8/14〜8/20のSANFRECCE Diary


<11.8.20> 「ホットニュース」によると、ペトロヴィッチ監督は水本について「まだ本来の調子とはほど遠いと見ている」とのこと。「自分自身は何も怖がっていない、やれている、と思っているかもしれないが、私が見る限りでは少しヘディングや競り合いで躊躇しているようにも見受けられる」とのことなので、少なくとも先発から起用されることは無さそうです。また前節左足かかとを痛めて途中交代した森崎浩は、今週前半の練習では別メニューだったものの途中から実戦練習に復帰したらしく、今日の試合出場は大丈夫だと思われます。一方、中国新聞に李が風邪のため前日練習を休んだとの記事があったらしく、今日の先発は微妙です。
 今日の試合会場はカシマスタジアムで、午後6時半キックオフ。テレビはスカパー!のch308(SD画質)とch605(HD画質)、及びスカパー!e2のch253で生放送が予定されています。今日は私は現地に行きますので、ブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&テレビを見れない方は携帯サイトの速報などをご覧下さい。
<11.8.19> サンフレッチェの第22節、第23節は関東での連戦。明日はカシマスタジアムで鹿島アントラーズとの対戦です。
 震災の影響やACLの戦いなどで序盤は苦しいことの多かった鹿島は、一時は降格圏に足を突っ込むほど低迷していました。しかし8月の声を聞くとともに調子を上げてこのところ4連勝。いつのまにか広島のすぐ下に迫ってきています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
13A ●1-2 広島  【鹿】興梠、【広】森崎浩2
14A ○2-0 山形  【鹿】興梠、岩政
15H ●0-1 甲府  【甲】ハーフナー
16H ○2-0 磐田  【鹿】興梠、田代
17A ○1-0 神戸  【鹿】田代
18H △2-2 川崎F 【鹿】田代、中田、【川】田中、小林
2A △0-0 清水
3H ●1-2 新潟  【鹿】野沢、【新】ブルーノ・ロペス、チョウ
4A ●1-2 名古屋 【鹿】大迫、【名】ケネディ、ブルザノビッチ
5H ○3-0 仙台  【鹿】増田、野沢、田代
6A ●1-2 柏   【鹿】田代、【柏】北嶋、レアンドロ・ドミンゲス
10H ●1-4 G大阪 【鹿】増田、【G】武井、イ・グノ、ラフィーニャ
19A ○3-1 C大阪 【鹿】田代2、小笠原、【C】乾
20H ○3-1 山形  【鹿】野沢、大迫、新井場、【山】太田
21A ○1-0 仙台  【鹿】フェリペ・ガブリエル
9H ○2-1 C大阪 【鹿】大迫、増田、【C】キム・ボギョン
 中3日で戦った第19節は、乾のC大阪でのラストゲームだと言うこともあって苦しいゲームとなりましたが、田代の2ゴールなどで連敗をストップ。その後は大迫の成長や興梠の復帰などプラス材料が続いて、連勝を4に伸ばしてきています。明日は鹿島は中2日の試合なのに対して広島は中1週間で臨むことができますが、鹿島はホームでの連戦なのでそれほど有利というほどでも無いでしょう。明日は「強い鹿島」に胸を借りるつもりで戦いを挑んだ方が良さそうです。
 対するサンフレッチェですが、前節久々にベンチ入りした水本は練習試合で90分間の試運転を済ませています。従って明日はいきなり先発からの登場、と言う可能性もありそうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
       西川

   森脇  森崎和  水本

     中島 森崎浩

ミキッチ          服部

    李     高萩

       佐藤

SUB:中林、盛田、横竹、青山、山岸、石川、ムジリ
 首位・名古屋との勝点差は広島が11で鹿島は12。従って優勝争いに参加するためには、明日はどちらも勝点3が欲しい試合となります。今季はここぞ、と言うところでいつも勝てなかった広島としては、これが最後のチャンスと言えるかも知れませんが、ただだからと言って慎重になり過ぎるのも問題です。明日は結果を怖れず広島らしい「人の心を動かすサッカー」を見せて欲しい、と思います。
<11.8.18> 高萩選手と中島選手による「東北人魂広島プロジェクト」Tシャツの初回製作分、第2回製作分の賛同者リスト一般販売店リストが発表されました。それによると初回製作分1,500枚の賛同者は33組で、うち約半分が一般販売します。初回分は8/11から店頭に並んでいるとのことですので、お近くの方は見に行ってはいかがでしょうか?また第2回製作分2,080枚に賛同したのは43組で、こちらは12組が一般販売するとのこと。店頭には8/23以降に並ぶことになるようです。
 と言うことで当SAFRECCE Diaryでは、8/23から実費による配布を開始します。Tシャツの価格は原価の1,500円で、これに送料を頂きます。送付は定形外郵便(250g以内で240円、500g以内で390円なのでどちらかになると思います)で、モノが届いてから実測して決めます。枚数はMサイズが10枚、Lサイズが10枚、XLサイズが5枚で、いずれも申し込み枚数が予定数に達した時点で締め切ります。事前申し込みを希望される方は、希望サイズと枚数を明記したメールをwebmaster@sanfreccediary.netまでお送り下さい。

