7/31〜8/6のSANFRECCE Diary


<11.8.6> 「ホットニュース」によるとペトロヴィッチ監督は代表合宿に行った選手と良く話をしたそうで、「それほど疲れていないとみている」とのこと。従って今日は現状のベストメンバーで戦うことができそうです。甲府は新加入の金珍圭を中心に守備組織を固め、ハーフナーやパウリーニョの高さと突破力を生かして点を取りに来る事が予想されます。なかなか点が取れなくても焦らないこと、前掛かりになりすぎてカウンターを食わないこと、そして何より我慢をすることが今日の試合で一番必要なことなのではないでしょうか?
 今日の試合会場は山梨中銀スタジアムで、午後6時半キックオフ。今日は広島戦と言うことで、「ヴァンフォーレパーク」のワインクラブ売店では「ジャンボかきフライ」を販売するそうです。テレビはスカパー!ch183(SD画質)とch193(HD画質)、及びスカパー!e2のch803(SD画質)で生放送が予定されています。今日は久々にブログで速報をしますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方は、そちらをご覧下さい。
<11.8.5> 今週末に行われるJ1リーグ第20節で、サンフレッチェは甲府とのアウェイゲームを戦います。
 久々のJ1と言うことで、甲府はここまで19試合を戦って4勝しかしていませんが、しかし勝った相手は名古屋、鹿島、新潟、G大阪。苦しい状況になっても決して諦めない戦いで、徐々に勝点を積み上げてきています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
10A △1-1 広島  【甲】ハーフナー、【広】佐藤
11H ○3-1 名古屋 【甲】阿部、ハーフナー、松橋、【名】藤本
12A ●0-4 横浜FM 【横】谷口、渡邉、大黒2
13H △1-1 山形  【甲】ハーフナー、【山】伊東
N1H ○1-0 清水  【甲】ハーフナー
14A △2-2 川崎F 【甲】阿部、ハーフナー、【川】小林、山瀬
15A ○1-0 鹿島  【甲】ハーフナー
16H ●0-2 C大阪 【C】小松、播戸
17A ●0-4 仙台  【仙】梁、渡辺、赤嶺、中島
18H ●1-4 柏   【甲】ハーフナー、【柏】田中2、ジョルジ・ワグネル2
2A ●0-1 福岡  【福】田中
4A ○2-1 新潟  【甲】パウリーニョ、石原、【新】ブルーノ・ロペス
3H ●1-2 清水  【甲】パウリーニョ、【清】小野、大前
5H ○4-2 G大阪 【甲】ハーフナー2、内山、パウリーニョ、【G】イ・グノ、平井、中澤
6A ●0-2 浦和  【浦】平川、柏木
N1A ●0-2 清水  【清】小野、高木
19A ●2-4 神戸  【甲】パウリーニョ、金、【神】石櫃、吉田2、田中
 ガンバ戦では2点リードされながら粘り強い戦いで逆転勝利したものの、続く浦和戦では前半早々に相手GKを退場に追い込みながら、慎重な戦いが災いして敗れました。そして前節はナビスコ杯で主力を休ませた甲斐もなく神戸に先制を許し、その後追い上げたものの最後に突き放されて降格圏から抜け出すチャンスを逃しました。ただ最近補強したダヴィと金珍圭は試運転済みで今節からの先発起用の可能性があり、また3バックに変更して臨むかも知れない、との情報もあります。明日はこれまでの甲府とは違うチームとなって戦いを挑んでくる、と思っておいた方が良いかも知れません。
 対するサンフレッチェは前節清水に快勝し、1ヶ月余りに渡ったトンネルを抜けました。また水本も全体練習に合流して実戦練習も行うなど、チームの雰囲気は良くなっている様子です。と言うことで明日は特に体調不良などが無ければ、前節と同様のメンバーで戦う可能性が高いのではないでしょうか。
       西川

