10/14〜10/20のSANFRECCE Diary


<12.10.27> 「ホットニュース」によると、森保監督はG大阪について「リーグで一番点を取っているチーム」と言うことでその攻撃力を警戒しつつも、「失点も多い。速攻と遅攻を使い分けて相手の守備網を崩し、しっかりと得点を奪いたい」と語っています。広島もG大阪も先制した試合では良い結果を残していますが、しかしお互いのスタイルを考えれば1点取って安心できる、ということはないはず。どんな展開になっても最後まで粘り強く戦い続けることが、勝利のためには最も重要なのではないでしょうか。
 今日の試合会場は万博記念競技場で午後2時キックオフ。チケットは昨日の時点で残りわずかになっているそうで、当日券販売はありません。テレビ放送はスカパー!のch180(SD画質)とch580(HD画質)、及びスカパー!e2のCS800で生中継が予定されています。今日はブログでの速報はありませんので、スタジアムに行けない&TVを見れない方は携帯サイトの速報をどうぞ。
<12.10.26> 明日はJ1リーグ第30節。サンフレッチェはアウェイでG大阪と戦います。
 第3節限りで早々にセホーン監督を解任したG大阪はその後も低迷を続け、いまだに降格圏から抜け出せず、現在16位にいます。ただレアンドロ、家長ら攻撃陣を中心に緊急補強した効果は大きく、後半戦に限れば12試合で取った勝ち点は19。(広島は12試合で勝ち点21。)特に得点力は1試合平均2.7点(広島は平均1.7点)と驚異的な爆発力を持っています。後半戦の戦績は次の通り。
18H ●1-2 横浜FM 【G】パウリーニョ、【横】富澤、齋藤
19A △1-1 神戸  【G】二川、【神】大久保
20H ○3-1 大宮  【G】レアンドロ2、倉田、【宮】長谷川
21H △2-2 C大阪 【G】佐藤晃2、【C】枝村
22A ○5-0 名古屋 【G】レアンドロ、遠藤、今野、佐藤晃、パウリーニョ
23H ○7-2 札幌  【G】佐藤晃、レアンドロ3、今野、OG、家長
24A ●1-4 鳥栖  【G】明神、【鳥】藤田、豊田2、小林
25H △1-1 新潟  【G】レアンドロ、【新】ブルーノ・ロペス
26A ○5-0 浦和  【G】阿部、レアンドロ2、パウリーニョ2
27H △2-2 鹿島  【G】レアンドロ2、【鹿】レナト、ドゥトラ
28A ●1-2 仙台  【G】パウリーニョ、【仙】梁、中原
29A ○3-2 川崎F 【G】家長2、藤春、【川】楠神、中村
 前節はチーム得点王だった佐藤晃が怪我で途中交代となる苦しい戦いとなりましたが、トップ下に入った家長が2得点の活躍で川崎Fとの打ちあいを制しました。残留争いを考えると勝ち点を少しずつでも積み上げて行きたいG大阪ですが、守って守りきれるチームではないだけに攻撃的な姿勢で挑んでくるのは間違いないところ。明日はリーグ2位の守備力の広島がどうG大阪の攻撃を抑えるかと言うよりも、どちらがより多くの得点を取るか、がポイントになるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、出場停止はなく今のところ怪我人の情報もありません。ただ携帯サイトを見ると、山岸のコンディションが上がってきているようなので、ベンチ入りの可能性もありそうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山  森崎和