<11.8.17> SOCCER KINGの記事によると、1FCケルンが新たなDFの補強に動いている、と報じられているそうです。ケルンは開幕から2連敗で現在最下位。しかも初戦のヴォルフスブルグに0-3、第2節のシャルケに1-5と守備が崩壊しており、立て直しが急務となっています。そこでフィンケGMが「良いクオリティを持つ3人目のセンターバックの獲得を望んでいる」と発言しているそうで、それが補強に動いている、と言う記事の根拠になっています。ケルンのDFは主将を務めていたモハマドが出場しておらず(なんでも電撃移籍したらしい)ジェロメロとアイヒナーが出場していますが、そんな中で槙野はベンチ入りがやっと、と言う状態。フィンケの言葉をそのまま信じれば「良いクオリティを持っていない」と判断されていることになります。ただ、こう言う状況は逆にチャンスでもあるわけで、何かきっかけがあれば一気にレギュラー獲得ということだってあるのではないか、と思います。槙野のことですからきっと腐らず前向きに取り組んでいるのだろう、と思いますが、何とか新しい選手を獲得する前に結果を出して欲しい、と思います。
<11.8.16> 先週行われた「バルコムBMW平和祈念広島国際ユースサッカー2011」に参加したサンフレッチェユースは、2勝1分けで優勝しました。試合の全結果は次の通り。
サンフレッチェユース 3-3 広島県高校選抜 【サ】亀島2、越智
宮城県高校選抜    5-5 龍仁FC(韓国)
サンフレッチェユース 1-0 龍仁FC     【サ】脇本
広島県高校選抜    2-1 宮城県高校選抜
サンフレッチェユース 8-0 宮城県高校選抜 【サ】亀島2、野津田、石坂、藤井、重行、脇本、OG
宮城県高校選抜    1-1 龍仁FC

<11.8.15> 昨日吉備国際大学との練習試合を行い、10-1で勝ちました。広島のメンバーは、GK:中林(→原68分)、DF:西岡、横竹、水本、MF:石川、鮫島、丸谷、平田(→脇本HT)、大崎、野津田、FW:清水。得点は前半17分に野津田が先制したものの19分に同点に追いつかれました。しかし36分に横竹のゴールで前半を折り返すと、後半は攻撃陣が大爆発。大崎が3点、鮫島と丸谷が2点、野津田が1点を取って、後半だけで8点を奪いました。ただ、この試合の収穫は水本が90分間プレーしたことでしょう。試合後の体調に問題はない、と言うことであれば、鹿島〜浦和と続く遠征に参加するのはもちろんのこと、先発出場の可能性もありそうです。
<11.8.14> 昨日広島スタジアムで行われた第21節名古屋戦は0-3で敗れ、連勝は2で止まりました。
 水本が久々にベンチ入りしましたが、先発は前節と同じで以下のメンバーで戦いました。
       西川

   森脇  森崎和  盛田

     中島 森崎浩(→青山37分)