   森脇  森崎和  盛田

     中島 森崎浩

ミキッチ          服部

    李     高萩

       佐藤

SUB:中林、横竹、丸谷、青山、石川、ムジリ、大崎
 甲府と言えば前回の対戦は5/7でしたが、青山、中島、水本を次々と怪我で失うと言う不運に見舞われ引き分けに終わっています。甲府のアウェイ戦は広島にとっては相性の悪いところの1つですが、これについてもそういつまでも悪いことばかりは続かないはず。明日は清水戦と同様にサンフレッチェらしいサッカーをやり切って、勝点3を取って上位に食らいついて欲しいと思います。
<11.8.5> 日本サッカー協会は昨日、韓国との親善試合に臨む日本代表を発表し、広島からは西川、李の2人が選ばれました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】川島(リールス)、東口(新潟)、西川(広島)
【DF】駒野(磐田)、今野(FC東京)、栗原(横浜FM)、伊野波(ハイデュク)、
    槙野(1FCケルン)、内田(シャルケ04)、吉田(VVV)
【MF】遠藤(G大阪)、阿部(レスターC)、長谷部(ヴォルフスブルグ)、
    細貝(アウグスブルグ)、家長(マジョルカ)、柏木(浦和)
【FW】松井(ディジョン)、李(広島)、岡崎(シュツットガルト)、
    本田(CSKAモスクワ)、森本(ノバーラ)、香川(ドルトムント)、
    清武(C大阪)
 キリンカップの代表からは長友(インテル)、安田(フィテッセ)、森脇(広島)、柴崎(川崎F)、西(鹿島)、前田(磐田)、関口(仙台)、興梠(鹿島)、宇佐美(バイエルン)が外れ、駒野、阿部、柏木、松井、森本、香川が復帰。また清武が初めてフル代表に選出されました。この韓国戦は、W杯アジア3次予選前の最後の実戦の機会。おそらくこのメンバーをベースにして、今後の予選を戦って行くことになるのではないでしょうか。
 なお、代表候補に選ばれていた森脇と青山は「落選」となりましたが、しかし2人とも必ずまたチャンスがあるはず。まずはJリーグで頑張って、次のチャンスをつかんで欲しいと想います。
<11.8.5> 松田直樹選手のあまりにも早い死を悼み、ご冥福をお祈りします。
 かつての井原や小村、今の中澤や栗原と、横浜マリノス(と敢えて書きます)の守備陣には一貫して「高くて強い」と言うイメージがあるのですが、1995年から16年間在籍した松田はその象徴とも言える選手だったと思います。ただその一方でとにかく「やんちゃ」な選手で、全体的に都会的でスマートなマリノスの中では異色の存在でした。U-16代表からトルシエ時代、ジーコ時代まで長く日本代表に関わった選手なので応援もしていたはずなのですが、しかし個人的にはむしろ「敵」として嫌な選手の1人だった、と言う印象でした。なので昨年末に横浜FMを戦力外になった、と聞いた当初は特に感慨も無かったのですが、しかしホーム最終戦におけるサポーターへのメッセージは衝撃的でした。この選手がここまでサッカーとマリノスを愛していたのか、と言うこと。愛するクラブとサポーターとの痛恨の別れ。そしてサッカーを続けて行くことに対する強烈な意思。松田直樹、と言う選手の激しい想いが胸に迫りました。そしてその後、新天地として松本山雅を選び、JFLからJ2へ、そしてJ1へと上げて行くと言う決意を聞いた時、改めて彼のサッカーへの想いの強さを感じました。引退までずっと1つのクラブで戦うのも一つの選択ですが、そうではない新たな生き方を選択した彼にとって、これからが本当のサッカーの面白さと楽しさを感じる機会だったのかも知れない。その道のりが始まったばかりだったのにここで唐突に中断されてしまったと言うことは、本当に残念でなりません。
<11.8.4> 携帯サイトによると、頭蓋骨骨折の重傷で戦列を離れていた水本選手が昨日からチーム練習に合流し、フルメニューをこなしたそうです。一方、サテライトの岡山戦で負傷した井波選手は、昨日広島県内の病院で左第五中足骨骨折の手術を行いました。全治3ヶ月と言うことで、復帰は11月以降になりそうです。
<11.8.3> Jリーグは昨日、未定だった第25節以降のキックオフ時刻とテレビ放送の予定を発表しました。これにより、残り試合のサンフレッチェの日程は次の通りとなりました。

開催日
kick off
対戦相手
競技場
TV中継
20
8/6(土)
18:30
ヴァンフォーレ甲府
山梨中銀スタジアム
スカパー
21
8/13(土)
19:00
名古屋グランパス
コカ・コーラウエスト広島スタジアム
スカパー
22
8/20(土)
18:30
鹿島アントラーズ
カシマスタジアム
スカパー
23
8/24(水)
19:00
浦和レッズ
埼玉スタジアム2002
スカパー/NHK-BS/テレ玉
24
8/27(土)
19:00
アルビレックス新潟
広島ビッグアーチ
スカパー
25
9/10(土)
18:00
セレッソ大阪
長居スタジアム
スカパー/BS-TBS(録)
26
9/17(土)
19:00
ジュビロ磐田
広島ビッグアーチ
スカパー
27
9/25(日)
16:00
アビスパ福岡
レベルファイブスタジアム
スカパー
28
10/1(土)
13:30
ヴィッセル神戸
広島ビッグアーチ
スカパー/中国放送
29
10/15(土)
15:00
横浜Fマリノス
日産スタジアム
スカパー/BS-TBS/TBS(録)
30
10/22(土)
14:00
柏レイソル
広島ビッグアーチ
NHK広島
31
11/3(木・祝)
17:00
ベガルタ仙台
ユアテックスタジアム仙台
32
11/19(土)
14:00
川崎フロンターレ
広島ビッグアーチ
NHK広島
33
11/26(土)
17:30
大宮アルディージャ
広島ビッグアーチ
34
12/3(土)
15:30
モンテディオ山形
NDソフトスタジアム
NHK山形/NHK広島


