズン序盤は前からのプレスで主導権を取るサッカーを目指していましたが、ここに来て現実路線に転換してきた意味は大きい、と思います。明日はアウェイゲームと言うことを考えると、いつも以上に守備重視で戦いを挑んでくる可能性が高そうです。
 対するサンフレッチェは、前節出場停止だった森崎和が戻ってきます。レギュラー級の疲れが溜まっていることを考えると若手を起用したいところですが、携帯サイトによると昨日の段階ではまだペトロヴィッチは練習に出て来ていないらしく、練習を見ていない以上は若手の抜擢も無さそう。と言うことで、予想メンバーは次のような感じになるものと思われます。
       西川

   森脇  森崎和  盛田

     青山 森崎浩

ミキッチ          山岸

    李     高萩

       佐藤

SUB:中林、横竹、中島、服部、石川、ムジリ、山崎
 C大阪、柏に敗れて今季初の連敗を喫したサンフレッチェは、順位は8位にまで後退し、首位との勝点差も9に広がってしまいました。これ以上離されないためには、明日は勝点3を取ることが絶対に必要です。連戦と暑さで厳しい戦いが予想されますが、チーム一丸となって戦って欲しいと思います。

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