ミキッチ          服部(→山岸55分)
(→ムジリ70分)
    李     高萩

       佐藤

SUB:中林、水本、横竹、石川
 対する名古屋は、GK:高木、DF:田中隼、闘莉王、増川、阿部、MF:ブルザノビッチ(→永井70分)、中村(→磯村74分)、藤本、FW:小川、ケネディ、玉田(→三都主90+1分)、と言うメンバーでした。立ち上がりはスタジアムのピッチの悪さが災いしたか、両チームともなかなかチャンスが作れません。ファーストシュートは広島で、8分に高萩がミドル。名古屋は11分にケネディの落としを玉田が狙いますが、いずれも枠を大きく外します。そんな中で、最初の決定機を作ったのは名古屋。右サイドから玉田がドリブルで進みながらケネディにクサビのパス。ケネディはパスをまたいで回り込んだ小川にワンタッチではたくと、これを小川が綺麗に決めて先制点を許してしまいました。
 この後もしばらくは動きのない時間帯が続きましたが、31分にはミキッチの鋭いクロスに寿人が飛び込んでようやくチャンスを作ると、32分には中島が寿人にパスを出した後走り込んで決定的なシュートを放ちましたがGK正面。33分にはミキッチがドリブルで切れ込んでシュートを放ち、こぼれを森脇が打ちましたがバーの上を越えて行きます。しかしその後、森崎浩にアクシデントが発生して青山に交代してしまいます。そして38分にはジャッジミスで与えた名古屋のCKをフィスティングに行った西川が痛恨のミス。足元に落ちたところをケネディに蹴り込まれて、2点差で<前半を折り返すことになりました。
 後半2分にカウンターから小川が決めたシーンはオフサイドのジャッジに救われると、その後は広島がほぼ一方的に攻めます。後半10分には李の仕掛けから中島のスルーパスを高萩が打ったものの枠外。19分には青山がミドルを打ったものの惜しくも上に外れ、22分には高萩のループパスに寿人が頭で合わせたものの高木のスーパーセーブに防がれ、27分には山岸の低いクロスに高萩が合わせたもののシュートはポストに弾かれます。また39分が高萩が中盤から持ち上がってシュートを打ち、こぼれをムジリが狙いましたがまたも高木に防がれます。40分にはゴール前でのワンタッチパスからチャンスを作り、42分には青山がループ気味に狙ったものの枠を捉えることができません。名古屋はカウンターからチャンスを作り、後半30分には永井が抜け出してシュートしたものの枠外。40分には玉田が抜け出してシュートしたもののボールはわずかに枠を外れます。更に44分にはセットプレーから闘莉王のヘッドは西川が素晴らしい反応で防ぎましたが、後半ロスタイムに永井に決められ止めを刺されました。
 暑さと湿気、そしてピッチの状態の悪さ。これらの悪条件を考えてのことか、両チームとも立ち上がりは慎重だった、と思います。特に名古屋はこれまで前半にリードを許しても後半にペースを上げて勝ちきる、と言う試合が続いているだけに、焦らずじっくり戦っていたように見えました。それに対して広島はむしろ慎重になり過ぎていた、と言う印象で、ペトロヴィッチ監督も試合後に「何かを恐れながらプレーしていた」と語っています。そしてそんな中で迎えた最初の相手の決定機では、DFラインに何人もいたにも関わらず誰も小川を捕まえることができず、まるで攻撃のパターン練習のような形で先制点を許してしまいました。また2点目はCKの与え方がやや不運だったとは言うものの、CK自体は何でもないもの。普通ならば簡単にキャッチしていたはずのボールだったのに、わざわざフィスティングに行ってしかも足元に落としてしまったと言うのは、本当に西川らしくないミスでした。逆にこの日の名古屋のGK高木は大当たりで、後半22分の寿人のシュートに代表されるように何度も広島の攻撃陣の前に立ちはだかりました。また後半は攻め込まれながらも要所を締め、カウンターから何度か脅かして最後に止めを刺す、と言うまさに横綱相撲だったと言えるでしょう。実力差が小さいチーム同士の試合では細かなミスやちょっとしたプレーなどディテールの違いが勝敗に影響するものですが、この日の試合はまさにそんな感じ。昨年初めてリーグを制覇し、今年も序盤のもたつきから強烈な巻き返しで首位をうかがうチームの自信の大きさが、広島の勢いを飲み込んだ、と言うことだと思います。
 ただ、そうは言っても内容的には悪くなかった、と言うことも書いておかなければなりません。名古屋が2点リードを奪って落ち着いてゲームを進めようとしていた、と言うこともあるのですが、それでも後半途中からの変幻自在の攻撃は素晴らしかった、と思います。特に高萩の運動量と意外性のあるパス、そして何度もあった寿人の飛び出し。また高い位置で相手ボールをカットするとそのまま攻め上がって言った森崎和のプレーも素晴らしかった、と思います。この敗戦で名古屋との勝点差は10となり、水曜日の試合(名古屋はACLで延期になっていた第9節を戦う)の結果次第では更に広がってしまうわけで、残り試合を考えれば優勝は絶望的とも言える差になってしまったわけですが、しかし将来何が起きるのか分からないのがサッカー、そして人生と言うものです。「あきらめたら そこで試合終了ですよ…」(安西先生@スラムダンク)と言う言葉を胸に、諦めずに最後まで全力を尽くして欲しいと思います。

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