<11.8.2> 出張などもあってなかなか取り上げることができなかった「紫熊倶楽部」8月号(Vol. 162)を紹介します。
 表紙は森崎和幸選手で、一緒に大きく「紫の知性」と言う文字が書かれています。そしてトップページの記事ももちろん森崎和幸選手。今季は「日本代表に選ばれてもおかしくない」と巷間で言われるほどのプレーを見せていますが、それは「知性と本能 2つの要素が加わった」ことによるのだ、とのこと。2年連続で夏場に苦しんだ病気との戦いを乗り越えて得た考え方、彼を生活面でサポートする志乃夫人の思いなどを絡ませながら、「今、できることを全力で。先のことなど、あえて考えない」と言う境地を自ら分析しています。
 「短期集中連載●ルーキー、今は何を思う」では井波選手を取り上げています。金沢からユース入りした少年が、どのような軌跡を描きながらプロ入りしたか。そしてようやく出場の機会を掴んだナビスコ杯の川崎F戦と決定機を逃したこと。若さゆえの苦しみと意欲を語っています。
 マッチレポートは6月のリーグ戦5試合(新潟戦、浦和戦、川崎F戦、山形戦、G大阪戦)と7月最初の大宮戦。「ジュニアユースレポート」では、敗退してしまったクラセンU-15の中国地区予選準々決勝を取り上げています。また「スクールレポート」では段原小を訪問した選手たちと子供たちの交流を紹介しています。
 「Readers Area」を挟んで、後ろのインタビュー記事で登場しているのは石川選手。リーグ戦初先発となった川崎F戦を振り返った後で、紅白戦にも絡めずコーチとのマンツーマンの練習が続き移籍まで考えていたと言う昨年の話、「あと半年は頑張ろう」と思ったと言うキャンプ、そして躍動感を見せた鹿島戦など、浮き沈みの激しかった昨年から今年を振り返っています。
 後ろのカラーページでは「紫熊短信」と共に「サンフレッチェTVコラボ企画」が2本。決勝点に繋がった新潟戦での高萩選手の守備と、水本選手を励ます横断幕の前でプレーする森脇選手の姿を、自分自身で語った言葉を元に記事にしています。そして最終ページは「サンフレッチェグッズで楽しもう」と言う記事で、「サンフレッチェレディース」の西室花帆莉さんが「J唯一の朱色」のセカンドユニフォームをお勧めしています。
  サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。ホームゲーム会場とV-POINTの他、広島県内主要書店と東京・池袋のジュンク堂と書泉ブックマートでも販売中です。また通信販売はe-VPOINTでどうぞ。
<11.8.1> 昨日、中四国サテライトリーグの岡山戦が行われ、2-3で敗れました。サンフレッチェのメンバーは、GK:中林、DF:西岡、横竹、脇本、MF:石川、鮫島、丸谷、柳川、清水、大崎、FW:井波(→亀島67分)。得点は後半4分に大崎、23分に一柳(岡山)、34分に白谷(岡山)、40分に山崎(岡山)、45分に大崎でした。
<11.7.31> 昨日ビッグアーチに16,816人を集めて行われたJリーグ第19節清水戦は、久々に完璧な戦いぶりを見せて4-0で快勝。順位も暫定ながら6位に戻しました。
 ナビスコ杯川崎F戦で退席処分を受けたペトロヴィッチ監督はスタンドから見守り、横内コーチが指揮を執って次の布陣で戦いました。
       西川

   森脇  森崎和  盛田

     中島 森崎浩(→青山77分)

ミキッチ          服部
(→石川83分)
    李     高萩

       佐藤(→ムジリ83分)