ミキッチ          清水

   森崎浩    高萩

       佐藤

SUB:増田、横竹、塩谷、山岸、石川、石原、大崎
 勝ち点で並んだと言うことでこれまで以上に仙台の動向が気になるところではありますが、いずれにせよ自分たちが勝ち点を積み上げて行かなければ優勝できないのは明らか。従って森保監督がいつも言っているように、まずは目の前の試合に全力を尽くすことが必要です。万博公園はサンフレッチェにとっては苦手なスタジアムの一つではありますが、そんなジンクスを吹き飛ばすような戦いで勝利して、優勝に近づいて欲しいと思います。
<12.10.25> 遅くなってしまいましたが、紫熊倶楽部11月号(Vol. 177)を紹介します。最初の記事は「ファエプレーこそ、チームを強くする」と言うタイトルのコラム。リーグで首位に立ちながら反則ポイントも他のチームより遥かに少ないサンフレッチェが追求している、フェアなサッカーの意味について書いています。続く記事は、スタジアムDJを12年間も務めた石橋竜史広島市議会議員のインタビュー。「夢スタジアムは、広島の街づくりに不可欠」と題して、広島になぜサッカー専用スタジアムが必要かと言うことを、「感動の共有」「ビッグアーチとの両立」「財政問題」そして「市民球場跡地問題」など様々な視点を挙げて解説しています。
 続くインタビュー記事は、森崎浩司選手。今年も襲ってきた病気との戦いをいかに克服したか。徐々に出場機会を伸ばしながら状態を上げて行って、完全復活を果たすことができたのは、なぜだったのか。先発メンバーの一員として優勝争いを引っ張る中で「優勝争いを楽しむ」彼の言葉を読んでください。
 インタビュー記事の3つ目は、水戸のレギュラーの座を捨てて広島でのチャレンジを選んだ塩谷選手。柱谷哲二氏との出会いから、鈴木隆行選手との邂逅と励ましの言葉、そしてJ1からのオファー。3クラブの中からなぜ広島を選んだのか、そして広島に来てからの経験など、これまでのサッカー人生と現在、そして将来について語っています。
「READER'S AREA」を挟んで、4つ目のインタビューはミキッチ選手。ディナモ・ザグレブでのリーグ優勝を含む多くの経験を持つ彼が、「タイトル獲得は歴史的事業」とその価値を語っています。
 「THE SCOPE OF SANFRECCE」は仙台戦の高萩選手の決勝ゴールと、鳥栖戦での佐藤寿人選手のシーズン20得点目を紹介。マッチレポートは天皇杯のFC今治戦と仙台戦、名古屋戦、鳥栖戦、横浜FM戦。また同じページでサポーターの松田康代さんを取り上げています。連載記事「若者たちの肖像」では「大器晩成を模索し続ける日々」と言うタイトルで、横竹選手が登場しています。そして最終ページのユース情報では、U-17W杯の出場権獲得に貢献した伊藤選手と宮原選手について書いています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。ホームゲーム会場とV-POINTの他、広島県内主要書店と東京・池袋のジュンク堂と書泉ブックマート、及び銀座の広島ブランドショップ「TAU」でも販売中です。また通信販売はe-VPOINTでどうぞ。
<12.10.24> 今年のJリーグアウォーズは12/3(月)に横浜アリーナで開催されますが、その一般参加者の募集が始まっています。昨年のアウォーズでは李忠成選手が優秀選手として登場したぐらいでサンフレッチェ関係の表彰はありませんでしたが、今年は佐藤寿人選手の得点王がほぼ確実ですし、その他にも何人かがベストイレブンに選ばれるのは間違いないところ。そしてリーグ優勝すれば、監督と選手全員がステージの上に立つことになります。一般参加者の募集は11/23までとなっていますので、ご希望の方はJリーグ公式サイトからご応募下さい。
<12.10.23> 今週のサッカー専門誌はどちらも特集は日本代表となっていて佳境に入ってきたJリーグの扱いが小さめなのが気になるところですが、お勧めはサッカーマガジン。「J特集 広島」と題して広島を担当するジャーナリスト3人が初優勝に向けての条件を書いている他に、森崎和幸、水本裕貴両選手のインタビューが掲載されています。また「J1&J2クライマックス」と言うことで第29節の仙台の戦い方と広島の戦い方をピックアップして、両チームの今後を占っています。巻頭の北條編集長のコラムも仙台×浦和と広島×柏を取り上げるなど、買って読むなら「ダイジェスト」よりもお得だと思います。
<12.10.22> ユース年代の3大タイトルの一つである「Jユースカップ」がこの週末から始まっていますが、Hグループに属するサンフレッチェユースの予選リーグの日程は以下のようになっています。
10/28(日)14:00 広島ユース×徳島ユース(吉田サッカー公園人工芝G)
11/3 (土)14:00 熊本ユース×広島ユース(熊本県民総合運動公園サッカー場)
11/10(土)14:00 広島ユース×福岡U-18 (吉田サッカー公園)
 予選リーグの2位以内に入れば11/17から始まる決勝トーナメント進出が決定します。徳島ユースはプリンスリーグ四国で10チーム中6位。また熊本ユースは「チャンピオンズリーグ熊本U-18」(プリンスリーグ九州2部の下部)で首位を走っています。従ってまずはこの2チームから勝利を挙げること。そしてプレミアリーグウエストで敗れた福岡にリベンジすることが、この予選リーグの目標となるのではないでしょうか。
<12.10.21> J1リーグ第29節は昨日広島ビッグアーチに今季3番目に多い24,839人を集めて行われましたが、終了間際に柏に勝ち越しを許し6試合ぶりに敗れました。
 出場停止の森脇が復帰。またミキッチも6試合ぶりに先発して、以下の布陣で戦いました。
       西川

