11/11〜11/17のSANFRECCE Diary


<12.11.17> 「ホットニュース」によると、森保監督は「特別な準備はしていない。普段、練習でやっているマッチアップの形が、まさに今度の浦和戦であてはまる」と語っています。浦和は柏木が内転筋痛で出場を回避する模様ですが、今シーズン柏木不在の試合は1勝1分けと負けていないので、戦力低下はないと思った方が良さそうです。
 今日の試合会場は埼玉スタジアム2002で、午後2時キックオフ。当日券はメインのMU指定席とバックスタンドのSC指定席、及び浦和サポーター用のA自由席のみとなっています。発売枚数は3,100枚となっていますので、これから購入する方はお早めにどうぞ。テレビはNHK総合テレビとスカパー!のch185(SD画質)とch585(HD画質)、及びスカパー!e2のBS241で生放送が予定されています。今日は現地で応援予定なのでブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&TVを見れない方は携帯サイトの速報をご覧下さい。
<12.11.16> 明日はJ1リーグ第32節。サンフレッチェは3位浦和とアウェイで戦います。
 ペトロヴィッチ監督率いる浦和は意外な早さで特殊な戦術を習得し、今季はほぼシーズンを通して3位をキープしてきています。ただここ数試合はペースダウン。得失点差で3位にはいるものの、4位名古屋と同勝ち点で並ばれてしまっています。後半戦の戦績は次の通り。
18A △0-0 新潟
19H ○2-0 磐田  【浦】柏木、阿部
20H △2-2 FC東京 【浦】宇賀神、マルシオ・リシャルデス、【東】椋原、長谷川
21A ●0-1 神戸  【神】大久保
22H ○2-1 鹿島  【浦】宇賀神、原口、【鹿】岩政
23A ○2-0 清水  【浦】梅崎、阿部
24H △1-1 大宮  【浦】原口、【宮】東
25A ○2-1 横浜FM 【浦】柏木、槙野、【横】マルキーニョス
26H ●0-5 G大阪 【G】阿部、レアンドロ2、パウリーニョ2
27A ○2-1 柏   【浦】梅崎、ポポ、【柏】OG
28H ●1-2 札幌  【浦】梅崎、【札】古田2
29A ●2-3 仙台  【浦】槙野、マルシオ・リシャルデス、【仙】赤嶺、ウイルソン2
30H △0-0 C大阪
31A ●2-4 川崎F 【浦】柏木、槙野、【川】レナト3、山瀬
 前節川崎F戦は前半19分に柏木のゴールで先制したもののその後レナトに立て続けに3点を奪われ、後半は圧倒的に攻め込んだものの槙野のゴールのみ。逆にカウンターから山瀬に決められて突き放されて逆転負けを喫しています。ただ、敗れたとは言え内容が良かったことからペトロヴィッチ監督はあくまでポジティブな姿勢を崩していなかった、とのこと。優勝の可能性は小さくなったもののACL出場権獲得のためには何としても勝利が必要なだけに、明日は攻撃的なサッカーで広島を迎え撃つのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、出場停止はなく怪我人の情報もありません。と言うことで、メンバーは前節とほぼ同じではないかと思われます。
      西川