SUB:中林、横竹、丸谷、大崎
 対する清水は、GK:碓井、DF:ボスナー、平岡、太田、MF:山本真(→岩下HT退場88分)、アレックス、村松、小野(→杉山57分)、FW:高木、大前、高原(→永井70分)、と言う布陣でした。立ち上がりから積極的に攻めたのは広島で、0分にはいきなり森崎浩がファーストシュートを放ち、1分には服部が質の高いクロス。2分にはロングボールで飛び出したミキッチがヒールで相手に当ててCKを取ります。そして4分、森崎浩のCKはDFがクリアしたもののこぼれを繋いで森崎浩がファーサイドへ。胸で受けた盛田が持ち込んで打ったシュートはGKに防がれたものの詰めていた李が押し込み、あっという間に広島が先制点を奪いました。
 この後は清水にボールを支配されたものの、広島は後ろにブロックを作ってシュートを打たせない守備をします。また清水が前からプレスをかけてくるものの落ち着いてボールを繋ぎ、しっかりとビルドアップしてチャンスを作ります。10分には高い位置で李がボールを奪って攻め上がり、12分にはCKから森崎浩がシュートを打って清水守備陣を揺さぶります。25分にはカウンターから高萩が持ち上がり、フリーで受けた李がニアサイドを狙ったもののGKが好セーブ。その後も26分の盛田のヘッド、31分の高萩のシュートなど次々と好機を作ります。そして39分、カウンターから高萩が左に展開すると服部が素晴らしいクロス。ジャンプした寿人の頭はわずかにかすっただけでしたがその先にいたボスナーの胸に当たってゴールに転がり込み、広島がここ数試合なかなか取れなかった追加点を奪うことができました。更にその後も40分の李のポスト直撃のシュートや41分の波状攻撃などチャンスを作りつつ、前半を折り返しました。
 後半に入るとゴドビ監督は岩下を入れて平岡を右SBに出し、立て直しを図ります。しかし4分には平岡のクロスをカットした森崎和がそのまま持ち上がると、囲まれて倒されながらも寿人にパスするなど魂のプレーを見せます。また6分には中島がペナルティエリア内でボールを奪われ、小野が反転してシュートしましたが西川が飛び出してピンチを逃れます。9分にはミキッチが2人に囲まれながらも強引に突破し、クロスを高萩がフリーでシュートしたもののGKがスーパーセーブ。17分にはクロスに寿人が左足で合わせましたが枠を捉えることができず、24分には大きな展開の連続から森脇が飛び込みましたがこれも枠を外します。清水は次々と選手を入れ替え、アーリークロスを放り込んできますが、ゴール前に西川と盛田が立ちはだかります。広島はカウンターからチャンスを作り、39分には高萩が強烈なシュートを放ったもののGKに弾かれます。そして後半40分、服部からのボールを李がキープして軽く裏に出すと、ムジリが全くのフリー。ムジリはワンテンポ置いてタイミングをずらすと隙間を狙ってシュートをねじ込み、決定的な3点目を奪います。ロスタイムには高萩のスルーパスで抜け出した服部がDFとGKの間を狙ってクロスを入れ、これをファーに走り込んだ李が決めてダメを押しました。
 夏場に入って身体的・精神的な疲労から思うようなサッカーができなかった広島は、リーグ戦は4試合連続勝ち無しが続き、ナビスコ杯も敗退が決まってしまいました。その中では監督の怪我によるリタイアや不当なジャッジもありましたし、こぼれ球が相手に転がるなどこれでもか、と言うぐらい不運が続いていました。良いサッカーができていても結果が出ない、結果が出ないからサッカーも悪くなる、と言う「負のサイクル」に入り込む寸前の、危機的な状況にあったと言っても良いでしょう。しかしそんな中でも少しずつ流れが変わってきていたのは、名古屋戦からだったと言えます。この試合は敗れたとは言え内容的には悪くなく、しっかりと広島らしいサッカーが表現できていました。また川崎F戦も同様で、運の巡り合わせ次第では2連勝しても不思議では無かった、と思います。それらの積み重ねがあったこと、とりわけ5年間作り上げてきたサッカーに対する確固とした信頼があった事。その上、これまでベンチスタートが多かった高萩や服部がしっかりと彼ららしいプレーを見せたことが、この試合の「運」を呼び込み、勝利に繋がったと言えるでしょう。これまでいくつもの壁を乗り越えてきたサンフレッチェでしたが、ここでまた一つ壁を乗り越え、チームとして成長したと言って良いのではないでしょうか。
 ただそうは言っても、まだ1つ勝っただけだと言うことも忘れてはなりません。6位に上がったと言っても首位の横浜FMとの勝点差は11。残り15試合と言う状況を考えれば、これ以上離されるわけにはいきません。暑さのピークは越えたかも知れませんが、しかしまだまだ蒸し暑い気候は続きます。休みらしい休みはW杯予選で1週間空く9月上旬まで無く、それまでは4週間で5試合の過密日程が続きます。これをチーム全体の力で乗り越えてこそ、今季の目標であるタイトルが見えてくる、というもの。好転した流れを本物のものにするためのも、次の試合がこれまで以上に重要なものになる、と言えるのではないでしょうか。

試合経過 前半 後半
日刊スポーツスコア速報
J's GOALゲームサマリー
Jリーグプレビュー&レポート

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