   森脇  千葉  水本

     青山  森崎和

ミキッチ          清水

   森崎浩    高萩
   (→石原87分)
       佐藤

SUB:増田、横竹、塩谷、辻尾、石川、大崎
 対する柏は、GK:菅野、DF:クォン、増嶋、那須、橋本、MF:澤、茨田、大谷(→安63分)、ジョルジ・ワグネル、FW:工藤、田中(→水野86分)、と言うメンバーでした。いつも通りの戦い方の広島に対して、柏はツーシャドウと青山にマンマークを付け、更にツートップがストッパーを監視し田中が千葉と森崎和を見ると言う「広島スペシャル」で戦いを挑んできます。また攻撃では広島のクサビのパスを狙い、ジョルジ・ワグネルを起点にサイドを使って広島の守備組織を崩そう、と言う意図で戦います。そして8分にはカウンターから橋本のクロスを受けた田中が決定的なシュート。10分には橋本のクロスを澤が胸トラップから狙いますが西川の正面を突きます。なかなかチャンスを作れなかったサンフですが、21分には高萩のFKをきっかけに水本や寿人が決定機を作ります。また39分にはミキッチが橋本とのバトルを粘り強く制してシュートまで行きましたが菅野がキャッチ。その他にもミキッチと清水が何度も仕掛けて柏の守備陣を揺さぶります。ところが前半ロスタイム、千葉から高萩へのクサビのパスを奪われ柏のハーフカウンターとなり、守備に入った寿人に当たったボールが相手に転がる不運もあってクォンに決められ1点リードを許して前半を折り返しました。
 後半のファーストシュートは田中でしたが、しかしその後は広島がペースを握ります。そして6分には森崎浩がスルーしたボールを受けた寿人がワントラップして森崎浩に戻すとそのまま右足でシュート。これが見事にゴールネットに突き刺さって、同点に追いつくことができました。
 その後は森崎和が青山とポジションチェンジして前に出たこともあって、広島がボールを自在に回します。9分には青山のミドルを菅野が横っ飛びでキャッチし、14分には寿人とのパス交換から高萩がGKと1対1になったもののシュートは菅野がセーブします。ネルシーニョ監督は安を投入して流れを変えようとし、24分には橋本が決定的なシュートを放ちます。広島も25分にスローインから森崎浩が決定機をつかみますが枠外。その直後には寿人がペナルティエリア内で前を向いてボールを収めたもののぎりぎりで安にクリアされます。更に39分には清水のクロスに寿人が飛び込みましたが、当たりが悪く菅野にキャッチされます。広島が圧倒的に攻めながらも点が取れずに迎えた後半ロスタイム、ジョルジ・ワグネルのFKは西川がファインセーブで防いだもののその直後のCKから増嶋に決められ、痛恨の敗戦で仙台に勝ち点で並ばれることになりました。
 昼間の試合で仙台が浦和を下し、2位との勝ち点差ゼロで迎えたこの試合。サンフレッチェとしてのミッションは、できれば勝ち点3、少なくとも勝ち点1を取ってアドバンテージを保つことだったと思います。そしてそのミッションは、まさに完遂する寸前で潰えてしまいました。このような結果に終わったのは返す返すのも残念だし、また悔しいのも確かです。しかしこの日のサンフレッチェが敗戦に値するチームだったか、と言うとそうでもないでしょう。むしろ敗れたとは言え、首位らしい試合ができていた、と思います。
 この試合、柏は広島対策を練りに練って戦いを挑んできて、広島はなかなか思うように試合を運べませんでした。しかも前半ロスタイムに相手の狙い通りの得点を許すと言う、厳しい展開となりました。しかし相手の布陣を見て森崎和が前に上がることによってマークを混乱させ、ペースを握り返しました。そして後半の早い時間帯に同点に追いつくと、その後もあの手この手で相手守備を崩そうと攻め続けました。逆に柏はゲームプラン通りに試合を進めることができたものの、後半になって広島が対応するとひたすら守ってカウンターとセットプレーに賭けるだけ。ジョルジ・ワグネルのキックによって劇的な勝利を収めることができたものの、「ディフェンディングチャンピオン」と呼ぶには少々寂しい内容だったと思います。この日のボール支配率は広島:柏=62:38だったそうでこれがそのまま内容差を表しているとは思いませんが、それでもサンフレッチェとしては上位チームに対して良い内容の試合ができたと言うことに対しては胸を張って良いと思います。そしてこの結果は、今後に繋がる敗戦だったと言っても良いのではないでしょうか。
 この日の結果広島は仙台に勝ち点で並ばれ、得失点差でわずかに上回るだけになりました。第27節時点で2位に勝ち点差5を付けていた広島にとっては、ますます苦しくなったと言えるでしょう。ただ直近の5試合を見れば広島の勝ち点は10だったのに対して、仙台の勝ち点は9。また10試合前の第19節から考えれば、両チームとも勝ち点を17ずつ積み上げてここに至っているわけです。従って1節ごとの上がり下がりはあったにしても、中期的に見れば両チームのデットヒートが続いている、と言うことになります。つまりこの流れから言えば、この競り合いは最後まで続くと見て良いでしょう。サンフとしては1試合1試合を大事に戦って、第34節終了時点で仙台よりも(当然他のチームよりも)1つでも多くの勝ち点を取って終われば良いのです。そしてそれだけが、栄冠に至る道なのだと思います。

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