   森脇  千葉  水本

     青山  森崎和

ミキッチ          清水

   森崎浩    高萩

       佐藤

SUB:増田、塩谷、山岸、石川、中島、石原、大崎
 前節の結果により2位に勝ち点差2をつけて首位をキープし、また最終節に浦和×名古屋の直接対決があるため3位以上も確定したサンフレッチェ。従って95年以来では最高の成績でフィニッシュすることが確実となっていますが、しかしそれで満足できるはずはありません。まずは開幕戦では勝ったもののナビスコ杯では完敗した「因縁の相手」を倒して、優勝に向けて更に前進して欲しいと思います。
<12.11.16> 韓国代表に選ばれていたファン・ソッコですが、一昨日行われたオーストラリアとの親善試合で後半34分から交代出場し、代表デビューを果たしました。なお試合は前半11分に韓国が先制したものの、前半43分と後半終了間際に失点して逆転負けしたそうです。
<12.11.15> 昨日行われたブラジルW杯アジア最終予選は、終了間際の岡崎のゴールで日本代表がオマーンを振り切り出場権獲得に「王手」をかけました。日本代表のメンバーは、GK:川島、DF:長友、吉田、酒井宏、MF:今野、遠藤(→高橋90+4分)、長谷部、本田、FW:前田(→酒井高64分)、岡崎、清武(→細貝84分)。ホームでの戦いに絶対の自信を持つオマーンは開始早々から積極的に前に出て、前半11分にはスローインを受けたアルアジミが右サイドをえぐるとクロスをドゥールビーンにフリーで打たせてしまいます。しかし前半20分、長友が左サイドを突破するとグラウンダーのクロス。そのこぼれを逆サイドから走り込んだ清武が決めて日本が先制点を奪いました。
 1点リードで優位に立ったはずの日本でしたが、しかし中東の酷暑ゆえかあるいは大観衆の後押しを受けたホームチームの勢いに押されたか、なかなかペースをつかむことができません。特に前線の前田、本田へのボールの収まりが悪く、なかなかチャンスを作れません。逆に前半36分にはオマーンのアーリークロスにアルアジミが合わせたボールがポストを叩き危うくクリア。後半6分には波状攻撃を受け、その後も何度か危ないシーンを作られます。そして後半32分、長友が仕掛けたもののボールを奪われ、逆襲をファウルで止めて与えたFKをムバラクに決められ同点に追いつかれてしまいました。
 これで勢いがついたオマーンは36分にはアブダラーが抜け出してGKと1対1になるも川島がセーブ。40分にもペナルティエリア付近からシュートを打たれます。これに対してザッケローニ監督は細貝を投入して中盤の守備を安定化させるとともに、遠藤をトップ下に上げてゲームコントロールを任せます。そして後半44分、酒井高が左サイドからドリブルで仕掛けてクロス。これを遠藤が触って逆サイドの岡崎が押し込み日本が再びリード。その後は落ち着いて時計を進めて、日本が勝ち点を13に伸ばしました。
 日本でのTV放送を考慮したのか午後3時半キックオフで行われたこの試合。強い西日と35℃ほどの気温と言うことで、日本代表はなかなか運動量が上がらず難しい試合となりました。しかしそのような状況でも落ち着いて対応して少ないチャンスを生かしたわけで、「強いな」と思わせる戦い方だったと思います。またザッケローニ監督の采配の力も特筆もの。FWに代えて中盤を投入する、と言う一見消極的な采配だったにも関わらず、その交代で入った酒井高とポジションを動かした遠藤が決勝ゴールの演出者となりました。まさに盤石の「横綱相撲」でW杯出場権獲得に前進した、と言って良いのではないでしょうか?
 ところで昨日のW杯最終予選のもう一つの試合はイラクが1-0でヨルダンを下し、3位に浮上しています。イラクあるいはオマーンが残り3試合に全勝したとすると最終的な勝ち点は14ですが、この両チームの直接対決があるので日本を上回ることができるのはどちらか一方となります。また昨日は試合のなかったオーストラリアは全勝すれば勝ち点が17まで伸びる可能性がありますが、その場合はイラクもオマーンも日本を上回ることができません。すなわち日本が今後全敗しても、3位以下に落ちるのはイラクかオマーンが3連勝し、オーストラリアが3勝1敗だった場合に限られることになります。何が起こるか分からないのがサッカーなので安心できるわけではありませんが、それでも日本代表はこの勝利でほぼW杯出場を手中にした、と言って良いのではないでしょうか?
<12.11.14> 先週発売の紫熊倶楽部12月号(Vol.178)を紹介します。まずトップ記事は「連載 サッカースタジアム建設実現委員会」で、タイトルは「少女の夢はスタジアム」。東広島市の小学4年生内田瑠衣ちゃんが作成した「色いろなサッカースタジアム〜私のかんせん日記〜」を紹介しつつ、サッカー専用スタジアムの実現を訴えています。これに続く記事は、相手の対策によって苦しんだ柏戦とG大阪戦を描いたドキュメントとなっています。
 今回のインタビュー記事は2本で、最初は佐藤寿人選手。7年前の移籍会見で「僕は広島を優勝させるためにやってきた」と語った彼が、チームの優勝に賭ける思いを語っています。またもう一人は森脇良太選手で、タイトルは「俺たちが、優勝する」。今季4得点のうち後半アディショナルタイムに3得点を取った彼が、力強く優勝宣言しています。
 連載コラム「サンフレッチェの指導者たち」に登場しているのは、分析担当の久永コーチ。「先乗り」として次の対戦相手を分析している彼がどういう経緯で今に至ったか。またどのような考えで、どういう形でチームに貢献しているかを紹介しています。
 「THE SCEAN OF SANFRECCE」は、柏戦での森崎浩司選手の「サポーターに捧げた美しきゴール」と、G大阪戦での山岸選手の「今季絶望からの帰還」。柏戦とG大阪戦のマッチレポートと全選手の現状を書いた「SIGMA SHORT NEWS」を挟んで、コラム「栄光も屈辱も知る男が培った経験」では森保監督を取り上げています。また最終ページでは高円宮杯プレミアリーグWESTを連覇し、Jユース杯でも決勝トーナメント進出を決めたユースの戦いを紹介しています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価350円。ホームゲーム会場とV-POINTの他、広島県内主要書店と東京・池袋のジュンク堂と書泉ブックマート、及び銀座の広島ブランドショップ「TAU」でも販売中です。また通信販売はe-VPOINTでどうぞ。
<12.11.14> AFC U-19 Championship UAE 2012を戦っていたU-19日本代表ですが、準々決勝でイラクに1-2で敗れFIFA U-20W杯の出場権獲得を逃しました。今回の戦績は次の通り。
【グループA】
日本 0-2 イラン
 GK:櫛引、DF:松原、遠藤、奈良(→田鍋77分)、山中、MF:熊谷、大島
 野津田(→小野瀬61分)、松本、FW:久保、渡(→矢島46分)
日本 1-0 クウェート 【日】岩波
 GK:櫛引、DF:遠藤、岩波、山中、川口、MF:熊谷、大島、
 矢島、松本(→風間89分)、FW:久保(→榊84分)、小野瀬(→橋本75分)
日本 0-0 UAE
 GK:櫛引、DF:遠藤、岩波、山中、川口、MF:熊谷、大島、
 矢島、松本(→野津田89分)、FW:久保(→榊85分)、小野瀬(→田鍋79分)

【準々決勝】
日本 1-2 イラク 【日】矢島
 GK:櫛引、DF:山中、遠藤、岩波、川口(→野津田77分)、MF:熊谷、大島、
 矢島(→榊80分)、松本、FW:小野瀬(→田鍋46分)、久保
U-19日本代表はグループリーグから苦しい戦いを強いられたものの何とか2位で突破して準々決勝に臨みましたが、イラクのロングボールと個人技に苦しみ前半38分に先制点を許してしまいました。後半早々に大島のクロスを矢島が決めて同点に追いつきましたが後半8分に勝ち越しを許し、その後怒濤の攻撃で攻め続けたもののイラクの堅守を破れず敗戦となってしまいました。
<12.11.13> プレスリリースによると、11/24のホーム最終戦となるC大阪戦のチケットがビジターシートも含め完売した、とのことです。最終的に何人が入るのかは不明ですが、少なくとも開幕戦の入場者数を越えるのは確実。またサンフレッチェではチケット引換券を持っている方を対象に、事務所での事前引き換えを呼びかけています。特に指定席の引換券をお持ちの方は無くなる可能性がありますので、早めにサンフレッチェ事務所へお越し下さい。
<12.11.12> 一昨日Jユースカップの予選リーグ第3試合が行われ、福岡U-18とスコアレスドローに終わりました。森山監督の「ゴリ日記」によると「お互いに決定機の少ない」試合だったとのこと。無得点試合は今季初ですが、それよりも守備が改善されたのが収穫だったようです。
 この結果サンフレッチェユースはHグループトップでの勝ち上がりが決まりました。
     勝点 勝 分 負 得失差
1 広島    7    2   1   0   +12
2 福岡    7    2   1   0   +10
3 熊本    3    1   0   2    +2
4 徳島    0    0   0   3   -24
ただし1位10チーム中の成績は8位だったと言うことで、初戦の相手はクラセン準優勝の横浜FM。そして勝ち上がった場合には、Jグループをトップで通過した神戸U-18との対戦が待っている、と言う厳しい組み合わせとなりました。
<12.11.11> 「C大阪戦前売り券完売」に関する記事が今日の中国新聞に出ています。それによると前売り券の販売枚数は25,000枚。年間席などと合わせて「3万人越えが確実」だとのことです。
 昨日書いたように過去の動員数の記録は1994年9月3日の42,505人。またちゃんとした記録ではありませんがアジアカップ決勝の6万人と言う話もあるので、昨日のDiaryでは「最多入場者の記録を更新することになりそう」と書いたわけです。ところが現在のところの予想入場者数は31,500人で、公称収容人数の5万人どころか、Jリーグの過去最高の入場者数と比べても1万人以上少ないことになります。
 なぜこう言うことになっているかと言うと、どうやらアクセス問題が影を落としている模様。これまでの入場者数の多かった試合(浦和戦や仙台戦など)で大渋滞が起こり試合開始に間に合わない観客も出たことから、サンフレッチェは前売り券の販売枚数を25,000枚程度に「自主規制」しているのではないかと思われます。ビッグアーチがある広島広域公園は広島市が管理していますが、収容人数いっぱいまで観客を集めるためのインフラ整備ができていないと言うのは、管理者としての、あるいは自治体としての怠慢だとしか言いようがありません。1992年の開場から20年経ってもまだこんな状況のビッグアーチを、サンフレッチェのホームスタジアムとして使い続ける意味があるのかどうか。サッカー専用スタジアム建設の要望と合わせて、厳しく問われなければならない、と思います。
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